ダーク・ファンタジー小説
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- リアルゲーム
- 日時: 2017/06/21 00:50
- 名前: 電波 (ID: iruYO3tg)
皆さん初めまして、電波と申します!
ここで投稿するのは初めてなので少し緊張しているのですが、よろしくお願いします。
また、文才ないのでうまく書けないかもしれませんがご了承ください!
それとそれと!
この作品には過度な暴力表現とグロテスクな描写が(たまに性的描写も)あります。それがダメな人は回れ右してください!
・注意事項
暴言や荒らしなどの行為はやめてください。
以上です。
・ゲームのルール
1.『全校生徒で殺し合いをする』
2.『期間は7日間。それまでに校内の生存者は2人にしておくこと。また、期間内に規定の人数に到達しなかった場合、全員失格。死刑になる』
3.『ゲーム途中に校外へと出た者は罪(ペナルティ)となり、失格となる』
4.『全校生徒にはそれぞれ戦うための異能(スキル)が配布される』
5.『殺し方や戦い方に縛りはない』
6.『校舎内に『鈴木さん』が徘徊する』
7.『クリア条件は2種類。1つ目は7日間以内に生存者を2人にすること。2つ目は校舎を徘徊する『鈴木さん』を殺すこと。その場合は、生存者の数に関係なくゲームがクリアとなる』
- Re: リアルゲーム ( No.20 )
- 日時: 2015/03/25 07:06
- 名前: 電波 (ID: dFTsrC3s)
桃猫さんへ
コメントありがとうございます!
楽しみにしててください……グヘヘ←キモイわ!
ラズベリー100%さんへ
コメントありがとうございます!
この小説が面白い……気に入った……その言葉を見た時嬉しさのあまり泣きそうになりました。
頑張って書きますので、ラズベリー100%さんも頑張って書いてください!
- Re: リアルゲーム ( No.21 )
- 日時: 2016/02/14 18:35
- 名前: 電波 (ID: JIRis42C)
勝平と服部は体育館の扉の前に立っていた。ここにようやくたどり着き、喜びを噛みしめるところなのだが、服部の表情は唖然として扉へと視線を向けている。 鉄の扉には幾多にも貼り付けられた材木の板。材木は扉一面に重ねられ、扉の姿など見る影もなかった。もう扉は扉の役目をせず、壁の役目へとシフトチェンジをしていた。
「まぁ、妥当な判断だろう」
特に表情を変えず考察する勝平。ここの学校は校舎と体育館が渡り廊下で繋がっており、1階からなら簡単に行き来することができる。その点では大多数の生徒をこちらに避難させることができる。しかし、逆に考えると敵からもこの経路で侵入することができるため、より厳重な警備が必要とされていたのだ。
「ここを防いだら他の侵入経路はここから反対の入り口と体育館の裏口だ。でも、反対の入り口は暴徒にも対応した強化ガラスの扉でガラス越しに相手を確認できる。裏口の十数メートル上には窓があって監視ができる」
「隙間はないってことか」
「そういうことだ」
「じゃあ、入るのを諦めるか?」
すると、勝平が薄く笑みを浮かべた。
「いいや、せっかくここまで来たんだ。中に入らない訳にはいかないさ」
それより、と付け加えながら勝平は目を細めて服部が持っているものに目を向けた。
「何でそれを持ってきてるんだ?」
服部が持っているのは先ほど虻川が所持していた金属バットである。それをなぜだか持ってきた服部はニッと笑ってこう答える。
「護身用!!」
————
現在、勝平と服部は外にいた。理由は反対側の入り口に入るためである。距離的に近いというのもあったのだが、そこの方が辺りを見渡せるというのが大きかった。勝平はそう考え、外を歩いたのだが、シューズで外を出歩くというのはどうも違和感を感じてしまうものだ。特に勝平は典型的なそれだった。早く中に入りたいと、足早に歩を進める。置いてかれまいと服部も追いかける。そして、ようやく着いた。
扉は案の定ガラス張りの扉があった。ただ、扉の向こうはカーテンで仕切られ、勝平達から中の様子を窺(うかが)うことができない状態にある。勝平にチラッと視線を向け、このまま入るかどうか答えを求める服部。当然、勝平の答えは入るだった。
扉にコンコンと軽いノックをする勝平。それから数秒後、1人の男子生徒がカーテンの隙間から勝平達を覗きこむ。少しすると、すぐにその生徒はカーテンをカシャンと開け、鋭い視線でこちらを見た。
「避難に来たやつか?」
鋭い視線を送る男子生徒に対して、平然とした表情ではいと返事をする勝平。そして、男子生徒の視線は服部の持っているバットへと移った。
「それは何だ?」
「……バットです」
「それは分かっている。それを何のために持ってるんだと聞いてるんだ」
「えーと……護身用です」
しばらくお互いに気まずい空気が流れた。男子生徒は厳しい視線で勝平と服部の身なりを見るだけで何も言わない。俺、やってしまったか……?と服部の顔が急に青ざめていく。二人の格好や性格から安全だと判断したのか、はぁと重い溜息を吐いた。
「中に入れる前に持ち物検査をするから両手を上げてろ。凶器になりそうなものはこっちで預かる。それを拒否するなら悪いが中には入れられないからな。あ、それとバットは地面に置いとけよ」
「分かりました」
そう言うと、勝平は両手を上げた。服部もバットを下に置き、両手を上げる。それを見て男子生徒は扉を開け、2人の体の物をチェックした。
数分後、
「よし、中に入って良いぞ」
「「ありがとうございます」」
バットは回収されたものの検査は無事に終了し、勝平と服部は体育館の中へと足を踏み込んだ。この高校の体育館は地元の避難場所にも使われるため、広さは千人以上が入れるスペースとなっている。その分、非常食なども豊富に蓄えられておりしばらくの間は飢餓には困らない。だが、勝平と服部が目にしたのはそんなに良いものじゃなかった。ケガを負った生徒や泣き崩れている生徒。そして倒れたまま動かなくなった生徒など、体育館内は負に塗(まみ)れていた。
そんな時、
「すみません。これをどうぞ」
ある女子生徒が勝平に近づき優しげな笑みを浮かべて水の入ったペットボトルを手渡した。笑顔を振りまく彼女の左腕には腕章が付けられていた。勝平はそれを確認すると、
「……どうも」
そう言いながらペットボトルを受け取った。勝平がペットボトルを受け取ると、女子生徒は次に服部へとペットボトルを手渡す。
「どうぞ」
「お、サンキュー」
明る気に言いながら服部はそれを受け取った。そして、 重たい空気の中、勝平と服部は壁へと持たれ、座り込んだ。そして、安心しきったように服部はクー!と声を上げた。
「やっと休めるな」
「ああ、そうだな」
勝平の表情はまだ固かった。何かまだ不安要素があるのか、ボーとしている。服部はそんな彼が気になったのか、声をかけてみる。
「まだ何か納得のいかないことがあるのか?」
「ん、ああ…ちょっとな」
少しの間のあと、勝平は口を開いた。
「ここを統率してる奴は一体どんな奴なのかなって思ってた」
勝平は気になっていた。これだけの設備があるとはいえ、全校生徒が実際パニックに陥ったことは間違いないはずだ。だが、数百人いる生徒は完全ではないもののこうして落ち着きを取り戻し始めている。それに避難者に対しての配慮。少し出来すぎている気がした。
「まぁ、しっかりした奴なんじゃね?一応だけど他の奴らも落ち着きがあるようだし……」
「しっかり……か」
腑に落ちないようにそう呟くと、勝平はペットボトルのキャップを開ける。
————
体育館のとある一室にて。一つの円卓を囲むように4人の女子生徒が座っていた。1人は茶髪のショートヘアをしており、脱力系の印象を受ける。1人は髪を1つに纏め上げた長い黒髪の強気な印象。1人はツインテールのピンク髪の活発そうな印象。そして最後の1人は腰までに伸ばした銀色の長髪でしっかりとした印象。彼女らは生徒会役員メンバーである。その証として左腕には生徒会と書かれた文字の腕章が付けられていた。独特の雰囲気を感じさせながら、銀髪の女子生徒が口を開く。
「では、会議を始めましょう」
- Re: リアルゲーム ( No.22 )
- 日時: 2015/03/25 16:09
- 名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)
ついに来た〜〜! 女子キャラ!
ますます続きが気になりますね・・・
楽しみにしてますよ・・・ウヒh((殴
- Re: リアルゲーム ( No.23 )
- 日時: 2015/03/25 16:24
- 名前: 電波 (ID: dFTsrC3s)
桃猫さんへ
コメントありがとうございます!
はい、 女子キャラやっと出ますw
厳密に言うと結構前に滝沢さんという女子キャラがいてだな……と、いけないいけない!
次からは神居編ですのでこの話は少し待っててください!
さて、女の子キャラをどうやって料理してやりましようかね(ゲス顏)
- Re: リアルゲーム ( No.24 )
- 日時: 2015/03/25 16:31
- 名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)
ついに神居編ですね!
楽しみじゃ……ホォホォホォ←見にくい((怒
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