ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 崩壊少女と無心少年 完全完結
- 日時: 2010/08/18 21:06
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&
illust_id=11801579
参照の後に、上のURLの続きを合体させてください。
この小説の表紙が開きます。
さじの様にお願いしました。
注意
設定上、グロ描写があります。
そこだけはよろしくです。
お客様
使い魔の猫様 空様 月兎様 時雨様
神無月様 白兎様 風水様
スペシャル様 ミコト様 阿嘉狐様
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- Re: 崩壊少女と無心少年 ( No.96 )
- 日時: 2010/07/24 12:26
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
超白黒ハッキリしてます。
ハッキリしすぎです!
- Re: 崩壊少女と無心少年 ( No.97 )
- 日時: 2010/07/24 14:28
- 名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: S20ikyRd)
やっぱ好きだわぁーwあかねぇーw
いいねぇーw
- Re: 崩壊少女と無心少年 ( No.98 )
- 日時: 2010/07/24 19:49
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
あかね、愛されてますね!
自分はあかね、好きになれませんが笑
嘘です。 大好きです。 可愛いもの〜
- Re: 崩壊少女と無心少年 ( No.99 )
- 日時: 2010/07/24 21:00
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
.
翌日、学校が休みになった。
別に集団インフルエンザだとか、生徒たちのクーデターとかじゃない。
学校で死人が出た。 それだけだ。
朝、当番だった教員が職員室に行くと、3年生の一人が首つり自殺を遂げていたそうだ。
プラ〜ンと。
まるで日干しにされている魚みたいに。
と、いうわけで。
不知火一尾と、会っていた。
いや、別に誤解しないでほしいんだけど、待ち合わせとかそういうのはしていない。
偶然バッタリ会ってしまった。
あんまり、状況は良くない。 この人と会うと、何かとマイナスな事が起こる。
「学校で自殺すっとはなかなかいい度胸じゃき」
スルメを噛みながら、そいつは言う。
「そなげに人に我の死に様を見せつけたかったんかのう。 対して何もしてないクセに、死ぬ時だけはえらく思いきったきに」
「昨日、学校に行ったんですよね。 久々じゃなかったんですか?」
「ん、みーんな変わってなかったきに、安心したぞ」
染め過ぎて脱色してる、明るい金髪を振り回す。
長いから止めてくれ。
「不知火さん、年いくつですか?」
「わしに年なんて聞くもんじゃないき」
「………じゃあ、レディーなんですね?」
「性別は時に恋愛の境界線をも越えてしまうんじゃ」
……まぁ、確かにそれはそうだけど。
最後のスルメを食べながら、
「小僧。 人って最後には必ずお陀仏じゃの」
「生き物みんなそうですけどね」
「思うんじゃが……人間はこの世界を我の物ぶってデカいツラしとーけど、一番弱い生き物じゃの」
不意に出たその言葉が、
どんな意味合いを含んでいるかはさておき。
「人間は簡単に死を選ぶ。 死に方を知ってる生き物なんざ人間くらいだ。 利口なんかヘタレなんかは知らんがの、何ともちっせー器じゃきて」
死に方を知ってる、か。
だからオウカさんもそれを選んだのか。
無様に喘いで小汚いゴキブリのような生き方より、楽に死ぬ方法を選んだってわけか。
いや、違うな。
あの人の死に方は、楽なんかじゃない。
もっと……足で潰されてもがく蟻みたいな死に方だった。 気がする。
「同じ学年の人なんですか?」
「しらね」
くそ。 年齢が割り出せると思ったのに。
- Re: 崩壊少女と無心少年 ( No.100 )
- 日時: 2010/07/24 21:03
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
100とっぱ☆
これからもお願いします!
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