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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*9*
...ここが試験会場!
色んな人が走ったり飛んだりしている...まるでスポーツジムのようだ!!
回りを見渡していると、トレーナーらしき人が票を見せてくる
トレーナー
「まずはバトルスタイルの測定だ、格闘術、棒術、弓術、そして剣術の中から好きなものを選んでくれ、選んだスタイルによって測定する競技が変わるぞ」
バトルスタイルか...一応どんな物にも対応できるようバランスよく鍛えてはいたけど...
海斗
「格闘術コースでお願いします」
トレーナー
「格闘術ね...はい、それじゃあ君はこれ」
トレーナーはメモに何かを書いた後、ちぎって俺に渡す...試験内容か?
【格闘術コース(10~15歳向け)】
トライアスロン
瓦割り
ソフトボール投げ
サンドバッグ打ち...以下略
海斗
「...なるほど、試験と言っても普通の体力テストと変わらないのか」
トレーナー
「格闘術コースは向こうのグラウンドで行う、遅れないように」
海斗
「はい!」
よし、どこまでやれるか...そう考えながら俺はグラウンドへと入る...
......
海斗
「ああ疲れた....」
走ったり跳んだり泳いだり回ったり投げたり...もうヘトヘトだよ
トレーナー
「これにてお前達の身体能力の検査は終了とする!!」
「ああ終わった...」「明日筋肉痛になりそう」「ぬわああああん疲れたもおおおおおん」「チカレタ...」
海斗
「や、やっと終わった....」
トレーナー
「しっかりと食事と休息を取り、一時間後の筆記試験に備えるように!」
「「「ありがとうございました!!」」」
挨拶の後、他のメンバーはグラウンドを出ていく....それにしても腹へったなぁ
海斗
「すいません、昼ご飯ってどうすれば?」
トレーナー
「向こうに食堂があるからそこで買いなさい」
海斗
「ありがとうございます」
...
店員
「いらっしゃい、ABCD好きなコースを選んでください、どれも500円」
海斗
「えっ...じゃあAコースで!」
店員
「ご注文承りました少々お待ちください」
福井
「ん?お前はたしか...海斗だったか?」
海斗
「福井さん!」
福井
「一緒にいいか?やっぱり知り合いと食べたくてな」
海斗
「どうぞ。」
福井さんは俺の座るテーブルの向かいに座る
福井
「それで..どうだ?自信あるか?」
海斗
「もちろん!...福井さんこそどうでした?」
福井
「俺も自信はある、この日のためにずっと頑張ってきたからな」
海斗
「ええ...!!」
店員
「お待たせいたしました2013番Aコースと98番Cコースです」
店員はしょうが焼き定食を俺のところに、ちく天丼定食を福井さんの所に置く
福井
「...それで、次は筆記試験だな」
海斗
「筆記試験ってどんなのやるんだろうなぁ....」
飯塚
「特別に説明してあげよう!」
海斗
「うわっ!?」
びっくりした....飯塚さん、いつのまに後ろに回ったんだ....
福井
「すまん、こういうのって教えちゃいけないものかと」
海斗
「えええ...」
飯塚
「で、この後の筆記試験だけど...すっごい難しいんだって!」
海斗
「ええ!?」
福井
「そう、俺も昔父さんから聞いたんだが、候補者のうち四割が筆記試験で落ちたというほとだ」
飯塚
「実を言うとここのエースも筆記試験には苦戦したって噂だよ!」
海斗
「えええ!?」
飯塚
「だから君たちも気を付けた方がいいよ!」
与倉
「はっ、くだらねぇな...戦う上でそんな知識とかいらねぇんだよ、大事なのは敵をぶちのめす覚悟だけだ」
飯塚
「...こら、与倉!お前、勝手に抜け出したそうじゃないか!」
与倉
「言われたことは全部やった、だからその後好きにやっただけだ...筆記試験ってヤツは真面目に受けるから別にいいだろ?」
飯塚
「.....」
与倉
「...じゃあな」
与倉さんはそう告げた後、会場へと向かっていく....
福井
「王蛇の与倉...噂には聞いていたが、まさか...」
飯塚
「そうだなぁ....剣術コースはやりきったから困るんだよ、それも一位で。」
海斗
「い、一位!?」
飯塚
「そう、彼は色々と天才気質なんだよ、それを正しいことに使ってくれればとカリギュラがスカウトしたんだがねぇ...」
福井
「....海斗、早く食べないと冷めるぞ」
海斗
「あ、すいません!」
俺はしょうが焼き定食を急いで食べた後...試験会場へと向かう
福井
「さて...互いに頑張ろう、海斗!」
海斗
「はい!」
でも、筆記試験は自信ないなぁ、あの加賀美さんですら苦戦したなんて....