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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*154*
海斗
「.....」
海斗はただまっすぐ...カリギュラ本部へと通る
これまで何百回と通ってきた道だ
ふと、かつての仲間達の声が海斗に響く
飯塚
『大丈夫、君なら出来る!頑張れ!カリギュラのヒーロー!』
与倉
『海斗よぉ、死んだら承知しねーぞこの野郎が!!』
福井
『海斗!お前が信じていたヒーローの道を貫け!』
加賀美
『海斗君!君はなるんだ、新たなカリギュラのエースに!』
華南
『あれだけ頑張って、死んだら承知しないんだからね!』
水晶
『大丈夫だよ...君の選択肢が幸運なものであると信じてる』
響鬼・紅血
『負けるな少年...お前なら、きっと!』
龍騎・牙
『ダークライダーが応援するって言うのも変な話だが...ま、お前なら出来るさ』
ブラックナイト
『へへ...負けんなよ!?』
DG電王
『精一杯やりなさい!!貴方のためにも、風魔の為にも...』
『『『そして、この世界の未来の為に!!』』』
海斗
「...着いた」
海斗はゆっくりと、カリギュラ本部のドアを開ける
笹原
「...よお、やっぱり勝ったのはお前だったか、坊主。」
海斗
「笹原さん...!!」
笹原
「やっぱりダークライダー達が負けたか、まぁいらなくなったんだからお前と戦わせたんだがな」
海斗
「...くっ、お前のせいで、沢山の人間が!!」
笹原
「それで俺を?引退した老いぼれをぶん殴るってか?へっへっへっ...冗談はよせ、お前にはふさわしい相手がいるさ...おい!」
天井から、黒い仮面ライダーが下りてくる
海斗
「な、なんだこれは...!?見たことのない...仮面ライダー」
ノット
「私は仮面ライダーノット、クリスタル会長である私のためだけに作られた、特殊な仮面ライダーなのです」
笹原
「どっかの借り物じゃねぇ、正真正銘の仮面ライダーだよ」
海斗
「...っ!」
ノット
「無駄です、ヒーローソウルの無い貴方に何が出来る?」
笹原
「おいおい、まさか見ていないとでも?俺達知ってんだぜ?」
笹原
「お前が風魔を生かしたこともなァ」
海斗
「!!!」
笹原
「心配するなって、また後で殺してやるからさぁ」
海斗
「...ふざけるな...ふざけるなッッッッ!!!」
ノット
「...っ!?な、なんですこの力は!?」
海斗
「...魔害者(マガイモノ)モード!!」
海斗の姿が大きく変わっていく、角が生え、髪の色は金に変わる
笹原
「お、おいおい...マジかよ、このガキマガイモノだぜ?」
ソウル
「俺は戦う...勝てないと分かっていても、ここで死ぬかもしれないって分かっていても!!!」
ソウル
「お前達カリギュラとクリスタルによってメチャクチャにされたこの世界の為に!!最期まで戦う!!」
ソウル
「だって俺は...この街のヒーローだから!!」