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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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はぁ、重かった...ようやくBaronについた



「すぐミキサー回すから...ご注文は?」

海斗
「バナナ!」

福井
「レモン」


「あいよー!」

ルメール
「...うわっ、お前マジでジュースしか売ってないんだな」


「僕、包丁持てないし...」

ルメール
「お前たしかスクランブルエッグ作るだろ」


「いやいや!喫茶店にスクランブルエッグは無いわ!」

ルメール
「確かにな...でもせめてミルクティくらいは淹れるようになれよ」


「えー...」

海斗
「...髪の色、雪さんと違いますよね、もしかしなくても」

ルメール
「義理だよ、自分があいつに弟になれって言ったら了承してくれた」

海斗
「命令形!?」


「うん、生まれた頃から母親の姿は無くて、※父親にも裏切られた僕に家族になれと言ってきたのがメル姉なんだ」

※ざくアクZ魔導界編 参照


「だからメル姉だけが僕にとっての家族なんだ...はい、レモンジュースとバナナジュース」

海斗
「はい...色々あったんですね、雪さんも」


「まあね...こんなことを話せるのは海斗君達ぐらいだよ」

ルメール
「お前の例の王様にも話せないのか?」


「うん、彼女は僕の立場を知っているからね...立場を忘れて、友人のように話せる...素敵なことだと思わないかい?」

ルメール
「...よくわかんねぇな」


「メル姉も次第に分かってくるよ」

ルメール
「ふーん...なぁ、それ旨いの?」

福井
「ええ、まぁ...」

ルメール
「おい、後で自分にもくれよ、タダで」


「85円なんだから自分で払え」

ルメール
「ちっ」

海斗
「はい、85円...ではそろそろパトロールを再開しましょう」

福井
「ああ...」


「ああっちょっと待って海斗君!」

海斗
「え?」


「ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」

海斗
「わ、わかりました」

福井
「それなら、俺は先に行ってるぞ」



海斗
「あの...なんですか?雪さん」


「僕には何となく分かるんだ、協会で嫌なものでも見たんだろう!」

海斗
「!...流石、雪さんは不思議な人だ」


「海斗君...心配いらないよ、例え全世界が君の敵になっても、僕が君を守る、どんな手を使ってでも...だって僕は君がすきなんだから」

海斗
「雪さん...」

そう言うと雪さんは俺の身長に合わせて膝を下ろし、俺の顔に近付....んむぅ!?



「...んっ」

海斗
「...ちょっ、ゅきさん..なにっ..」


「んっ、ちゅっ...ぷはっ..」

ルメール
「」

海斗
「え、あの...い、今、俺に...」


「...ほら、パトロール、行っておいで」

海斗
「えっ...はい。」


えっ、いや、今、ゆきさん、えっ、えっえっ



なんで雪さん、俺にキスしたの?



ルメール
「お、おおおおおいっ!!たくっちスノー!たくっちスノー!!」


「どうしたのメル姉?何を慌てて」

ルメール
「おま、お前っ!!そ、そんなキスなんて!!」


「メル姉もウブなところあるんだね、かわいい」

ルメール
「そ、そういうことじゃねぇ!そんな男同士でトロトロとしたキス見せてきやがって!!」


「メル姉は僕の事男扱いするけどさ...」



『マガイモノに性別は無いんだよ...?』

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