複雑・ファジー小説

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しりとりシリーズの『その後』
日時: 2016/05/07 17:13
名前: 彩都 (ID: YohzdPX5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=18457

始めましての方も知っている方も始めまして。

彩都(サイト)と申します、七作目です。

この作品は『しりとりシリーズ』の続編となっております。

URLは前作『しりとりシリーズ』となっております。

感想等は、この作品の終了後か、前作『しりとりシリーズ』のスレッドにて、お書き下さい。

それではどうぞ。

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.54 )
日時: 2016/11/06 20:38
名前: 彩都 (ID: xrNhe4A.)  

 しりとりシリーズ 『陽日』の『その後』

「起きます、置きます、擱きます」
 自分はそう言いながら文字をつらつらと書き始める。
 今日は暇だから、文字を書く事にしたが、案外辛い、千文字を書くと言うのは相当辛いんだな、と感じながら、文字を書いていると妹の陽日が帰ってきた。
「ただいまー」
「あぁ、お帰り、どうだった? 新しい映画の感想は?」
 妹、陽日は今日公開の新作映画を友達と見てきて、帰ってきた所だ、すると陽日が言う。
「さぁ? あれは人を選ぶ映画だったね」
「成程、参考にしよう」
 自分はそう言って、自室に戻った。

 何とか陽日と俺は現在は中がよいが、昔は険悪だった。
 だが今は仲良しなので、これでいい、こんな兄妹仲が続いたらいいなぁ、と思いながら自分は深呼吸をする、さぁ、もう文字を書くのは切り上げて、夕飯にしよう、自分はそう考えながら文字を書いていた紙をくしゃくしゃにして、ゴミ箱へ放る。
 さぁ、もっと兄妹間を深めたいな、自分はそう思いながら溜息を吐く、今日の献立は何にしよう?

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.55 )
日時: 2016/11/12 22:39
名前: 彩都 (ID: xXhZ29pq)  

 しりとりシリーズ 『皮膚』の『その後』

 たった数年、そのたった数年が自分にとっては幾重にも感じられた、そんな秋だ、自分は大学で自分の皮を剥いでいた所、一人の女性に声を掛けられた、この人も面白半分で、自分の皮が欲しいのか……と思って、顔を上げるとそこには大きく成長した先輩がいた──うわぁ、顔も可愛くなって……後胸も……って何を思っているんだ、自分は! と顔が赤いのを悟られまいとして、顔をブンブンと横に振る。
「お久し振りね、昔の事を覚えてる?」
「昔の事ですか……? 内容によっては覚えていない物もありますけど……」
 自分がそう言うと、先輩は笑う。
「だよねぇ、これは覚えてる? 私が外国に行く時に交わした約束?」
「……唇より、その先、ですかね?」
 するとクフフッと先輩は笑う、笑った先輩も可愛い。
「うーん……面白いなぁ、うん、正解」
「良かった、一時も忘れませんよ、先輩の事……」
 そう言った瞬間、先輩は自分に唇でキスをした、えっ……? いきなり!?
「会いたかった……心細かった、寂しかった、悲しかった、怖かった、だけど、君の事を思うと、頑張れたんだよ? だから、もっと……もっと肌と肌を触れ合わせてくれるかな?」
 そう言う事だったのか……自分は皮を剥ぐ事を止めて、自宅に連れて行った──

「先輩……!」
 自室で、ベッドに先輩を押し倒す、流石にこんな可愛い人を目の前に置いていたら、気が狂ってしまいそうだ、すると先輩は自分の頭を撫でながら言う。
「君もやっぱり男なんだね……良かった、私を押し倒す、という事はそれ程私を愛しているって事だね──」
 そう言って、先輩は自分に二回目のキスをする、濃厚な、舌が入るキスだ。
「先っ輩……!」
 そのまま自分は先輩を野獣の様に襲う──そして先輩と自分は思う存分スッキリする。
「初めてだったのに、激しいね──」
「自分もですよ……先輩、話があるんです……もう行った事だけど──」
 そう言って自分は決心して言う。
「結婚して下さい! 自分と!」
 自分がそう言うと、先輩は喜んで言った。
「うん、いいよ、君がいいならね──」

 そして、自分は大学を卒業してから、先輩と同居を始めた、何とも暖かいカップルになってしまった、冬の寒さなんか、へっちゃらだった。
 そして先輩と自分は結婚した、すると先輩のお腹には新たな命が……と、ここで自分は恐怖した、『自分と同じ遺伝子を受け継ぐ』と言う事は、『皮膚の遺伝』もしてしまうのでは無いか……? と考えてしまう、怖い、同じ皮膚を持つ息子娘が出来しまったらどうだ? 自分みたいにいじめられるのでは無いのか? と思った、だが先輩は『私と君の子だよ? そんな事ないよ、だから安心して?』と言う……本当に大丈夫だろうか? と思いながら時間は出産時期になり、妻は元気な赤ちゃんを産んだ。
 そして自分は性別よりも、皮膚の事を心配する──すると皮膚の遺伝は無かった、良かった、自分はそう思いながら膝から崩れた──
 元気な赤ちゃん、元気な男の子で良かった──と自分はそう思いながら毎日仕事の帰りに迎えてくれる息子と先輩にキスをして、毎日を過ごしている──結婚して良かったなぁ、と自分は思いながら息子と遊ぶ──これからも、自分の子に皮膚が遺伝しませんように、と願いながら──

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.56 )
日時: 2016/11/13 21:00
名前: 彩都 (ID: gZQUfduA)  

 しりとりシリーズ 『不可能へ』の『その後』

 私は頑張ったのだ……遂に『タイムマシン』が完成したのだ! 遂に、遂に! 完成! 何とか完成して、自分は一安心する、少しビールでも飲んで落ち着こう。
 缶ビールを飲んで、自分は一服する、そして『タイムマシン』に乗り込んで、設定等を弄る。
「さぁ、数時間前に戻って、自分を驚かそう!」
 そう思いながら今日の日付、数時間前に設定する、そして、赤いボタンの起動スイッチを押した。
「行くぞ! 過去へ! これが成功すれば、私は『タイムマシン』で、時を越えた人間となる!」
 自分はそう叫びながらタイムトラベルをした──

「これが……歪み……!」
 自分の目の前に広がるのは、真っ暗な闇、漆黒の様な美しさも無く、ただただ真っ暗な光景に自分は愕然とした。
「どうやって説明しようか……?」
 そう思いながら項垂れていると、床から、何か風が通る音がした、何なんだ? と思っていると、床の接着が完全ではなく、少し剥がれていたのだ、その所為で風が通っていたのだ、ヤバい! もしも落ちてしまい、時空の狭間に吸い込まれて、原始時代とかになってみろ、私は相当危険じゃないか! 誰かっ! 助けてくれ! 塞ぎたいから、操作を! って、言っても誰もいないんだよなぁ……
 自分は仕方なく、移動して、釘を使って穴を塞ごうとしたが、まず、釘もトンカチも無いのだ、これじゃあ塞げない──その瞬間、一気に剥がれてしまう、自分はそのまま闇の中へ落ちていった──

 その後、『タイムマシン』だけ帰ってきた、『タイムマシン』は底が抜けており、男性は今でも行方不明の消息不明だ──

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.57 )
日時: 2016/11/19 21:02
名前: 彩都 (ID: hAr.TppX)  

 しりとりシリーズ 『変態候補』の『その後』

「皆さん御久し振りです」
「そんな事を言っても無駄だにゃ、もう見ている読者さんは少ないにゃ」
「辛辣! と言う事で、出ましたね、続編の奴が」
「そうですね、さぁ、盛り上がっていきましょうだにゃ!」

「今回の戦いは変態なら、体力が必要! なので、素手で戦って下さい! ルールは基本無いです、素手で戦えば大丈夫です! それでは試合開始!」
 そう言って、七人の変態は動き出した……
「えー……自分は体力自体無いんですけど?」
 そう言いながら佐久耶は呆れる──

「試合終了!」
「えぇっ!? 少し早くないかにゃ!?」
 そう言って、試合会場を見る、すると佐久耶以外倒れていた。
「…………皆さん、相打ちですか?」
「そうみたいだにゃ……えっと……優勝は佐久耶選手だにゃ!」
「えっ? 嘘でしょ!? ただの傍観者が!?」
「と言う事で、日本最強の変態は佐久耶選手に決まりました! それでは、また会えたらいいにゃあ!」
「そうですね、おめでとう御座います!」
「その前にこんな終わり、ありなの!?」
 佐久耶は少し叫びながら嘆く──

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Re: しりとりシリーズの『その後』 ( No.58 )
日時: 2016/11/20 20:21
名前: 彩都 (ID: oUAIGTv4)  

 しりとりシリーズ 『放火魔』の『その後』

俺は放火魔、ただの放火魔だ、今日も今日とて、何処を燃やそうか、悩む。
 ふむ、あの家もいいなぁ、でもあの家もいいなぁ、そう考えていると、俺は肩を叩かれた。
「ん?」
「警察だが、少し調べても良いかな?」
「…………」
 遂に逮捕か、まだまだ楽しみたかったのに、放火を……自分はそう思いながら、体の事を調べられ、放火魔だとバレた。

 その後、俺は色々な事件(放火である)を話した、確か犯罪を言うと少しは刑が軽くなっているんだっけか? と思いながら自分は淡々と罪を上げていく。
 そして自分は懲役80年という事で収まった、まぁ、犯罪を1000件やってて、懲役が80年だ、まだまだ早い、自分は刑務所に入れられ、呑気に80年を過ごす。

 くれぐれも犯罪をするなよ、それだけが今俺が言える格言だ。
 皆も気を付ける様に。

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