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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*59*
俺たちは街中を歩いているが、一行にそれらしき人物も被害も見当たらなかった
海斗
「...何処だろう、ダークライダー」
福井
「与倉のクローンということは、性格も同じ可能性がある...与倉が行きそうな場所に覚えはあるか?」
海斗
「そうだなぁ...路地裏とか?」
福井
「路地裏か...よし、行くぞ!」
海斗
「はい!」
...
海斗
「あっ、路地裏で思い出したんですけど...俺、アマゾンブラザーズ追ってたんでした」
福井
「お前まだあいつら追ってたのか...」
海斗
「そうなんですよ」
俺が倒したドライブや響鬼、オーズは仕事中に狙ってきたに過ぎないからなぁ...
海斗
「あの二人だって犯罪者なんですから!どちらかが見つかってくれるといいなって!」
福井
「真面目な奴だ...だが、もしクローンに見られたら全力で逃げろ」
海斗
「確かに、逃げるしかありませんよね、だって相手は...」
福井
「ヒーロー試験の剣術コースで成績一位、筆記試験は90点代...飯塚さんも言っていたがあいつは天才だ、それより強いとなると...」
海斗
「俺たちじゃ到底敵わないですよね...」
与倉さんは強い、そんな与倉さんより強いクローン...
「ハァァァァ!!」
...うわっ、誰!?
福井
「...む、誰だ!!デヤァァァァッ!!」
「ファァァッ!!」
福井さんは襲い掛かった男にも怯まず、絞め技を掛ける
海斗
「こ、怖かった...やっぱり路地裏だから変な人がいるんだな」
福井
「ああ...与倉ぐらいになるとこの程度なんてことはないだろうが...危険だからそろそろ戻るぞ」
海斗
「そ、そうですね...一度与倉さんの所へ...」
...
雪
「ねぇ、メル姉...自分、近いうちにまた時空監理局に復帰するよ」
【はええな、こっちの世界線ではまだ一週間だぞ?】
雪
「今自分がいる世界はもう半年近くだよ...無理させてごめんね」
【無理してるのはお前だろ?まだガキなんだから無理すんなって】
雪
「...うん、でももう決めたことだから、こっちの事件が済んだらまた戻るから」
【そうか...頑張れよ、弟】
雪
「大好きだよ、メル姉。」
雪
「...さて、与倉はどうしてるか」
『うわああああああああ!!』
雪
「今のは福井君の...病院からか!!」
雪
「くそっ、間に合え....!!」