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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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第十二話
【フェイクヒーロー】
与倉さんの死から二週間が経過した
...飯塚さんの時もそうだが、 誰かが死んでしまうというのは慣れないもの
海斗
「雪さん...そういえばまだ分かってないんですよね、クローンのこと」
雪
「そうだな...」
ルメール
「はぁ?クローン?」
雪
「ああ、メル姉...実はかくかくしかじか」
ルメール
「ふーん、そいつは仕事柄気になるな」
雪
「でしょ?」
海斗
「加賀美さんのクローンとか本当に作られてたらどうしよう...」
ルメール
「会長の全盛期のクローンとか」
海斗
「やめてよ...」
雪
「こらこら、いじめちゃダメだよメル姉」
海斗
「案外、雪さんのクローンも...」
雪
「ええ?僕は作られるわけないよ...だって、僕は何者でもないからね」
海斗
「不思議な人...」
ルメール
「ガワだけ真似られるかもしれねぇぞ?」
雪
「もしそうだとしたら、僕が始末するさ」
ルメール
「ふーん...」
そんな事を話していると、カリギュラから至急戻ってくるようにと連絡が来た
珍しいな...何なんだろう?
海斗
「すいません、俺呼ばれてるみたいなので失礼しますね」
雪
「分かった、気を付けてね」
海斗
「はい!」
...
雪
「手かがりは未だつかめず、かぁ」
ルメール
「ヒーローソウルは、あと何個だ?」
雪
「あと五つだ」
ルメール
「タイムリミットは近いな」
雪
「そうだな...しかし、なんで奴等はヒーローソウルを集めているんだろう?」
ルメール
「お前が作れと頼んできた例のヒーローソウルを見せつけてやれば分かるんじゃねーの?」
雪
「自分には見せつける度胸なんてないよ...」
「出来る限りなら、そのクローンってやつに会ってみたいんだけどさぁ...」
...
海斗
「はい!ただいまやってきました!」
加賀美
「ご苦労...海斗君、今日君を呼んだのは紹介したい人がいるからだ」
海斗
「紹介したい人?」
加賀美
「ああ、おいで!」
...加賀美さんに言われ現れたのは、俺に近い、子供?
加賀美
「紹介するよ、カリギュラが新しくスカウトした雨水水晶(うすいすいしょう)君だ」
水晶
「.....」
海斗
「水晶...?」
加賀美
「今日から海斗君のパートナーとしてやっていくから、仲良くしてやってほしい」
海斗
「ええっ!?」
水晶
「.....」
海斗
「えっ、ああ...よろしくね」
水晶
「.....」