複雑・ファジー小説

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しりとりシリーズの『その後』
日時: 2016/05/07 17:13
名前: 彩都 (ID: YohzdPX5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=18457

始めましての方も知っている方も始めまして。

彩都(サイト)と申します、七作目です。

この作品は『しりとりシリーズ』の続編となっております。

URLは前作『しりとりシリーズ』となっております。

感想等は、この作品の終了後か、前作『しりとりシリーズ』のスレッドにて、お書き下さい。

それではどうぞ。

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.59 )
日時: 2016/11/27 00:07
名前: 彩都 (ID: HTIJ/iaZ)  

 しりとりシリーズ 『真っ暗闇』の『その後』

 結局俺はそのまま家で過ごしていた。
 働く気力も働く体力も無い、というより働きたくないのだ、だって仕事とか面倒じゃないか、今は株とかで稼ぐ事が可能だし、最悪物を売って生活をすればいい、体はたまに動かせばいいし、もう働いても無駄だと思うんだよね。
 人間他にも働く方法もある、動画を出して稼いだり、動画のコミュニティを作って有料会員を作ったり、とか……今は色々な方法があると思うんだよね、最近は動画を大量に出して、急上昇してもらったりとかね、色々と仕事(?)はあるんだよなぁ。
 二十代後半で動画出してお金貰うってどんな感覚なのだろうか? 自分は未だに再生回数が一万程度だが、最近はサブとしてゲームのチャンネルを作ったりして、色々なゲームをしている、ゲームをするだけで金が来るってどういう事だよ? とか思いながら今日も今日とて動画製作……今日もゲーム実況頑張るか、そう思いながらパソコンを起動する、皆もこんな大人にならない様に気を付ける様に。

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.60 )
日時: 2016/11/27 20:41
名前: 彩都 (ID: u5fsDmis)  

 しりとりシリーズ 『皆、無』の『その後』

 自分に課せられた運命は、『神様の評判回復』だった──
 残り九十五日、たった三ヶ月と少しで、自分はゼウスという神様の評判を回復しなくちゃなら無い。
 中々に大変、いや、確実に大変だろう。
 自分はそう思いながら、隣に居る、白ビキニ姿のゼウス様を見る。
「ねぇねぇ、ゼウス様? どうやって評判を回復させるんです? 簡単に口で言っても難しいですよ?」
「うん、知ってる、だからこそ、自分でやりなさい、と言う事で頑張れ?」
「…………」
 面倒だ、完全に面倒だ、そう思いながら自分は溜息を吐いて、布団から出る──

 自分は頑張って、ゼウス様の評判を回復していった、簡単に言えば、学校の論文とかにゼウス様の話をしたり……色々な事をして、評判を回復していった。
 そして運命の時間が来た。

 九十九日目 家の中
「遂に明日で百日目か……結構評判は回復したと思うけど──日本だけだけどね」
「そうだな……あぁ、そうだ、明日の話なんだが」
「ん? 明日の話? はて、それは何だろう?」
 自分がそう言うと、ゼウス様は言う。
「お前、ある程度回復したから、生き返らせてやる、いいな?」
 それを聞いた瞬間、自分は驚いた、マジか。
「本当ですかっ!?」
「本当だ」
 ゼウス様がそう言うと、自分は喜んだ、全く、ドキドキしたぜ……

 百日目 天界

 あれっ? ここは?

「此処は天界、神様の居る場所だな」
 そう言って、ゼウス様はお美しい服装で自分を見る。
「今からお前を生き返らせる儀式に向かう、とりあえず、近付いてくれ」
「はい、分かりました」
 遂に生き返るのか……何だろう、百日間が案外短い気がするなぁ……と思いながら自分は生き返りの儀式を行った──

「ん? 此処は?」
 ベッドの上、何とも綺麗な天井を見ながら自分は起床して起き上がる、あぁ、そうか、自分はそもそもベッドの上で死んだんだっけか?
「おおっ、生き返ったか!」
 そう言って自分の知り合いが近くに寄る、本当に生き返ったのか、本当に……! 自分はそう思いながらもう一度ベッドに凭れかかる様にして倒れこむ、よかった、生き返って──ゼウス様と一緒にいる時は色々な神様、悪魔が自分の事を襲ったが、何とか今の今迄生きている、全部全部終わったんだ──そう思いながら病室の皆に言う様に言った。
「ただいま、皆!」

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.61 )
日時: 2016/12/03 21:13
名前: 彩都 (ID: NtGSvE4l)  

 しりとりシリーズ 『村雨』の『その後』

『不(あらわせず)の里』──そこに一人の少年が居た、その少年の名前は『不生(いかさず)』──その少年が手に入れた刀、『村雨』、この刀を巡って、少年不生が生きるのは乱世となる現代か、それとも敗者となった一族の恥となるか──それは分からない──

 しりとりシリーズ 『村雨』の『その後』 不生の戦い 1 『村雨』の持ち主、『不生』

「……はぁ、暇だなぁ」
 そう言って少年、不生は芝生の上で寝転がりながら呟いた、隣にはネコのまん丸がいる。
「今日は特訓が無い日だから暇なんだよなぁ、まん丸ぅ、お前に自分の気持ちが分かるかぁ? ……分かる訳無いよなぁ」
 そう呟きながらまん丸を持ち上げる、すると『キュイーン』とまん丸の瞳が動いた、それもその筈、まん丸はネコでは無い、正確に言えば、『ネコ型ロボット』だ、しかもネコの毛を一本一本まん丸の人工肌に合わせて作った一級品だ。
 そんな機械の事を一言も知らない不生はまん丸を撫でる。
「みゃーん」
「アハハ、お前は可愛いなぁ」
 そう呟くと、一人の少女が現れる、少し胸が膨らんだ少女、『不萌(もえず)』だ、彼女は『不の里』のくの一である、不生より、少し年上だ。
「あら、不生じゃない、どうしたの?」
「あっ、不萌、実は父上が休みを間違えてて、今日が休みだったんだ、だから暇で暇でしょうがないのさ」
「……ふーん、だったら、ちょっと付き合ってよ」
「えっ? 付き合うって何が……?」
 少し厭そうな顔をして、不生は溜息を吐く、その表情を読み取って、不萌が言う。
「あら、いいのよ、そのまま今日は暇を持て余しなさいよ?」
 そう言って、不萌はスタスタと不生の目の前から歩いて消える、不生は走って追いかける。
「待ってよ! 自分も暇なんだよ、行くって! 付き合うからさぁ!」
 その言葉を待ってました、と言わんばかりな顔をする不萌、まさか厭な予感がしますがぁ……と思いながら冷や汗を掻く不生、そして不生と不萌は現代の格好をして、『不の里』を出る──そして不生は後悔するのだが、今はまだ知らない──

 NEXT しりとりシリーズ 『村雨』の『その後』 2

Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.62 )
日時: 2016/12/04 22:44
名前: 彩都 (ID: 3edphfcO)  

 しりとりシリーズ 『村雨』の『その後』 不生の戦い 2 デートでデッド!?

「……まさか」
 不生はそう言って溜息を吐いた。
「まさか、買い物の手伝いをする羽目になるとは……」
 そう呟きながら不生は両手に買い物袋を持つ、不生の言葉に対し、不萌は言う。
「あーら? 買い物と聞いていない貴方が悪いのよ、不生」
「いや、まぁね、正論なんだけどさぁ……」
 頭を掻きながら不生は不萌に着いていく、今の場所は渋谷のスクランブル交差点だ、だが何か可笑しい、それもその筈、昼の一時だと言うのに、『誰も交差点を使用していない』からだ、使用しているのは不生と不萌の二人のみだ。
「っていうか、人が居ないなぁ、東京だよねぇ?」
「確かに何か可笑しいわねぇ……まさか、『此処は『幻術』なのかしら』?」
「流石にそれは無い、『幻術』だとしても何か可笑しい、こんなに広い『幻術』は聞いた事がない──」
 不生はそう呟いてから、周りを見渡す、周りは無音、車も喫茶店の店員も、ファーストフード店の店員も誰も彼も『このスクランブル交差点から消えた』、と感じれる、すると不萌が不生に言う。
「まさかな話をしていい? 不生?」
「ん? 何だい?」
 不生がそう言うと、不萌が笑いながら言う。
「もしかして、『幻術』じゃなくて、『私達が孤立空間に飛ばされた』って可能性も無い……?」
「……おいおい、それなら簡単だね、自分達二人を現実世界から隔離するなんて──」
 不生がそう呟いた瞬間だった、目の前に煙が舞う、煙からくの一と忍者が一人現れた。
「ふむ、我が忍法、『神隠しの術』を見破るとはこれ如何に?」
「知っているんだろう? 自分が忍者って事もねぇ?」
 そう言って、不生は忍者の格好に変装する、不萌もくの一の格好に変装する。
「さっさと『村雨』を頂こうか? 我等はそれを手に入れるだけで良いのだ」
「生憎その刀は渡せないなぁ、何しろ、『村雨』は『自分の得物』なんで……」
 不生はそう言って、背中から『村雨』と呼ばれた刀を取り出した、『村雨』その刀の刀身は長さ1m程度の少し小振りな刀だ、そんな刀を相手が狙っている、それはどうしてだろうか? それは不生が持っている『村雨』が『伝説級の刀』だからだ。
『村雨』、斬っても斬っても切れ味が落ちない不思議な刀、そんな刀を目の前の忍者は追っているのだ、刀としても異常であり、異端である、そんな刀は誰だって手に入れたいだろう、だから目の前の忍者は『村雨』を奪おうとした、と言う事だ。
「生憎この刀は先祖代々のモノ、簡単に渡せない!」
 不生がそう言うと、目の前の忍者が言う。
「そうか……だったら、死んで奪うのみ!!」
 忍者がそう言って、不生の目の前に移動する、そして忍者は小刀を使用して、剣戟が開始された。

「はぁ、男って皆血気盛ん、血が盛っているわ──それに対し、女はどう? 『頭脳戦』よねぇ?」
 そう呟いて不萌が言う、それに対し、相手のくの一が言う。
「あら? 何が言いたいのかしら? もしかして頭脳戦で私を負かそうっての? 何それ面白い」
「そう? 面白くは無いわよ、だってアンタは『私の術にもう嵌っている』から──あぁ、その場から動かない方が良いわよ、『死にたくなければ』、の話だけど」
 そう言って、背中を向ける不萌、すると相手のくの一が言う。
「は、はぁ……? 何を言っているの? 私が死ぬ? 何を言っている!? 私が死ぬ訳無いだろう!!」
 相手のくの一は叫んで体を動かす、すると自分の右手が『肘から先が無い』のだ、えっ? 綺麗さっぱりに無くなっている……? どういう事? あの小娘は何をした? いや、『何もしていない』筈だ! どうやって私の手を斬ったの!? いや、消したの!?
 そう思いながら自分の髪留めのシュシュを取って、自分の左手で自分の右手を止血する、一体どんな術を使った!? そう考えて周りを確認する、上、斜め上、斜め下、下、右、左、一体どんな術なんだ? 目に見えない術? 何もしていないのに!? 考えに考えて周りを確認する、すると不萌の前に一体の動物が現れた。
「あら、出来たの角さん?」
 そう言って手の平サイズのムササビを撫でる、ムササビ? 角さん? 何を言っている? そんなムササビ一体で何が出来──判断する、と言うより理解した、あの『ムササビの手の中にある『モノ』』を! そう、それは『糸』だ、あのムササビがバレないように必死に私の周りを糸で身動き取れない様にしただと……!? そんな芸当どうやって行った!? というより、彼女、相当隠し芸をしたな……そう思いながらくの一は言う。
「……まだ、まだ私は負けていないわ、私はまだ術を使用していないわぁ!」
「あっそう、だったらもう『術は私用しなくて良いわ』」
 えっ? 何を言っているの、あのガキ? そう思いながら残った左手で術を使用しようとした、だが出来ない、意味が分からない、そう思いながら自分の左手を見た、血が糸で滴っている、どういう事だ? くの一は判断する事に対し、恐怖した、何でそんな事が出来る? 何でそんな『隠れて行動する事が出来る!?』、と思いながら自分の左手に戦慄する、くの一の左手は『右手同様無くなっていた、しかも肘ごと』──そして左手に痛覚が走る。
「うっ! ど、どうして……!? そのムササビは一体だけな筈! どうして私の左手が!?」
 くの一がそう言って倒れる、くの一の言葉に対し、不萌は少し笑いながら言う。
「ウフフ、ウフフフフ……何を勘違いしているんですか? ムササビの角さん、『何時、何処で、『一体だけ』と申しました』? 角さんの名前の意味は『拡散』と言う意味です、そして『拡散』と言う言葉の意味は『散らばる事』──そう、角さんは『何体も居るんですよ、因みにこの手の中に居るのはただのリーダーです』、分かりましたか? 愚かなくの一さん?」
 そう言って、不萌は冷たい笑顔で笑う、まさか……まさか私がこんな小娘にやられるなんて……そして不萌は左手の指で音を鳴らす、すると相手のくの一の首が糸で絞まっていく──そして相手のくの一の首は宙に吹っ飛んでいった──
「どれだけ非力なムササビでも、歯車と同じ様に噛み合わせていったら、ムササビでも貴方を倒すことは出来るんですよっ」
 不萌はそう呟いてから、不生を見つめる──不生は相手に勝てるか、それは分からない──

 NEXT しりとりシリーズ 『村雨』の『その後』 3

Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.63 )
日時: 2016/12/10 22:00
名前: 彩都 (ID: HijqWNdI)  

 しりとりシリーズ 『村雨』の『その後』 不生の戦い 3 決着する戦い

 刀と刀がぶつかる音がする、何とも重い音である、だがそんな音に構ってはいられない、と思う不生、それもその筈、何故なら不生の刀、『村雨』は目の前の男──忍者である──に奪われようとしているからだ。
 なんとしてもこの刀は奪われてはいけない、そう思いながら不生は目の前に存在する忍者と戦う──
「おいおいぃ! 完全に遅いぞぉ! それでも忍者かよ!」
「……ッッ!」
「何だぁ? 反論出来ないってかぁ? こりゃ傑作!」
 そう言いながら段々と剣戟が激しくなっていく、だって、自分はこんな戦い、初めてだし、実践も初めてだ! だから防御するのでさえ精一杯、手一杯なのだ、流石歴戦の勇士って奴? 自分はそんな場所にはまだまだ立てない──すると急に後ろから声が聞こえた。
「不生! 諦めないで! アンタはまだ『村雨』の力も使えていない! だから使える様になりなさい!」
 えっ? 『村雨』の力……? 何だそれは? 初めて聞いたぞ、そんな言葉。
 そう思いながら今迄の父との特訓を思い出すが、そもそも『村雨』の力の話なんか聞いていない。
「一体どうしたら良いんだよ!? 自分にまだ『村雨』の力なんか使えない!」
 不生がそう言うと、不萌が心の中で呟く、そりゃそうだ、私も『村雨』の力は知らないのだ、だから不生の刀が覚醒しないと説明もそもそもも出来ない。
「諦めないで! ちゃんと! 刀の力を信じなさい!」
「はぁ!? 刀の力を信じる!? 出来る訳が無い! どうやって信じろってんだよ!?」
「私に聞かないでよ! 私だって直に見た訳じゃない!」
「だったら言うなよ!」
 不萌と不生の言い合いに少し呆れる忍者、何か俺、ほっとかれている気がするんだが? というより、このガキ、まだ気付いていないのか? 自分の攻撃を見ずに刀で防御しているのだ! 普通何処から攻撃が来るか分からないと言うのに、全ての攻撃を防いでいる! 逆に凄いぞ、このガキ……忍者はそう呟きながら後方に移動する。
「全く……人の話を聞きながら剣戟はするもんじゃないよ、話をとっとと終わらせやがれ、ガキが」
「生憎、もう終わったよ、自分は『村雨』を信じる、さぁ、お前を倒したら全部全部終わりさ……!」
「フンッ! 何を言い出すかと思えば……? あれ? 体が動かな──」
「それもその筈、角さんが手伝ってくれましたし──『話し合いという時間稼ぎによく付き合ってくれましたね、貴方が動き回ったお陰で色々な糸が貴方の体の周りを包んでいる事をお知りに』?」
 不萌がそう言った瞬間、自分の体に巻かれている超極細の糸が自分の体を包んでいる事に気がついた、まさか、俺は相手の罠に引っかかった、と言う事か……!?
「そう言う事、何気に避けるのが大変だったぜ、生憎自分は『まだ戦えない』んでね……」
 不生はそう言って、右手で指を鳴らした、すると相手の忍者は焼豚の様に糸に巻かれた姿になり、一気に締め付けられ、肉塊となった──
 すると急に人の気配を感じてくる、まさかコイツを倒したから、元の世界に戻る事が出来る様になったのか?
 まぁ、何とか相手も倒したし、これにて全部解決したかな? と不生がそう思うと、不萌が言う。
「ねぇ、不生、何で襲ってきたのかしら……? しかも『村雨』だけを……?」
「そんなの決まっている、相当珍しい刀だからだ、『村雨』が──」
「本当にそれだけ? もしかして『村雨』を狙っている巨大な組織が私達を襲った、という考えは無いかしら?」
「……ある訳無いだろ、もしもそんなのだったら父上や他の忍者が動き回るでしょ? だからガキの自分や不萌は自由に過ごそうよ、全部大人が解決するんだから」
「……そうよね、それじゃあ買い物の続きよ!」
 不萌がそう言うと、不生は厭な顔をする。
「……今度は何処へ行くの?」
「今度は新宿よ! 後々ぉ、秋葉原とか!」
「うわぁ、ついてこなきゃ良かった、こんな戦いも起きるし、荷物も多いし……」
 不生はそう呟きながら欠伸をする──不萌はニコニコしながら前へと突き進む──不生達の周りには色々な人が存在していた、スーツ姿の男性、OL、小学生、オタクの男女、外国人、白人、黒人、キリスト教の人、仏教の人、イスラム教の人──色々な人種が存在していた、そんな中、たった二人の忍者が歩いていた、名前は不生、もう一人は不萌、この二人の忍者は巨大な戦いに巻き込まれるのだが、今はまだ知らない──

「……二人共死にました」
「そうか……中々強い存在を送ったつもりだが……『不の里』、中々手強いのう、だが『村雨』を手に入れるのは儂じゃがな……」
「『村雨』の持ち主は貴方様以外相応しくありませんからね、貴方様が持つ為に『村雨』は生まれた物──」
 フッフッフッと笑いながら椅子に座った男性は言う、 『『村雨』で天下を、世界を取る』、と──それに対し、隣に居た男性は呟く。
「そうですね──」
 そう言って、男性はその場を離れる──不生は『村雨』を奪われるか、それはまだ分からない──

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