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作者： 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 221ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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＊188＊
たくっちスノー
「んで話って？告白以外で頼む」
海斗
「えっ？」
たくっちスノー
「...あのな海斗君、僕は死者と一生添い遂げるほど落ちぶれちゃいないよ、君は死んだ、それははっきりと分かっているし、かといってどうするわけでもない」
たくっちスノー
「ま、墓洗うくらいなら僕にだって出来るがね」
海斗
「俺が生き返ったら嬉しいですか？」
たくっちスノー
「そりゃ僕以外にも喜ぶ奴はいるからな、嬉しく思うだろう」
海斗
「ならどうして雪さんは俺を生き返らせないんですか？貴方の技術なら出来なくはないですよね？」
たくっちスノー
「出来ないよ」
「父さんが恋人を作ろうとして生まれたのが、僕だ。」
たくっちスノー
「海斗君、僕は父さんが嫌いなんだ...僕が君をマガイモノにしてまで生き返らせようとしたら、僕は父さんと同じ誤った行為をしてしまう」
たくっちスノー
「だから僕は君をすっぱり諦めることにしたんだ...悪く思わないでほしい、これは君のためなんだ」
海斗
「...そうですか」
たくっちスノー
「ああ悪いなぁ、こっちがベラベラ喋っちゃって..で、用件は？」
海斗
「最期の時にふと出てきた内容なんですけど...」
海斗
「魔害者モード！」
たくっちスノー
「ファッ！？」
海斗の姿が大きく変わる...たくっちスノーはその違和感にすぐに気づいた
たくっちスノー
「この人体変化は...まさか、マガイモノの力...！？」
海斗
「どういうわけかこんな力が...」
たくっちスノー
「ちょ、ちょっと万丈呼んでくる！！」
...
龍我
「お前、この姿...！？」
たくっちスノー
「お前も分かるだろ？」
龍我
「ああ...」
海斗
「あれ、なんで呼んできたの？」
たくっちスノー
「万丈はな、お前と同じで人間からマガイモノへと進化した人工物じゃない貴重な個体なんだ」
龍我
「ああ...ってことは、こいつもマガイモノの成分を体に取り込んだということになるな」
たくっちスノー
「一体いつ成分が...あっ」
たくっちスノー
(キスしたときか...舌入れちゃったしな)
龍我
「ん、どうした？」
たくっちスノー
「気にするな」
龍我
「でもよ、マガイモノになったならなんで死んだんだ？...いや、松山みたいに死んだやつもいるけどよ」
たくっちスノー
「中途半端にマガイモノになった生き物は普通に死ぬよ？中途半端じゃないマガイモノは体から血ではなく黒い液体が流れることだ」
龍我
「どれどれ...」
龍我は爪で自身と海斗の頬を軽く切る...龍我の頬からは黒い液体が垂れてすぐに再生するが、海斗からは黒ずんだ血が流れ続ける
たくっちスノー
「万丈は人間一人分を取り込んだから完全なマガイモノになれたんだね」
龍我
「そういうもんか...じゃあ見た目については？」
たくっちスノー
「自分は元々体の中に様々な設定があったし、こんなパターンになってもおかしくないさ」
龍我
「よくわかんねぇなぁマガイモノって」
<午後の部、始まりますよー
龍我
「あっやっべ！早く集合しろ！」
たくっちスノー
「おうとも！」