複雑・ファジー小説
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- しりとりシリーズの『その後』
- 日時: 2016/05/07 17:13
- 名前: 彩都 (ID: YohzdPX5)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=18457
始めましての方も知っている方も始めまして。
彩都(サイト)と申します、七作目です。
この作品は『しりとりシリーズ』の続編となっております。
URLは前作『しりとりシリーズ』となっております。
感想等は、この作品の終了後か、前作『しりとりシリーズ』のスレッドにて、お書き下さい。
それではどうぞ。
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- Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.19 )
- 日時: 2016/07/09 20:14
- 名前: 彩都 (ID: n3KkzCZy)
しりとりシリーズ 『交差』の『その後』
始めまして、俺は弟です、あの時勇者にされた弟です、今考えてみると兄のやった事は自分でも有難い事だったのです、まぁ、今はその話を置いておきましょうか、兄はその後国王の一人娘と結婚して王様になりました、そして兄の王権になって、税金も少なくなり、国民は喜びました。
そしてもう戦わなくても良いのに、まだ騎士団で人を募集しています。
もう兄の王権で平和なのに──そう思いながら俺は呑気に茶を啜るんですがね──
そしてもう何年経ったでしょうか? 俺にも息子が出来て、もう一人立ち出来る年になって言ったんですよ、『俺、騎士団長になりたい!』って──驚きましたよ、まさか兄と同じ道を歩もうっていうのか? とか思いましたよ? ですがね、それでも小さな子、カッコいい存在=騎士団長って事に気付いたんですよ、『あぁ、やっぱり俺の一族は戦いが好きなんだなぁ……』と思いましたよ。
そして旅立ちです──息子の応援をしながら俺は見送る事しか出来なかった訳ですよ──不甲斐無い父親でゴメンな? 俺にはこれしか出来ないんだ──
そして国王の兄から一報が、何と息子が『騎士団長間近になった、応援してやれよ?』と来たのである、あれからもう五年も経ったか──長い様で短かったなぁ、そう思いながら妻に話した。
妻も大層喜んでいた様で、二人で手紙を出す事にしました。
そして一週間もすれば家に手紙が来ました、息子の手紙でした、それを見た時は大層喜びました、俺は喜びました、元気にしていて──
そしてまた数年が経って、息子は騎士団長になりました、それを聞いた時は腰を抜かしました。
すると家に誰かが来ました、屈強な男──名前を聞く迄知りませんでした──自分の息子だったのです、こんなに成長して……
もう感涙ですよ、感涙……そして息子は顔を店に来ただけと言って王国へ戻りました。
何とか生きていて嬉しかった、それが今の気持ちです──俺やお母さんが死んでも元気に生きろよ……
そう思いながら私は寝ます──明日も楽しい日々になれば良いなぁ、そう思いながら私は睡魔に襲われる。
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- Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.20 )
- 日時: 2016/07/10 20:17
- 名前: 彩都 (ID: LLmHEHg2)
しりとりシリーズ 『冊子』の『その後』
僕が仕上げた小説を冊子にして、それを公の場に出すと、色々な人が僕の小説を読んで、驚いていた、そして僕はもっと小説を書く事を決意する。
さて、何を書こうか? それが問題だった、『書く内容が思い付かない』、それだけだった、これはとんでもない事だった、そもそも書けないからだ。
書こうと思っても学校だけでしか書けない、親が見ている家では書けない、仕方無いので僕は図書室でネタを探す、そして時間を見つけては書く。
そして完成した作品を投稿、すると審査員特別賞を手に入れた、あまりの驚きで、膝から崩れ落ちてしまった、人間驚き過ぎると膝から崩れ落ちるんだな──
それを親に見せると、渋々小説を書く事を許してくれた、それは幸いだ。
でもその頃は、もう先輩も卒業している、そしてSF小説に投稿して新人賞を取っている、僕もそのステージに立たないと──
そう思いながら僕は書き続ける、親に認められても、まだ足りない、まだ書きたいんだ! そう思いながらパソコンに自分の情熱をぶつける──そして僕は売れる小説家になるのだが、それは今の僕は知らない──
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- Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.21 )
- 日時: 2016/07/16 20:44
- 名前: 彩都 (ID: 9j9UhkjA)
しりとりシリーズ 『死す』の『その後』
……………………………………………………痛かった。
単純に痛かった、人って刃物で相当痛く感じれる、そんな存在だったのか、そう思いながら、俺は記憶が混濁する中、目を閉じてそう思った────
「起きろ、おい」
「はへぇ?」
男としては気持ち悪い声を出しながら、俺は目覚めた、周りが白い部屋に男が二人、女が一人いる──はて、此処は何処だろう? そして何で俺はこんな所で寝転がって居るのだろう?
「全く──昨日来た事も忘れているのか、お前は?」
金髪の男が俺の胸倉を掴む、えっと、いきなり何なんだ……?
そして俺は起き上がる、すると女が起こすのを止めるが、それでも俺は起き上がってみる、その瞬間、腹部に激痛が──何で俺の腹部が痛いんだ?
「安静にしなよ、昨日お医者さんにも言われたでしょ? 『あまり起き上がらないで下さい』って──」
「あの……それってどういう意味ですか? そして貴方達は……?」
俺が呑気な声で聞くと、黒髪のカジュアルなメガネの青年がいきなり立ち上がって、俺の胸倉を掴む、その時に金髪の男は俺の胸倉から手を離す。
「てめぇ! 昨日さんざ言ったってのに! 忘れんなこの野郎!」
すると金髪の男が俺に殴ろうとする黒髪の男を抑える。
「落ち着けって! 元番長!」
「そうよ、彼はまた記憶を無くしたのかもしれないのよ?」
記憶? 無くした? まず、この人達は何を言っているのだろうか?
「ん? 不思議そうなツラをしやがって……俺等はお前の友達だ、とりあえず、それを覚えとけ、そしてお前は腹の傷が原因で記憶を『ほぼ』無くしちまった、そう言う事だ」
金髪の男が言うと、茶髪の女の人が言う。
「まぁ、簡単に言えば、お腹の傷の所為で記憶が一時的に消えたって事よ」
「へぇ……それで貴方達が──」
「そう言う事だ」
黒髪の男の人が俺の胸倉を離す、そして座る。
「まぁ、呑気に生きようや、まだ時間は残っているからなぁ」
「そうよね、今からでも遅くは無いわ、ゆっくりと私達の思い出を作れば良いからね」
黒髪と茶髪の男女が喋る、この人が友達──何だか気さくそうだ。
そして俺は呑気に傷を治して、退院をする、目指すは自宅だ。
「あぁ、貴方ですか、退院おめでとう御座います」
猫耳カチューシャを着けた少女が俺に向かって言う、はて、この人は誰だろう? まぁ、良いか、自宅に戻って記憶を思い出さなくては──
「へぇ……俺に彼女が居たのか……」
その瞬間、今は治った腹部に痛みが走る、思い出したくないのか?
そう思いながら彼女の事を忘れようとする、さて、次は何の記憶を思い出したら?
「…………」
無言のまま、新聞を見つめる、自分に有益な情報は無いか調べてみる、無いかもしれないけど、一応は確認がしたい。
そして一か月分の新聞を見遣る、まぁ、結構有益な情報もあった、そして俺が入院している二週間で色々起き過ぎている、まずは、政権交代、他にも戦争とか──本当に戦争は勘弁して欲しい、日本に飛び火しなければ良いが──
そう思いながら新聞のチラシを見る、これは良い物を見つけた──そう思いながら俺は急いで準備をする──
三ヵ月後──
「さぁ、行こう──」
大きなリュックサックに、財布、縁が360度ある帽子を被り、ベージュの服装で俺は旅に出る事にした、旅をして少しは記憶が戻るかもしれない、そう思いながら俺は最初の一歩を踏み出す──その後俺こと青年はこの街に戻ってくる事は無かった──
どっかの田舎で元気に過ごしているか、逆に日本を飛び出ているかもしれない──
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- Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.22 )
- 日時: 2016/07/17 19:56
- 名前: 彩都 (ID: 7dCZkirZ)
しりとりシリーズ 『宿世』の『その後』
俺とお前は一緒に死ぬって運命だった、たったそれだけ。
死んだ俺達は笑いながら天国で宴をしていた。
まぁ、結構楽しいからいいんだけれど──
「それでさぁ、お前はどうするんだ?」
酒が入った状態で素面状態の知り合いに言われる言葉、それの意味を分からずに俺は返答する。
「とりあえず、宴が終わったら寝るかな……?」
「バカ、違うよ──転生の話だよ、お前は転生して人間界で生きるのかって話だ」
「あぁ、それね……お前はどう考えてるの?」
「俺は人間界で生きるけど?」
「だったら俺も人間界で生きるよ」
「いや、今回は別にしようかな?」
「えっ?」
突然の事に俺は驚く。
「いや、さ? 今度は別々に転生して、その次の世界で会えたら良いなぁって、思ったんだよ、一輪廻後って言うのかな?」
「何てカッコいいんだよ、お前の考えた話はよ──分かった、だったら俺は他の所で転生するわ」
「おっけ!」
そう言いながら俺と知り合いはお酒を一杯思いっきり飲んだ──
そして数週間後──
神様は言った。
「お前は何処に転生したい?」
「だったら、人間界かな、もう一回人間になりたい」
「そうか、では転生!」
神様はそう言いながら知り合いに何かの呪文をかける、そして知り合いは消える──次は俺の番だ──!
「次は、前の人間の知り合いだったな、ではお前は何処に転生したい?」
その問いに答えて、神様は驚愕する。
「それで良いのか?」
「あぁ、それでいい」
「分かった──では転生!」
そう言いながら俺は消える──何処に転生したかって? そんなのは簡単だ──『知り合いが転生した人間の心臓』だ──
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- Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.23 )
- 日時: 2016/07/23 19:57
- 名前: 彩都 (ID: KnTYHrOf)
しりとりシリーズ 『清楚』の『その後』
俺は彼女と楽しくこの世を過ごした、そして運命の日、俺は彼女にプロポーズをした、そしてOKを貰い、俺と彼女は結婚する。
そして俺と妻の子──三人生まれた、上から男、女、女だ──が生まれ、二人は三人の子を可愛がりながら、一緒に過ごす。
離婚も喧嘩もない、良い夫婦になる。
そして子も二十歳を向かえ、何とか一人立ちをする。
そして皆に看取られながら、二人は一緒の時刻に死ぬ、二人共、癌で死ぬ。
その時の死に顔は、健やかな笑顔だった──
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