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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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【第十話】
『デッドリーヒーロー』

カリギュラのトレーニングスケジュール、毎度毎度厳しいけど...ダークライダー達を倒すために頑張らないと!

海斗
「ふっ!はっ!でやあっ!」

福井
「海斗!海斗はいるか!?」

海斗
「あれ...福井さん!どうしたんですか?」

福井
「大変だ、与倉の奴が大怪我だ!ダークライダーとの戦いで負傷したらしい!」

海斗
「....えっ!?」

嘘だろ...!?

普段トレーニングしている俺や福井さんよりずっと戦い慣れているであろう...あの与倉さんが!?

海斗
「それって本当ですか!?」

福井
「ああ、さっきカリギュラの近くの病院に緊急搬送されたそうだ!」

海斗
「...すぐ行きましょう!」

福井
「ああ!あんなのでも一応俺たちの仲間だからな...」


与倉さん、大丈夫かな....

...

与倉
「...」


「与倉...」

与倉
「...」


「君だけには話したんだよね、僕の秘密を...そんなことをしたから、君はこんなことに...?」


「やっぱり僕は...」

海斗
「雪さん?」


「あっ...海斗君、君も来てたんだ」

福井
「雪さんの方が一足早かったのか」


「彼も僕の大事なお客様だからね...気になって来てみたんだ」

福井
「良いのですか?喫茶店ほっといて」


「ジュースしか置いてない喫茶店なんて、来る客も限られるからね...それで、与倉に関してだけど...この通りだね」

海斗
「うわぁ...」

ベッドで横たわる与倉さんはあっちこっちに包帯が巻かれて...本当にひどい


「与倉ってそんなに強いのかい?」

福井
「知らないんですか?あいつはこの街では一番強いヤンキーで【王蛇の与倉】と言われるほどですよ」


「なるほど...そんな奴が死にかけって...今回の敵はひと味違うみたいだな」

与倉
「...勝手に死にかけにするんじゃねぇよ」

福井
「め、目覚めた!?」

海斗
「嘘!?意識不明って聞いたのに」


「王蛇の与倉、回復力まで化け物だね...」

与倉
「お前ほどじゃねぇよ」


「確かに」

海斗
「...?ところで与倉さん、貴方が相手したダークライダーって一体...」

与倉
「あー、それなんだけどな、驚くんじゃねーぞ」


与倉
「俺は俺自身にボッコボコにされたんだよ」

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