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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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第十一話
【12のヒーロー】
アギトの件からしばらく経った後も、この街では与倉さんの話題ばかりだった
雪
「与倉が亡くなった後、カリギュラは結構大騒ぎになったねぇ」
福井
「ええ...まさか与倉がこの街で一番の金持ちだったとは...今向こうでは世継ぎ問題で大騒ぎだそうだ」
雪
「怖いねぇ...」
海斗
「与倉さんには聞きたいこと沢山あったなぁ...」
そんな事を話していると、俺と雪さんの携帯から着信が入った
雪
「あ、ちょっと失礼」
海斗
「はい...もしもし、こちら海斗...え?ヒーロー協会?なんですかそれ?」
雪
「もしもし、たく...雪だけど、..あっ、メル姉?」
海斗
「えっ...ああ、はい、はい...」
雪
「...えっ嘘ぉ!?メル姉も休暇取りたいって!?いや、いいけど....ええここにぃ!?」
福井
(どっちを聞けばいいんだ...)
雪
「わ、分かった、待ち合わせ場所はあそこね...うん、分かった、じゃあねメル姉 」
海斗
「分かりました、すぐに向かいます...はい、それでは。」
福井
「...えっと、互いに誰から?」
雪
「話してなかったっけ?僕の姉だよ...どうやら姉もここに来るっぽい」
福井
「へー、そうなんですか...海斗は?」
海斗
「よくわかんないけど、ヒーロー協会って所から...与倉さんの事に関してだって」
雪
「ヒーロー協会?そんなのあったんだ、僕も行っていい?」
海斗
「入れるのはヒーローだけだそうなので」
福井
「というか姉迎えにいってやれよ」
雪
「うーんちょっと口悪いからなぁ...でもまぁしょうがないか、そんなワケで一旦Baron閉めるからパトロールにでも行ったら?福井君」
福井
「そうするか...海斗もヒーロー協会、気を付けろよ」
海斗
「はい!それじゃあ行ってきます!」
雪
「じゃあね、福井君」
福井
「ええ...」
...
雪
「ところで、ヒーロー協会って何?」
海斗
「俺も詳しくは分かりませんけど...なんでもヒーロー組織を作った人達が集まってるのだとか」
雪
「ヒーロー組織...カリギュラやアルテミスを...ってことは社長より上かぁ、何個あるの?」
海斗
「13個...だそうです」
雪
「多いな!!全部この街にあるわけじゃないとはいえ、そんなにヒーローいらないよ!」