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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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海斗
「セイヴァーの人といい、ここ変人しかいないんじゃ...」
笹原
「キュアーズの坊主もあいつとの挨拶は骨がおれるだろうなぁ...」
海斗
「可哀想に...」
笹原
「他人の心配をしている場合じゃあねぇぞ...次の変人が来る」
海斗
「もう変人は良いですから...」
笹原
「そういうわけにはいかねぇ、俺と同じ苦しみをお前にも味わってもらう」
海斗
「ひええ...」
「ん?あれー?もしかしてササたんじゃない?」
海斗
「えっ、さ、ササたんって...」
笹原
「うわー、出た、一番めんどくせぇ奴が」
七不思議
「どうもー!皆のヒーロー!七不思議不可思議(ななふしぎふかしぎ)だよー!」
海斗
「えっ...ナナフシギ フカシギ?」
七不思議
「そうだよー!」
海斗
「あの...芸名ですか?」
笹原
「信じられねぇ事だが本名だ」
七不思議
「ササたん、相変わらず無愛想だねー、いつまで経っても変わんないんだから」
笹原
「お前はいい加減変われ、そのキャラが通用するのは若い間だけなんだよ」
七不思議
「ええ~?そうかな~ナナフシギは永遠に若いままなんだよ~?」
笹原
「お前、新聞とか見ないのか...?お前」
七不思議
「あ、ナナフシギはまだ仕事があるんだった!それじゃあまたねー!」
笹原
「あっ...おい!」
海斗
「(゜〇゜;)?????」
笹原
「無理もねぇよな...ナナフシギはな、俺の現役時代の相方みてぇなものだったんだよ、組織は違うけどな」
笹原
「あれでも若い頃はファッション雑誌やテレビなんかにも載る超人気の女だったんだが、年を取ってババアになってからは泣かず飛ばずだ」
海斗
「でもそれは分かってるはずなんですよね...どうしてあのキャラを?」
笹原
「坊主、ヒーローのキャラっていうのは短命だ、オッドアイのアレやナナフシギが喜ばれるのはそいつが20代の時、イケてた頃だから喜ばれるんだ」
笹原
「だが俺みたいに年を取ればそのキャラも見ていられない無様な物に成り果てる、それに気付いたから俺も引退を決意した」
笹原
「でもなぁ、あいつらは本気で信じきっているんだ、ああいうキャラがいつまでも喜ばれると本気で思っていて時代に取り残されちまってるのさ」
海斗
「なにそれこわい...」
笹原
「坊主にゃまだ早い話さ」
...
雪
「ここはイリーガル、かつてここにはスーパーアイドルヒーロー【七不思議不可思議】って女の子が居たらしいんだ!」
ルメール
「バーチャルユーチューバーみてぇな名前してんな」
雪
「メル姉でもバーチャルユーチューバーとか知ってるんだ...今は姿を見せないけど何してるのかな」
ルメール
「今でもスーパーアイドル~とかしてるんじゃねぇか?」
雪
「そうなのかな...アイドルって結構短命なのに」