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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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俺たちは街中を歩いているが、一行にそれらしき人物も被害も見当たらなかった

海斗
「...何処だろう、ダークライダー」

福井
「与倉のクローンということは、性格も同じ可能性がある...与倉が行きそうな場所に覚えはあるか?」

海斗
「そうだなぁ...路地裏とか?」

福井
「路地裏か...よし、行くぞ!」

海斗
「はい!」

...

海斗
「あっ、路地裏で思い出したんですけど...俺、アマゾンブラザーズ追ってたんでした」

福井
「お前まだあいつら追ってたのか...」

海斗
「そうなんですよ」

俺が倒したドライブや響鬼、オーズは仕事中に狙ってきたに過ぎないからなぁ...

海斗
「あの二人だって犯罪者なんですから!どちらかが見つかってくれるといいなって!」

福井
「真面目な奴だ...だが、もしクローンに見られたら全力で逃げろ」

海斗
「確かに、逃げるしかありませんよね、だって相手は...」

福井
「ヒーロー試験の剣術コースで成績一位、筆記試験は90点代...飯塚さんも言っていたがあいつは天才だ、それより強いとなると...」

海斗
「俺たちじゃ到底敵わないですよね...」

与倉さんは強い、そんな与倉さんより強いクローン...

「ハァァァァ!!」

...うわっ、誰!?

福井
「...む、誰だ!!デヤァァァァッ!!」

「ファァァッ!!」


福井さんは襲い掛かった男にも怯まず、絞め技を掛ける

海斗
「こ、怖かった...やっぱり路地裏だから変な人がいるんだな」

福井
「ああ...与倉ぐらいになるとこの程度なんてことはないだろうが...危険だからそろそろ戻るぞ」

海斗
「そ、そうですね...一度与倉さんの所へ...」

...


「ねぇ、メル姉...自分、近いうちにまた時空監理局に復帰するよ」

【はええな、こっちの世界線ではまだ一週間だぞ?】


「今自分がいる世界はもう半年近くだよ...無理させてごめんね」

【無理してるのはお前だろ?まだガキなんだから無理すんなって】


「...うん、でももう決めたことだから、こっちの事件が済んだらまた戻るから」

【そうか...頑張れよ、弟】


「大好きだよ、メル姉。」



「...さて、与倉はどうしてるか」

『うわああああああああ!!』


「今のは福井君の...病院からか!!」



「くそっ、間に合え....!!」

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