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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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*18*

第四話
【リベンジヒーロー】

翌日....俺、福井さん、与倉さんはカリギュラに呼び出され表彰される

「12名の候補者のおおよそ半分近くが逃げていったが、君たちは勇敢に怪物と立ち向かった...そういうワケで、君達に一時的なヒーローの資格を与える」

与倉
「ヒーローってそんなライセンス貰えるだけでなれんのかよ」

福井
「細かいことは気にしない方がいいだろ」

「いいから受けとりなさい、まず与倉威、君には称号に丁度いいものがあったので特別に取り寄せた【仮面ライダー王蛇】のヒーローソウルだ」

与倉
「ざーっす」

「次に福井龍、試験時の青いクウガの魅せたスピードから君に【仮面ライダーアクセル】を託そうと思う」

福井
「ありがとうございます」

「最後に戦場海斗!君のヒーローソウルに関しては少しだけ待ってくれないか?」

海斗
「はい!」

「以上!これからヒーローとしてよく頑張るように!」

「はい!」

遂に俺達もヒーローになった!

まずは!!

まずは....

海斗
「それで、ヒーローって何すればいいんですか?」

加賀美
「だよねー...聞いてくるよなー...」

ヒーローが何をしているか、そういえば聞いたこともなかったな

与倉
「オメーは親父から何か聞いてねぇのか?」

福井
「特にそういった話はしなかったな....」

加賀美
「...そうだな、基本的にはパトロールかな?」

与倉
「ほぉー」

加賀美
「ヒーローソウルを使った犯罪とか、恐ろしい化け物等を退治するのも俺達だ」

海斗
「へぇ...」

加賀美
「カリギュラから呼び出されるまでは好きにパトロールしてていいから」

与倉
「ほう好きに?今好きにって言ったよなぁ?」

与倉さんはヒーローソウルをポケットに入れてカリギュラを出ていこうとする

福井
「何処へ行く気だ?」

与倉
「ちょっとイケナイ犯罪に心当たりがあるんだよ、俺は裏の世界に詳しいからなぁ...」

...

海斗
「裏の世界ってなに?」

福井
「知らなくていい」

海斗
「それじゃ、俺達はパトロールにでも行きませんか?」

福井
「そうだな」

加賀美
「...待て!!」

海斗
「...加賀美さん?」

加賀美
「俺も着いていくよ....」

海斗
「え、加賀美さんが!?」

加賀美
「ああ....頼む。」

....

加賀美さん、福井さんと一緒に外でパトロールを始めた

海斗
「俺も早くヒーローソウルが欲しいなぁ」

福井
「玩具の方は持っていないのか?」

海斗
「高いもんだから...」

加賀美
「確かにそこらのゲーム機本体より高いからなぁ...仕方ないか」

福井
「...あの、聞いてもいいですか?」

加賀美
「何?」

福井
「貴方と飯塚さんは....どんな関係だったんですか?」

加賀美
「...飯塚は俺の相棒みたいな奴だった、昨日の君達みたいに試験に同時期に受けて、同時期に合格してヒーローになった」

加賀美
「君たちもよく感じてたと思うけど、あいつ明るくてさー、年下の俺でも敬語じゃなくていいって言うし、子供に対する人気だったら俺より上だったし、単純に強くもあった」

加賀美
「でもさ...こうもあっさりと....」

福井
「....」

加賀美
「正直に言うと、俺は今凄く怖いんだ」

加賀美
「カリギュラでは黒影トルーパーズを含め既に31人ものの仮面ライダーが死んでいる」

加賀美
「黒影達だって皆悪人ではなかった、死んでいい奴ではなかった...怖いんだ...俺がいない間に皆消えてしまうのが」

...ああ、だから加賀美さんは一緒に着いていくって言ったんだ...

ただ心配なだけじゃない、恐れているんだ、また大事な人が消えてしまうんじゃないかって...

加賀美
「ごめんな、ヒーローがこんな弱音吐いちゃって」

海斗
「気にしないでください....」

海斗
「あ、俺はBaronに行ってくるので、福井さん達は頑張って下さい!」

福井
「ああ。」

...加賀美さん、大丈夫です、俺は死にませんから

俺は...消えたりしませんから

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