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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*87*
雪
「海斗君...」
海斗
「雪さん...あの、雪さん!」
海斗
「本職があるって事は...いずれそっちに行っちゃうんですよね?」
雪
「うん」
海斗
「俺は雪さんの事、まだよく知らないけど...向こうに行ったら、二度と会えなくなるような気がするんです」
雪
「...」
海斗
「こんな風に雪さんと海を見るのも最後になってしまうかもしれない...」
雪
「...嫌だね」
海斗
「はい、嫌です」
雪
「たった数ヵ月の間だけど、僕らは仲良くなりすぎてしまった」
雪
「こうやって素の状態で話せるのが、君だけなばっかりに...」
海斗
「ですから、約束してください!」
雪
「...約束?」
海斗
「またいつか...皆で海に行きましょう!!」
海斗
「今度は...雪さんのお友達も連れてきてください!」
雪
「...!!」
海斗
「雪さんは失った人もいると思いますけど...俺のように大事な存在になった人...いると思うんですよ!」
雪
「大事な...人...」
『あのね任天さん、泳ぎの練習したいから手伝ってほしいな』
『ああ、そりゃ構わないが...おっと、足釣るなよ?』
『でーちっちっち!ビーチは皆デーリッチに虜でち!』
『はいはい、それじゃ浮き輪持ってくるから』
『おい戦兎ォ!!俺のサーフボード返せよ!!』
『筋肉バカは向こうでビーチバレーでもやってろよ、ヒャッホー!』
『僕、泳げないんだよね...』
『アナザーワールドでもカナヅチなのは変わらないんだ...』
雪
「そうだね、確かにいるかも...うん、約束するよ、今度は皆を連れて...海に行こう」
海斗
「破らないでくださいよ!」
雪
「君の頼みなら...なんだって受けるよ」
...皆、かぁ。
相当賑やかになるだろうなぁ...
来るべくその時の為にも
海斗君は...僕が守る。
...
ルメール
「...」
砂浜でルメールはとある物を取り出す
たくっちスノーが回収した『与倉孟』の血液...マガイモノを作る上で必要な『設定』だ
ルメール
「あいつがこれを回収したのはマガイモノメイカーとしてのクセか、あるいは与倉というやつを生き返らせたい本能からか...」
ルメール
「...末路、か。この世界はどうなっちまうんだろう、時空監理局でも分からねぇなんて」
『平和な時間は、早く過ぎ去る』
【特別編 END】