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作者： 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 221ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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＊66＊
雪
「メル姉ごめーん！待った？」
ルメール
「いや、全然...で、ここがお前のお気に入りの世界か？」
雪
「うん、ハグレ世界もいいけど、こういう世界も好きなんだよね」
ルメール
「そうか、んじゃお前のやってる喫茶店連れてけよ」
雪
「え、やだよ！そんなのより13個のヒーロー組織を見に行くよ！ちょっと龍になるからそこで...！！」
...
海斗
「こ、ここがヒーロー協会かぁ」
この街にそんなのがあったのか...俺でも知らなかったよ
「当然だ、外部に漏れないように情報断絶してきたからな」
海斗
「えっ...？」
「お前、カリギュラのヒーローだろう？面構えで何となく分かんだよ」
海斗
「あれ、貴方どこかで...あっ！資料にあった！カリギュラの元エース、笹原大尽(ささはらだいじん)さん！」
カリギュラの教科書で前に見たんだ...カリギュラの伝説のヒーロー、『笹原』
もう引退してたと思ってたけど...こんなところで会えるなんて！
笹原
「エースねぇ、懐かしいアダ名だよ...加賀美のガキは元気か？」
海斗
「えっ、知ってるんですか！？加賀美さんを」
笹原
「おう、まだエースだった頃、お前みてぇな坊主だった加賀美をスカウトしたのは俺だったからな」
海斗
「加賀美さんにもそんな時代があったのか...今の加賀美さんは貴方みたいにエースとして頑張ってますよ、正体隠してますけど」
笹原
「だろうな、あいつは人一倍努力家だったからな、筆記試験で酷い点数だったもんでスパルタ仕込んだのが懐かしいぜ」
海斗
「...あの、どうしてヒーロー協会に？」
笹原
「知らねぇと思うが、カリギュラの今の会長は俺なんだよ」
海斗
「えっ！？」
笹原
「で、坊主こそここに用かよ、ここは遊び場じゃねぇんだぞ」
海斗
「協会に電話が掛かってきたんです、実は...」
俺はダークライダーの事、与倉さんの事、ヒーロー協会から電話が掛かってきた事を話した
笹原
「...なるほど、さっき俺も加賀美の奴からガキのお守りを頼むって言われてな、なんの事やらと思ったが」
笹原
「まあいいか、時間あるし他の協会の奴等も見ていくぞ」
海斗
「はい！」
...
雪
「まずあそこにあるのはカリギュラ！自分のお気に入りだ」
ルメール
「カリギュラ？どういう意味だ？」
雪
「知らん！一番有名なのはここだな、テレビとかでも毎日出ている...」
ルメール
「ふーん、マイナー系が好みのお前がなぁ」
雪
「そういう趣味みたいに言わないで！！」