二次創作小説(新・総合)

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カラーズライブ 完結
日時: 2024/07/28 19:14
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

こんにちはいくちゃんです!
新ストーリー投稿!
これはナンバーカラーズより古いお話です!
ナンバーカラーズで出てきた経子や友子達がまだ中2だった頃まで遡ります!
簡単に言うと、ラブライブシリーズの話にプリキュア要素を入れた話となります。
テーマは輝きです!
それでは始まり始まり!

輝きってなんだろう?
輝くってなんだろう?
人を喜ばすってなんだろう?
人を引き寄せるってなんだろう?
それを追い求めた私達の夢への物語!

Re: カラーズライブ ( No.77 )
日時: 2024/04/11 22:48
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

楽子「じゃあ、行ってきます!」

シグマ「行ってらっしゃい!」

輝「楽子ちゃんしっかりね!」

夢「負けるんじゃないわよ!」

元「こっちは私達で絶対本選に進んでおくから!」

繋「決勝は絶対一緒に歌おうね!」

楽子「皆、ありがとう!私も頑張ってくるね!」

シグマ「勿論!約束!」

第76話・2次予選突破へ!羽加のモヤモヤ!

任「さあ特訓ですわよ!」

忠加「また暴走するのね!」

元「でも、今回は本当に負けられないわよ!」

夢「救子達『カラーズ』は余裕で予選突破してるわ!」

忠加「なんであんたが?」

羽加「救子さんは信じられないけど、夢ちゃんの生き別れの妹なんだよ!」

忠加「妹?姉の間違いじゃないのか?」

任「兎に角・・・」

プール
任「特訓していきますわよ!」

輝「なんでプール掃除なの?」

夢「なんかプール掃除の手配を任が忘れてたのよ!」

任「忘れてたのは夢さんでしょ?言いましたよね?くじ引きで外れた部活動がやると・・・」

心美「夢ちゃん!」

夢「知らないわよ!こんなの普通水泳部の仕事でしょ!何日プール使ってるか!ってか私はやることは覚えてたけど、任が日にちを教えてくれなかったんじゃない!」

任「言いましたよ!私は今日の日にちを!」

夢「聞いてないわよ!」

忠加「生徒会長と部長がこんなんで良いの?」

元「私もそう思う」

掃除後

祈留「ピッカピカだね!」

任「私のお陰ですわ!」

忠加「中にすら入ってないくせに・・・」

任「何か?」

羽加「まあまあ・・・」

元「そうだ!折角だしここで練習しない?」

輝「ええっ、滑らない?」

心美「ちゃんと掃除したから大丈夫にゃ!」

所定位置で構える一同

輝「あっ!楽子ちゃん居ないんだった!」

元「楽子ちゃんの位置に、誰かが代わりに入るか・・・」

夢「代役って言われてもねえ・・・、そもそも、偶数から奇数になって、フォーメーションも変わるからな・・・」

任「たしか、今回は元々『ダブルセンターを今回は楽子さんにしよう』って成ったんですよね?」

全員・ジー!

羽加「えっ?私!」

輝「うん!」

羽加「待って!そもそもダブルセンターはいつも輝ちゃんと元ちゃんだったよね?」

元「今回は1年生達のフォーメーション移動を分かりやすくするために学年で分かれたんじゃん!」

夢「まあ、取り敢えずやってみなさいよ!」

屋上

元「1・2・3・4、5・6・7・8!」

輝・羽加「あっ!」

羽加「ごめん、私間違えちゃった!」

輝「違うよ!私が羽加ちゃんに合わせられなくて・・・」

2回目

元「1・2・3・4、5・6・7・8!」

輝・羽加「あっ!」

夢「全然ダメね!」

任「1回、元さんやってみてください!」

元「あたし?」

任「1・2・3・4、5・6・7・8!」

全員「オオッ!」

忠加「上手うま!」

心美「なんで息が合うの?」

元「歩幅とか、輝の性格、距離感、癖、あらゆる事を想定して、私が合わせてるの!」

夢「ヤバ!」

祈留「凄い!」

忠加「もう、元がやったらどうなの?」

任「時間を考えても、そうした方が・・・」

羽加「いや、私にやらせて下さい!」

全員「えっ?」

羽加「私はあくまで楽子ちゃんの代役だから!」

旅館の駐車場
元「1・2・3・4、5・6・7・8!」

輝・羽加「あっ!」

輝「あっ!ごめん、楽子ちゃんと練習してた歩幅で動いちゃって・・・」

元「いや、そうじゃないのよ!羽加が逆算しないと一生合わないよ!」

羽加「もう1回!」

輝「えっ?でも・・・」

羽加「何回もやって距離感を掴む!」

輝「分かった!」

しかしこの日は上手く行かなかった

一方その頃
忠加『私は一体何をやってるんだ?普通にアイツらと時を過ごしてライブまでやってるじゃないか!』

生徒会室
夢「上手くいくかしら?」

生徒会室のドアの陰
忠加「ん?」

任「気長に待つしかありませんよ!」

夢「あっ!これは!」

任「輝さんが初めて持ってきた新部活申請書ですね!」

夢「へー、最初は輝と羽加だったんだ!」

任「そんなに意外ですか?」

夢「私てっきり輝と元からだと思ってた!」

任「そうですね、お2人の方が付き合い長いですし・・・」

忠加『よし、コイツらの中を引き離せば・・・』

帰宅中の羽加

羽加「ハァー、楽子ちゃんの代わりとは言っても・・・(なんで元ちゃんは息が合うの?)」

コソコソ・・・

羽加「ん?」

パッ!

羽加「誰?さもないと警察を・・・」

忠加「私だよ!私!殺す気か!」

羽加「あっ!忠加ちゃん?」

とある公園
忠加「それで上手く出来たの?」

羽加「いや、もう全然!」

忠加「私が見る感じ、別の事に悩んでるように見えるけどね!」

羽加「えっ?」

忠加「嫉妬してるんじゃないの?」

羽加「そんなことは・・・」

忠加「楽子に?」

羽加「違うよ!元ちゃんにだよ!あっ!」

忠加「遂にボロを出したわね!」

羽加「分かってたの?」

忠加「分かりやすいのよ!」

羽加「だって、私は輝ちゃんの保育園時代からの幼馴染みで・・・」

忠加「知ってる!聞いた!」

羽加「いつも一緒に遊んでいて、深い関係で、お互いの事なら何でも知ってる仲だって思ってた!だから、スクールアイドルも一緒にやるって言われた時嬉しかったんだ!」

忠加「ふーん、最初が輝とあんたってのは本当だったのね?」

羽加「今知ったの?」

忠加「半信半疑だったのよ!」

羽加「でも、あの時私以上に輝ちゃんの事を知ってる、生まれた時からの幼馴染みの元ちゃんの存在を知った時悔しかった!」

忠加「たかが、出会う時間が違うだけじゃない!そんなことで悩むの?」

羽加「そりゃ、忠加ちゃんや他の人達からしてみれば、『そんなことで?』って思うかもしれない!でも、好きな人が自分以外の人と楽しく過ごしてたらなんか嫌な気持ちにならない?」

忠加「そんなこと・・・」

祈留『忠ちゃん!』

忠加「うっ、・・・」

祈留『きっちゃん!行こう!』

忠加「あったわ・・・」

羽加「そういう事なの!」

忠加「そんなもん、当たって砕けろって話よ!」

羽加「えっ?」

忠加「元だろうが、輝だろうが、あんたの本音を言えば良いだけだろ!」

羽加「忠加ちゃん・・・」

忠加「兎に角、自分の思ってることだけ言え!自分の正直なきもちをな!」

羽加「忠加ちゃん?何かあった?」

忠加「あるかよ!小学生の時自己紹介失敗していじめられて、祈留しか声掛けられたりなんかしてないんだから!」

羽加「フフフ、ありがとう!」

次の日
輝「おはよう!羽加ちゃん!」

羽加「おはよう!何それ?可愛い!」

輝「あっ!このシュシュね・・・」

リンリンリン

輝「音が成るんだ!」

羽加「へー!」

輝「これでタイミング測ったら上手く出来るんじゃないかって元ちゃんが!」

羽加「えっ?」

輝「これが羽加ちゃんの!」

羽加「やっぱり元ちゃんとやりなよ!」

輝「えっ?」

羽加「私とは相性が合わないんだよ!だから!ごめん!」←シュシュを置いて逃げる

輝「羽加ちゃん!」

忠加『アイツ!仕方無い・・・』

忠加「ごめん、私トイレ行ってくる!」

祈留「うん、分かった!」

校舎裏
忠加『よし!』

ダークに変貌

ダーク「しばらくやってなかったからな、本当世話の焼ける奴だ!(まあ今回で2人目か・・・)出てこい!スーパーマックーラ!この世を真っ暗に染めてしまえ!」

スーパーマックーラ!←モデル・木

祈留「えっ?」

任「どうしました?」

祈留「う、後ろ!」

夢「後ろ?」

シグマ「ギャーーーー!マックーラ!」

輝「兎に角、皆変身するよ!」

カラーズチェンジ!

目指す夢を追い求めて!タンヂェリーンシャイン!

皆を引っ張る元気な心!トゥルグウァイスチアフル!

皆を沸かす笑顔の風船!ライムムード!

仲間との協力!信頼の祈り!ブライトプレアー!

誰もが持つ夢の輝き!アクリクトドリーム!

チームを纏める司令塔!ウルトラマリンリスポンスィブル!

スーパーマックーラ!

ドン!ドン!

シャイン「待ちなさい!」

ダーク「フッ!久し振りだなぁ!」

チアフル「あんたはダーク!」

ドリーム「しばらく見ないと思ってもう死んでたかと思ったら・・・」

ダーク「勝手に人を殺すな!ん?今日は少ないな!」

リンポンスィブル「いやいや、あなたは私と初対面の筈ですが?」

ダーク「2人居ないだろ!」

ムード「まさか、ミュージックが居ない時を狙って・・・」

プレアー「あれ?フェザーも居ないよ!」

シャイン「あっ!そう言えばさっき走って出ていった!」

ドリーム「何があったのよ!?」

シャイン「分かんないよ!チアフルに貰ったシュシュを渡して・・・」

ドリーム「絶対それが原因よ!」

チアフル「なんで?」

リンポンスィブル「あなたが作ってどうするのですか?」

チアフル「いや、息を合わす工夫としてどうかなって・・・」

ダーク「スーパーマックーラ!シャインを狙え!」

スーパーマックーラ!

シャイン「えっ?」

チアフル「危ない!」

ガシッ!

ダーク「よし!よくやった!『作戦成功だな!』」

シャイン「チアフル!」

チアフル「離せ!離しなさいって!」

部室
繋「ああ、どうしよう?こんな時に羽加さんどこ行ったの?」

一方その頃
羽加『私、なんであんなこと言っちゃったんだろ?』

プルルルル、プルルルル・・・

羽加「はい、もしもし!」

楽子「もしもし羽加ちゃん?」

羽加「楽子ちゃん?どうしたの?」

楽子「いや、私のわがままで、羽加ちゃんが私の代役引き受けたって聞いたから・・・、
   大丈夫かなって?」

羽加「だ、だ、大丈夫だよ!」

楽子「嘘!」

羽加「えっ?」

楽子「嘘付いてるよね?」

羽加「そんなことは・・・」

楽子「ここで嘘は止めて!それで決勝に行けなかったら私は羽加ちゃんを一生恨むよ!」

羽加「ごめん、楽子ちゃんには嘘付けないな、本当に勘が良いなあ楽子ちゃんは・・・」

楽子「羽加ちゃんの反応が分かりやすいのよ!」

羽加「えっ?」

楽子「元ちゃんからも聞いてるよ!息が合わないだけでなく、合わせることも出来ないって!」

羽加「元ちゃんは出来るのに、私は出来ない、同じ幼馴染みなのになんでこんなに差が出来たのかな?」

楽子「私が思うに、立場の問題じゃないかな?」

羽加「えっ?」

楽子「元ちゃんは、1つ年上で輝ちゃんを見守る存在として、輝ちゃんを妹のように見てきたから、自分よりも輝ちゃんに合わせる方が多いから、それを経験してるから!でも羽加ちゃんは同級生で距離もそんなに変わらないんじゃないかな?」

羽加「何が言いたいの?」

楽子「羽加ちゃん!羽加ちゃんは私や元ちゃんの様に無理に合わせるのではなく、羽加ちゃんらしい、羽加ちゃんのパフォーマンスで挑んだらどうかな?」

羽加「私らしいパフォーマンス?」

楽子「それは輝ちゃんもきっと思ってる筈だから!」

繋「羽加ちゃん!大変だよ!」

羽加「あっ!何かあったから切るね、アドバイスありがとう!」

楽子「う、うん!」

カラーズチェンジ!

前向きに変えるムードメーカー!スカイフェザー!

一方その頃

ムードパンチング!

プレアーウィング!

スカッ!

スカッ!

ダーク「ハハハ!全然届いてないじゃないか!ダッセー!」

プレアー「そんなあ!」

ムード「ムカつくにゃ!」

チアフル「止めてよ!私高いところ大嫌いなの!」

リンポンスィブル「そう言えばそうでしたね・・・」

ドリーム「かといって、どう助けろと?」

フェザー「皆!お待たせ!」

カラーズ「フェザー!」

アップフェザー!

スカッ!

ダーク「お前も同じだな!」

フェザー「そんなあ!」

チアフル「皆!協力して!2人でジャンプして!片方が更に上げれば・・・」

リンポンスィブル「確かに、それが1番ですが、息の合う2人と言えば?」

プレアー「無理です!私そこまで飛べません!」

ムード「私は疲れたにゃ!」

ドリーム「情けないわね、ってか私とリンポンスィブルでやっても、そんな親しい訳ではないからな・・・」

リンポンスィブル「確かに、仮に出来ても飛ばせるかどうか・・・」

ドリーム「あんたが飛ばすの?」

リンポンスィブル「ほら、息が合わない!」

フェザー「シャイン!お願い!」

シャイン「OK!私が上げて良いかな?」

フェザー「勿論!思いっきり高くね!せーの!」

ゴン!

ダン!

ダーク「ハハハ!全然息が合ってないじゃないか!」

シャイン「やっぱりフェザーだと合わないのかな?」

フェザー「シャイン!先にシャインがジャンプして!」

シャイン「えっ?」

フェザー「私がシャインに合わせる!行くよ!せーの!」

シャイン「ほい!」

フェザー「今だ!」←テンポをずらしてジャンプ

シャイン「フェザー!」

フェザー「シャイン!そのまま私の足場に技を!」

シャイン「OK!ドリームシャイン!」

フェザー「よし!成功!」

ダーク「何!」

フェザー「いっけー!アップフェザー!」

スーパーマックーラ!

チアフル「キャーーーーー!落ちる!」

フェザー「おっと!」

ストン!

ダン!

スーパーマックーラ!

ドリーム「今よ!ヒューマンライトポット!空!明るい結晶!カムバック!」

ポンポン、ビューン、ポッ!

シャイン「フェザー!」

フェザー「シャイン!」

シャイン「私達の力を見せよ!」

フェザー「うん」

フォームチェンジ!

タンジェリーンシャイン!タンジェリーンスカイバージョン!

スカイフェザー!スカイタンジェリーンバージョン!

2つの力を1つの力に!

シャイン「大地の力!」

フェザー「大空の力!」

2つの力を合わせて!シャインフェザースプラッシュ!

スーパーマックーラ「キラキラキラキラ・・・」

ダーク「本当に世話が焼けるな!」ビュン

前日練習

元「1・2・3・4、5・6・7・8!」

輝・羽加「あっ!出来た!」

夢「むしろやっとじゃない!」

心美「でもなんで?」

輝「楽子ちゃんの様にとかじゃなく、最初から羽加ちゃん用に合わせたの!」

忠加『フン、感謝しなさい!』

こうしてシグマは本番に望んだ!

次回予告!
負けられない2次予選!
結果にドキドキのシグマ一同!果たして結果は?
そんな中、『カラーズ』のメンバーから呼び出し!
新たなメンバーを率いたシグマ!羽加との喧嘩騒動以来に両者が合いまみえる!
次回カラーズライブ!
カラーズとの再会!勝ちたい理由は?

Re: カラーズライブ ( No.78 )
日時: 2024/03/21 21:48
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

会場
羽加「いよいよ、2次予選の結果発表だね!」

輝「うん!」

元「絶対大丈夫!」

忠加「そもそもどうなれば良いの?」

祈留「あそこのモニターに下位から順に発表されるの!」

心美「勝ちたいにゃ、勝ちたいにゃ!」

夢「楽子も一緒に決勝のステージに連れていくわよ!」

忠加「私は別にどっちでも良いんだけど・・・」

輝「でも、負けるのは嫌じゃない?」

忠加「それもそうね、負けるよりは勝ちの方が良いわよね!」

司会「それでは結果発表です!府大会大阪を代表するグループは?」

ダダダダダダダ・・・

バン!パッ!

司会「エブリデイ学園の『シグマ』です!」

シグマ「やったー!」

第77話・カラーズとの再会!勝ちたい理由は?

部室
元「ほーら!お祝いだよ!」

繋「PVの再生数も上がりっぱなしだよ!」

祈留「コメントも良い内容ばかり!」

夢「ついに来たのよ、全国への切符!」

輝「もうお祝いだね!」

忠加「大袈裟よ!まだ優勝もしてないのに」

羽加「そうだけど、嬉しいことには変わりないじゃん!」

プルルルル

羽加「あっ、楽子ちゃんからだ!」

楽子「2次予選突破おめでとう!そしてありがとう!」

羽加「いえいえ、本当に突破出来て良かったよ」

輝「ピアノの方は?」

楽子「うん、金賞だったよ!」

輝「凄い!」

楽子「輝ちゃん、私の背中を押してくれてありがとう!」

羽加「じゃあ、全国大会は10人で!全員揃って!優勝だ!」

全員「オー!」

プルルルル

夢「鳴ってるわよ」

輝「もしもし」

救子「ハーイ!久し振りね!」

輝「救子さん?」

救子「2次予選突破おめでとう!私達は別枠ですけどね!」

ゴン!

友子「失礼でしょ!」

救子「イッツジョーク!まあ、取り敢えず、あなた達の予選突破をお祝いさせてもらうわ!」

輝「ありがとうございます!」

救子「ねえ?少し時間ある?」

輝「えっ?」

救子「スクールアイドルの原点の場所に来ない?」

輝「スクールアイドルの原点?」

楽子「えっ?こっちに来るの?皆で?」

輝「なんか、救子さんに招待されちゃって・・・、交通費とかは向こうが払ってくれるって言ってた!」

楽子「そ、そうなんだ・・・、まあ私は東京の劇場だったからもう一泊すれば何とか成るけど・・・」

輝「じゃあ、明日皆で東京駅に行くから!それじゃ!」

楽子「うん、待ってるね・・・、どうしよう・・・?」

百合本の数々

東京駅
輝「うわー!初めて来たな!」

夢「なんか案内を付き人達にさせてたわね!」

心美「流石お金持ちにゃ!」

忠加「何で?」

祈留「そういう人を雇える程のお金が有り余ってるってことなの!」

羽加「たしか、1回楽子ちゃんとここで待ち合わせの筈なんだけど・・・」

任「皆さん!東京で迷子や忘れ物などしたら戻ってこないと思いなさい!」

輝「どうしたの任さん?」

繋「昔、京都駅で迷子になって・・・」

元「大都市の駅は広いよ!」

忠加「あっ、楽子だ!」

輝「えっ?」

忠加「何入れてるの?」

輝「見せて、見せて!」

楽子「キャーー!」

ゴチン!←楽子が2人の頭をぶつけさせた

輝・忠加←気絶

夢「何が入ってるのよ?」

救子の使用人「ご準備は出来ましたか?」

楽子「はい!大丈夫です!」

目的地到着!

救子「チャオ!久し振りね!myシスター!」

夢「あんまりくっ付かないでよ!」

救子「酷い!姉妹の感動の再会なのに!」

1年生達「2人が姉妹!?」

救子「イエース!」

夢「信じられないかもしれないけど、この救子は私の・・・」

1年生達「お姉さん?」

夢「妹よ!」

心美「男の子じゃなくて?」

元「それは弟!」

祈留「お父さんかお母さんが違うとか?」

夢「それもない!」

繋「片親の連れ子とか?」

夢「逆よ!離婚して離れたのよ!」

忠加「どう見てもあんたの方が色々小さいのに?」

夢「小さい言うな!」

1年生達「い、い、妹!?」

輝「1年生達は知らなかったね」

羽加「そりゃビックリするよ!」

パン!パン!

経子「はい、今日はそんなことのために来たんじゃ無いでしょ!」

救子「そうでした!」

輝「救子さん、ここは何ですか?」

救子「一言で言うならスクールアイドルの聖地よ!」

シグマ「聖地?」

友子「ここは、とあるアニメ、スクールアイドルを行って知名度を上げて、学校を救う青春アニメの聖地!
   今では、所々にあるけど始まりの場所はこの神社!」

輝「へー!そうなんだ!」

祈留「はい、その通りです!私CDだけでなく、DVDもBlu-rayも持ってます!」

忠加「おい、祈留!」

心美「興奮しすぎにゃ!」

夢「かく言う私もそのアニメの影響かな?」

救子「私はお姉ちゃんが見てたのを一緒に見ててね!」

元「そ、そうなんだ!私は知らなかったな・・・」

任「知らない?あなた方は一体何に憧れてスクールアイドルをやってたのですか?」

元「あんたもかい!隠れオタク!」

経子「そんなことより、前見た時よりは人数が増えてるわね?」

輝「はい、6人から1年生が入って10人に成りました!」

経子「それで、あなたはなぜスクールアイドルをやってるの?」

輝「えっ?それは学校の知名度アップ!自分達の学校に注目してもらって、入学者を増やすことです!」

羽加「それの何が行けないんですか?」

経子「その答えだと、廃校が撤回されたらスクールアイドルは行わない、行う理由が無くなるって事よね?つまり、目標も無いままスクールアイドルをやる」

輝「あっ、た、確かに・・・」

経子「もう一度聞くわ!あなた達は何のためにスクールアイドルをやってるの?アイドルはそんな生半可な気持ちでやったら痛い目を見るだけよ!」

救子「経子!そんな意地悪しないの!ごめんね、うちの石頭が!」

経子「誰が?」

夢「大丈夫よ!うちにも融通の利かない石頭が居るから!それで慣れてる!」

任「融通の利かない石頭で悪かったですね!」

元「自覚あるんだ・・・」

輝「私には今は答えられません!逆に経子さんならなんて答えますか?」

経子「質問を質問で返すつもり?」

救子「経子が先に言えば、輝だって答えが見付かるかもしれないじゃない!」

経子「そうね、私は兎に角勝つことよ!」

輝「勝つこと?」

経子「勝つためには、審査員達を魅了させ、基本をしっかりし、技術を磨く!そして、周りを圧倒させて黙らせる!これが1番よ!」

輝『ううっ』

元「何か思い付いた事があるなら、口にしてみなよ!それが間違ってるかどうかなんて誰にも分からないんだから!」

輝「私は、兎に角ライブを楽しみたいです!」

カラーズ「えっ?」

輝「勝ちなんて物は捨てて、自分達がまず楽しむことを優先します!審査員なんて宛に成りませんから!」

経子「あなたバカね!審査員をバカにしてるわ!」

友子「私も思ったわ!それは審査員を侮辱してる!」

救子「そうね、審査員だって、名の知れたミュージシャンやトップアイドルにダンサーばかりなのよ!
   それをも無視して自分のスタイルを崩さず勝ちに行くなんて・・・」

輝「誰も勝ち行くなんて言ってませんよ!」

カラーズ「えっ?」

輝「私は、あの悲しい結果だけは一度足りとも忘れていません!ですが、後輩の忠加ちゃんが言ってました!『やるだけやって負けたらそれで終わりくらいの方が気は楽』だと!」

忠加「輝?」

経子「自分から勝負を捨てに行くの?」

輝「はい、自分達の精一杯をお客さん見せて、たとえ負けても、『勝負はしてない』と思えば、自分のメンタルを抑えることが出来ます」

救子「成る程、そう言う見方もあるのね!それによく言うわ!『楽しまないとその感情がお客さんにも伝わってしまう』って!」

友子「成る程、自分が落ち込まないようにするための工夫か、私は賛同出来ない!」

経子「ええっ!全く理解出来ないわ!勝ちたくなければこんな大会に出なければ良いのに!」

救子「まあまあ、落ち着いて、そうだわ!折角だし、決勝の会場の前にまで行く?」

決勝のドーム

輝「ここが!」

救子「やっぱり、スクールアイドルの聖地って感じで、会場として借りれるのはここしか無かったわ!」

夢「ここで私達がいよいよ・・・」

祈留「ううっ・・・」

心美「ちゃんと踊れるかな?歌えるかな?」

忠加『なんだろう?ここを壊したくない感情が・・・』

救子「最後に、物語の舞台となった場所に行かない?」

全員「えっ?物語の舞台?」

某学校

救子「ここがモデルとなった学校よ!」

輝「へー!」

夢「物語は、たしか9人の女の子達が自分達の学校を廃校から守るためにアイドルとして頑張る!」

祈留「それを私達が・・・」

任「まあ、私達の学校は5年の存続は決まっていますが!」

忠加「そうだったの?」

任「あれ?言ってませんでした?」

輝「言ってたような?」

羽加「言ってなかったような?」

任「1年生はともかく、あなた方には言いましたわ!」

元「でも、まだ5年!10年、15年、20年と存続できるように!」

心美「きよ達も頑張るにゃ!」

輝「改めて円陣組まない?」

羽加「やるなら、少し工夫を加えたいかな?」

輝「じゃあ、皆で親指と小指を繋げない?」

元「いいね!」

楽子「賛成!」

輝「じゃあ、皆!繋げて繋げて!」

輝「これから先の未来に向けて!
  1!」

元「2!」

楽子「3!」

羽加「4(よん)!」

心美「5!」

祈留「6!」

夢「7(なな)!」

任「8!」

繋「9!」

忠加「10!」

輝「この先も永遠に続け!シグマ!」

シグマ「To the future!(未来へ!)」

決勝戦

輝「緊張するね!」

羽加「しかもトリを引くなんて!」

忠加「全く、誰よ?そんなド緊張する順番引いたの?」

心美「忠加ちゃんにゃ!」

繋「まあまあ、どれ引いても緊張は絶対してた筈だよ!」

元「むしろしてない方がおかしいから!」

任「それはそうと、たしか『カラーズ』のお三方がトップバッターでしたね!」

夢「ライバルだけど、一応妹だからビデオにでも抑えておくわよ!」

元「せめて、全員入れてよね?後でチェックしたいから!」

夢「わ、わ、分かってるわよ!(救子だけ取ろうと思ってたのに!)」←姉バカ

楽子「皆!そろそろ始まるよ!」

ステージに上がるカラーズの3人

伴奏が流れる。

全員←期待の眼差し

パタン!

全員「えっ?」

輝「嘘だよね?」

羽加「友子さんが倒れた?」

忠加『わ、わ、私は何もしてないぞ!どう言うことだ?』

放送「大変申し上げ難いことですが、協議の結果『カラーズ』は、ライブ続行が不可と言う判断となりました!よって、カラーズは棄権、失格とします!」

全員「ええっ!!!!」

それはあまりにも受け入れることが出来ない事実!
私達がその真実を知るのはもう少し後に成ってからだ!
次回予告
決勝ステージのトリを担当することに成ったシグマ!
先に散ってしまった『カラーズ』の思いを背負って、ライブをする。
ここに来るまでの彼女達のいきさつとは?
次回カラーズライブ!
いざ、決勝!10人の想いを込めたライブ!

Re: カラーズライブ ( No.79 )
日時: 2024/04/04 08:02
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

輝「初めまして!私達はエブリデイ学園スクールアイドル」

全員「シグマ(Σ)です!」

輝「今日は皆さんに伝えたいことがあります!」

第78話・いざ、決勝!10人の想いを込めたライブ!

大会1週間前
元「忠加ちゃん、今のとこ気持ち急いで!」

忠加「えっ?どういうこと?」

祈留「もう少し早めて!ってことだよ!」

忠加「もっとハッキリ言いなさいよ!」

祈留「微妙だからだよ!」

休憩中
心美「暑すぎにゃ~・・・」

繋「今日も真夏日だって!」

羽加「はい!水分補給しとかないと元も子もないからね!」

繋「ありがとう」

夢「あんたあれくらいの言葉分からないって、勉強大丈夫?」

忠加「バカにしないで!これでもアイツよりは頭良いぞ!」←心美を指す

心美「きよを指さないでよ!」

祈留「事実じゃん・・・」

元「私がもっと分かりやすい言い方するよ!」

楽子「輝ちゃん、これ東京で買ったの!」

輝「ありがとう」

ゴクゴク・・・

輝「プハー、やっぱり私は夏が好きだな!なんか夏だけに熱くなれるんだもん!」

羽加「私も!」

輝「よ~し、じゃあ再開を・・・」

任「ダメですわ!オーバーワークです!やり過ぎて体壊したら元も子もありません!
  確かに、間も無く初めての決勝で焦る気持ちも分かりますが、休むのもトレーニングの内ですよ!」

輝「はい!」

元「あっそうだ!皆!100円出して!」

全員「えっ?」

元「じゃんけんで負けた人が、近くのコンビニで全員のアイス買ってきてね!」

全員「ええっ!」

元「はい!じゃんけん!」

コンビニ
忠加「なんで私が・・・」

店員「1158円です!」

忠加「誰よ!高いの頼んだ奴!1人100円の筈でしょ!」

図書室
祈留「ファー!」

心美「にゃ~!」

繋「ふわあー!」

忠加「う~ん!」

1年生達「気持ちいい!」

元「4人で固まる方が暑くない?」

心美「もっと風よこすにゃ!」

忠加「私、さっきコンビニ行ってきたのよ!」

祈留「私端なのに!」

繋「喧嘩しないで!」

忠加「高いアイス頼んだ奴が言うな!」

プチっ!

1年生達「あっ!」

任「そんなに喧嘩するなら扇風機はお仕舞いです!」

祈留「ええっ!!!!」

繋「酷いよお姉ちゃん!」

心美「横暴にゃ!」

忠加「あんたも高いの頼んでたくせに!」

任「お黙らっしゃい!」

1年生達「ひ~!」

夢「流石うちの雷親父ね!」

任「誰がですか!誰が!」

ガラガラ

輝「あれ?朝子ちゃん達!どうしたの?」

朝子「図書室に本を返しに・・・」

夕「もしかして今日も練習?」

輝「うん、もうすぐ決勝だしね!毎日だから慣れちゃった」

3人「毎日練習してたの?」

元「気持ちの整理付けるために日曜日は完全オフにしてるんだけど、皆動いてないと落ち着かなくて・・・」

月「が、頑張ってね!」

夕「毎日練習してたんだ!」

朝子「輝達って、私達の学校を存続させるために今日までやってきたんだよね?」

月「でも、凄くキラキラして眩しい!」

夕「本当、疲れを感じさせないくらい!」

夕方
任「歌の方はどうですか?」

楽子「今回は祈留ちゃんが手伝ってくれて・・・」

祈留「元ちゃんとステップを決めるところです!」

夢「聞いてる人の心に、ぐっと来れば良いんだけど・・・」

朝子「輝!」

輝「朝子ちゃん!」

夕「私達にも出来ること無いかな?」

シグマ「えっ?」

月「私達以外にも、もっと自分達にも出来るんじゃないかって考えてる子、結構居るみたい」

朝子「やっぱり、皆この学校が好きなんだよ!」

夕「だから、学校を救ったり、キラキラしたり、輝きたいのは輝達だけじゃない!」

月「私達もシグマの皆と一緒に何か出来ることあるんじゃないかって」

輝「ありがとう!やろう!一緒に!」

朝子「本当?やったー!」

月「楽しみだな当日!」

大会当日
会場前
輝「たしか、皆とはここで待ち合わせの筈なんだけど・・・」

朝子「輝!」

羽加「あれ?他の子は?」

月「うん、それなんだけど、実は・・・」

輝「あっ!そっか夏休みだから皆予定あるよね・・・」

生徒達「イェーイ!!!!」

シグマ「ええっ!!!!」

朝子「なんかあーだこーだで・・・」

夕「伝言ゲームのごとく広がり・・・」

月「結局、全校生徒で来ることに成りました!」

心美「ぜ、ぜ、ぜ、全員!」

忠加「うちってこんな人居たっけ?」

祈留「2年生や3年生は普段会わないから多く感じるんだよ!」

輝「よ~し、全校生徒皆でステージで歌うぞ!」

楽子「輝ちゃん」

元「そうだよ!振り付けどうするの?」

輝「そこは簡易的に・・・」

楽子「輝ちゃん!」

夢「歌はどうするのよ!」

輝「歌詞渡すから!」

楽子「輝ちゃん!!」

任「こんなにステージに乗りますか?」

輝「頑張れば・・・」

楽子「輝ちゃん!!!」

輝「何?」

楽子「実はね、歌えるのは事前にエントリーしたメンバーに限るって決まりがあるの!」

輝「えっ?」

羽加「まあ、当たり前か!」

夢「途中から参加なんて、そんな虫の良い話なんて無いわよね!」

元「ましてや皆、私達の振り付けはおろか歌詞も知らないとむしろ足手まといにしか成らないよね?」

朝子「まさしくそう思います!」

輝「なんかごめん、皆!」

月「いいよ!私達が勝手に言い出したことだし・・・」

忠加「そもそもやりたきゃ最初から入ってないとな!
   人に任せるからこうなるんだよ!後出しじゃんけんじゃん!」

祈留「忠ちゃん!言い方!」

夕「いや、忠加ちゃんの言う通りだよ!」

朝子「私達皆、自分の将来ばっかりで、学校の事なんかちっとも考えてなかったもの!」

月「しかも、1年生達も『優勝候補』にビビって今の4人以外誰も入らなかったし・・・」

忠加『正論言われると、無図痒いな・・・』

朝子「だから、客席で宇宙一の応援してみせるから!」

控え室
祈留「まだここに居ることさへ信じられないよ!」

心美「きよも緊張してきたにゃ!」

忠加「何言ってるの!今こそがリアル!そしてここには勝つために来たんじゃない!楽しむために来たのよ!」

繋「うん、そうだよね!」

忠加「祈留、心美、繋!」

祈留「どうしたの?忠加ちゃん?」

忠加「私、こう言うの初めてなの!」

心美「ライブが?」

忠加「違うわ!違わないけど・・・」

繋「えっ?」

忠加「誰かと一緒に協力して、1つの目標に向かって共に頑張る事が!」

祈留「そうだね!」

心美「きよも皆と一緒で楽しかったにゃ!」

忠加「だから、こんな私を受け入れてくれて、ありがとう!」

繋「忠加ちゃん、泣くのは大会が終わった後だよ!」

祈留「そうだよ!勝とうが負けようが・・・」

心美「涙は、最後に取って置くにゃ!」

忠加「うん!」

一方
任「遂にあなたの夢の先へ来れましたね?」

夢「まだよ!」

任「えっ?」

夢「だって、私の夢は『優勝』だから!」

任「ぶれませんね・・・」

夢「ただの『優勝』じゃないわ!このシグマと言うメンバーで優勝よ!」

パシッ!←夢の手を掴む

夢「えっ?」

任「私も、その夢を叶えるためにお手伝いしますわ!」

夢「ありがとう任!」

任「こちらこそ夢さん!」

一方
楽子「不思議だなあ、引っ越してきた時は、こんな未来が来るなんて思っても見なかった!」

羽加「輝ちゃんが居たからだね!」

輝「それだけじゃないよ!スクールアイドルフェスティバルが合ったから!元ちゃん、楽子ちゃん、羽加ちゃんが居たから!」

元「うん、こんな素晴らしい世界を見せてくれてありがとう!」

輝「いいえ、本当ここに来るまで色々合ったよね?悔しいこと、楽しいこと、それもバネにして、今日は全部を楽しんで、皆と進んでいきたい!」

全員「うん!」

輝「行こう!」

ステージ
輝「今日は皆さんに伝えたいことがあります!それは私達の学校の事、街の事です!
  私達シグマが住む場所は、山の麓にある町です!」

元「元々は、スポーツが強い学校で、特に野球とソフトボールが強い学校でした!しかし、試合中の事件のせいで、野球部は廃部、ソフトボール部も批評中傷を受けて無くなりました。」

羽加「更に、私達に厳しい現実が突き付けます!それは隣の地区の学校に生徒をどんどん取られたと言うことです。こうして私達の学校はしばらくの間日陰となってしまいました!」

輝「そんななか、私達に転機が訪れます!私達がライバルと置く、学校でスクールアイドルが流行り出した事です!スクールアイドルは一時期高校生の中で流行しました!そして、そのスクールアイドルを小学生、中学生の大会を入れると発表されました!それが今回の出場者であり、スクールアイドルフェスティバルの主催者であった『カラーズ』です!
  私達は『カラーズ』に憧れ、学校の知名度アップに奮闘しました!しかし・・・」

任「アイドルなど認めません!そんなことするなら勉強に使いなさい!」

羽加「と、生徒会長に叱責を受けました!」

輝「事実、アイドルは厳しいと言うイメージが周りにも合った為、賛同者も少なかったのが現実です!そんな中、作曲の出来る楽子ちゃんが転校してきました!」

元「東京から引っ越してきた楽子ちゃんはスクールアイドルに興味が無く、ピアノのスランプで落ち込んでいましたが・・・」

楽子「輝ちゃんに出会って、私は変われました!」

輝「しばらく、私、幼馴染みの元ちゃん、羽加ちゃん、転校生の楽子ちゃんの4人で行い、『カラーズ』のパーティーにも招待され、記念すべき第一歩を踏み出したかに思えましたが・・・」

夢「シグマってグループ解散しなさい!」

輝「実は、私達の学校にはもうスクールアイドルに成るための部活が存在していたのでした!」

楽子「夢ちゃんの夢を叶える事を誓い私達は5人となりました!」

任「本当は私だってやりたかった!」

元「お父さんに『アイドルをやるとバカに成る!お前はそんなのに成るな』と言われてた生徒会長の任!2人の専属執事さんの協力もあり、任は無事スクールアイドルへの道を拓き、シグマは6人となりました!」

輝「そんな6人で挑んだ初めてのライブ!結果は0票!私は初めて大きな絶望を味わいました!」

楽子「しかし、皆で励まし、次の大会て巻き返すことを誓いました!」

羽加「しかし、2次予選前に私、羽加の留学の話が出てきて、チームは解散危機に!」

輝「それでも仲直りして、2次予選は2位で終わりましたが、その間に色々ありすぎて本来の力を出せなかったことを後悔しています」

元「すると、2次予選の結果を見て前回大会優勝者である『カラーズ』から次なる優勝候補と一目置いてくれました!」

楽子「しかし、その結果後輩たち1年生が尻込みし、なかなか新入部員が集まりません!」

輝「この学校に入る前から、一緒にやってた1年生2人も見に来てくれませんでした!」

祈留「それでも・・・」

心美「先輩達のライブを改めて見た時・・・」

祈留・心美「私達も一緒にやりたいと思えました!」

祈留「しかし、周りから勘違いされたまま・・・」

心美「練習内容を簡単にしようと言う案もありましたが・・・」

輝「『皆で楽しみ、皆で輝く!私達と輝かしい未来を手にしませんか?』と促す感じに!」

祈留「しかし、私達1年生は先輩との差を感じることに!」

心美「それを脱却するために、1年生だけの練習へ!すると・・・」

輝「前々からマネージャーとして入っていた繋ちゃんが自分に自信を付けるため、時間差はありましたが忠加ちゃんが自分を変えるためにシグマの一員に!こうして10人になったシグマは1次予選を突破!」

繋「2次予選は訳合って、9人でしたが・・・」

忠加「仲間のために皆が頑張り、この決勝の舞台に立てました!ですが、私達は決して勝利を求めてはいません!
   ここに居るお客さん全員を楽しませるために、ここに居ます!」

観客「ウオオッ!」

輝「だから、皆さんも私達シグマと一緒に楽しみましょう!」

観客「ウオオッ!!!!!」

輝「これから先の未来に向けて!
  1!」

元「2!」

楽子「3!」

羽加「4(よん)!」

心美「5!」

祈留「6!」

夢「7(なな)!」

任「8!」

繋「9!」

忠加「10!」

輝「この先も永遠に続け!シグマ!」

シグマ「To the future!(未来へ!)」

次回予告!
フリーズの力によって町が大変なことに!
更には愛ちゃんまで拐われる始末!
その愛ちゃんを救うべく、立ち向かう少年の姿が!
果たしてその少年とは?
次回カラーズライブ
愛ちゃんを救え!レッドポジティブ誕生!

Re: カラーズライブ ( No.80 )
日時: 2024/04/04 22:29
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

ダークside
フォゲット「カラーズ攻略には、あの赤ん坊を人質に取った方が良いでしょう!」

フリーズ「そんなんで上手く行くのか?」

ハード「やってみる価値はあるんじゃないのか?あの赤ん坊はカラーズ達にとっても、奪われたくない筈だし!」

フリーズ「俺パス!なんか胡散臭い!」

ハード「良いのか?お前だけだぞ!カラーズを増やすバカは!」

フリーズ「いつまでそれ言ってんだよ!何回目だ?!」

フォゲット「そろそろ、増やすのではなく減らす努力をして欲しいですね!」

フリーズ「分かったよ!行けば良いんだろ!行けば!」

ハード「はい!行ってらっしゃい」

フリーズ「畜生、それよりダークはどこ行った?しばらく見ないし、偵察とか言ってたけど・・・」

男児A「それ行け!」

男児B「高い高い!」

フリーズ「面白いもの見付けた!」

第79話・愛ちゃんを救え!レッドポジティブ誕生!

会場外

元「皆、残念だったね!」

心美「あんなに頑張ったのに!」

祈留「3位だなんて・・・」

忠加「微妙だな!反応に困る順位なら入賞しない方がマシだよ!」

楽子「まあまあ!」

羽加「3位でも凄いよ!だって前回2次予選2位だよ!今回は全国3位なんだからもっと誇り持とうよ!」

夢「嫌よ!優勝出来なきゃ負けも同じよ!」

任「そうですわ、来年絶対優勝しますわよ!」

元「負けず嫌いコンビ!黙れ!」

輝「でも・・・」

元「でも何?」

輝「優勝チームが・・・」

羽加「イレブンヒロインズ、救子さんと同じ学校のグループだったね」

繋「何が違ったんだろ?」

元「そう思うなら、帰って戦力分析、反省会よ!」

キャー!キャー!キャー!

輝「あれ?なんか皆騒いでるよ!」

スーパーマックーラ!

夢「マックーラじゃない!」

心美「本当に人の気も知らない、何か読めない・・・」

祈留「空気が読めない人ね!」

忠加「そもそも事件や事故って空気読まんだろ!」

繋「確かにそうだね」

任「皆さん、早くトイレか更衣室か隠れられる場所で変身ですわよ!」

夢「あそこ!人居ないわよ!」

輝「皆、行こう!」

繋「お姉ちゃん達、気を付けてね!」

カラーズチェンジ!

目指す夢を追い求めて!タンヂェリーンシャイン!

皆を引っ張る元気な心!トゥルグウァイスチアフル!

皆に届ける音楽の力!ブロンズミュージック!

前向きに変えるムードメーカー!スカイフェザー!

皆を沸かす笑顔の風船!ライムムード!

仲間との協力!信頼の祈り!ブライトプレアー!

誰もが持つ夢の輝き!アクリクトドリーム!

チームを纏める司令塔!ウルトラマリンリスポンスィブル!

輝け!8色のカラー!カラーズヒロインズ!

スーパーマックーラ!←モデル・UFO

ムード「うへー、高い所に居るにゃ」

プレアー「兎に角飛ぶよ!」

ムード・プレアー「そ~れ!」

ムード「ああっ!」

シャイン「私が!チアフル!」

チアフル「OK!行くよ!」

シャイン・チアフル「そ~れ!」

シャイン『行ける!』

ビュン!

スーパーマックーラ!

シャイン「ああっ!届かない!」

ミュージック「どれだけ高く飛んでも、UFOが動くもん!いくら高く上がったって逃げられるだけよ!」

フェザー「じゃあどうするの?」

一方その頃
美空「おーい!」

繋「美空さん、陽さん!」

陽「2人とも早く逃げないと!ここは危険よ!」

愛「ううっ!ううっ!」

陽「愛ちゃん?どうしたの?」

繋「こんな場面普通あり得ませんから!」

美空「怯えてるんだろ?」

スーパーマックーラ!

美空「なんか来た!」

繋「早く逃げましょう!」

フリーズ「よし、あの赤ん坊を奪え!」←UFOの中

陽「あっ!愛ちゃん!」

繋「拐われちゃう!」

純「ダメ!」

スポッ!

美空「どうしよう?」

陽「愛ちゃんだけでなく、男の子まで!」

UFOの中
フリーズ「よし、赤ん坊を捕まえたが、余計なものも付いてきたな!」

純「愛ちゃんには指一本触れさせないぞ!」

ゴン!

フリーズ「ただの一般人がしゃしゃり出る場所じゃあねえんだよ!」

純「愛ちゃん・・・」←拳骨1発で終わった

フリーズ「フッ、カッコつけてヒーロー気取りか?」

純「困ってる人が居たら、助けたいと言う気持ちは当たり前だ!
  愛ちゃん!」

フリーズ「フッ、何も出来ない奴が!悔しかったらこの俺の顔面に一発でもパンチ入れるんだな!」

トン←ドアが閉まる

純「畜生!」

操縦席
パン

フリーズ「よっしゃー!俺はやれば出来るんだ!これでダークもハードもフォゲットにだって自慢出来るぜ!
     これで『カラーズ出してばかりの奴』も終わりだ!」

愛・プクー!

純『ヨシッ!愛ちゃん!』

愛『!』

純「しーっ!」

フリーズ「赤ん坊を連れ帰れば俺の評価は頭1ついや、10個分は抜ける筈!その時はあいつらを奴隷扱いしてやるぜ!」

パッ!

フリーズ・純「あっ!」

フリーズ「待て!赤ちゃん誘拐!」

純「どっちがだ!お前が言うな!」

ツルッ!

フリーズ「ああ!」

ズコン!

フリーズ「誰だよ!バナナの皮なんか捨てた奴は!あっ、俺だ!」

一方
純「ここに居ても捕まるだけだし・・・」

愛「あいー!」

純「愛ちゃん飛べるの?」

愛「あい、あい!」

純「でも、高いな!ましてや僕みたいな中学生を赤ちゃんが持てるのか?
  いくら僕が、クラスの先頭になるくらい比較的背が低くて痩せてるとは言え、愛ちゃんへの負担は大きい筈!
  そんなもの自殺行為だ!」

フリーズ「待て!」

純「きたー!怖いけど、どうせ殺されるなら一か八か掛ける!愛ちゃん僕をお願い!」

愛「あい!あいあーい!」

純「よし、愛ちゃんごめん!このまま逃げよう!でもゆっくりが良いんだけど、アイツに追い付かれる前に遠くまで行かないと!」

フリーズ「待て!」

純「愛ちゃん、早く逃げれる?」

愛「あい・・・」

純「ごめん、僕が重かったね!そもそも赤ちゃんにこんな男を持てる力なんて無いよね!むしろ僕が足手まといに成ってるね・・・」

愛「あい~・・・」

純「やっぱり君だけでも良いから逃げて!僕には君を助けられる力なんて無かったんだよ!」←目を瞑る

愛「あい?」

純「ごめんね、愛ちゃん!さよなら!」←手を離す

愛「あいー!」

純『結局、何も出来なかった、女の子に助けられ、赤ちゃんに助けられ、僕は結局助けるよりも助けられる方の人間なんだ!そんな僕がヒーローなんて成れっこない!』

愛「あーい!あいあい!」

純「えっ?浮いてる?!」

愛「あい、あーい!」

純「これって愛ちゃんの力なの?」

愛「あい!」

純「愛ちゃん、僕の事は良いから!」

愛「あいあい!」

フリーズ「追い付いたぞ!もう一度!」

愛「あーい!」

純「愛ちゃん!」

フリーズ「本当、お前らバカだな!何も出来ないヒーロー気取りが!
     そもそも、お前ら無関係だろう!お互い助けたって、それが何に成る!
     見捨てて1人で逃げれば、助かった筈なのによ!」

愛「あいー、ああん、ああん!」

純「人を見捨てない事の何が悪い!」

フリーズ「そんなもん、後の御褒美とかそんなもんだろう!人間の考えることなんて意地汚いんだよ!」

純「人助けに意地汚いもの等無い!人助けはその人のための前向きな励ましなんだ!」

フリーズ「前向きな励まし?」

純「『一緒に生きよう!』、『一緒に帰ろう』、『大切な人や大切な場所に帰ろう!』、
  そんな生きる希望を与えるボランティア!そりゃお礼目的の人もいるかもしれない!
  でも、『自分のお陰で助かった』時に助けて良かったと思う、
  むしろ、『助けなかったから亡くなった』と言う方が後悔しか成らないんだ!
  僕は生きる希望がある限り、救える人全員救う!そんなヒーローに成りたい!」

ピカーン!

フリーズ「何!」

地上
シャイン「ねえ?なんか光ってない?」

フェザー「なんだろうあの光り!」

ディフェンダー「新たなカラーズが出たようだ!」

シャイン「ディフェンダー!」

チアフル「しばらく見ないと思ったら?」

ディフェンダー「チアフル!俺を飛ばしてくれ!」

チアフル「良いけど!」

ディフェンダー「行くぞ!」

チアフル「せーの!」

ピョン!

上空
純「なんだろうこのペンと指輪?」

フリーズ「フッ、使い方を知らないようだな!だったら・・・」

ディフェンダー「そうはさせるか!」

ゴン!

フリーズ「誰だ!」

純「あなたは?」

ディフェンダー「私の名はイエローディフェンダー!純!その指輪に左手の薬指を通し、カラーズバラエティーと唱えろ!」

純「左手の薬指?」

ピカーン!

純「うわっ!えっ?何この指輪?」

ディフェンダー「お前はカラーズに選ばれたんだ!早く変身の呪文を唱えろ!」

純「はい!」

カラーズバラエティー!

希望を指す!前向きな励まし!レッドポジティブ!

フリーズ「嘘だろ!また増えたのか?!」

ディフェンダー「それっ!」←かかと落とし

ボコッ!

スーパーマックーラ!

フリーズ「あっ!俺のUFOが!」

ディフェンダー「愛ちゃん!頼む!」

愛「あーい、あいあい!」

ディフェンダー「ふう、なんとか浮いた!ポジティブ、このまま下に行くぞ!」

ポジティブ「はい!」

一方その頃

キラン!

リンポスィブル「皆さん!何か上から落ちてくるようなのですが?」

カラーズ「えっ?」

ドシーン!

スーパーマックーラ!

ムード「マックーラ?!」

ミュージック「兎に角ドリーム!」

ドリーム「OK!ヒューマンライトポット!オレンジ!明るい結晶!カムバック!」

ポンポン、ビューン、ポッ!

タン!

ディフェンダー「済まない、ここにマックーラが落ちて・・・」

ドリーム「もう明るい結晶は取り戻したわ!」

フェザー「ってか、どちらさん?」

ポジティブ「あっ、レッドポジティブです!よろしくお願いし・・・」

チアフル「挨拶は後!コイツ浄化しないと!」

ポジティブ「それでは僕が!」

僅かな希望を信じて!ポジティブバズーカ!

スーパーマックーラ「キラキラキラキラ・・・」

変身解除

輝「えっ!純君!」

純「僕も輝さん達と同じヒーローに成れちゃいました!」

カラーズ「ええっ!!!!」

夢「あれ?そう言えば一緒に居たタキシードは?」

元「イエローディフェンダーだったよね?たしかハロウィーンの時に助けてくれた・・・」

純「あれ?さっきまで居たのにな・・・、お礼も言えてないのに・・・」

任「少なくとも私達の敵ではないんですよね?」

楽子「むしろ、色々と助けてもらってるし!」

羽加「味方だよね?」

カラーズのイエローディフェンダーによる疑念は続く

次回予告!
来年の春の大会の為の1次予選に向けたライブをどうするか決めるシグマ!
しかし、体育祭の部活紹介用のライブも頼まれ、2つ同時に作ることに!
結果、体育祭用は2年生、大会用は1・3年生が作ることに成ったのだが、
普段、全く接点の無いメンバーの為、曲の方向性で喧嘩に成ってしまう!
唯一姉妹と言う接点のある群鮮姉妹が仲裁役を行うことに成るが、果たして大会用の曲は完成するのか?
次回カラーズライブ!
1年生vs3年生!群鮮姉妹の苦難!

Re: カラーズライブ ( No.81 )
日時: 2024/04/11 22:37
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

夏休み後
輝「今日から新学期!」

夢「言っとくけど、いきなり9月の末に春の大会の1次予選があるんだからね!」

任「その通りですわ!夏は準優勝で終わりましたが、次こそ優勝しますわよ!春でリベンジですわ!」

元「でも、その後に体育祭ない?」

輝「合ったね!」

元「体育祭で行う曲どうする?」

羽加「既存の曲でやったら?」

楽子「それで良いのかな?」

夢「確かに!周辺にアピールするなら、新しい曲の方が良いわ!」

任「既存と言うのも、2次予選と決勝しかありませんしね!」

楽子「2次予選は私出てませんし・・・」

輝「じゃあ、2次予選の曲を10人でやる?」

夢「1曲は寂しいわ!もう1曲新しいの入れた方が盛り上がるはずよ!」

羽加「大会の方が絶対新曲なんだよね?」

輝「うん!ってことは2曲か・・・」

楽子「それで進んでるの?」

祈留「ここに歌詞ノートあるよ!」

忠加「何これ!」

心美「パラパラ漫画にゃ!」

楽子「真面目にやりなさい!」

第80話・1年生vs3年生!群鮮姉妹の苦難

部室
輝「う~ん・・・」

元「でも、このまま輝達だけに全部任せるのもね・・・」

夢「他に作詞出来る人は?」

任「私は少しかじってましたが・・・」

心美「祈るんも出来るよ!」

祈留「きっちゃん!」

忠加「あんた作詞出来たの?」

祈留「人に見せる程では・・・」

繋「あっ!これかな?」

祈留「ダメ!」

忠加「そこそこ出来てるじゃない!」

任「基本は出来ていますので、多少手入れすれば良いものに成るでしょう!」

輝「じゃあ、もう一曲の作詞は祈留ちゃんに任せるよ!」

祈留「ええっ!!!!」

忠加「あたしらが居るだろ!」

任「私達も手伝いますから!」

楽子「じゃあ、衣装は?」

任「繋が上手かった筈ですよ!」

繋「えっ?」

羽加「繋ちゃん裁縫得意だったもんね」

心美「このクッションのカバー、繋ちゃんが作ったよね」

輝「可愛い!」

夢「だったら、ここは二手に分かれてやらない?2年生が大会用、私達1・3年生が体育祭用!」

元「確かに!それなら負担が減るわね」

楽子「どっちがどっちですか?」

任「私達が責任持って大会用をやらせて頂きます!」

祈留「ええっ!!!!責任重大・・・」

元「輝は大会にトラウマ強いからね」

忠加「確かに!」

夢「その責任の重荷を下ろして、今回は体育祭のライブに集中しなさい!」

輝「ありがとう」

と言うわけで・・・
群鮮家
任「では、まず詞のコンセプトを考えて行きましょう!
  予選突破を目指すには!」

心美「はい!」

任「心美さん、どうぞ!」

心美「ズバリ、『元気』にゃ!」

任「ハッ?」

心美「音楽とは、やっぱり明るくて、楽しくて元気が良いものが皆好きにゃ!」

忠加「あんた・・・、やるわね!」

心美「ね、忠加ちゃんもそう思うでしょ!」

忠加「うんうん『取り敢えず合わせてメチャクチャにしてやろう』」

任「3年生の方でどなたか?」

夢「私としては、とあるスクールアイドルの曲をヒントに参考にしたいんだけど・・・」

元「どんな曲?」

夢「取り敢えず、流してみるわね」

カチッ!

ギューイーン!

夢「イェーイ!あんたら乗ってるか?」

元・任「イェーイ!」

任「これは新しく、斬新なジャンルですね!」

元「被るとも少ないだろうし!」

カチッ

繋「繋こう言うの苦手・・・」

忠加「耳がキーンって来たわ!」

心美「単なる騒音にゃ・・・」

一方その頃
輝「『輝き』って事がキーワードなんだけど・・・」

プルルルル

輝「あっ!祈留ちゃん!」

羽加「『直ぐに来て』って?」

群鮮家
輝「まさか、もう出来たの?」

任「だから、それでは予選突破は不可能です!」

忠加「そんなメチャクチャな曲で突破出来るの?」

夢「『楽しい』なんてテーマはありきたりだし、皆分かってるわよ!だから方向性を変えて、古参だけでなく、新たなファンを増やすのよ!」

繋「でも、それだと今までのシグマとのイメージからかけ離れてると思う」

夢「あんたらの発想よりは遥かにマシよ!幼稚園児じゃあるまいし!」

忠加「なんですって!」

心美「見た目だけで言えば、夢ちゃんの方が幼稚園児にゃ!」

夢「なんですって!」

祈留「アワアワアワアワ・・・、誰か助けて!」

群鮮家の門
任「これでは一緒に曲作り出来ませんね・・・」

楽子「もう少し話し合ってみたら?」

任「散々話し合いましたわ!ですが、経験値があり、新しいジャンルで攻めたい3年生と経験が浅く定番で確実に予選突破を狙う1年生で、意見は真っ二つ!」

羽加「やっぱり、予選突破とか優勝したい気持ちが皆強いからじゃないかな?」

繋「そうですよね」

輝「元ちゃんは私達2年生と仲良かったからお互いある程度譲歩し合えるけど・・・」

楽子「1年生は入ったばっかで、夏の大会しか経験してない上、夏の大会はあまり意見してなかった方だもんね」

繋「それにコミュニケーションが不足してるのは忠加ちゃんだけでなく心美ちゃんも限られてるそうです」

任「夢さんは、1年の事もありやや人間不信ですから、それに多少1年生にバカにされることもあって、部長と言う立場もあり、あんな感じなんでしょうね!
  となると・・・」

5人「仲良くなる?」

任「そうです!何人かは関係が薄い方も居られますので、遊びでも料理でも、何でも良いので、仲良くやりましょう」

繋「曲作りは信頼関係が大事って聞いたよ!」

心美「でも、どうするにゃ?」

元「任せて!小さい頃から知らないこと仲良くする方法と言えば・・・」

グラウンド
元「一緒に遊ぶこと!」

ドン!

夢「あんた投げる球早すぎるって!」←顔面に直撃

忠加「何これ?」

心美「ドッジボールにゃ!」

夢「よ~し、私だってちび達とボール遊びくらいしてるのよ!その実力を見せてあげるわ!」

ポッ!

忠加「フッ!こんなヒョロ球、簡単・・・」

ゴン!

忠加「・・・」←顔面直撃

ゴン!

心美「痛!」

ゴン!

祈留「ヒャッ!」

ゴン!

繋「キャア!」

任「繋!」

図書館
祈留「フー、やっぱりここが落ち着くよ!」

忠加「同感!」

心美「フフフ、その顔!」

忠加「何よ!悪い?」

夢「あー、退屈!」

元「海行きたい!」

祈留「読書と言うのは1人でも勿論楽しいけど、皆で読めば、本の感想も聞けて・・・」

元・夢「ZzzZzz・・・」

繋「寝てるの?」

任「この2人は長い話は苦手ですから!」

忠加「いや、ここにも!」

心美「もうコイツの投げるご飯は食べられないにゃ!」

祈留「きっちゃん!」

忠加「あんたはどんな夢見てるのよ!」

ダークside
ハード「フリーズ!お前またカラーズ増やしたそうだな?」

フリーズ「増やしたんじゃねーよ!俺が行く時だけなぜか増えるんだよ!」

ハード「それを増やしたって言うんだよ!」

フリーズ「だから、俺にもわかんねーんだよ!なぜか増えるんだ!」

フォゲット「そんなに言うなら増やさない努力くらいしたらどうなんですか?シャイン以外あなたが出ていった時に増えてるんですよ!」

フリーズ「でも、毎回じゃないぞ!」

ハード「それもそれで腹立つな!」

フォゲット「ですが、未遂でもあなたしかありませんよ!」

フリーズ「きっと俺はカラーズに呪われてるんだ!」

ハード「どんな呪いだよ!」

フォゲット「でしたら、その呪いを払拭してきては?」

フリーズ「何でだよ!俺は知らないんだよ!」

ところ変わって
ザーザーザーザー・・・

任「なんでこんな時に?」

夢「間が悪いわね!」

心美「夢ちゃんの日頃の行い悪いから・・・」

ゴン!

夢「行いが悪いのはあんたの方でしょ!」

心美「夢ちゃんがぶった!」

祈留「まあまあ・・・」

忠加「自業自得だ!」

繋「近くに雨宿り出来るお寺が合って良かったね!」

元「それにしても暗くない?」

任「贅沢言わないで下さい!雨宿りさせて貰えるだけマシだと思って下さい!」

夢「それで暇だし、何する?」

忠加「作詞とか?」

祈留「出来るかな?」

忠加「なんか書きかけじゃなかった?」

祈留「見たの?」

忠加「チラッと!」

祈留「止めてよ!恥ずかしい!」

繋「そう言えば、忠加ちゃんもこっそり書いてなかった?」

忠加「いや、あれはその・・・」

心美「これかにゃ?」

忠加「それは見ちゃダメ!」

ドン!

心美「嗚呼!」

ダン!

ポトリ

フリーズ「ん?何か当たったな?」

忠加「あんたは!」

祈留「フリーズ!なんでここに!」

フリーズ「フッ!誰かと思えばカラーズか!探す手間が省けた!出てこい!マックーラ!この世を真っ暗、染めてしまえ!」

スーパーマックーラ!←モデル・忠加のノート

任「繋!忠加さんは下がって!」

夢「私らで相手するわよ!」

カラーズチェンジ!

皆を引っ張る元気な心!トゥルグウァイスチアフル!

皆を沸かす笑顔の風船!ライムムード!

仲間との協力!信頼の祈り!ブライトプレアー!

誰もが持つ夢の輝き!アクリクトドリーム!

チームを纏める司令塔!ウルトラマリンリンポスィブル!

スーパーマックーラ!

サッサッサッ!

ムード「ヒエエ!」

ドリーム「メチャクチャ刺してくるじゃない!」

リンポスィブル「皆さん、先ずは一旦離れましょう!」

ドリーム「そうね、安全第一ね!」

ムード「いや、ここは向かっていくにゃ!でないといつまで経っても倒せないにゃ!」

チアフル「ムード!」

ドリーム「あのバカ!」

リンポスィブルアロー!

スーパーマックーラ!

ムード「わあ!」

チアフル「よっと!」

ムード「何するにゃ!」

ドリーム「バカ、あのまま行ってたらあんた命がいくつ合っても足りないわよ!リンポスィブルが助けてくれたから良かったものの!」

リンポスィブル「そうですわ!」

プレアー「この後どうしましょう?」

チアフル「ちょっと、私が行ってくるわ!」

プレアー「えっ?大丈夫ですか?」

チアフル「こっちから動いていかないと何も分からないよ!」

スーパーマックーラ!

チアフル「あっ!そっちはたしか・・・」

ドン!

チアフル「暗いの怖い!」

スーパーマックーラ!

チアフル「ああ!」

プレアー「チアフル!」

ドリーム「何よヘタレ!役立たず!」

繋「ダメだ!全然息が合ってない!」

忠加『無様な姿ね、これがあの私を短時間で倒した奴等なの?』

ぽつ!ぽつ!ぽつ!ぽつ!・・・

繋「これは!忠加ちゃん手伝って!」

忠加「えっ?」

フリーズ「なんだ?いつもならお前ら余裕で倒してくるのに、今日はお疲れさんか?」

リンポスィブル「チアフル!大丈夫ですか?」

ドリーム『何か手立ては無いの?』

ポン!コン!カン!・・・

全員「えっ?」

ムード「何この音?」

プレアー「音色は違うのに、1つのメロディに聞こえるような・・・」

繋「皆!」

リンポスィブル「繋!」

繋「雨漏りの音は1つ1つ違うけど、それが交われば1つのメロディになる!私達がバラバラだと、いつまで経っても何も進まない!皆で協力しない限り、何も成し遂げられないんだよ!」

リンポスィブル「繋!」

ドリーム「そうね」

チアフル「いつまでもいがみ合ってたら進めるものも進まない!」

ムード「私達で協力して・・・」

プレアー「世界を救う!」

チアフル「ムード!一緒に行こう!」

ムード「OKにゃ!」

チアフルバーナー!

ムードパンチング!

スーパーマックーラ!

プレアー「ドリーム今です!」

ドリーム「OK!ヒューマンライトポット!黄色!明るい結晶カムバック!」

ポンポン、ビューン、ポッ!

リンポスィブル「プレアー行きますわよ!」

プレアー「はい!」

私信じてる!プレアーウィング!

あなたの道を信じなさい!リンポスィブルアロー!

マックーラ「キラキラキラキラ・・・」

柑橘家
祈留「皆で考えて出来ました!」

2年生「おおっ!」

輝「なんか良い!」

楽子「見た感じは、バッチリね!」

羽加「早く歌いたいな!」

楽子「それよりマックーラに教われたんですってね!」

夢「余裕だったわよ!」

任「いいえ、繋のお陰です!」

繋「えっ?」

任「繋が私達を繋いでくれました!」

輝「良い妹さんですね」

任「ええっ、勿論!」

次回予告!
いよいよ1次予選へ向けて練習を始めるシグマ!
曲は出来たので、次はフォーメーション!センターを決めた上で周りを決めるのだが、
誰が行くべきかで、議論が飛ぶ。
そんななか、任が繋を推薦!しかし、行き成りすぎる話に、繋は戸惑いを見せる。
そんな時にフリーズが!
次回カラーズライブ!
センターは繋!任が信じる見えない繋ぎ!


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