二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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CLAYMORE 運命の道筋
日時: 2012/08/14 21:07
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

プロローグ

「いつの世も戦士とは、多くのものを背負っている 」
そう、その男は静かにゆっくりと語った……
一体、どれ程の修羅場を潜り抜けてきたのか、
どれ程の屍の山を乗り越えてきたのか。
彼の纏う気迫と眼差しには、
それは、本当の地獄と悲しみを知る者だけが持つ……
凄みというものが有った。

とうに過ぎ去った時間の中で、
焼き付いて離れず逆光する記憶と痛みは、
とてつもなく深く、悲しく、忌まわしく
そして、懐かしい思い出でもあった。

全てを失った男は大剣クレイモアを取った。
それが例え、血で血を洗う呪われたものあったとしても、
醜態を晒してでも、そうしたかったのだ。
己が生き長らえるが為に……

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Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.71 )
日時: 2012/11/17 19:32
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

Scene19 集結する刃達2

「組織のナンバー2 獅子王リカルド……? 」

今でこそ、高く評価されるゲオルギウスも……
元々は並みの力しか持たない訓練生でしかなかった。

故に訓練や訓練以外でも、初代一桁ナンバーと顔を合わせる事は滅多になく。
正式に戦士になった後も、配属された地域から近い一桁ナンバー……
ナンバー4 クロノス
ナンバー8 “血濡れ”のランドルフしか会った事が無かった。

それ以外の、名前や噂程度しか知らなかった一桁…
上位ナンバーを始めて見た事に驚き、その拍子に眼鏡が少しずれる。

「……出来れば、その異名で呼ぶな。
 “千里眼のゲオルギウス”? 」

「と、とんだ御無礼を致しました。
 大変申し訳御座いませんでした 」

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リカルドSIDE

ほう、やたら腰が低い戦士だな…?
礼儀正しいようだが、どこかぬけているというか、
頭の中に花が咲いてそうだな……。

「…………まあ、良い。
 もし、足を引っ張るようならばどうなるかは理解しているな? 」

「了解でありますリーダー……! 」


続く

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.84 )
日時: 2012/11/20 01:18
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

人物設定4

ヴィヴィアン

「ば、バカな……ほんの一瞬で!? 」

性別:女
No.6

属性:攻撃型

利き手:右

異名:蛮勇の〜

容姿:凛とした面持ちの端正な顔立ちで、
   やや薄いブロンドのセミロング、瞳は銀。
   容姿端麗で肌はすけるように白い。 身長は175cm

性格:真面目、頭脳明晰、果敢で向こう見ず。

設定:頭脳明晰で機知に富み、仲間の為なら果敢に戦う
   カサンドラやロクサーヌと同時代の戦士。 通称、ヴィヴィ。
   最初は脇役のつもりだったので能力や技術は、
   今のところは考えて無いが、その戦いぶりから蛮勇の異名で呼ばれる。
   IFでは、相手が強すぎた為に分かり難いけれど、
   そのナンバーに恥じない実力者である。
    また本編では、どうなるかは今のところ不明。

その他:他の人物も不明。

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.94 )
日時: 2012/11/26 19:45
名前: 珈琲猿 (ID: jF5f2bDU)

番外編 IF すごすぎ!?

あのロクサーヌに勝てる可能性があるとわ…。
レーヴァントとロクサーヌは、力が互角という事でしょうかね?
てか、兄を半殺しって・・・!
強すぎて手加減が難しかったのか!?
縄張り争い?といっても大人気ないよ。

質問です。
大体、〜のと異名で呼ぶのは?
古風というか、堅苦しい口調なのは?

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.95 )
日時: 2012/11/26 23:29
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

コメント返し

お久しぶりです珈琲猿さん。

ダラダラ書いている番外編ですが、
面白いといってもらえて良かったです。
お互い本気を出したと仮定しても、
互角では無く両腕ありのイレーネVSラファエラのレベルでしょう。

大体、そんな感じです。
兄弟喧嘩するくらいは仲は良いけれど、
よほどの事がない限りテレトリーに入る事は許してません。
だから、喧嘩になってしまいました。
ただ、弟の方が素質があり圧倒的に強くて、
負けた兄は半死半生といった感じです。

答え

彼の生い立ちにありまして、
訓練生の時点で兄は言葉を崩してますが、
彼は反対に誇り高くて、しなかったから。
そう言う経緯で、そう言う口調で呼びかたをする訳です。

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.104 )
日時: 2012/12/02 01:27
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

IF 番外編 戦乙女の騎行

※このお話は本編とは全く関係ございません。
 あくまでIFとして、
 彼らが生まれてくる時代と性別が違っていたら、というお話としてお楽しみください。

エピソード1「殲滅の女王 」

その女性は白い薔薇ように美しくかった。
しかし、彼女はまるで絵に描かれたように表情を動かさず。
一斉に飛びかかって来た妖魔十数匹に“何もさせず”
自分達がいつ、斬られたのかすら悟らせずに斬り捨てていった。


ガシュ!!

「ごばぁっ!! 」

「ク…ソ……バケ…モノめ…… 」

「あれが、銀眼の魔女か……。
 あれだけの数の妖魔を瞬殺だなんて…… 」

「………… 」

フォンっ!

大剣クレイモアについた妖魔の血液を一振りで落とし、
背中に戻した彼女は感情が一切こもっていない綺麗な声で言う。


「……仕事は成し遂げました。
 報酬のお金は、後からくる手はずの黒服の者に渡すようにお願いします 」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「流石だな。
 容赦なく妖魔を殲滅してのけるとは……? 」

わたしにとっては普通の事よ…… 」

「そう言えば、そうだったな……。
 お前は恐らく重剣のクロエ以上の潜在能力をもっているのだ……
 多分、ナンバー1も狙えない事もないだろうさ 」

「…………いいえ、オルセ殿。
 妾にいくら才能があろうとも、
 生かせなければ、今のナンバー6のそれでしかありませぬ故……
 それは、おこがましい事かと……… 」

虚空を眺めながら品のある声色で呟くと彼女は、
手ひらをゆっくりと広げてじっと見つめる。

「……全く。
 お前と姉“血濡れのラインヒルデ”は正反対の性格だな。
 片や破天荒で天真爛漫の姉。 片や冷静沈着で聡い妹……
 姉妹とは言えこうも違うとは…… 」

オルセはそういうと深い深い溜め息を漏らす。

「………まあいい次の指令だ。
 早くついてこい…レティーツイア…… 」

後書き

うーん…全然違うキャラな気が……。
あ、はい。 今晩は!
本来の歴史のパラレルワールドで、
何十年か後に女に生まれていたらという設定で書いてみました。
本家は男で美形なので、こちらもかなりの美女なのですが、
やはり無口、無表情、無愛想で貴族の話し方……。
今回のタイトルはワーグナーの曲から。


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