コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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世界も涙も帰宅部も<十章あらすじアリ>
日時: 2015/10/20 19:03
名前: 栗おこわ (ID: cx1920xY)

はじめまして、それともどーも!熱しやすく冷めやすい、栗おこわです!(作者は自分のことを「栗」と言う事多いんで、そこんとこよろしくです)

あらすじ…なんてもの作れない感じの作品ですw

※主な登場人物※(だいたい中2)



主人公。東野悠馬(ひがしの ゆうま)  14歳

バカ  海藤朝日(かいどう あさひ)  14歳

冷静だが、美濃好き  月ヶ崎凌駕(つきがさき りょうが)14歳

悠馬と同じ班、おちゃらけ担当  新川徹(にいかわ とおる)13歳


悠馬の兄・たいてい笑ってる 東野良哉(ひがしの りょうや) 16歳

結構な不良  細田雄一郎(ほそだ ゆういちろう)14歳





かわいい 紺屋美濃(こんや みの)   14歳

ハーフで、美濃と並ぶかわいさ ノメリヤ・アリーメ 14歳

朝日の幼馴染 三嶋五十鈴(みしま いすず) 16歳


お嬢様  保谷えりな(ほうや えりな)  14歳




読者さんオリキャラ(今出てる)

男 クールだけど、仲間思い 沢代椿(さわしろ つばき)


よろしくっ(*`・ω・)ゞシャキィィィィン

。。。。((((((o_ _)o。。。。((((((o_ _)o。。。。((((((o_ _)o。。。。((((((o_ _)o


目次…
第一章 学校篇>>1-7
第二章 お出かけ篇>>9-32
第三章 オリキャラ登場篇>>33-43

第四章 宿泊体験学習篇>>45-98
第五章 期末テスト篇>>99-107 

第六章 ゴキブリとか別れとか篇>>108-120 

第七章 いろいろとNew篇>>122-141
第八章 中2生活篇>>142-149
第九章 夏休みな〜篇>>150-159

ーー進行中の章ーーーーーーーーーーーーーーーーー
第89話 文化祭に部>>161
第90話 役割部>>162
第91話 王子の視線部>>163
第92話 練習部>>164
第93話 光の角度部>>165
第94話 しっかりとね!>>166
第95話 悩む部>>167
第96話 恐怖!兄!!部>>168
第97話 極緊張部>>170
第98話 衣装部>>171
第99話 幕上げ>>173
第100話 始めの一歩>>174
第101話 自意識過剰?部>>175
第102話 明るい光に部>>176
第103話 そっとゆっくり部>>177
第104話 死角部>>178
第105話 固部>>180
第106話 地震部>>181
第107話 冬部>>183
第108話 大広場>>184
第109話 大広場2>>185
第110話 3学期部>>186
第111話 始動!部>>187 ←New!

人気投票番外篇>>134-135



☆読者様☆

・桃コさん・紺野巡さん・にゃはさん・優さん・*紗悠*さん

♪オリキャラ投稿者♪

・弥佳野さん(泉水千晶ちゃん)・平並ぼんさん(島咲凛くん)・オレンジさん(西野莉那ちゃん)
・赤青さん(神埼紅葉ちゃん)・チョコ★さん(戸田空愛ちゃん)・龍端さん(浅原菫ちゃん)・ナッチィさん(東未来ちゃん)・彼岸さん(沢代椿くん)

&画面の前の皆さん!

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Re: 世界も涙も帰宅部も<参照数2000突破感謝!!!> ( No.170 )
日時: 2014/11/13 23:49
名前: 栗おこわ (ID: FLkf3417)

*紗悠*さん

コメありがとうございます!

いやいやいやいやいやいやいやwwwそのお言葉おいしく頂きます…

もんげー!(笑) 2ヶ月で!?羨ましかでございます。その執筆力。

>とてもノリがよくて、テンポいいですね!こういうの憧れます〜
ありがとうございます!ノリがいい・テンポがいいと言われると、とてもうれしいです^^

>僕はしっとりなめらか(?)にしか書けないのでw
いいじゃ…ないですか…栗なんて…もう…ハハハ

更新がんばります!!もう文化祭とか遅れてる気もしますが!


*紗悠*さんの作品も読みに行きたいと思います!

これからもどうぞよろしくお願いします。

↓本編
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第97話 極緊張

土曜日。遂に、文化祭当日の朝になってしまった。

もちろん、ガッチガチに緊張している。
そりゃあ、主役とかじゃないからそんなに緊張することでもないと思われるかもしれませんがそういう問題じゃねーんでございますよ。

え〜っと、まず朝ごはんを食べなくては…何ですでに頭の中真っ白なんだよ!

「ゆ〜ま!」
「…あ、な、な、何?」
またもやいつの間にか部屋に侵入していた兄だったが、いちいち驚いていたらきりが無いので滑舌が悪くなっただけで済ました自分に拍手。

「今日、10時15分開演で合ってる?」
ぺらぺらの紙(ぺらぺらじゃない紙なんてないのだけれども)の「3年各組 劇開演時間」という一文を指して聞く。
「ああ、合ってる。でも20分前には会場入りしたほうがいいみたいだよ。混むみたいで」
まあこれは、隣の中谷さん情報を貰っただけなんだけど。
「へー。まあ、別にビデオ録るわけでもないし、立ち見でいいべ」
「え、30分くらいあるけど」
「立ってられるって。そんくらい。廊下に立たされ鍛えられたこの足!!」
「おめでとさん」


ガチャッ!!

「あ、おかあさ「悠馬!!時間見てるの!?」…あ?」

母の怒号に身を震わせながらも、掛け時計に視線を移す
「7時55分んんんん!!?」
※集合8時10分。学校まで徒歩15分。全速力8分。

「やっばいやっばいくっそやば!!!!」
「朝ごはんはカロリーメイト置いといたから!」
「ありがとーー!」

ダダダダダと階段を降り、テーブルに置かれたカロリーメイトを通り間際に掴み、玄関にダッシュ!

靴…く、くそ!こんな急いでるときに限って靴紐がほどけてやがる。いいや、このままで行ったる!!
と一連の独り言を言い終わり、バッグを肩にかけた。

「行ってきます!」

「あ、悠馬!」「え?」


「がんばれ!!」

「分かってるって!」

じゃあ、と手を振り、家を後にした。

            つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も<演劇直前> ( No.171 )
日時: 2014/11/13 19:37
名前: 栗おこわ (ID: FLkf3417)

第98話 衣装

走るフォーム?考えたことないな。
ペース?それもめったにない。

だから今めっちゃ息切れしてるわけでして…

「っはあはっ…ああああ…」
たぶん、今は8時過ぎ…だと思う。そう思いたい。
「あら…悠馬くん?」
「え?お、おはよございます?」
信号待ちをしていると、おばさんが話しかけてきた。だ、誰だっけ…
「分かるかしら?悠馬くんが小学生のときに…」
「ああ!!」
ぱしっと太ももを叩く。
「子ども会の、高橋さん!」
「思い出したのね」と嬉しそうに高橋さんは微笑む。
「バザーのボランティアとかよ〜くしてくれたから覚えてるわよ!大きくなってまあ…中学何年生?」
「3年です。」
「まあまあ。…これから、部活なのかしら?土曜日よね」
「いえ、文化祭で…あっ」
「どうかした?」
今…何時だろう…
「す、すみません。今、何時ですか?」
高橋さんは「え?」と言ってから、腕時計を見た。
「今は…8時5分」
「ああああああやばい!!!ごめんなさい遅刻しそうなのでまた!」
一礼して、信号を見てわた…

「赤よ、悠馬くん!」

「うわああああああああ!!!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校、3−3教室。

「はあああ?お付きがいないいいいい!!?」
「音縁、役で言うな。分かりにくい」
集合時間の8時10分を過ぎ、11分。音縁が教壇でまたまた叫んでいた。
「ええと、東野くん…。バックれるような人じゃないよねぇ…」
クラスメイトの声に応え、もう一度言い直す。

「何かあったんじゃない?」
「ああああもう!それにしたってこんな日に限って…!!」
頭をわしわしかき回し、大きなため息をついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
8時13分

「遅れましたああああああ!!!!」

「東野くん!!」「東野!」「悠馬!」

目立つことなど考えずに、後ろのドアから大声でそういいながら入室!!間に合ってない!!!

「ごめんなさい皆さ…」



言い終わらないうちに、ふわりとしたシャンプーの匂いと女の子が胸の中に…………!??


「会いたかった」




「ねっ音縁さん…!?」


騒然となる教室。パニクる俺。


「…会いたくて会いたくてたまらなかった」
「…え…」
こ、こんなところで…!大胆な!!

「ほーんとに会いたくてたまらなかったわ」
「…ん?」
何だか声のトーンが下がって…いるような…
「あーいたかったのーーよーーー!!おっそいんだもーーんねーーー?」
にこにこにこにこ。その顔の人に背中にまわっている手でしめつけられてるんですけど…。メキメキ
「あ、あのー…」
「んー?」
メキメキメキメキ。
「ぐ、くるしいんですけど…」
「なんでだろうね」
メキメキメキメキメキ。

「…遅刻、誤ろうか♪」
「はい。もちろんです」




「全身全霊ごめんなさいーーーーーっっ!!!!」


「許す!」



「まあとにかく東野くんは座って。衣装、机の上に置いてあるから。まだ、着替えないでね」
「う、うん…ごめんなさい…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「うおーー!かっけえ!!」
机の上に置いてあった衣装は、青と白のかっこいい使用で、まさに「お付き」のものだった。
「リアルだなあ…」
しげしげと眺めていると、斜め後ろの新川くんがはしゃいでいる声が聞こえてきた。
振り向くと、王子つまりあさの衣装を少し仕様を変えて、色を黒くしたかなりかっこいい服にはしゃいでいたようだ。

…そのとき目に入ったのだが。後ろの席のアリーメさんの衣装は…

超、きれいだった。

薄い水色の上に白い生地。手につける長い手袋みたいなの(←知らない)。

「…?どうかしまシタ?」
アリーメさんが視線に気づいたようで、首を傾げて尋ねてくる。
「!…いえ、衣装きれいだなあと…すみません」
「oh-!ありがとうございマース♪」
にこにこと嬉しそうに言う。さっきの「にこにこ」とは違うほうだ

             つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も<演劇直前> ( No.172 )
日時: 2014/11/15 08:52
名前: アクシデント (ID: esqt3hj.)

アクシデントです!
読ませていただきました。
キャラに個性があって、おもしろかったです!

Re: 世界も涙も帰宅部も<演劇直前> ( No.173 )
日時: 2015/01/25 12:39
名前: 栗おこわ (ID: aGK9cZ.N)

アクシデントさん

うおおおおおありがとうございます!!

おもしろいなんてうれしいっす。
アクシデントさんもがんばってくださいね!
↓本編
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第99話 幕上げ

それから、1時間程後。

台本の最終読み合わせ、流れの確認、衣装の着付けなどを一通り終え、皆が緊張を必死で抑えこむ…そんないつもとは違う空気が流れていた。


そんな空気の中、先生が腕時計を見て、
「皆、そろそろだぞ。1組の発表が終わったら、すぐに舞台にでるからな」
と言った。

く、くそ…緊張を高まらせやがって

そんな俺の殺気にも似た視線に気づいたのかたまたまタイミングが合ったのか、先生は音縁さんに手招きをした。
「音縁、最後になんか言ってやってくれないか?皆緊張してるみたいだから」
いや、あなたのせいでもあるんですけどね!!
「え、ええ!?」
「ほら、音縁。なんでもいいから一言」
戸惑う音縁さんを先生が急かす。
音縁さんは「う、ううん…」と何か言いたそうに口を動かしながらも、赤いドレスを引きずりながら前に出る。

「ええ…っと……」

考えているのだろう、音縁さんが無言の間、教室は無音になった。
しばあらくして、音縁さんが口を開いた。


「あの、が、が…」




「がんばりましょう!!失敗したってなんとかなります!!!」



「…え?」
「失敗すんの前提かよ!」
ドッと無音だった教室が湧いた。

音縁さん本人は笑わそうなんて思っていなかったらしく、顔を赤くし、恥ずかしそうに笑った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



<2年1組さん、ありがとうございました。続いては、2年3組さんの「シンデレラ〜3組NEWver〜」です!説明、音縁さんお願いします!>

文化祭実行委員長の人が音縁さんにマイクを手渡す。
それを受け取り、口に近づけた。

<わ、私たち3組は、少し風変わりなシンデレラを皆さんに披露したいと思ってます。3組らしさや個々の性格が役に良く出ると思っています。ええっと…どうぞ、最後まで観てください>

どこから見ても容姿カンペキな音縁さん(しかもドレス姿)の説明に、観客の男性陣はぽけーっとして、どこか上の空だ。

音縁さんが礼をし、委員長にマイクを返した後幕裏に入ると、観客席が暗くなる。
それは、幕裏にいる俺らにも分かり、最緊張の紐を解いた。

最初のシーンに登場する生徒達は肩を上下させるほどに大きく深呼吸をしている。



「…あ、アリーメさん。平気?」

「!……?」

「いや、出番多いし、一番緊張してるかなって思って」
「あ、いや…大丈夫デスヨ」
あ、余計緊張させたかな…


「東野サンも、私のお付き…がんばってくださいネ?」

「え…」
心臓がドクドクいう音が聞こえる。苦しい。


優しい笑顔につつまれながら、ゆっくり、ゆっくりと舞台の幕は上がった—

              つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も<シンデレラ開幕> ( No.174 )
日時: 2014/12/01 22:54
名前: 栗おこわ (ID: nFRCnKe8)

第100話 始めの一歩

大きな拍手の中に現れる皆は、ガッチガチだ。

俺は、まだ出番じゃないから、緊張からくる腹痛と戦う。

舞台裏でも、劇の内容はもちろん分かる。だから、アリーメさんの最初の言葉も聞き逃すことなく聞こえた。

oooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo

「あ……あの…」
アリーメ…シンデレラが途切れ途切れに言葉を発する相手は、食卓を囲む女性達だった。

そして観客は、アリーメさんの姿に「ほうっ」と息をついた。
それもそのはず、ぼろぼろの雑巾の様な服を纏っている少女は、銀髪・青い眼・人形のような整った顔だからだ。
そんな服を着ていても、バツグンの存在感だ。


「なあに?床掃除、終わったのかしら?」
「お母さん、シンデレラ、疲れたんじゃないの?」
お母さんと呼ばれた、一番派手な服を身にまとう西野…女性は、娘と思われる2人の女性に「そうね」と言い、シンデレラの方に身体を向けた。
「シンデレラ、疲れたのならトイレ掃除でもやってなさい。それか、楽なアイロンかけでもやりなさい。手を止めるんじゃないのよ?」
冷たく言い放つ女性にシンデレラは言葉を失う。
「お母さん、冷酷すぎるよお。ねえ?あ、ねえ、シンデレラ。私の部屋掃除してくれる?こっちのが楽だと思うし!」
「じゃあ私の部屋も。まあ、モモエよりかはキレイだから安心しなさいよ」
うふふ、と二人の娘が笑う。

シンデレラは、俯きながら小さく頷いた。


ガラガラと一旦幕が下がり、程なくして幕は上がった。


「まあ!王子様の花嫁決めの舞踏会!?」
「「本当!!?私、行きたいわ!!」」

第2幕は、3人の大きな声で始まった。
皆、口を大きく開いて大袈裟なほどに驚き、同時に歓喜している。

「今日じゃないの。ドレスを早く着て、二人共!他より早く行くのよ!」
「「はあい!」」

「ああ、シンデレラ」
るんるんとした空気が母の一言で一変し、氷のように冷たくなった。
「な、なんでしょうカ」
シンデレラがきまずそうに尋ねる。
「窓拭きと、玄関掃除に食器洗い、頼んだわよ。あ、晩御飯はいつもの場所にあるから。今日は分かってるかと思うけど遅くなるから、先に寝ていなさい」
「ハイ」
こくりと頷くシンデレラを見て、母は大きく頷き、娘達を連れて外(ステージ外)に出た。



夜。
シンデレラは、窓の外を眺めていた。
そこからは城が見え、明るくライトアップされてい、賑やかだった。
「いいなあ…わたしも、行きたかった」
窓を拭く手を止め、震える肩を止めるように、自分を抱きしめた。
「こんな服じゃ外にも出たくない。もういやだ。楽しいコトもなにもない。嫌…嫌…」
そのまま、ずるずると壁をつたい、コトンと頭を床につけ、うずくまる。

              つづく


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