二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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CLAYMORE 運命の道筋
日時: 2012/08/14 21:07
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

プロローグ

「いつの世も戦士とは、多くのものを背負っている 」
そう、その男は静かにゆっくりと語った……
一体、どれ程の修羅場を潜り抜けてきたのか、
どれ程の屍の山を乗り越えてきたのか。
彼の纏う気迫と眼差しには、
それは、本当の地獄と悲しみを知る者だけが持つ……
凄みというものが有った。

とうに過ぎ去った時間の中で、
焼き付いて離れず逆光する記憶と痛みは、
とてつもなく深く、悲しく、忌まわしく
そして、懐かしい思い出でもあった。

全てを失った男は大剣クレイモアを取った。
それが例え、血で血を洗う呪われたものあったとしても、
醜態を晒してでも、そうしたかったのだ。
己が生き長らえるが為に……

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Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.221 )
日時: 2013/05/11 04:45
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: tVCgD/M1)  

前書き

前話のタイトルを書くのを忘れてました。

IF番外編 銀雨のもののふ

「つまり。
 あなたは今もなお、組織に在り……
 その理由を口で言うのは、はばかれるってわけね。
 そうでなければ、その装備について説明がつかないじゃない…… 」

そう、呟きながらオフィーリアは
テーオドルの身に付けている装備を見て、クスリと笑う。

「普通、離反者はそんな格好なんてしないでしょ……?
 紫電の…テーオドルさん? 」

言われて見ればそうだ、と
クレアは、必死に腕を押さえつけながらテーオドルを見る。
装備の構造こそ、現代の戦士に近いものだけれど……
その装備はまるで、組織の構成員と同じ暗黒の闇を纏ったかのような漆黒で、
一筋の光すら無いようにも見える。

「フン……だろうな。
 だが、例え冥土への土産でも。
 君に教えてやる事は、何一つ無いとだけ教えてやろう…… 」


続く


後書き


以上が書き忘れた文章でした。
大変、申し訳御座いません!!

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.222 )
日時: 2013/05/13 23:24
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: tVCgD/M1)  

命は簡単に生まれ、簡単に消える……
それが、どんなに惨めでも。
あがき、喚きちらし、石にかじりつく根性がなければ、
孤児時代も、半人半妖になった時も、訓練生の時も
多分、生き延びる事は難しかっただろう。
だから、オレら兄弟は妖魔に対する激しい憎しみを糧に
ひたすら戦い続ける事を選んだ。
それが、例え地獄への道だとしても構いやしねぇ……

Scene32 攻防の爪牙3

異名以外に、もう一つ。
血に狂った凶戦士ベルセルクと呼ばれる
ランドルフであっても、流石に常識は有る。
よほどの事が無い限りは、自分が嫌いな人種では無い限りは……
まず、辛辣な言葉をぶつけたり
仲間と、トラブルを起こす真似はしない。

そんな人物が何故、ここまで言うのか不思議でならないと。
ゲオルギウスは首を傾げる。

「……いえ、幾ら足を引っ張る人間でも。
 ここまで、憤慨している事は珍しいと思いまして 」

「あ?
 何、言ってんだてめぇ? 」

「……らしくない、と言っているんです。
 普段なら、そこまでかん癪を起こす理由が、
 全部が全部、デイビット君にあるとは思えない…。
 だから、不思議に思って…… 」

幾ら妖気読みに長けていても、流石に記憶までは読めない。
その為、
正確なところははっきりしないけれど。
恐らく……
ごく最近、何かあったとしか思えない、とゲオルギウスは言う。

「ーー その心の内にあるのは、
 寂りょう感と、それに対する激しい怒り、後悔の念……。
 そして、迷い。 それが、何なのか教えてくれ「るせぇんだよ! この野郎!!」 !? 」

「何もかもを知った風に言いやがって!
 何が、らしくねぇだ!?
 クソが! 何もしらねぇ、癖に知ったような口をきくんじゃねぇ!!! 」

続く


後書き


また×4短い……

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.223 )
日時: 2013/05/14 15:45
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: tVCgD/M1)  

幕間 観察する者

ナンバー8 血濡れのランドルフ。
ナンバー9 千里眼のゲオルギウス。

この二人はトップ3のように、互いを牽制しあう事訳でなく
特に目立ったいさかいはせず…
互いの性格上や過去の事から相容れる事は無い。

だが、決して仲は良いとは言い難く
ここまで、性格が相容れないにもかかわらず。
これといった目立った争いを起こさない事は極めて珍しいケースだ。

そして、もう一人…
最近ナンバー18から、ナンバー11に順位を引き上げられた
“ 紫電のテーオドル ”……
こいつは、こいつで一癖あるのだが……
リーダーとしての資質は高く。
仲間を上手くまとめ上げる事にかんしては高く評価している。
昔は、喧嘩が絶えなかったと言われる
この三人が何故、これだけのまとまりを見せるのかは知らんが、
それは、それで実に面白いと言えよう……


続く

後書き

黄砂がウザイ。
口の中がジャリジャリする……

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.224 )
日時: 2013/05/24 20:50
名前: 珈琲猿 (ID: jF5f2bDU)

かんそうです!!

ランドルフは、あれですねぇ……
復讐を望んでて乱暴で不器用だけど、優しいところも仲間のことを思いやれるそんな人物。
最初は、チンピラかと思ったのにギャップがwww

豪腕のアイレスター、強欲のグラント、沈黙のクロード、骨折りのジャック、閃光のバルドル、寛大のピピン、二枚舌のロプト…
みんな強そうな名前www
紫電のテ−オドル カッコいい異名wwww

自分の予想では
アイレスター、ジャック…パワータイプ
バルドル…スピードタイプ
てか、バルドルとロプトってホクオー???

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.225 )
日時: 2013/05/25 14:22
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: tVCgD/M1)  

コメント返し

珈琲猿さん。 お久しぶりです。
はい。
ロプトはロキの別名。 バルドルはそのままです。
始めは“嘘つき” “悪辣” “狡猾”と付ける予定でしたが。
こっちの方が似合っていたので“二枚舌”になりました。
あと、他にも異名付きの一桁ナンバーはいる予定なのですが
文字数の関係で……。


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