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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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その日の昼、俺たちはキャンプ気分でお昼ご飯を食べた
海斗
「やっぱり焼きそばは美味しいですよね」
加賀美
「ああ...それにしても、マスターは本当にカップ焼きそばでいいのかい?」
ルメール
「お前、いい加減なぁ...」
雪
「いいじゃない、一平くん美味しいんだよ」
海斗
「どうして、食べてくれないんですか?」
雪
「...仕事の都合上なんだ、許してほしい」
加賀美
「喫茶店のほかにやってる仕事があるのか?」
雪
「ええ...というか、そっちが本職みたいなものです」
福井
「...焼きそばも食べれないほど厳しいところなんですか」
雪
「うん...あのね、決められたジャンルの物しか食べちゃダメなんだよ」
ルメール
「.....」
雪
「...ごめん、僕は向こうで食べてくるよ」
海斗
「あっ...雪さん!」
ルメール
「ったく、あのバカ...」
....
雪
「...」
ルメール
「たくっちスノー」
雪
「メル姉...」
ルメール
「自分がマガイモノになり、お前の姉になって早数ヵ月...お前さ、今のままでいいのか?」
雪
「何が?」
ルメール
「時空監理局の...メイドウィンのわけわかんねー規則に縛られることにだよ、休息の時ぐらい破ったっていいんだぞ?」
雪
「ダメだよ、メイドウィンっていうのはなんでもありなんだ...自分がそうだったように、だから縛らなくちゃならない」
雪
「それに...他の皆は守っているのに自分一人だけ破ってちゃ、代理局長として示しが付かないからね」
ルメール
「...それでいいのか?」
ルメール
「お前そんなんじゃ、恋人を泣かせるぞ」
ルメール
「お前がやっていることは、手料理をゴミ箱に放り投げるとの同じだ」
雪
「.....しかし、この規則を作ったのは僕じゃないんだ、変えられるわけないだろ」
ルメール
「はぁ!?じゃあ何処のどいつが決めたんだ!!答えろ!!神様(メイドウィン)は偶像じゃねぇ、生き物なんだぞ!!」
ルメール
「人と同じ事をしちゃなにがいけないんだ!?なんでだよ...なんで...」
雪
「...まだマシじゃないか...僕だって...原作に関係のない物が作品に深く関わってはいけないという規律を消すのが精一杯なんだ!!」
ルメール
「.....」
雪
「海斗君の所行ってくる!!」
ルメール
「...じゃあ、これだけは言わせろ」
「この先の物語がどんな末路を迎えようと、お前は一度この世界を去ることは確定している事は忘れんなよ」