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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*58*
....えっ?
福井
「何を言っているんだお前は」
与倉
「いやいやマジなんだって、沢山居たんだよ俺が」
海斗
「与倉さんが沢山....?どういうこと?」
雪
「...もしかしてクローン!?」
与倉
「かもしれねぇなぁ、この街で一番強いヤンキーってことでヒョーバンの俺が選ばれちまったってワケだ」
雪
「アンドロイドは海斗君から聞いてたけどさ、まさかクローンとはね....」
福井
「お前、DNA抜き取られるようなことしたのか?」
与倉
「この間、別の病院で予防接種あったろ、きっとそんときだな」
海斗
「どうしよう、その予防接種俺も行ってた」
雪
「海斗君は心配要らないよ、多分」
福井
「しかしやっかいだな...与倉が数人なんてヒーローじゃない頃の俺なら想像もしたくない光景だ」
雪
「メタルク○ラを余力尽くしてどうにか破壊したら奥から数十体出てきたみたいな」
海斗
「何なんですかその例え」
与倉
「しかもなぁ...俺よりも強くなってるっぽいんだよ、単純な力も技のキレも」
福井
「それ勝てるのか...?」
与倉
「加賀美のクローン作られるよりはマシだろ」
それは確かに想像したくない、色んな意味で...
福井
「そいつらは今何処に?」
与倉
「知らね、不意打ちだったからな」
海斗
「それなら、ちょっとパトロール行って見てきます」
福井
「俺も行く」
雪
「僕はちょっと気になることがあるから...」
海斗
「分かりました、それじゃあ与倉さん、安静に」
与倉
「おう、こんな傷パパッと直しちまうからな」
....
与倉
「おい、たくっちスノー...テメェの言ってた通りになるなんてな」
雪
「ああ、マガイモノの成分に含まれているのはキャラクターの設定だからね...まだそうと言えないが、可能性が深くなってきたことが確かだ」
雪
「クローン...自分から言わせるマガイモノなら、作るのはアンドロイドより簡単だからな」
雪
「これはまずいことになった...」
与倉
「何がまずいんだよ?」
雪
「時空監理局ではタイムパラドックスやら何だかが起きないように、キャラクターがキャラクターを殺せないようにしている」
雪
「でも...マガイモノが相手なら話は別だ、奴等は唯一キャラクターを殺害できる存在」
与倉
「さっすが偉大なるマガイモノの王はよくわかってんな、まさかそれを分かっててここに?」
雪
「単なる休暇だよ、こんな事になるなんて思いもしなかった...」
雪
「自分もちょっと用事があるから失礼するよ」
与倉
「.....ケッ」
....
「もしもしメル姉?自分だ、たくっちスノーだ...ちょっと作ってもらいたい設定が...」
「...名前は【ヒーローソウル】だ」
「ああ、唯一仮面ライダーの中でヒーローではない物が居てね、そいつのソウルを作ってもらいたいんだ...給料弾むって技術課に伝えておいて!それじゃ!」