完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~

*196*

「ほら、私が奢ってやるから、何か注文しろ」
「あ、有難う御座います……それではA定食で」
「はい、分かりましたぁ」
「私はBで」
「畏まりましたぁ」
 食堂の店員が戦場雁陸人と花咲陸咲の注文を聞き、すぐに料理を渡した。A定食は『しょうが焼き定食』、B定食は『トンカツ定食』だった。
「さぁ、座って話を聞こう」
「は、はい……」
 戦場雁陸人は頷いて、花咲陸咲の後ろを着いていき、席を見つけ、対面上に座る。
「それで? お前、どうしたの? 急に私を抱き締めて?」
「あ、あの! 此処のヒーロー試験って筆記試験があるんですか!?」
「…………はぁ? 全てのヒーロー試験にあるに決まってんだろバカか?」
 花咲陸咲の発言を受けて、戦場雁陸人は衝撃的な顔をする、嘘だろ……? そんなぁ? そう思いながら、背凭れに凭れて、溜息を吐いた。
「はぁぁぁ……」
 そんな戦場雁陸人の状況を見、花咲陸咲が戦場雁陸人に発言した。
「お前……もしかして『ヒーロー試験は実技のみ』って思っていたのか……?」
「…………」
 戦場雁陸人はその場で静かに頷いた。その様子を見て、頭を抱える花咲陸咲。そして花咲陸咲は戦場雁陸人に言う。
「……そうか。でも、私達は流石に不正が出来ないからな? 其処は努力しないだろう?」
「そ、それはそうなんですけど……って、そうじゃなくて! 出来る限りヒーローの筆記試験に耐えられるようにある程度の知識を俺に伝授して下さい!」
「だから無理だって。流石に自分で調べてくれよ? 私から言うと、ルール不正だろう?」
「た、確かにそうですけど……でも、一時間以内にヒーローの全てを知るだなんて不可能だと思いません?」
「逆に言うけど、お前が私に聞いても同じ返答をするよ。『私が一時間以内にヒーローの全てを話せるか』って?」
「…………」
 花咲陸咲の発言を受けて、戦場雁陸人はその場で無言になった。そして花咲陸咲は目の前のB定食に手を伸ばした。
「……諦めろ、そして次回頭の中にヒーローの情報を詰め込んで、頑張ってく──」
「それは厭です! 少しでも……少しでも早くヒーローになって、俺は海斗さんのようなヒーローになりたいんです! だから、だから……!」
「海斗……? それって十年前の?」
 花咲陸咲がそう言うと、静かに頷く戦場雁陸人。そして戦場雁陸人は静かに語り始めた。
「俺……ヒーローになりたいってのは、全て海斗さんのお陰で……」
「海斗さんのお陰ぇ? どういう事だよ?」
 花咲陸咲がそう言うと、戦場雁陸人は静かに発言する。
「俺……実は小さい頃、海斗さんに救われたんです。小さい頃、俺、ダークヒーローに襲われて……でも、そんなダークヒーローに救ってくれたのが海斗さん……! だから、俺も海斗さんみたいなどんな小さな存在も守るヒーローになりたくて……」
「ふぅん? そりゃ大層なこった。でも、『ヒーローってのは死が付き纏う』んだぜ? それでもヒーローになりたいのか?」
「…………」
 花咲陸咲の発言を受け、黙り込む戦場雁陸人、そして、戦場雁陸人は机に鉄槌打ちをして、花咲陸咲に言う。
「……それでも、ヒーローになりたい! 一人でも多くの命を救えるのなら、俺の命は要らない!」
「……かっ、何つー大層な考えをするガキだ。中々に面白い。まるで熱血ヒーローだぁ」
 花咲陸咲はそう言って、B定食を食べる。そして花咲陸咲は戦場雁陸人に言う。
「お前も食えよ、A定食?」
「……あっ、忘れてた」
 戦場雁陸人はそう言って、A定食を食べ始める。おいおい? コイツ、大丈夫かぁ? と思う花咲陸咲だった──

 そして二人は定食を食べ終わり、時間を確認する。
「あっ、もう筆記試験だ」
「そうか。それじゃあ、頑張れよ」
「……えぇ、頑張ります」
「おう」
 そう言って、戦場雁陸人は花咲陸咲と離れた──有難う御座います、花咲陸咲さん──そう思いながら、戦場雁陸人は食堂を出、筆記試験の会場に向かう──
 そして試験会場に向かって、指定された場所に座る。鞄からペンと消しゴムを取り出し、試験開始迄待機する。すると、試験官が紙を一人一人の机の前に置き、戦場雁陸人も確認する。それは解答用紙だった。次にもう一枚の用紙を置き、『今さっき配った紙には触らないで下さい』と忠告をする。
「ドキドキするぜ……」
 戦場雁陸人がそう呟いて、ペンを握った。そして試験官が笛を吹いて、『それでは筆記試験、開始です』と発言する。つ、遂に自身のヒーローの存亡を賭けた試験が始まる──自分はこの試験を攻略し、海斗さんのようなヒーローにならなくてはならない! 戦場雁陸人はそう思い、紙を捲った。紙を捲ると、其処には『ちんぷんかんぷんな問題』が載っていた。んなっ……!? ぜ、全部仮面ライダーの問題かよ!? ふ、普通の問題は出さないのかよ!? てっきり、普通の問題を出すのかと思ったじゃないか!? さ、流石に全問仮面ライダーは難しいだろ……!? 戦場雁陸人は顔を引き攣らせながら、紙に『2013』と書き、『戦場かり 陸人』と、名前を書く。よ、よし、とりあえず、名前と番号を書き終わった! 後は『問題の回答を書く』のみ! 戦場雁陸人はそう思いながら、紙面上の問題に対し、解答用紙にゆっくり、適当に、不正解な回答を書き連ねて行く──果たして本当に合っているのか、それは戦場雁陸人には分からない──

 おまけ
 戦場雁陸人君が対面した筆記試験、筆記試験の内容を此処に表示させます。
 読者の皆さんも解答してみて下さい!

問1『仮面ライダービルド』のアイテム【パンドラボックス】が発見された惑星を答えなさい
1 木星
2 火星
3 月
4 土星

問2『仮面ライダーポセイドン』及び『仮面ライダーオーズ(サラミウオコンボ)』の変身に必要なメダルの名前はサメ、クジラ...そして最後は?

問3 『仮面ライダーカイザ』の変身番号を答えなさい

1『913』
2『555』
3『000』

問4『グラファイト(レベル:測定不能)』の必殺技、紅蓮爆龍剣の前に付く『ド』の数は何個?

問5 仮面ライダーゴーストの怪人『眼魔』のモチーフとは関係ないものは?
1:斧
2:青竜刀
3:音符
4:盾

問6:『仮面ライダー剣』の技「ライトニングスラッシュ」を使うのに必要なAPを答えなさい
1:2100
2:1600
3:2200
4:1800

問7 『仮面ライダー鎧武』の変身音で関係ないものを答えなさい
1:花道オンステージ
2:ナイトオブスピアー
3:一撃インザシャドー
4:大・大・大将軍

問8 仮面ライダーシリーズの怪人と『関係ない』種族を答えなさい
1:ファンガイア
2:グリード
3:ベターマン
4:ワーム

問9『仮面ライダー斬月』の変身音を漢字四文字で答えなさい

問10 『仮面ライダーネクロム』と関係ないものを答えなさい
1:三蔵法師
2:グリム
3:コロンブス
4:友情バースト

問11『ドライブドライバー』ことベルトさんの人間時代の名前をフルネームで答えなさい

問12『スーパー戦隊の人物』が仮面ライダーに変身したことがある、○か×で答えなさい

問13『タドルクエスト』に登場する悪の魔法使いの名前を答えなさい

問14『仮面ライダードライブ:タイプハイスピード』のスペックは通常形態と全く同じである、○か×で答えなさい

問15『仮面戦隊ゴライダー』の色構成を正確に答えなさい

問16『仮面ライダーウィザード』の変身呪文を正確に答えなさい

問17『仮面ライダークウガ』の変身フォームはマイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタン、アルティメット...そして後一つは?(ただしライジング、アメイジングMは含まないものとする)

問18『ファイナルフォームライド』の変化形態で間違っているものを答えなさい
1:大きな弓矢になるキバ
2:二つに分離するダブル
3:クワガタになるアギト
4:巨大なベルトになるディケイド

問19『仮面ライダーアマゾンズ』のイユが変身するアマゾン形態のモチーフを答えなさい

問20『仮面ライダーエグゼイド』に登場する『自由自在にゲームを作るガシャット』の名前を答えなさい

注:この問題は全てロストメイドウィンさんが製作したものです、一応『ロストヒーロー計画』のNo.10に問題が載っています。

195 < 196 > 197