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作者： 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 221ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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＊109＊
たくっちスノー
「...はぁ」
海斗
「...」
たくっちスノー
「つまり、そういうことだな...自分は海斗君の事を全然分かってなかったし、君もヒーローの事を全然分かっていなかった」
海斗
「...」
たくっちスノー
「悲しいな、今までの数ヶ月間って何だったのかな」
海斗
「.....」
たくっちスノー
「何とか言えよ軟体」
海斗
「.....その通りですね」
たくっちスノー
「え？」
海斗
「俺は...テレビで見た加賀美さんに憧れていて、それだけをずっと頭に入れて修行をしてきた...俺は加賀美さんの戦う姿だけ見ていて、あの人の事を何も分かっていなかった」
海斗
「雪さんだって...不思議な人って事以外、何も知らなかったし...俺、知ったつもりになってて...」
たくっちスノー
「.....」
海斗
「その通りだよ...結局、俺は憧れていただけで、何も理解していなかった...」
海斗
「教えて、時空監理局...ヒーローって何なの？」
海斗
「加賀美さんや飯塚さんみたいに強くて優しい人？」
海斗
「笹原さんや与倉さんみたいに怖いけど頼れる人？」
海斗
「それとも...協会の人たちみたいなキャラ付けにこだわる人？」
たくっちスノー
「...難しい質問だな」
たくっちスノー
「自分も正しいことをやっているつもりはないからな...」
たくっちスノー
「何が正しくて何が悪いのか、それは結局自分で判断するしかない」
たくっちスノー
「だからこの仕事は...辛いんだ、代理の分際で何言ってんだと思われそうだがね」
海斗
「加賀美さんも、同じようなことを考えていたのでしょうか...？」
たくっちスノー
「恐らくな...本当にいいヒーローだったよ、彼の遺したブレイブのヒーローソウルからそれが伝わる」
たくっちスノー
「特別に教えるけど、ガシャットって知っているか？エグゼイド系が変身に利用するゲームカセットのようなものだ」
たくっちスノー「タドルクエストと加賀美のタドルファンタジー、タドルレガシーの設定を混ぜ合わせた伝説を越えるRPG【タドルレジェンド】」
たくっちスノー
「実際に変身してみたところなんとレベルは1000だった！誰かが使ってくれるといいなぁ...ハハハ」
海斗
「...」
たくっちスノー
「...その、ごめん、自分さ...まだ何かを好きになるという事がよくわかっていないんだ」