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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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海斗
「さーて、急がないとなぁ...」
海斗は片手でリンゴを掴んで病人に向かっていたときのこと
...アー
海斗
「ん?」
...アアー
海斗
「何か...聞こえる?」
近くのビルから、赤子の泣き声みたいな声がしていたのだ
海斗
「...まさか、まだこの街に逃げ遅れた子供が!?急がないと!!」
海斗は声のする方を便りにビルへと入っていく
...
「...アアアー」
海斗
「こ...ここら辺か...どこだ?」
「アアアー」
海斗
「...あっ、いた!!」
海斗は廊下に置き去りにされた赤子よりちょっと上、幼稚園児未満の子供...2歳ほどの子供を見つけ、抱き抱える
海斗
「酷いものだなぁ...ん、名札がついてる、戦場雁陸人(いくさばかりりくひと)か...」
陸人
「ァァァー」
海斗
「かわいそうに...こんな小さい子が...福井さんのお見舞いは後にして、この子をカリギュラに...」
海斗
「いやダメか、いつもならそれでいいけどカリギュラには誰もいないんだった...とりあえずビルから出るか」
...
海斗
「さて、どうするか...」
「...まだカリギュラのライダーが残っていたか」
海斗
「ん?」
「ハァッ!!」
突然背後から謎の男が奇襲をかけてくるが、海斗はどうにか攻撃をかわす
海斗
「何者...いや、既に分かってるけどよ...黒い仮面ライダー!!」
黒い仮面ライダー
「ふふふ...ようやく見つけたぞ...カリギュラぁ」
海斗
「カリギュラを狙っている...誰だお前は!?」
「相賀勇喜郎(おうがゆうきろう)...なんて言われても分からないか」
海斗
「相賀...?」
相賀
「こう言えばお前でも分かるだろう?...ガオウソウル」
海斗
「あっ!!」
それを聞いて、海斗は前に福井が言っていた宝石強盗の仮面ライダーソウルを思い出す
相賀
「思い出してくれたか」
海斗
「で、でも...お前は崖から落ちて死んだって...」
相賀
「あの後拾われたのさ...そして力を手にした、こんな風にな!」
相賀が腕を降ると大きな衝撃が飛び、海斗は吹き飛ばされる!
海斗
「うわっ...しまった、子供が!」
陸人
「ァァァー」
相賀
「まずはこいつから消すか...将来のヒーローになられても困るからな!!」
海斗
「やめろ!!」
「オァァァァーーッ!!」
突然、空からあのドラゴン専門医が飛んでくる
相賀
「な、なんだあれは!?」
海斗
「今だ、フンッ!」
相賀
「グオッ!」
相賀がドラゴン専門医に驚いた隙を見て海斗は足払いをして相賀を転ばせ、専門医に陸人を渡す
海斗
「この子をひとまず雪さんのところに!」
「任せろ」
相賀
「くっ、なんだ、今のは...」
海斗
(それにしても、役目が終わったはずのドラゴンさんがなんで空を飛んでいたのだろうか?)