複雑・ファジー小説
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- マジカルスイーツショップ【完結!】
- 日時: 2014/08/06 15:45
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8190
ある都会の一角に小さなお菓子屋さんがありました。
そのお店の主人の名はヘンリー、孫の名はマーラー。
このふたりはどこにでもいるごく普通のおじいちゃんと孫に見えますが、彼らの正体は様々な願いを叶えるお菓子を作る魔法使いだったのです。
☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆
今回は明るく楽しいマジカルコメディを書きたいと思います。
駄文だと思いますが、みなさん応援よろしくお願いします。
※この作品はとある有名作品のパロディを多く含みます。
奇想天外プロレス物語の最終シリーズです。
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- Re: マジカルスイーツショップ ( No.227 )
- 日時: 2014/07/02 08:52
- 名前: モンブラン博士 (ID: CMSJHimU)
楔 さんへ
朝早くからうれしいお返事ありがとうございます!喜んでもらえて本当に嬉しいです。これからも更新がんばります!
- Re: マジカルスイーツショップ ( No.228 )
- 日時: 2014/07/02 11:43
- 名前: モンブラン博士 (ID: CMSJHimU)
ラグは私の最高傑作と呼ぶにふさわしい弟子だ。
まあ、少し泣き虫で心がデリケートすぎるところがあるが、それを除いても大変よくできた子だと思う。
彼は人間ではなく、ロボットだ。
そのため、歳を取らず、いつまでもその美貌を維持することができる。
バラ色の頬、やわらかくて赤い唇、エメラルドグリーンの瞳に長い睫、クリーム色の髪の毛…いつみても愛らしい。
彼は私が誇る最強にして最高の秘密兵器。
その愛くるしさは敵の戦意を喪失させ、戦闘方法を完ぺきな分析と計算で敵を攻めたて、圧倒する。
機動力、スピード、明晰な頭脳、ルックス、パワー、技、心、そのすべてにおいて非の打ちどころのない少年執事だ。
少なくとも私のジムの中ではカイザーくんと同等以上の実力を持つことだけは間違いない。
けれど、今回の彼の対戦相手はカイザーくんの元同志の中でも、トップクラスの実力者のうちのひとり。
はたして彼は私に勝利をもたらすことができるだろうか。
☆
僕は昨日に引き続き、ノートルダム大聖堂前のリングで敵と対峙していました。
相手は木星神様こと、フレグラ様。彼は小柄で白髪に近い銀髪を逆立てています。
「人にとって一番怖い物が何かわかるかい?……それは全ての人に約束された物……そう……“死”だよ」
「死…ですか…」
「そう、死だよ。それを今からきみに与えてあげるよ」
すると彼はいきなり、僕をショルダータックルで吹き飛ばしました。
「今から死の恐怖を、きみにたっぷり味あわせてやるよ!アハハハハハハハ!」
今回登場したフレグラは、レイRさんのオリキャラをもとに創作しました。ご応募ありがとうございました。
- Re: マジカルスイーツショップ ( No.229 )
- 日時: 2014/07/02 16:27
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
吹き飛ばされた僕は、素早く空中回転して、マットへ着地します。
「アハハハハ!どうやら思った以上に手ごわそうだね。じゃあ、僕もウラヌスやサターンと同じように、オーバーボディを脱ぐことにするよ」
すると彼の体がはじけ飛び、どうやってその元の小さな体に収納されていたのかと思うほどの巨漢が姿を現しました。
身長は2メートル50センチ以上、体重300キロ越えの、桁外れの巨体に鋼のような筋肉を持つ彼は、僕を金色の瞳で見つめますと、笑い出しました。
「私は銀河太陽系8神のひとーり!音楽でも語られている木星神、ジュピター!!」
まるでライオンの吠え声のように巨大な声に僕は圧倒されてしまいました。
「貴様との対決はオーバーボディを脱いで、直々に相手をしてやろう。
光栄に思うがいい、ラグとやらよ!」
彼は僕にタックルを敢行し、ロープ際まで追い詰めると、その巨大な足でキングコングキックを炸裂させます。
その蹴りを右肩にくらってしまい、肩からバチバチと電気が放出されました。
おそらく、大ダメージを受けて、ショートしてしまったのでしょう。
「どうした、ラグ。スター会長の最高傑作とやらはこれほど弱いのか?
まるで塵のような弱さだ!!」
彼はふらつく僕にひじ打ちを浴びせ、左肩にダメージを負わせます。
「それどうした、もっとどんどんいかせてもらうぞ〜!」
まるでダンプカーのように重みのあるタックルとひじ打ち、蹴り、パンチの雨あられに、僕はガードすることしかできません。
敵の攻撃の威力が、僕の予想の遥か上をいっていたため、対処できないのです。
ですが、このまま、ずっとやられっぱなしでは、ご主人様が悲しむでしょう。なんとか彼を倒す作戦を考えないと…
「さっさと冥途へ行くがいい!」
彼が放ってきたパンチをスライディングで避けると同時に、敵の足を両手でつかみ、バランスを崩すことに成功。
それをチャンスとばかりに、僕は一気に攻めたてます。
背後からローキックを敵のレバーめがけて放ちますが、敵は笑い声をあげるばかりで、ちっともダメージを負っていません。
「お前の攻撃など、私の鋼の如き筋肉の前では無意味なのだ!!」
僕は彼の強烈なラリアートで吹き飛ばされたところをロープワークを使って、強襲のドロップキックを放ちますが、軽く筋肉の壁に弾き返されてしまいます。
まるで重戦車のようなあまりのド迫力パワーを持つ相手に、僕はわずかながら恐怖を感じてきました。
「ラーグ!お前はこの私に恐怖を感じているようだな。その青ざめた顔、潤んだ瞳を見れば、お前が私を恐れていることは明白だーッ!」
彼の膝蹴りを受け、僕はこの試合で初めてのダウンをしてしまいました。
この怪物的強さを誇る相手に、僕が勝利できる術は果たしてあるのでしょうか?
※ジュピターの声のイメージは『パイレーツオブカリビアン』のバルボッサの声で有名な壤晴彦さんです。
- Re: マジカルスイーツショップ ( No.230 )
- 日時: 2014/07/02 17:30
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
「ラグ、お前は私には勝てぬ」
彼は仁王立ちになり、倒れている僕を見下ろします。
僕はやられっぱなしではいけないと、すぐさま立ち上がり、右手を高速回転させ、スクリューパンチを放ちます。
このパンチは普通の人間が打つパンチの十数倍もの回転を加え、高速で打つため、通常は当たると肉がえぐれるのですが、彼の場合えぐれるどころか、その筋肉が僕の打撃の威力を全て吸収し、お返しとばかりに跳ね返したのです。
「お前の自慢のパンチは、その程度のつまらない技だったとはな…ガッカリだ。仮にもスター=レスリングジムの№1の実力者であるお前が、この程度ならば、他の連中もたかが知れている」
彼は僕をロープへ飛ばし、反動で返ってきたところをパワースラムでマットへ叩きつけ、さらに、甲板にエルボードロップを打ち込みます。
超重量級の相手がかけるエルボードロップは、軽量級のレスラーがかけるそれとは、威力が段違い高く、しかも甲板ですから、もし僕が人間だったなら、肋骨が折れて大変なことになっていたでしょうが、幸いなことに、僕の体は宇宙強化プラスチックと呼ばれる地球上にはない、とても柔軟かつ硬度な万能プラスチックで作られていましたので、それほどダメージは負いませんでした。
「フフフ。さすがはロボットというわけか、防御力だけは人一倍のようだな」
彼は僕の足を掴み、今度はジャイアントスィングをかけます。
彼のウルトラパワーに僕はまるでハンマー投げのハンマーのように、グルグル回転させられ、彼が手を離すと、思いっきり場外まで吹き飛ばされ、落下してしまいました。
ですが、これをチャンスと思った僕は、両足のジェット噴射で空高く舞い上がると、そこからダイビングヘッドパットを、彼の脳天に浴びせました。
頭の固い人のことを石頭と呼ぶことがありますが、僕の場合は石の硬度を通りこして、ダイヤモンドヘッドと言ったところでしょうか。
上空からの不意打ちに、さすがの彼ものけ反ります。
僕は身を翻し、サマーソルトキックを彼の胸板に炸裂させますと、彼の胸が切れ、血が噴き出しました。
「カスリ傷を作ったぐらいで、いい気になるなよ、ラグ」
彼がヒップアタックを顔面に命中させますと、彼のおしりの厚みと威力に耐えきれず、僕の首がポロリと抜け落ちてしまいました。
劣勢になっては大変と慌てて首をはめ直します。
「お前の首はどうやら着脱可能なようだな」
「はい。そうでございます、ジュピター様」
「フフフ。どうやら私は貴様を舐めすぎていたらしいな。ここからはフルパワーでいく。お遊びは終わりだ」
彼はコーナーポストの最上段に上り、僕を見下ろします。
その刹那、僕の全身に嫌な予感が駆け巡りました。
「いくら高性能なロボットでも、300キロの巨体をを持ち上げることはできるかな?」
彼はバウンとコーナーからジャンプして、大の字になってそのまま落下してくる恐怖の技、ボディプレスを敢行しました。
「ウワーッ!」
巨体にプレスされた、僕の体の至るところから火花が散り始め、本格的にピンチに陥ってきました。
背中や足からも危険信号である煙が噴き出され、いかに今の単純な技から受けたダメージが深刻なものかということを、僕自身に伝えています。
「フフフフ、どうやら満身創痍のようだなあ」
彼はニヤリと残酷な笑みを浮かべ、僕に追い打ちをかけるかのように、体重を浴びせる技、セントーンを放ちます。
「…ううっ…」
立ち上がろうと力を込めますが、全身の損傷が激しく、なかなか立ち上がることができません。
そんな僕の様子を見た彼は僕の顔面にアイアンクローをかけたまま、そのまま片手だけで持ち上げます。
ここまでの仕草ならキリス様が井吹様にかけていたのと同じですが、彼はこの状態からなんと、僕を放り投げたのです!
「ここからは私の超豪快な技の数々で今まで以上の地獄を体験させてやるぞ、ランス=アームストロング」
僕の頬に一筋の冷や汗が流れ落ちました。
「ハハハハハ!お前はここで私に、健闘虚しく惨殺されるべきなんだーッ!」
- Re: マジカルスイーツショップ ( No.231 )
- 日時: 2014/07/02 20:52
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
突然ですが、ここでキャラの人気投票を開始したいと思います!
ひとり10票までで、ひとりのキャラに10票入れるのもよし、10人のキャラに1票ずついれるのもよしです。
投票期間は来週の日曜日までです。
前回はあまり票が集まりませんでしたが、今回は多く集まりますように!
それでは、みなさんの投票お待ちしています!
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