ダーク・ファンタジー小説
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- リアルゲーム
- 日時： 2017/06/21 00:50
- 名前： 電波 （ID: iruYO3tg）
皆さん初めまして、電波と申します！
ここで投稿するのは初めてなので少し緊張しているのですが、よろしくお願いします。
また、文才ないのでうまく書けないかもしれませんがご了承ください！
それとそれと！
この作品には過度な暴力表現とグロテスクな描写が（たまに性的描写も）あります。それがダメな人は回れ右してください！
・注意事項
暴言や荒らしなどの行為はやめてください。
以上です。
・ゲームのルール
1．『全校生徒で殺し合いをする』
2．『期間は7日間。それまでに校内の生存者は2人にしておくこと。また、期間内に規定の人数に到達しなかった場合、全員失格。死刑になる』
3．『ゲーム途中に校外へと出た者は罪（ペナルティ）となり、失格となる』
4．『全校生徒にはそれぞれ戦うための異能（スキル）が配布される』
5．『殺し方や戦い方に縛りはない』
6．『校舎内に『鈴木さん』が徘徊する』
7．『クリア条件は2種類。1つ目は7日間以内に生存者を2人にすること。2つ目は校舎を徘徊する『鈴木さん』を殺すこと。その場合は、生存者の数に関係なくゲームがクリアとなる』
- Re: リアルゲーム〈オリキャラ募集中！〉 ( No.50 )
- 日時： 2015/04/05 20:15
- 名前： ラズベリー100% （ID: OZDnPV/M）
いえいえ！！むしろ、教えて下さってありがとうございます！
スキル・・・言霊（パペット） 念を込めて言葉を発すると、人や物を言葉の通りに
操れる
サンボ・・・「俺は・・・面倒臭いからいいよ」
「アンタがりんごジュースくれるなら、俺は情報をやるよ」
「俺のスキルがあれば、このくだらない世界もゲームも終わらせる事ができる」
「アンタ、運が良いね。気に入ったよ」
・・・みたいのでどうでしょう？スキルの読みがなかなか無くて操るみたいな意味にしました！！
- Re: リアルゲーム〈オリキャラ募集中！〉 ( No.51 )
- 日時： 2015/04/05 21:02
- 名前： 電波 （ID: iXLvOGMO）
ラズベリー100%さんへ
ワガママに答えて頂いてありがとうございます！
なかなか個性的なキャラですね！
ありがたく使わせていただきます！
- Re: リアルゲーム ( No.52 )
- 日時： 2015/04/11 21:29
- 名前： 電波 （ID: dFTsrC3s）
時刻は午後の7時を回り、体育館にて。
体育館の中は外からの太陽の光は夜の闇に飲み込まれ、静寂に包まれていた。その空間には誰一人体をピクリとも動く者は存在せず、まるで死んでいるようだった。
そんな中、勝平はゆっくりと目を開けた。
「……ッ」
頭がボーとしていた。勝平は頭を左右に振り、意識を覚醒させるがまだ違和感が頭の片隅に残る。
（いつの間に寝たんだ…？）
勝平の記憶ではここに到着した後、しばらく服部と話しているところまでは覚えている。しかし、そこから先の記憶が欠落しており、何も思い出せない。
とりあえず隣にいる服部に声を掛けようと視線を向けるが、彼も勝平同様に壁にもたれかかった状態で寝ていた。
「おい服部。起きろ」
「……むにゃ……寝てるから無理………」
お前明らかに起きてるだろ、と言ってやりたくなる寝言だったが服部は本当に寝ていた。勝平がどんなに頬を殴っても、声を掛けても目が覚める気配はない。
「……」
これは普通ではない。どんなに殴っても起きない何てことがあるのだろうか。そんなことは考えられない。ならなぜ起きないのか。
少し考えれば分かることだ。
「あいつら……俺たちに薬を盛りやがったな」
そう言いながら周囲に目を配らせる勝平。まるで死んだように動かない生徒達を確認しながらある一つの扉へと視線を向けた。
そこは体育館のステージのライトを調節する為の部屋の入り口である。その部屋自体は二階に設置されており、入り口から階段を使っていく設計になっている。
そしてその部屋にはステージや体育館内を見渡せるように窓が二つ付いている。
ここを統率する奴がいるなら必ずそこを選ぶ。
そこなら館内の監視ができ、状況によっては対応できる。
勝平は少し考えた。このまま寝たふりをして相手の行動を伺うか、それとも相手の本拠地へと乗り込むか。
「厄介な事になったな」
勝平はそう呟くと、体勢を低くし扉へとゆっくりと近づいた。
十数分かけて、勝平は部屋の前の扉へとようやくたどり着く。
恐らくこの中に誰かいる。あとはこのグループが何が目的で勝平達を眠らせたのかを把握しなくてはいけない。
「…………しょう………」
「………で………が……」
誰か話している。内容は定かではないが中にいるのは確かなようだ。
勝平は耳を扉に当て、聞く耳を立てる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
場所は部屋の中。一つの楕円形の机を囲むように五人の少女が席についていた。
1人は茶髪のショートヘアの少女。目は横線を一本引いたみたいに糸目で、和やかな印象があった。
彼女の名前は桜山 千里（さくらやま ちさと）。1年B組所属であり、生徒会のメンバーである。役職は書記。
そんな彼女が会議の最中、ふと口を開いた。
「いやぁ、それにしてもお腹空きましたねぇ」
和やかに言った彼女の言葉をメンバーの数人は厳しい目線で彼女に送りつける。
「桜山、貴様場所を弁（わきま）えろ。今は会議中だぞ」
そう言ったのは桜山の隣に座り、厳しい目線を送った一人でもある二年C組所属で副会長の村上 榎並（むらかみ えなみ）である。長髪を一つに纏め上げた黒髪に吊り上がった目は凛々しさを感じる。
そんな彼女が腕を組んで桜山の提案を一蹴（いっしゅう）すると、抗議をする役員が1人現れた。
「えぇ……でも私たち4時間以上話しっぱなしですよぉ？少しぐらい休憩をしたってバチは当たらないと思うんですけど！ね、優奈！？」
「え、私！？」
そう言うのは村上の前に座る1年E組所属の柏崎 利也（かしわざき りなり）だった。ピンク色のツインテールをしており、小柄な体型の割に活発なイメージが持たれた。ちなみに彼女の役職は庶務である。
そして、柏崎に話を振られあわわと慌てふためくのは前回勝平にペットボトルを渡した張本人である2年A組所属の金谷 優奈（かなや ゆうな）である。
整えられた前髪に肩までで切り揃えられた黒髪の少女でとても端正な顔立ちをしているのだが伏し目がちでおどおどしていることあり、内気な性格だという事が分かる。それと役職は会計だ。
「えっと………その………」
「ダメなものはダメだ！それと柏崎、貴様随分と偉くなったものだなぁ。貴様仮にも後輩だぞ？先輩を付けろ先輩を！」
「いやいや、仲が良かったら先輩も後輩も関係ないじゃないですか！」
「何を言っている！たとえ仲良くなったとしてもその上下関係は揺るがん！それに敬語も付けろ！」
「私は……別に………」
「ほらほら、優奈だってそう言ってるじゃないですかぁ！」
「馬鹿者！たとえ本人が了承しても礼儀作法を守るのが後輩だろう！金谷もあまりこいつを甘やかすな！」
「でも……」
「あ〜らら、なんかすごい事になってるね〜」
桜山は頬杖をつきながら呑気にこのいざこざを眺めながら、笑みを浮かべていた。賑やかで良いなぁ、と思う彼女だったが次の一言でこの場は全て凍りつく。
「黙りなさい」
瞬間、この場にあった賑やかな雰囲気が一瞬にして消えた。それと同時に生徒会長を除く全ての役員の表情が固まる。
役員メンバーの視線は生徒会長へと移動する。そこに映るのはこのグループを冷たく執り仕切る女王の姿があった。
彼女の名前は桐ヶ谷 奇麗（きりがや きれい）。3年D組所属の生徒会長。銀色に染まった長髪で視線はとても鋭く、スタイルもモデル並みの体型をしていた。
そして、彼女に感じられるのは何者にも屈することない絶対的な勝利者の風格。
まさしくこの生徒会を纏めるのに相応しいだろう。
「じゃあ、会議の続きを始めるわ。金谷さん、お願い」
「は、はいっ！」
何事もなかったかのようにそのまま金谷へと内容を話すよう指示する。
金谷は席から立ち上がると、メモ帳のような物をポケットから取り出して内容を読み上げる。
「先程も話した通り、今現在この体育館の中にいる生徒の数は430人です。内120人が負傷しておりその中でも重傷なのが65人です」
「分かったわ。では柏崎さん、怪我人の手当てはどうなってるのかしら？」
ビクッと体を反応させると、すぐに立ち上がる柏崎。
「はいっ！えーと…怪我人は擦り傷切り傷打撲などの怪我が大半で他の生徒の手を借りてですがなんとか手当てできました。残りの意識不明の重傷者はできる限りの処置を取りましたが、未だに意識が戻る気配はありません」
「構わないわ。死んでなければそれほど重要なことではないから」
「………」
では座って、と桐ヶ谷は柏崎に促す。柏崎は何か言いたげだったがそれを言っても無駄だと判断したのか黙って席に着いた。
「では桜山さん。催眠薬の方はどうかしら？」
はぁい、と返事をしながら桜山は立ち上がった。
「催眠薬はペットボトルに全部投入済みです。体育館に避難してきた生徒全員に金谷さんが配ったので多分明日まで起きないと思います」
「結構。では、村上さん。あなたの仕事は分かってるわね？」
桐ヶ谷の言葉に村上の表情が固まった。
「はい………」
村上がやることは相当のことなのか、役員メンバーの誰一人が決していい表情をしていなかった。
それ程に彼女に任せられた仕事が重いことであることが伝わってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
話を聞いていた勝平は彼女たちが何をやろうとしているのかが分からなかった。彼女たち生徒会は周りからの評判は良い方でほとんどの生徒から支持を受けている。
主な学校行事を完璧に計画し、ルール等を決めている。それ程に権力を持つ彼女たちだが悪い噂もあった。
特に生徒会長の噂が後を絶たなかった。
言いごたえをする生徒を床に転ばせてそのまま踏みつけたり、校則違反をした者に対して椅子に張り付け、5時間以上監禁したというものもある。
裏では彼女の事を『氷の女王』というあだ名を付ける者もいるぐらいだ。
そんな時、
「金谷さん…いえ、桜山さんでも良いわ」
扉の向こうで桐ヶ谷が冷たい声で言い始めた。何を言おうとしているのか耳を澄ませる勝平。
「あなたたち本当に生徒全員に催眠薬を盛ったのよね？」
「はい……確かに……」
「私も言われた通りにやりましたけど？」
じゃあ、と付け加えながら桐ヶ谷は言う。
「なんで扉の前に人がいるのかしら？」
- Re: リアルゲーム ( No.53 )
- 日時： 2015/04/11 23:57
- 名前： 桃猫 （ID: hU7A6qqd）
うわあ・・・来た、『女王様』！
怖い怖い！
あ、ごめんごめん。というか、面白くなってきたね〜
終わりは・・・遠そうだけど。
こっちはもう無理・・・
新しいのを始めようと思ってる。←何気なく宣伝
始まった時はよろしくね〜←うん。気にしないで＾＾
- Re: リアルゲーム ( No.54 )
- 日時： 2015/04/12 06:21
- 名前： 電波 （ID: 49hs5bxt）
桃猫さんへ
コメントありがとう！
まぁ、終わりが遠いのが小説なんで気長にやっていこうかなぁって思ってるよw
新しい話が書けたら見に行くよ！
更新楽しみにしてるよ〜！
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