完結小説図書館
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~
*125*
相賀
「ハーーッ!!」
海斗
「くっ!!」
相賀と海斗は無人の街で生身で殴り合う
海斗
「す、凄い力だ...腐っても元カリギュラのヒーローってわけか」
相賀
「だからこそ俺は選ばれたのさ...クリスタルが始めた事業の代表としてさ」
海斗
「雪さんが言っていたクリスタルの反応と言うのもお前だったか...」
相賀
「ハハ...数ヵ月前、俺は加賀美から逃げようとして、逃げきれないと思った俺は崖から飛び降りし海に落ちた!」
相賀
「その後俺は死んだかと思ったが、クリスタルに回収され、こうやって生きている!!」
相賀
「その後、俺はお前たちカリギュラに復讐するため死に物狂いの特訓を重ねていたが...その間に加賀美が死んだのは好都合だったよ!!」
海斗
「お前...!!」
相賀
「そして数日前!建設途中の地下都市に寄ったとき、俺に汚名返上のチャンスがやってきた!!」
海斗
「汚名返上...?」
相賀
「ヒーロー狩りだよ」
海斗
「ヒーロー狩りだって!?」
相賀
「地下都市の奴等はこうして俺たちの戦いを見ている...だがな、ヒーローは【多すぎた】んだ」
相賀
「こうやって特に人気のないヒーローを根絶やしにする...これがクリスタルの受け持った仕事なんだよ」
海斗
「な、なんだと...!?それでもヒーロー組織なのか!?」
相賀
「ヒーローってのは市民を喜ばせる仕事だ...この光景を見て喜んでいるんだよ、地下都市の人間はな」
海斗
「....っ」
相賀
「カリギュラだけじゃない、アルテミス、オッドアイ、ウロボロス...その他11の組織も向こうに不人気の奴は殺れと命令されている!!」
海斗
「その中の一人が福井さんか!!」
相賀
「あいつは違う、俺の逆恨みさ...」
相賀
「三年のブランクがあったとはいえ...俺があんな奴にやられたと思うとな...いてもたってもいられなかった...」
相賀
「クリスタルで特訓をしていたときだって、ヒーロー狩りを始めるときだって、顔を見つけたらすぐに殺してやろうと思っていたよ...ずっと、ずっとな!!」
海斗
「...くっ」
海斗
「お前が生きていたことよりも、地下都市の...かつてのこの街の市民が、ヒーロー狩りなんて行為を楽しんでいることが辛いよ」
相賀
「ああ、市民に見切られる気持ちだけは同情してやるよ、俺もそうだったからな」
相賀
「しょせんヒーローなんて他人から見てば娯楽にすぎねぇんだ」