二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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新・ドタバタすぎる日常
日時: 2013/10/11 03:16
名前: りゅーと (ID: rOrGMTNP)

例の通りにタイトルコール!


ウルフ「これは俺とトゥーンとプリンをメインにスマブラファイターの日常を書いた小説だ。100%ギャグだから要注意しろ!」
トゥーン「逃走中で扱っているジャンルネタがあるからねー!クロスオーバーだから色々とネタがあるよー。うにゃにゃにゃにゃーん!」
プリン「ちなみにこっちではスマブラファイターにダークしゃんとクロしゃんがいるでしゅ!ダークしゃんはDX組、クロしゃんはX組でしゅよ。」
ウルフ「たまに作者の企画をやるらしいが、その時には参加してもいいぞー。だが、あの作者の事だからよくない事が・・・;」
※ダークとはダークリンクの事でクロとはブラピことブラックピットの事です



タグ:クロスオーバー スマブラ リリカルなのは ぷよぷよ ポップン 黒子のバスケ ギャグ 擬人化ネタあり キャラ崩壊要注意 一部出番多め 隠しトリオ 狼属性


「補足」にじファンにあった小説をここに。
「さらに補足」ピクシブでは分けて投稿しており、小説カキコでは「新・ドタバタすぎる日常」シリーズでまとめて投稿してますので注意してください。また、一部の過去作品はピクシブに掲載してますのでこちらもどうぞ〜。





『目次』


「笑ってはいけないポップンテレビ局シリーズ」
1・2:>>1-3 3・4:>>7-12 5:>>18-20
6:>>25-28 7:>>43-46 8:>>63-64 9:>>92-93 10:>>101-107
11:>>197-201 12:>>209-212 13:>>221-225 14:>>277-281
15:>>294-299 16:>>635-638


「ドタバタ文化祭シリーズ」
準備編と当日編:>>364-368 当日編2:>>393-401 当日編3:>>410-418
ゲスト編:>>442-449 ゲスト編2:>>559-563 打ち上げ編:>>589-595


「裸族講座」
裸族講座:>>238-243 裸族講座2:>>489-496 裸族講座3:>>530-533


「ポップンロンパシリーズ」
ポップンロンパ:>>702-710 ポップンロンパ2:>>723-729 ポップンロンパ3:>>748-754
ポップンロンパ番外編:>>878-883 ポップンロンパ番外編2:>>904-910


「テストネタ」
テスト:>>776-783 テスト2:>>814-824 テスト3:>>842-849


「短編集」
王様ゲーム:>>32-36
銀魂パロ2連発:>>53-57
アルコールパニック:>>74-78
ある人狼の誕生日:>>84-87
子供組と剣士組のLINE:>>119-123
ある高校生達のLINE:>>152-157
ギラギラメガネ団とチャリアカー組:>>140-143
学生達のドタバタすぎる日常:>>165-168 学生達のドタバタすぎる日常2:>>179-187
質問:>>256-262
ミニッツちゃんのドッキリ:>>316-322
ユーリ様のマジ切れ:>>334-346
没ネタ集:>>609-614
異世界を巻き込んだ珍事件:>>659-668
ゲームの中で:>>688-690
グレイディア狂想曲:>>948-956


※短編には微妙に繋がっている作品があります

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ポップンロンパ(ダンガンロンパパロ)(その5) ( No.706 )
日時: 2013/08/29 19:24
名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)

『最初のおしおき』


空「MZD!これは正当防衛だろ!だから、お咎めなしでなしにして・・・!」
MZD「あんた、それで許されると思ってるのか?社会のルールでは殺人を起こしたら罪となって罰を受ける決まりになってんだよな。あと、あそこまで手の込んだ細工をしたのはどうしてなんだ?内心は早く外に出たかったんじゃないのか?」
空「ぐっ・・・!確かに外に出たいとは思ったけど、俺は人を殺してでも外になんか出たくない!!あのままで殺されていろとでも言うのか・・・!?それにあんたの言うおしおきが怖くて・・・!」
MZD「言い訳はあの世で言ってろ。超高校級の天文学部である空にはスペシャルなおしおきを用意したぜ!せーの!」
空「うわああああああああああー!!!!」


MZDがハンマーを持って手元にあるスイッチを叩く。スイッチの画面にはドットで書かれた空がおり、奥からドットで書かれたMZDがやって来た。そして、すれ違いざまに空を連行する場面になった。



GAMEOVER
アマノくんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。



空「嫌だ・・・!俺は死にたくない・・・!なぁ・・・誰か助けて・・・!」


絶望に染まった空は周囲に助けを求めるが、そんな彼に追い打ちをかけるかのように裁判所の扉の奥から長い鎖がついた首輪が出現し、それが彼の首に巻き付く。対象を捕えた首輪は引っ張られ、空を物凄い力で引きずって行く。今から処刑されようとする彼は裁判所に手を呼ばして助けを求めるが、裁判所の光とみんなの距離はどんどん遠くなっていく・・・。


空「嫌だ!俺はまだ死にたくない!俺、見たい星が多くあるのに!数年にしか見れない星や現象も十分に見てないのにこんな所で終わりたくない!!放してくれぇぇぇぇぇー!!!」


首を押さえて絶叫する彼が引きずられて連れて来られた場所はドーム状の室内だった。その部屋には席が無数にあり、中央にはプラネタリウム装置があった。おそらくここはプラネタリウムの映写室だろう。星好きの空にとっては嬉しいものであったが、こんな事態にプラネタリウムを楽しむ余裕はない。強制的に連れて来られた空は部屋の中央にある柱に縛られると自由に身動きが出来なくなる。
すると、白衣を着たMZDが現れ、持っていたマイクのテストをし、手元にある機材のスイッチを操作する。


MZD「これより、第1回トレミーの48星座を一望が楽しめるプラネタリウムの上映会を行うぜー!この希望ヶ峰学園のプラネタリウムは一味違っており、迫力はもちろん、学校の視聴覚室や映画館にある平面スクリーンに上映される映画では感じる事の出来ない臨場感をその身で体験出来るからな?」
空「ひっ・・・!」



「アストライアーの天体観測」
超高校級の天文学部 天野空の処刑執行



室内は真っ暗になり、プラネタリウム装置が起動して、全体に巨大なプラネタリウム映像が映し出された。内容はトレミーの48星座であり、48ある星座の形を空は全部知っている。最初に映し出されるのは牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座などの黄道十二正座。この十二の星座は占星術、即(すなわ)ち星座占いにも使われており、人間が最も親しい星座だ。その中に空の星座である乙女座もあった。その次にアンドロメダ座やケフェウス座やカシオペア座や白鳥座や蛇使い座やオリオン座などの残りのトレミーの48星座が全部映し出される。
しかも、空がいる場所は特等席であり、偽物であると言えど、最新の設備とたった一人で広大な星座を一望出来る事は滅多にない。


空「綺麗・・・」


高度で最新の設備に空は目に映る星座に感動し、素直に思った感想を述べる。だが、この後に異変が起き始める。


空「俺、あの星座は全く見た事がないんだよな・・・日本から見れない星座や一部しか見えない星座もあるし・・・ん?何か、星座達がいがみ合ってないか・・・!!?」


プラネタリウムの映像で射手座と獅子座が戦っていたのだ。射手座のケンタウロスは鋭い目つきで目の前の獅子を睨んで弓を引き、相手の獅子座のライオンは鋭い牙と爪で目の前の狩人の喉笛に狙いを定める・・・。一触即発の中、先に動いたのは射手座であり、狩人は矢を数本放つ。
星座同士の夢の対決に空は喜び、見入るが・・・


ドスッドスッ


空「え・・・?」


室内に響く鈍い音に空の顔は引きつる。音の方を見ると身動きが出来ない自分から離れた場所に矢が二本刺さっていた。矢はかなり大きく、刺さる場所にあった席は一瞬にして無残な姿になった・・・。さらに獅子座が相手に対して引っ掻いたと同時に別の場所では謎の衝撃波が走り、そこに巨大な引っかき傷が・・・!
これを見た空は瞬時に今、起きた事を判断した・・・!





空「まさか、プラネタリウムの星座が実体化してるのか・・・!?」





予感は的中。プラネタリウムの映像は実体化してたのだ・・・!
ありえない現象に彼は言葉を失うも、放たれた矢の狙撃場所や引っかき傷の痕を見れば、それは実際に起きている・・・!非現実的な事に脳内がパニックになるが、同時に自分に死が迫っている事が分かる。遠くから見れば豆粒状の大きさのものでも、近くで見れば相当巨大であるのだ。遠近法で星座達からの一撃を貰うと死は免れない・・・!

ポップンロンパ(ダンガンロンパパロ)(その6) ( No.707 )
日時: 2013/08/29 19:24
名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)

空「俺が好きな星座で殺されるなんて嫌だ・・・!頼むから外れてくれ・・・!」


必死に逃げようと身を動かす彼を嘲笑(あざわら)うかのようにプラネタリウムの星座達は星座同士で争いを始めた。棍棒を振り回すオリオン座、水瓶から水を出す水瓶座、野生の力で襲い掛かるおおぐま座、体当たりをする山羊座、魔法を放つかんむり座。彼らが戦う度に被害が大きくなり、同時に室内に被害が及ぶ。刺し痕や殴打痕や切り痕、全てを溶かす毒、凶器と化した水、聖なる雷とそれぞれ異なる攻撃が飛ぶも、どれも空に当たってはいない。


空「こんなの見たくない・・・!誰か助けてくれ・・・!あれは・・・乙女座・・・?」


拘束された彼の目に映ったのは自分の星座である乙女座がおり、彼女が銀の天秤を大事そうに持っていた。彼女の顔は泣きそうな顔をしており、星座達に何かを訴えていた。


空「乙女座って確かアストライアーと言う女神が昔、神と人々が仲良く暮らしていた時代にいたんだよな・・・。その時の人間達は仲良かったんだが、時代や後から生まれた人達が争いを始めた。それによって神は天へと帰り、彼女だけが一人残った・・・」


空の星座である乙女座の元になった女神アストライアーは正義と天文の女神だ。星好きの彼にとっては愛着があるものであり、自分の星座を気に入っていた。
しかし、乙女座の星座が誕生する際には悲しい出来事があった。彼女がいた時代は気候は常に暖かく、自然は多くあった。この時には文明などはなく、平和に暮らしていた。しかし、時代が流れると共に四季が発生し、人々の文明が発達した。文明が発達すると同時に人々の欲は大きくなり、ついには争いが起きた。この様子に神々は天に帰り、アストライアーは最後まで地上に残り正義を訴え続けたが、よくと殺戮に支配された地上の人間達は彼女の耳を傾けるわけがない。そして、彼女は人々に失望し、自ら天に昇った・・・。これがきっかけで乙女座が誕生し、同時にアストライアーが持っている天秤は天秤座となった。


空「アストライアーにとっては辛いもんな・・・彼女もあの時と同じように正義を訴えているんだろうか・・・?」


当時のようにプラネタリウムのアストライアーは星座達に正義を訴えるものの、他の星座達は耳を傾けずに戦いを続ける。これに見かねた彼女はついには耐えきれずに涙を流しながらそのまま消えて行った・・・。


空「・・・」


生で乙女座を司る女神の悲しみに空は言葉を失う。それは翔を誤って殺してしまった自分に似た心情と同じだった・・・。もし、別の方法を取っていたらこんな事にはなっていなかっただろう・・・。後悔しても遅すぎた・・・。


空「翔・・・ごめん・・・」


だが、そんな一瞬の沈黙を破るかのように別の音が支配する。
それは何かが落下するような音であり、周囲を見渡して音の発生源を探っていると自分を中心に影が出来ていた。その影は徐々に大きくなっていき濃度も上がっていくと同時に音は徐々に大きくなる・・・。
先ほどの乙女座の出来事を思い出した彼は心臓の鼓動が激しくなっていく。消えた乙女座、大きくなる影、濃くなる影、徐々に大きくなる音。ようやく気付いた空はハッと上を見る。





真上にはアストライアーが持っていた巨大な天秤が空に目がけて落ちて来たのだ—————





ぐしゃ





それが絶望に染まった彼が見た最後の光景だった・・・。巨大な天秤からは赤い血が流れ出し、上空のプラネタリウムには乙女座が美しく輝いていた・・・。
おしおきの一連の流れを外にいる残った生徒達が見ていた・・・。


まりん「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
D「空が死んだのか・・・?これ、夢だよな・・・?」
サイバー「嘘だろ・・・本当にやりやがった・・・!」
凛「こんな悪夢は見たくない・・・!」
ニッキー「狂ってやがる・・・!」
風雅「外に出たいと思っただけでこうなるのかよ・・・!?」
氷海「ううっ・・・」
鈴花「烈・・・」
烈「氷海、鈴花、あまり見るな・・・!」
硝子「・・・」
リゼット「もう嫌・・・!誰か助けて・・・!」


残酷すぎるおしおきに生徒達は全員言葉を失う。気を失う者やその場で泣き出す者が多く出現し、空の死を間近で見たサユリは言葉を失う・・・。


MZD「さぁいこおおおおおおおおおおー!!!やっぱり、好きなものを与えて好きなもので殺された時の絶望感は最高だねぇー!!外に出るためなら、何だってやるんだねぇ〜。大親友さえも殺してしまうとは動機の威力は大きいなー・・・」
サユリ「どうして空君を殺したのよ!?MZD!あなた、何をしたのか分かってるの!!」
MZD「何って?おしおきだろ?」
サユリ「悪い事をしたら許されないのは分かってるけど、あそこまでする必要はないじゃない!!あなたはどうして私達にこんな事をするの!?こんな事をして楽しいわけ!!?」


人の命を何とも思わないMZDにサユリは切れ、彼にビンタをしようと手を上げる。しかし、その手はナカジとタローによって止められる。


サユリ「ナカジ君、タロー君、放して!」
タロー「サユリちゃん、怒りたい気持ちは分かるけど、ここで殴ったら校則違反となって殺されちゃう!落ち着いて・・・!」
ナカジ「ここで冷静になれ。奴の思うつぼだ・・・」
サユリ「・・・」


二人に諭され、サユリは振り上げられた右手を下げる。その様子を見たMZDは「サユリ、命拾いをしたな」と警告をする・・・。


ナカジ「一旦、部屋に戻るぞ・・・少しは落ち着こう・・・」
サユリ「うん・・・」

ポップンロンパ(ダンガンロンパパロ)(その7) ( No.708 )
日時: 2013/08/29 19:25
名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)

『二つ目の殺人』


「簡単な説明」
MZDの言葉に乗って殺人を犯そうとした生徒とどんな理由でも殺人をしてしまった生徒には死が与えられることに全員は言葉を失う・・・。
気分が優れない中、リゼットがサユリに折り紙の話を聞きたいと日本の文化に興味を示した。異文化交流に二人は意気投合し、気分転換にクラフト工作をしようと提案をする。その言葉に少しの生徒がクラフト工作に興味を持ち、工作会を始める。そんな中、クラフト工作に使う紙を増やそうと凛が美術室へ向かう。ところが、彼女が美術室へ行ったっきり戻って来なくなり、心配になったサユリは美術室に向かうが・・・





美術室に行ったきり戻って来ない凛が心配になったサユリは彼女を探しに行く。道中でDに出会い、一緒に行動をする。三階の美術室まで距離があと少しの時、何か物音がする事に気づいた。


ガシャン・・・ガシャン・・・ガシャン・・・


サユリ「今の音って何・・・?」
D「分からん・・・何か、コピー機の作動音のような・・」
サユリ「美術室からするわ・・・」


音は美術室からであり、二人は美術室へ行く。美術室には凛が数十分前に向かったのでそこで何かしているとサユリは思った。美術室に着くなり、部屋のドアを開けようと思ったらロックがされていて開かない。


サユリ「開かない・・・凛ちゃん、私だよ。サユリだよー!!いるんだったら、開けてー!!」
D「聞こえないのか?いや、上に通気口があるから廊下の物音が聞こえるはずだ・・・」
サユリ「鍵を取りに行くという点もあるけど、凛ちゃんが心配だわ・・・。ここはドアを壊したくないけど、緊急時だから大丈夫だよね・・・」
D「この美術室のドア、窓は小さいから中が見えないからそうした方がいいかもしれん・・・!」


緊急時と判断し、サユリは近くにあった観葉植物の石で窓ガラスを割る。石で窓を割ると、そこから手を伸ばしてドアのロックを解除する。カチャンとロックが解除されると、急いで美術室内に入る。しかし、そこには・・・


D「おい・・・マジかよ・・・!」
サユリ「そんな・・・嘘だよね・・・」


二人の目に信じられない光景が飛び込んで目を大きく見開き言葉を失う。美術室内を支配するのはコピー機の無機質な作動音であり、コピー機は紙を印刷し続ける。コピー機には真っ白な紙をスキャナー部分に挟んでおり、白い紙を無限に生み出す。使用用途がまったくない紙は美術室の床を埋め尽くす。
白く染まった床だけでも注目するが、問題は室内の中央。美術室の中央には・・・





数十分前に席を外した超高校級の読書家の霜月凛の首吊り死体があったのだ・・・





サユリ「きゃあああああああああああー!!!」
硝子「どうしたの!?一体、何が・・・!?」


ピンポンパンポーン


放送「死体が三階の美術室で発見されたぞ。生徒の皆さんは美術室で捜査を行い、一定時間後に学級裁判を行うぜ。」


烈「死体だと・・・!?誰かが殺されたのか・・・!!?」
風雅「また起きてしまったのか・・・!!」


リゼット「まさか、凛が・・・!?」
鈴花「事件に巻き込まれたの・・・!?」
タロー「ナカジ!」
ナカジ「ああ・・・」


※ダンガンロンパを知らない人に説明しますが、殺人が発生して死体を3人以上の人物が目撃したら、「死体発見アナウンス」が流れる。そのあとに捜査を行い、一定時間後に学級裁判が行われる。


凛が亡くなった場所で生徒達は捜査をする。ここで分かった事は・・・


D「死因は首を絞められての窒息死か・・・自殺っぽいな・・・その際に使われたのはカーテンの布か・・・」
ニッキー「床に美術室の鍵があったぞ!そう言えば、鍵ってスペアはないんだよな・・・?」
タロー「上の通気口、高い位置にあるから何か物を使わないと登る事が出来ないよね・・・そこのテーブルを使っても届かないし・・・」
烈「テーブルは固定しているから、近くには持って行けないな・・・椅子を使っても小さいから無理がるし・・・」


「備考」
・凛の死因は自殺でカーテンの布を使用。
・上の通気口は高い所にあり、身長が高いタローやD達がテーブルなどを使っても届かない。
・鍵は室内の床に転がっていた。スペアはない
・つまり、美術室は密室状態。


と、大半が自殺と思い込む。だが・・・


サユリ「あれ?通気口に何かの擦れが・・・紐の擦れ痕っぽいね・・・」
ナカジ「首に縄の締め痕が・・・?(まさか、他殺・・・?」
硝子「こんなとこに釘があるわ・・・どうしてかしら・・・」
サイバー「あれ?一部だけ紙に穴が開いているんだが・・・よく見ると何枚か混じっている・・・」


「追加情報」
・通気口の一部に紐状の物の擦れ痕がある。
・凛の首に縄の締め痕があった。カーテンと比べるとまったく違う。他殺の可能性もある
・美術室のところどころに釘が数本刺さっていた。
・床に散らばっている紙の数枚に穴が開いているのがあった。





場面は変わって二度目の学級裁判。凛の死は自殺ではなく他殺である事が判明。
犯行トリックはサユリのクラフト工作が決め手だった。クラフト工作に使われる紙は使用用途や作る物によっては相当な強度を誇ったり、木を切る事も可能な刃にもなるのだ。
犯人は美術室に行った凛を縄で首を絞めて殺害した後、自殺したかのように見せかけるために偽装。美術室内に数本の釘を刺し、そこにたくさんの紙を通した強度の高い糸を引っかける。そうなると出来るのは小さな足場だ。犯人はその足場で上にある通気口から脱出。最後に糸を切れば、足場に使われた紙は室内に散らばる。あとは起動させたコピー機の紙を混ぜてカモフラージュさせるのみ。


サユリ「これで密室トリックの出来上がり。まさか、私の趣味を利用されるなんて思ってなかったわ・・・。犯人は私の話を聞いてそれを真似した人物よ。それに糸を使ってた人物が一人いたでしょ?」
氷海「それってまさか・・・ビーズをしていた・・・」
サユリ「そう。もう、ばれちゃってるから正直に認めた方がいいよ?・・・まりんちゃん、あなたが凛ちゃんを殺した犯人でしょ?」
まりん「—————!!」



論破!





被害者:超高校級の読書家 霜月凛
クロ:超高校級のブラスバンド部 佐野まりん
動機:MZDの言葉や行為は冗談かと思っていたが、最初の裁判で処刑された空を見て絶望的になった。そのせいで元々あった外に出たいという願望が強くなってしまい、殺人に走った。ちなみにどうやって殺そうかとした時、サユリの趣味である工作の話を聞いて紙を利用した密室トリック思いついた。

ポップンロンパ(ダンガンロンパパロ)(その8) ( No.709 )
日時: 2013/08/29 19:26
名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)



クロとして見抜かれたまりんは全ての負けを認め、白状をする。


まりん「私ね、一刻も早くここから出たかったのよ!!どんな手を使ってでもね・・・!部活のみんなや大親友の歩がどうしても心配になった・・・!何が何でも出たい私はあんたの趣味である幼稚な折り紙を利用したのよ!古新聞やチラシのようなゴミで遊ぶのがそんなに楽しいって私は全く分からなかった!!貧乏くさいとしか思ってないわ!!・・・でもね、あなたの折り紙は凄い便利だったわ。実用出来る趣味が犯罪にも使われちゃうもんね?超高校級の名前を持つとそれなりにもいい答えが出るわ・・・」
サユリ「褒めてくれるのは嬉しいよ・・・。まりんちゃん、私は凄いショックなの・・・どうして・・・」
まりん「私もそこにいる子供に踊らされた一人よ・・・私だって本当は殺したくなかった・・・だけど、あんなものを見せられたせいで余計に外に出たくなったんだ・・・歩や部活のみんなが心配になって、一秒でも早く出たかったんだ・・・人間って変わりやすいのね・・・あはは・・・。最後に言うけど、みんなは私みたいに馬鹿な真似はしないでね?サユリ・・・絶対に生き延びて・・・」


涙を流しながらサユリに謝罪をする彼女は相手の手を握りしめる。ぎゅっと握られた手にまりんの優しい優しい温もりが伝わってくる・・・。



GAMEOVER
サノさんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。



「じょいふる☆ホットアンサンブル」
超高校級のブラスバンド部 佐野まりん処刑執行





『繋ぐ想い』


サユリ「・・・」


まりんの処刑後、彼女は部屋に一人籠っていた。手には折り紙の欠片があった。それは複数の折り紙で作られるユニット折り紙のひと欠片だった。実は全員が生存時にサユリが「絶対に生きて脱出しよう!」とみんなに渡して作ったのだ。その中にはいくつかメッセージが書かれていたり、不器用ながらに折ったものや上手に出来たものなどがある。作るのは嫌だと思っていた人もいたが、想いは一つでありそこに希望を込められていた・・・。
完成すると大きなくすだま状のオブジェにもなり、専用の紙で作られたので完成した時には宝石のように輝くだろう。おしおき前にまりんが手を握ったのはサユリに自分が担当した部分の最後のパーツを渡していた。彼女が作ったのを分解すると、そこにはメッセージが書かれてあった・・・





サユリへ


これを読んだ時は私はもういないでしょう。この学園生活の中でもサユリはみんなの心を落ち着かせようとしたり、全員で脱出出来るように努力をしたんだよね?あなたの言葉や行動には多くの人達が救われました。
この間、作ってくれたお菓子は美味しく、楽器のセッションは楽しかったよ。歩にもあなたを紹介したかったな。いいセッションが出来ると思うし、他のみんなも誘おうかなっと思ったんだ!だけど、もうそれは叶う事のない夢・・・。自業自得だもんね・・・。
サユリ、あなたはみんなの希望なの。この先にどんなことが待ち受けているか分からないけど、絶対に諦めないで!何としてでも生き延びて・・・!あんな子供に負けちゃダメよ!!ずっと応援してるからね!!
最後にですが、あなたを馬鹿にしてごめんなさい・・・。サユリは超高校級の才能の持ち主だよ?


まりん





サユリ「まりんちゃん・・・!ひっく・・・ひっく・・・」


涙を流す彼女はまりんが作った折り紙を再び元の形に戻す。最後に渡された欠片を作りかけの部分にはめ込むと一つの形になりつつあった・・・。


・・・


同時刻、処刑場。おしおきの際に熱中症で亡くなった超高校級のブラスバンド部の少女の傍らにはサユリが折ったハートのモチーフがあった。そのモチーフは熱風に晒されると、自然に宙を舞いながら業火の方へ落ちて行き、赤き炎に触れた瞬間、ハートの折り紙は一瞬にして灰になった・・・。





かなり長いので一旦区切ります。最後に空とまりんのおしおきについて説明を!

ポップンロンパ(ダンガンロンパパロ)(その9) ( No.710 )
日時: 2013/08/29 19:27
名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)

・空の「アストライアーの天体観測」
プラネタリウムがある天文部屋に連れて来られた空。身動きが出来ない彼の目に飛び込んで来たのはトレミーの48星座。プラネタリウムの映写会に空は思わず見とれるが、そのあとに星座達が戦う場面に切り替わる。星が好きな彼にとっては嬉しいものだったが、星座達の攻撃が実体化しており、彼らの攻撃が飛んで来る。そんな中、自分の星座である乙女座の元となった女神アストライアーが戦う星座達を見て嘆き、正義を訴え続ける。だが、戦う事しか知らない彼らは彼女の言葉に耳を傾けない。神話同様に正義を訴えるが、争う星々達に耐えきれずにアストライアーは涙を流しながら去る。しかし、彼女が持つ天秤がそのまま空に落ちてくる。身動きが出来ない彼はそのまま上空から落ちてくる天秤に潰されて死亡。その直後にプラネタリウムに乙女座の星座が出ておしおき終了。
このおしおきで恐ろしいのは好きな星で殺されるだけじゃなく、皮肉な事に自分の星座である乙女座に殺された事。さらにその時の凶器がアストライアーが持つ善悪を区別する天秤・・・。彼の趣味は天体観測なのでそれにちなんだのを採用。あと、アストライアーが持つ天秤はその直後に天秤座となり、乙女座の隣にあります。これはきつい・・・


・まりんの「じょいふる☆ホットアンサンブル」
巨大なマリンバ状のステージでマリンバ演奏をするまりん。彼女の真下には地獄の業火があり、背後にはバッハ風の格好をした巨大なMZDが同じようにマレットを持って演奏中。ステージ中央にいるまりんは笑顔で演奏しているが、背後にいるMZDがマレットを叩いて演奏をするので振り下ろされたマレットで自分を潰すかステージを破壊して自分を業火に落とすかと冷や冷やする。しかし、彼はそんな彼女を余所にマレットでの激しい演奏やまりんの横の鍵盤を何回も叩く。こんな事をするとまりんはパニックになり、死にたくない感情と早く終わってほしい感情に板挟みになった状態でマリンバを演奏。
パニックになる彼女はついに倒れてしまう。実際は真下の業火の温度がどんどん上昇しての熱中症での死亡。何故、これを思いついたかというとまりんのプロフィールの嫌いなもので真夏の部室と書いてあったので熱中症で死亡するというのを思いつきました。ビジュアルファンブックに他のキャラのオシオキ案もあったけど、舞園さんと朝比奈さんのが結構えげつない・・・。


続きます。ちなみにオシオキをあと三人ほど喰らいます。





長かった・・・感想おk


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