二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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CLAYMORE 運命の道筋
日時: 2012/08/14 21:07
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

プロローグ

「いつの世も戦士とは、多くのものを背負っている 」
そう、その男は静かにゆっくりと語った……
一体、どれ程の修羅場を潜り抜けてきたのか、
どれ程の屍の山を乗り越えてきたのか。
彼の纏う気迫と眼差しには、
それは、本当の地獄と悲しみを知る者だけが持つ……
凄みというものが有った。

とうに過ぎ去った時間の中で、
焼き付いて離れず逆光する記憶と痛みは、
とてつもなく深く、悲しく、忌まわしく
そして、懐かしい思い出でもあった。

全てを失った男は大剣クレイモアを取った。
それが例え、血で血を洗う呪われたものあったとしても、
醜態を晒してでも、そうしたかったのだ。
己が生き長らえるが為に……

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Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.27 )
日時: 2012/10/05 15:59
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

Scene9 白金の双牙

叩きつけるように顔をなぜる
吹雪の中をさして気にする様子もなく。
相反する黒を纏う男の後方で、
銀の戦士は先ほど、山の上で感じた妖力を探る。

「しかし、何故。
 奴の力量を探る必要性があるんだ?
 聞く話しでは極めて従順で、反抗する素振りも意識もない……
 お前達組織には、都合が良い人材だと言うが? 」

「……よくも、まぁ。
 そんな事を言えるな…イースレイ? 」

痩せぎすの黒服は怪訝な表情でイースレイを睨む。
イースレイは、その表情に苦笑するものの改め直さず話しを続ける。

「……反逆対策以外の目的だとすれば、そうだな。
 恐らくは、奴の実力を測るつもりだろう?
 (見立てた限りでは、最低でも組織のナンバー6
 ラーズ以上の素質はあるだろうな。
 ただ…何故、奴は妖力を使用しないんだ?)」

「ふん……
 ならば話しは早い。
 殺しは無しで戦え、力量を測る位で良いからな…… 」


続く

後書き

親知らずを抜歯して夜も寝れません……。
顔が、歯茎が腫れて。

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.28 )
日時: 2012/10/08 02:43
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

Scene10 白金の双牙2

「ナンバー7 ウィルフレドだな? 」

最初は、その漆黒の衣服から自らを担当する黒服と認識したが、
すぐにウィルフレドは、それは間違いだと……
明確に視認した瞬時に昔見知った者の一人だと理解した。

「……お前は確か、ヨハンの担当だったな?
 それで、何の用だ? 
 ……また、チャーリーがほざいているのか? 」

「如何にも。
 だが、今回はその件ではない……
 今回は、お前の明確に力量を測る為に来た…… 」

「……久しぶりだな24番
 いや、7番……? 」

痩せぎすの黒服シャガルの後ろに、
誰かがいると気がつくか、否かの瞬間だった。

ガギィン!

殆ど、直感で抜刀するや否や。
明らかに、深手を負わせるつもりとしか思えない
左斜め上から鋭い斬撃を辛うじて大剣クレイモアで防御する。

「お前は……イースレイ。
 ……訓練生の時、以来か……? 」

「くくっ、まるで先程まで忘れていたかのような口ぶりだな?
 」

「……別に。
 単に思い出さなかっただけだ。
 それと…お前こそ、旧知との再会にしては殺意を感じたが? 」
「殺すつもりはない……
 ただ、こいつに言われて攻撃しただけだ 」

露骨にしかめた表情を浮かべるウィルフレドの問いに対して、
イースレイは知らばくれた涼しい表情で返事を返す。

(これだから、戦闘狂いは……! )

「……それにしても。
 よくもまあ、単なる一桁ナンバーが咄嗟に動けたな? 」

確かに妖気を読むのに長けていない戦士にとって、
上位ナンバーの奇襲を凌ぐのは極めて困難。

それは、ウィルフレドとて同じ事のはずだ。
何故なら、
上位ナンバーと、ただの一桁ナンバーには厚い壁が存在しているのだから。

(9番のように
 妖気読みに長けているわけではなさうだし……
 恐らく、殆ど反射的にだろうな )


続く

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.30 )
日時: 2012/10/19 18:59
名前: 珈琲猿 (ID: jF5f2bDU)

№7VS№1!?
なんですか、その無理ゲー!!!!
殺されはしないだろうけど、ちょっと…

あと、先日公開されたレーヴァントの兄。
なんか、ヘレンやノエルっぽくて弟と性格逆www
そして、喧嘩早そう

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.31 )
日時: 2012/10/25 18:19
名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)  

コメント返し

珈琲猿さん

はい。
明らかに格と属性が違いますからね……
これも、はい。
確かに逆ですが、やはり兄弟なので似ています。

後、コメント ありがとう御座います!

Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.32 )
日時: 2012/10/29 19:06
名前: ピトフーイ (ID: jF5f2bDU)

お初です。

組織の黎明期の戦士かぁ…
応援してます。

そういえば、防御型で一桁ナンバーって、
少ないですよね???
たいていは、攻撃型だし??


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