二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ボカロ曲を自己解釈で小説にしてみた!!【リク大募集!】
- 日時: 2017/06/16 19:51
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
どうも!
ボーカルロイドです!
ボカロと小説が好きなので、自分の自己解釈で小説を書いてみました!
リクや感想などはいつでも受け付けています!!!!
投稿は基本毎日なのでいつでも声をかけてください!
また別のスレではカゲプロ二次創作小説を作っています!
気になる方は是非覗いてください!
では、どうぞよろしくお願いします!!
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- Re: ボカロ曲を自己解釈で小説にしてみた!! ( No.61 )
- 日時: 2017/04/15 13:36
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
みんな、言葉の意味がわかったらしく、うんうんと頷いている。
ただ、唯一英語の弱い鈴ちゃんは「どういう事ー?」と言って、首をかしげていた。
「その、未来姉と魁斗兄が言っている、ブ、レッスング?なんとか、バースデーとか…エブリワンって何?」
鈴ちゃんはblessing(ブレッシング)をブレッスングと間違え、everyday(エブリデイ)をエブリワンと間違える始末。きっと、リスニングテストとか、かなりボロボロだろうなぁ〜…
少し、苦笑いもしつつ鈴ちゃんに教えてあげた。
「ブレッスングじゃなくて、blessingだよ。これは、祝福って意味なの。私が言ったのは、あなたの誕生日のための祝福。魁斗先輩が言ったのは、貴方の毎日のための祝福。って意味だよ!」
「ふーん、でもなんで誕生日とか、毎日とかを祝うの?」
「…アハハ」
それはさっき、自分で言ったでしょ!
そのツッコミを抑えて、笑った。鈴ちゃんは本当に分かってないらしく、不思議そうに首を傾げて、眉をひそめている。
すると、蓮くんが鈴ちゃんに近づき、こそこそと何かを耳元で話した。
すると、鈴ちゃんはポンっと手を打ち納得したような顔で頷いた。
「へえ、なんか…ロマンティックな発想だね」
「…ロマンティックの意味わかってる?」
「ううん。分かんない!」
「えー…」
そこで大爆笑が起こり、話はここで終わった。
あ、そういえば。
蓮くんは鈴ちゃんになんて言ったんだろう?
私は蓮くんに近寄り、聞こうと口を開いた。
「鈴に何言ったか気になるの?」
「…う、うん」
「…やっぱか」
蓮くんは少し天然な鈴ちゃんとは違って、物凄く賢くて勘も鋭いんだ。
だから、大抵思いを伝える前に、言われてしまう。
蓮くんは、ふぅと息を吐いた。
「鈴に行ったのは、未来姉と魁斗兄が言いたいのは、毎日が誰かの誕生日で命日だって言いたい事を伝えたんだ」
「ああ…、なるほど」
確かにそういうと、なんで毎日を祝福するのかが分かる。
蓮くんは本当に凄いなと、また改めて思った。
私がずっと見つめていたせいか、蓮くんは赤い顔で足早に行ってしまった。
もう、以外とシャイなんだから…ま、面白いけどね。
私は、みんなの背中を追うように走っていてた。
* * *
- Re: ボカロ曲を自己解釈で小説にしてみた!! ( No.62 )
- 日時: 2017/04/16 15:40
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「未来姉!瑠花姉!!!大ニュース〜!!!!」
昼休み、静かな図書室に鈴ちゃんの声が響いた。
私と瑠花ちゃんは、本が好き。だから、昼休みは決まってここにいた。
鈴ちゃんは、クスクスと他の生徒に笑われているのに、全く御構い無しで、もはや、私たちに向かって手を振ってるくらいだしね…
「おい!バカ鈴!!」
「あいたっ!」
その後ろから、焦ったように出てきたのは蓮くんだった。
鈴ちゃんに向かって、バカと言い放ち頭にチョップをかました。鈴ちゃんは、痛そうに頭を摩っている。その目には涙が溜まるほど…
わあ、痛そ〜…
蓮くんはキョロキョロと辺りを確認してから、私たちにこっちにおいでと手招きしてきた。私と瑠花ちゃんは、本を直しすぐに寄って行った。
蓮くんは私たちが来ると、やっと聞き取れるぐらいの声で言った。
「あのさ、バンドの集まりがかかったから、集合」
「「…!!分かった!」」
私と瑠花ちゃんと鈴ちゃんと蓮くんで急いであの場へと向かった。
久々の集まりだったからだ。
* * *
- Re: ボカロ曲を自己解釈で小説にしてみた!! ( No.63 )
- 日時: 2017/04/18 20:16
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
最近ちょっとリアルタイムの方でかなり忙しいので、投稿がまばらになります。
今日も2日ぶり(だったはず…)なので、お知らせが遅れました。
もしも、小説を楽しみにしていた方(いるわけ無いけど…)
本当にすみません…
もしかしたら、投稿する小説の量も極端に少なくなる可能性大です…
本当に
すみません…
- Re: ボカロ曲を自己解釈で小説にしてみた!! ( No.64 )
- 日時: 2017/04/18 21:21
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「あ、来た」
「ありがと、集まってくれて」
そこに居たのは、冥子先輩と魁斗先輩。
さっき蓮くんが言っていたバンドっていうのはこのこと。一応、バンド部って名前付いている、ちゃんとした部活動の1つなんだけど…。
顧問もいないし、他の部活動に入ってるしね。
私は、吹奏楽部に。瑠花ちゃんは、弓道部。鈴ちゃん連くんは、演劇部。魁斗先輩は美術部。冥子先輩は、バレー部と、多種多様だ。
でも、バンド部の時はちゃんとした部員となる。
ちなみに、部長は魁斗先輩。そして副部長は冥子先輩だ。2人とも、もう高3だから、そろそろ卒業だ。
今年の文化祭で引退だ。 寂しいところだが、いつも文化祭は大いに盛り上がる。だから、3年を送り出すためには、やるしかない。
この時期に呼び出しがあるってことは、きっとそういうことなんだろう。まだまだ夏だけど、秋の文化祭はすぐに来る。
だから、早めに準備しておくのだ。
2人とも、みんなに1つの机に来るように合図した。
私たちは、グルリとその机を囲うようにして、周りに集まった。
その上にあった紙は、やはり文化祭での曲の順番決めだった。私と瑠花ちゃんは、2回目だけど、鈴ちゃんと蓮くんにとっては、初めてのことだ。
魁斗先輩は、シャーペンをカチカチと音を鳴らして、芯を出した。
そして僕たちが作った楽曲。そして、前々の先輩方が、作ってくれた楽曲。その中から選ばないといけない。
魁斗先輩は、楽曲が書いてある紙を取り出し、一部をまるで囲った。
「俺的にはみんなに1人1人、ソロボーカルが欲しいんだよね。例えば、未来はメルト、瑠花はダブルラリアット、蓮はfire@flower、鈴は天樂、冥子は悪食娘コンチータ、俺はスノーマンとかさ、色々組み合わせは自由なんだ」
確かに、そうするとたくさんの種類がある。
「でも、俺はさそういう系じゃなくて複数人がいいんだ。例えば、未来と鈴のなりすましゲンガーとか、鈴と蓮のスキキライとか、瑠花と未来のワールズエンド・ダンスホールとかさ。こういうのが欲しいんだ」
確かにそんな感じだと、2人で大いに盛り上がるし、緊張だって少し和らぐだろう。
確かに、そう捉えるとものすごくいい案だと思う。
みんなの顔が晴れている中、魁斗先輩だけが暗い表情のままだった。
なんでだろう、それはすぐに分かった。
「でもさ、全員のはないでしょ?俺が、見た限りだと、1つもないんだ」
怒りと呆れと諦めを足して3で割ったような、微妙な感じだった。
なんだか、本当の感情が分かりづらい。
「だから、作ろうよ?俺らで、全員の歌」
魁斗先輩はここにいて、初めて面白そうな顔でニヤリと笑った。
* * *
- Re: ボカロ曲を自己解釈で小説にしてみた!! ( No.65 )
- 日時: 2017/04/21 21:06
- 名前: ボーカルロイド (ID: X2arTSSH)
「そーんな暇があるの?バ魁斗」
「いてっ!」
ぱこっといい音を響かせて、冥子先輩は丸めた楽譜で、魁斗先輩の頭を叩いた。
魁斗先輩は、否定された事に不満を持ったのか、ブスッとした顔つきで冥子先輩を見ている。そんなの気づきっこない冥子先輩は、呆れたように言った。
「まず大体、あと2ヶ月ちょいで作れると思うの?私たちだって、曲作るのに大体5ヶ月はかかるじゃない。そんな、非現実言わないでちょうだい」
そう言われるとそうかもしれない。
私達は、自分の曲を作るのにせいぜい5ヶ月はかかる。早くても、3ヶ月だ。
確かに、2ヶ月とちょっとだけでは、全然足りない。冥子先輩のいう、非現実ってのはあながち間違いじゃないかも…
そうすると、魁斗先輩がずいっと何かを冥子先輩に突き出した。
「じゃ、これ見てよ!これ見ても、無理って言える!?」
非現実とか言われた事に腹が立ったのか、怒ったような口調で早口に言うと、たくさんの紙の束を、冥子先輩に押し付けた。
最初は冥子先輩も、怒ったように乱暴にその紙を見ていたが、どんどん表情が穏やかになって、最後には、ふふっと笑い出した。
私と鈴ちゃん、蓮くん。そして、瑠花ちゃんは、状況が飲み込めなくて少しだけ、混乱していた。
冥子先輩が笑い出すと、魁斗先輩もつられて笑い出した。
私たちを置いて…
「いやぁ、これは負けだわ。私の負けね」
「だろ?俺だって無能ってわけじゃないぞ〜」
「い、いったいどういう事ですか?」
瑠花ちゃんが、気になって仕方なかったのか、冥子先輩と魁斗先輩に聞いていた。2人は、視線を合わせると、瑠花ちゃんに紙を差し出した。
「読んでみてよ。すぐに分かるから」
冥子先輩に言われた通りに、瑠花ちゃんは紙を読み始めた。
私も鈴ちゃんも蓮くんも、横から覗くようにしてみた。
その紙はアンケートになっていて、そのアンケートの題名は…
《歌詞にしたいフレーズ募集中!!》
そこには、私達バンド部以外の生徒、みんなの想い想いのフレーズが赤裸々と綴られていた。いつの間にこんなことしたのだろう。
驚きでチラチラと魁斗先輩と、そのアンケートを何回も何回も見た。
それを見た、魁斗先輩は得意げになって、我が物顔に振舞い出した。でも、これさえあれば、本当に2ヶ月ちょいで終わるかも…!
私は、今から来るであろう、楽しみに心を躍らせた。
* * *
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