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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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僕は黄葉を店の裏へと呼び寄せる

黄葉
「雪さん、どうした?」

たくっちスノー
「...黄葉」

黄葉
「ああ」

たくっちスノー
「地下都市の奴等見てるとさ...何か、ムカつくんだよ」

たくっちスノー
「海斗君も加賀美さんも...市民の安全と街の平和の為に命をかけて、散ってしまった...だが、奴等はそんな彼らを遊び道具としてしか見ていなかった」

たくっちスノー
「ヒーローはあいつらの玩具じゃないんだぞ!!」

たくっちスノー
「ここまで街を守っていたのは誰だと思っている、安全な所から逃げ出しておいて...あの子達を見捨ててよくあんなことが言えたものだよ!!」

たくっちスノー
「あいつらを生かしてはおけねぇ...このまま野放しにしていたら、ヒーローは一生彼らの暇潰しだ!!」

黄葉
「...」

たくっちスノー
「何なんだろ僕...ここまで誰かを、それも不特定多数の殺したくなるなんてさ...」

たくっちスノー
「結局僕は、いいやつになれないんだな...」

黄葉
「分かる、分かるさ、俺も許せないかと言われるとそう言いたくなる」

黄葉
「計画したのは俺やクリスタルとはいえ、ここまで手のひら返してバカにして..人としてムカつかない訳がない」

黄葉
「奴等にとってヒーローなんてその程度でしか無かったのだな」

たくっちスノー
「そうだ、海斗君のような人のためにも...あいつらは...!!」

黄葉
「しかし...地下都市の場所は未だ分からず、ヒーローは閉め出されている!復讐なんて決して...」

たくっちスノー
「黄葉、これを見て...」

僕はメル姉に書いてもらった紙を黄葉に見せる...それを見て黄葉は驚いている

たくっちスノー
「自分はさ、地下都市の詳細を調べきったからこそ誰よりもこんな腐りきった内情を誰よりも知ることが出来た」

たくっちスノー
「地下都市の居場所を調べることぐらい、判子を押すより簡単なんだよ」

黄葉
「こ、これは...!!」

たくっちスノー
「黄葉、自分はこれから1つ街をぶっ壊しに行く...お前も着いていきたい?」

黄葉
「ああ...」

黄葉
「誰もが思うだろう、地下都市の奴等も原因の1つだ」

黄葉
「でも...俺はもう仮面ライダーにはなれない」

たくっちスノー
「それに関しては心配はいらない」

僕は持ってきていたガシャットを黄葉に見せる

黄葉
「こ、これは...!!」

たくっちスノー
「『ハリケーンニンジャ』正真正銘の仮面ライダー風魔になるためのアイテムだ」

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