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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*101*
ルメール
「待てっての...!!お前!!」
雪
「海斗君...!!海斗君!!!」
ルメール
「お前家知ってんのか!?」
雪
「入ったことはないけど見たことは沢山ある!」
雪
「...あった!!」
雪は戦場家の近くに来るが...人の気配はない
雪
「やっぱり静かだ」
ルメール
「一応インターホン押しておけ」
...ピンポーン....
雪
「...反応なし」
ルメール
「じゃあノックだ」
雪
「よし...!?」
雪はドアノブに手を触れたとき...あることに気付く
雪
「め、メル姉.....鍵が開いてるよ.....!!」
ルメール
「マジか!」
雪
「110番したほうがいいかな?」
ルメール
「バカ!ここに警察はいねぇし、自分達も警察みたいなものだろ!」
雪
「そ、そうか!...よし、突入!!」
雪達は戦場家へと入っていく!
雪
「海斗君...かい....ウワァァァァァァァァ!!!」
ルメール
「なんだよギャレンみたいな声あげやがって!!」
雪
「う、海斗君が...海斗君が...!!」
雪が指を指した先には、倒れている海斗が...
ルメール
「ああ!?」
雪
「.....」
ルメール
「...どうやら死んではいないみたいだな」
雪
「よ、良かった...119番!!」
ルメール
「だからそんなの来ねぇって言ってんだろ!!お前どうにかしろ!!」
雪
「どうにかってどうするの!?」
海斗
「....あ、うう」
雪
「海斗君!!...ひとまずBaronに!!」
...
ルメール
「ちょっと家を漁ってみたが、パスポートとか判子とか通帳とか、大事そうなのは皆消えてたな」
ルメール
「あるのは重い家具とあいつの持ち物だけ」
雪
「そ、それってつまり...」
ルメール
「ああ、あいつは親に捨てられたんだな」
雪
「酷い...」
ルメール
「あいつの親は自分達のリスクを抑える道を選んだんだな、自分が死ぬくらいなら息子を放置しようってか」
雪
「...なんで?なんで海斗君がこんな目に合わなくちゃならないの?」
海斗
「.....」
ルメール
「飯は軽く食わせたし水魔法も浴びせた、当分は目覚めねぇだろうが死ぬ心配はない」
雪
「.....」
雪
「そういえば、他の街ってどうなってるのかな?」
ルメール
「案外、ここと変わらねぇのかもな...そしてダークライダーが現れたらまた何処かへ逃げて、逃げて、逃げ続け...やがて逃げ道を失う」