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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*19*
(ここから福井視点)
俺と加賀美さんは...ゆっくりと街を歩く、カリギュラが襲撃されたというのに、
加賀美
「...なぁ龍、お前の名字を見たとき、真っ先にあいつを思い出したんだ」
福井
「父を知っているのですか?」
加賀美
「ああ、黒影トルーパーズの中で息子自慢の話をする奴なんてあいつぐらいだったからな」
福井
「俺の事を何と言っていました?」
加賀美
「男手1つで頑張って育ててきた自慢の息子、でもヒーローだから中々構ってやれないのが辛い...だってさ」
福井
「父さん...」
父さん...直接聞きたかったよ、その言葉を...なんで言ってくれなかったんだよ...
加賀美
「ん?男手1つって事は...今の君は...」
福井
「ああ大丈夫です、家事とかはよくやってましたし、こうしてヒーローになれたから家賃くらいは払えますよ」
加賀美
「.....そうか」
福井
「でも給料日までどうするかなぁ、家賃の他にも学費電気代とか払うものは色々あるし...贅沢はできないな」
加賀美
「出来るとするなら1杯80円程度のあの喫茶店のジュースぐらいだな」
福井
「そうですね...加賀美さん、俺は立派なヒーローになりますよ、だってカッコいいヒーローの父さんが言っていた自慢の息子ですから」
加賀美
「ああ...さて!パトロールを続けるか!」
福井
「はい!」
父さん...ありがとう、今まで俺を育ててくれて..!!
そんなことを考えていると、テレビ塔がまたニュースに切り替わる
【臨時ニュースをお知らせします】
加賀美
「まさか、またダークライダーが!?」
【本日、××宝石店に強盗集団が現れ、無数の宝石が盗まれたそうです】
加賀美
「何だ強盗か...いや待て、ダークライダーじゃないにしろ悪人じゃないか、何をホッとしている...」
いや、ただの強盗何かで臨時ニュースを流すはずがない、きっと何か....!!
【防犯カメラが捉えた映像によりますと、犯人は、ヒーロー組織に所属する仮面ライダーソウルによるものと....】
加賀美
「何!?そんな馬鹿な!!」
福井
「ソウルって...確かカリギュラの仮面ライダーの通称ですよね」
加賀美
「ああ...映像からして間違いなくソウルだ」
福井
「...見つける方法ってありますか?」
加賀美
「社長に黙っててと言われたんだが異例なので特別に話す、実は俺達のヒーローソウルは悪用されないように発信器が付けられている...そこから割り出す!」
福井
「なるほど!」
雪
「あれ!?加賀美さんにえっと...福井君!」
加賀美
「喫茶店のマスター!?なんでこんなところに...」
雪
「いや、この間みたいに果物を買った帰りですよ....もしかして二人ともさっきのニュースを?」
加賀美
「ええ...バイクを用意したいんですが、時間がなくて」
福井
「ああ、そういえば雪さん、貴方は海斗に寄ると仮面ライダーに詳しいそうじゃないか」
雪
「うん、余裕で筆記試験の問題も100点取れるかもよ」
福井
「俺の持つヒーローソウルに追跡に向いている奴はありますか?」
不用心だが全部ポケットにしまっておいてよかった...俺はヒーローソウルを雪さんに見せる
雪
「ほうほう...なるほど...アクセル...自身が速くなる能力を持っているね!」
加賀美
「君から見てアクセルはどうなんだい?」
雪
「二人...という点だとアクセルはいいね!」
福井
「了解...確か手順は...ソウルチェンジ!」
【アクセル】
俺はベルトを巻き、アクセルのヒーローソウルをセットする...
福井
「ソウルチェンジ!」
俺の体が...赤色の仮面ライダーになった!
アクセルソウル
『これが俺の仮面ライダー...それで、どうやれば速くなるんですか?』
雪
「その前に加賀美さんを乗せる必要があるね...お腹についているハンドルのようなベルトを外して!」
ハンドルのような....こ、これか?
雪
「そのまま飛んで!」
アクセルソウル
『よっ....うおお!?』
加賀美
「ええっ!?」
ハンドルを外したら...俺の体がどんどん変形していった!?というかこれ骨とか大丈夫なのか!?
雪
「アクセルはバイクに変形出来るんだ!加賀美さん、それに乗ればいいですよ!」
加賀美
「いや....大丈夫なのコレ!?」
雪
「へーきへーきっす!ほら、急いで!」
アクセルソウル
『贅沢は言えませんよ加賀美さん...ほら!』
加賀美
「よ、よし!俺の言った通りに進んでくれ!」
アクセルソウル
『ラジャー!』
エンジンを吹かし、俺は孟スピードで走っていく...
雪
「...戦わなければ、生き残れない。」