コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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零fighter山鷹隊 【完結】
日時: 2018/12/11 03:01
名前: ワタル ◆O4d95KIm6. (ID: q6B8cvef)

零fighter山鷹隊(さんおうたい)……。

歴史の背景にその影ありき……。

悪あるところにその影ありき……。

事件あらばその影ありき……。

果たしてその実態は……、
正義か悪か?希望か?破滅か?……。




____プロローグ

……とある満月の晩の事。

【デス・プリズン】

耳鳴りがするほどに、静か過ぎる真夜中……。

スカルフェイス『サムライ・マスターも年貢の納めどきか〜ん?』

2つの人影が、床に這いつくばった者を、見下ろしている。

侍風の傷だらけの男『……。』

その傷だらけの男の名前は、
サムライ・マスター・ミフネ・フジオ(御舟富士雄)。
※以下ミフネ

全身の力が抜けきったようだ。完膚なき敗北感…と言ったところか。


謎の長身の男『フハハハハハハ』

《ガシャン》

鉄の"分厚い扉"が閉められる。

《ガチャ》

錠をかける音……、日常生活の中であれば何気ない音ですら、ここでは絶望の音に聞こえる。
薄暗く、冷たいコンクリートの床、ここは収容所……?
なのであろうか?

……やがて誰の気配も感じなくなった。

まぶたを閉じる……まさに闇に包まれていくような気がした……。

ミフネ(このまま安住も悪くない)

ここでの安住とは、すなわち終身刑を意味する。
よもや何者とも戦わずに済むであろう……。

____ふと、どこからか柔らかい光を感じた。

全面コンクリートの壁の部屋に、ひとつだけ小さな窓がある。そこにはお決まりの鉄格子…そこから光が差し込んでいる。

ミフネ(今宵は満月か…かぐや姫でも現れて、酌して貰えば絵にもなる…。)

ミフネはボンヤリと、生きる事を諦めたように、虚ろな表情で月を眺める。

しかし、
その僅かに開いたミフネの視界に、闇夜を飛行する3つの影が映りこんできた!

すると、
その瞬間、安堵(あんど)の気持ちに包まれていく。

今まで気を張っていたせいか、ミフネの緊張が緩み、意識が遠のき薄れてゆく。

ミフネ(やれやれ…また忙しくなりそうだ…フッ)

小さく鼻で笑うと、静かに眠りにつくミフネ。
果たして彼の眼には、希望の光が見えたとでも言うのか!?

そして!!!

夜月に浮かぶ !!!

<3つの影>!!!!

その正体とは!?

……つづく。


主題歌
[Alexandros ]Droshky

ending
[Alexandros ]Adventure


挿入歌
[BIGBANG]BANG BANG BANG
※おもに各回(話)のボスクラスの敵の登場シーンに流れますwとくにサビの部分w

戦闘シーン
[UVERworld]激動 (男キャラ用)
[UVERworld]99/100騙しの哲 (女キャラ用)

以上が誠に恐縮では御座いますが、零fighter山鷹隊のイメージBGMですw
これらをふまえてご愛読のほど、最終話まで是非、ご自愛ください。byワタル

次号予告 零fighter山鷹隊 【疾風のジライヤ】どうぞお楽しみにw

全国の女子中高生~女子大生ファンのみんなぁー!まーたみーてねー!
次週に向けて『スクランブル!Go!』

《目次》
序章 (デス・プリズン脱出編) >>1 >>2 >>3

【第1章 アタッカー・ジョー】
鉄仮面フレディー編(A・J&ジョシュ登場) >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9 >>10

番外編(ミケルソン&ジェシカの話)>>11

デス・フォレスト編 (シューティング・スター&リンクス登場)>>12 >>13 >>14 >>15 >>16

モスマン編Part1(ガンドラゴン登場)>>17 >>18 >>19

はぐれハーピー襲来編(リンクス大暴れ) >>20 >>21 >>22

モスマン編Part2(ゾーン登場〜ガンドラゴン旅立ち)>>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28

人狼編(人狼討伐隊セブンバスターズ(仮)結成)>>29 >>30 >>31 >>32 >>33 >>34

アタッカー・ジョー完 >>35

【第2章 ザ・バトルライン】

パペットマスター・ギル前編(ミフネ&リオ登場)>>36 >>37 >>38 >>39 >>40

パペットマスター・ギル後編(ヨシュア&刀剣姉妹登場) >>41 >>42 >>43 >>44 >>45

砂漠の傭兵王編(ユーイ登場)>>46 >>47 >>48 >>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54 >>55

【第3章 ナインソルジャーズ】

猫歩きの塔編 (ドンデリオン登場)>>56 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61 >>62

魔界突入編(ヴァルキリー登場)>>63 >>64 >>65 >>66 >>67 >>68 >>69 >>70

【最終章 ファイナル・クロニクル】

死霊戦線 >>71 >>72 >>74 >>75 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80

魔城 >>81 >>82 >>83 >>84 >>85 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90 >>91

魔城:BGM追加 David Garrett / Smooth Criminal
(イメージです、実際に小説上での曲は流れません。YouTube検索)

最終決戦 >>92 >>93 >>94 >>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101 >>102 >>103 >>104 >>105 >>106 >>107 >>108 >>109 >>110 >>111


新主題歌 [Alexandros ]ワタリドリ

newエンディング曲 [平井 大]Life is Beautiful

※[小説挿絵]イラスト掲示板も、ご覧下さい。

…NEXT

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Re: 零fighter山鷹隊 ( No.7 )
日時: 2015/05/13 00:22
名前: ワタル (ID: LGQcbbGL)

【死闘マカロニ&パンプキン】


新月をバックに2人のカラテカ!
さまになる!
もとい!拳法家{ナレーション}

一気に間合いを詰める両者。

飛び上がり空中で激突
ヒュンヒュン!ガキンガキン!
振り回すヌンチャク!
振り回すトンファー!
ブワッ!
ブワッ!
互いに、かすった!渾身の一撃も決定打にならない。
月夜にシルエットが重なり互いに交差し激しく攻防!着地!


アフロの男は、こいつまぐれでかわしたのか?
それとも実力なのか?と困惑した。
ミケルソンもまた、がむしゃらにトンファーを振り回し、相手の攻撃を防ぎきった自分の凄さに困惑していた。
なぜなら飛び上がり着地するまで目をつぶっていたからである。

アフロの男『おれの名は、パンプキン!次は本気で行く!覚悟しろ!カウボーイ』
ヌンチャクを振り回し、ミケルソンを威嚇し始めた。
ヒュヒュヒュヒュ!ヒュヒュヒュヒュ!
バッバッ!バババ!ガシッ!
決めポーズ!

パンプキン『ふぉあたー!』ビシ!

ミケルソン『なかなかやるな!攻撃こそ最大の防御!アイヤー!』
走りながら振り回すトンファー!

パンプキンも応戦し、飛びかかる。
しかし、突然パンプキンの視界から消えるミケルソン!
次の瞬間、パンプキンの顔めがけ、トンファーが飛んできた!

紙一重でヌンチャクで叩き落とすパンプキン!
が!そこへミケルソンの強烈な足蹴りが顔面にヒット!
勢いあまり転ぶ2人!
気がつくとマウントポジションのミケルソン。
パンプキンはグロッキーだ。
ミケルソンは何がなんだかわからずに勝利したらしい。

説明しよう!{ナレーション}
なぜ、ミケルソンは突然パンプキンの視界から消えたの…か?
それは!
石につまづき転びかけたからである。
その時トンファーは手から離れた。遠心力で前方へ飛んだ!
的確にパンプキンの顔めがけ!飛んだ!
なおかつ!
勢いついて倒立前転の様な体制になり、突撃してきたパンプキンにカウンターを決めることとなる!
大車輪という技に近いかもしれない。

ミケルソンも一瞬、何が起きたかわからない。
というか今もなお、である。
ミケルソン『なんだ!?何がどうなってる?まあいい…とにかく私が勝利した!チェックメイトだ!』
リボルバーをパンプキンの頭に突きつけた。

とその時、激しい銃撃戦のA・J

ミケルソン『A・J君!無事かー!こちらは勝利したー!私も今から援護する!』
しかし、目を覚ますパンプキン!
と同時にジョシュも目を覚ます。

ジョシュ『ん?ここはどこだ!?パープルアイズ?…ではないな?』
寝ぼけて空を見上げる…満月に照らされた3つの飛行物体を見つける。
目で追うがボヤけて、よく見えない。
するとちょうど、その3つの影が後方から来た何かに接触して1つが森の中へと落ちていくのが見えた。
ジョシュ『今のなんだ!?』
(真夜中だというのに、外は異常に明るいおそらく、あのバカでかいお月様のせいだろう…。)ジョシュはそう思いながらも、自分がサニトラの荷台にいる事をようやく把握した。
酔いが回っているジョシュは、ふらふらと双眼鏡を探す。
いつも置いてある場所にそれはなく、ルームミラーにかけてあった。
ジョシュ『誰だよ こんなとこかけたの?』

双眼鏡を覗くジョシュ。

しかしすでに何も見えない。

ジョシュ『おかしいな~ いなくなったぞ〜』
おもむろにポケットに手を入れガムケースを取り出す。
ガムを食べようとしメモ用紙を噛む。

ジョシュ『なんだ?なんだ?メモ紙だ!ん?なんか書いてある…』

___メモには、こう書かれていた…

目が覚めたようだな?
緊急事態だ。説明は後だ。
俺が合図をしたら、
そこから150mほど先に見える
館に車を乗り付けてくれ。
それまで動くな。
そこにいれば敵に発見されない。
俺たちの姿がなければ、
そのまま走り続けろ。
合図は2回だ!照明弾を2回打つ!
A・J

ジョシュ『へいへい』
読み終わると
ジョシュはガムを噛み始めた…。
しぶしぶとサニトラに乗り込む。
双眼鏡を覗くジョシュ。やはり森のほうが気になっていた。
というより、先ほど見た光景。
(あれはなんだったのだろう?)

あたりは静まりかえっていた。
ジョシュ『仮眠でもするかな…』

遠くから"パパパパパパ"と乾いたアサルトライフルの音と
"ダンッダンッ"という重低音が、かすかに聞こえる。
A・Jが戦っている。

とふいに助手席に置いてある前掛けを見つける。
ジョシュ『これは…"パープルアイズ"…店のロゴだ…これは酒場の?』
裏地にはジェシカの文字。
感の鈍いジョシュでも充分状況が理解できた。

ジョシュ『双眼鏡をここにかけたのは…ミケルソンさん!』

ジョシュはそういいながら、荷台から愛用銃の"スコーピオン"を取り出し、
戦闘用ヘルメットを被る!
そして、A・Jの忠告を無視して駆け出した!

館付近に近づくと
ドーン!
ドーン!
と立て続けに爆発音が2回鳴った!

ジョシュ『なに?今の!?めちゃくちゃ遠くから聞こえたような…これって!?今のが合図か?』

これは合図ではなかった。
この館よりはるか遠く森の奥の方で起きたであろう爆発音だ。

素直に待機していれば、
その音は全くの別の場所から聞こえた事に気付いたであろう。

そして燃え上がる火の手と黒煙を目撃したに違いない。

…が、

ジョシュはパニックだった。

慌ててサニトラに引き返すような素振りを、何度も繰り返す。


その頃、A・J達はというと…。

A・J『チッ 完全に地形を把握してやがる』

そうこの庭は、別名"ラビリンス・オブ・ガーデン"

庭木などがまるで迷路のようなつくりになっていた。

ひとまずミケルソンと合流すべく、声のする方へ向かった。

とその時

ジョシュが聞いた爆発音。
ここで同時刻となる。

立て続けに2回鳴った!

A・J『なんだ!?どこだ!?』
音のする方を見るA・J
森の奥の…山手の方角が明るく燃えていた。

そして、不安がよぎる。

A・J『まさか…ジョシュの奴、今のが合図とおもわないだろうな…』焦

まさに、その"まさか"が的中していた。

ジョシュは結局、サニトラには戻らず館の前にきていた。
目の前に停めてある"タンカラー"の装甲車に釘付けだった。
何を隠そうジョシュは無類のミリタリーオタクであった。

なにやら、ブツブツと年式がどうのこうの第二次世界大戦型の後期だの独り言を、いいながら夢中である。

そして前輪のタイヤの上に鍵を発見した。

こうなると誰にもとめられない。
装甲車に乗り込むとエンジンをかけ暴走!

なぜか館の外周をグルグルと走りまわる。

ジョシュ『A・Jどこにいるんだろう?』

A・J達からはグルグルと不審な動きをする装甲車がみえていた。

A・Jはひとまずミケルソンを探した。
敵を1人倒したと聞こえていた。

しかし見当たらない。

ふいに何かを踏んづけた!

何か地面に横たわっている!

タコ殴りにされて、縛り上げられたミケルソンだった。
自分の所持していた投げ縄でだ。


A・J『大丈夫ですか?ミケルソンさん!』

ミケルソン『ああ A・J君か…ぶざまな姿だがすまない…さっさとトドメをさすべきだった 』

A・J『敵は思った以上に手強いですよ…ミケルソンさん』

ミケルソン『ああ…全くだ…私と戦ったのがパンプキンで、A・J君と戦っていたのがマカロニと言う奴だ』

すると
ドローンが一台飛んできた。

スピーカー付きのようだ。

フレディーとおぼしき男《随分と賑やかでないかい?我々に歯向かう虫ケラ共め!余興はこのくらいにして館にはいりたまえ ゲボハハハハハ》
バン!
ハンドガンで撃ち落とすA・J。
話し方からして、品のない男と見受けられる。

ミケルソン『おそらく罠だ…』

A・J『だとしても行くしかないでしょう』

ミケルソン『A・J君!君って奴は噂通りの頼れる男だ!』

すると新たにドローンがもう一台飛んできて今度は手下の2人に早く持ち場につけ役立たずとののしる。

A・Jは無傷だが、ミケルソンは戦力外である…。
罠と知りつつも館の内部に侵入する一行であった……つづく


次回 零fighter山鷹隊 【鉄仮面の猛威】どうぞお楽しみに

全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねー
台風6号に注意!早め帰宅w
次週に向かって『スクランブル!GO!』










Re: 零fighter山鷹隊 ( No.8 )
日時: 2015/05/13 21:22
名前: ワタル (ID: LGQcbbGL)

【鉄仮面の猛威】


足早に館の中に消えていくマカロニ。
それを追うA・J。
ミケルソンも走る。脇腹が痛むのか抑えながら走る。
遅れをとった。

大きな扉は両開きで開け放たれていた。

A・Jが入り口付近に差し掛かると、木陰に潜んでいたパンプキンが飛びかかる!
ガサッ!!
もみ合いになった。

ミケルソン『貴様の相手はこの私だ!』

ミケルソンタックル!
炸裂!
吹き飛ぶパンプキン!

勢いあまって3人共、館の中へ転がり込む。
そこは、吹き抜けの広いホールになっていた。
両サイドには、対極にカーブした階段があり
ホールを囲み見下ろす様なギャラリー席が見える。

舞踏会でも開けそうな立派な作りだ。

頭上には、いくつか四角い天窓もある。

すると、

二階席からフレディーが正体を現した。

フレディー『ゲボハハハハハ!ウエールカーム!!ポチッとな…』w

なにやらボタンを押した。

次の瞬間!床がわずかにしずんだ!
とっさに飛び退くA・J!

突如フロアに20畳ほどの穴が開いた!
ミケルソンとパンプキンが穴に落ちた!

うわぁぁぁぁぁぁぁ!

バシャン!
バシャン!

2人の悲鳴と水の音。

フロアから4mくらい下へ落ちた。
四方はコンクリートの壁だ。
地下水が膝下くらいまで溜まっている。

足元は泥でぬかるんでいた。
まるで、水の張られた田んぼの様だ。
なんとも言えない異臭がする。


A・J『大丈夫ですかー!?ミケルソンさん!』
覗き込む。
穴の中は開口部より、ふた周りほど広い。
そして薄暗い。

尻もち着いたミケルソンと大の字になったパンプキン。
ミケルソンは泥まみれだが、パンプキンは黒い大きな塊の上に落ちていた。

フレディー『ゲボハハハハハ! イッツ!ショーウ!タイム!』
ガガガガガガ!

A・Jに向かってガドリングガンで攻撃!

飛び込み前転からの、側転!見事にかわすA・J!

当たらない!
悔しがるフレディー。

階段を駆け上がり、フレディーとの距離を詰める
ダダダダ!
A・Jのアサルトライフルが火を吹く!

射撃の腕はたいした事のない、フレディー。
A・Jはフレディーの動きを見切っていた。

階段を駆け上がり迫りくるA・J!
それにひるみホールから、逃げ出すフレディー。
ドアに鍵をかける!

A・Jはドアノブを得意のショットガンで破壊し、ドアを蹴破り後を追った!

※A・J愛用のショットガンは、
鍵のかかったどんな扉もぶち破る、
通称"マスターキー"と呼ばれる代物である。


と、そこは長い渡り廊下だった。フレディーの姿はない。

だが、

何者かが、待ち構えている…。

小柄の身体に似つかわしくない、大きなリボルバー…。
2挺拳銃マカロニだ!

マカロニ『お前ほんとに、目障りだなぁ〜大人しく餌になれよ…!』
A・J『チッ!』
バンバン!
ズダダダダダダ!

___スローモーション。


その時、ミケルソンはというと…。

薄暗い辺りを見渡し、青ざめる!
そこは、死体の山だった!
ぬかるんでいるのは、おびただしい血だ!


ミケルソン『うわあぁぁぁぁぁぁぁ!』

大の字に仰向けになっていた、パンプキンも驚いて起き上がる!

しかし、

驚くのはまだ早い!

パンプキンの乗っていた、大きな黒い塊が…呼吸する…

ミケルソン『あわわわわわ〜』

ゆっくりと動き始めた……つづく


次号 零fighter山鷹隊 【恐怖!黒い怪物!】
どうぞお楽しみにw

全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねーw
チビッコたち諸君、日が長くなってきたけど門限はまもろうぜ!!
次週に向かって『スクランブル!GO!』



Re: 零fighter山鷹隊 ( No.9 )
日時: 2015/05/18 17:24
名前: ワタル (ID: 7tR/DNy8)

【恐怖!黒い怪物!】


黒い…毛むくじゃらの塊は、
体長3M程のグリズリー(熊)だった!


まるで真夏の"蚊"でも払う様に、ソレは、
背中に乗るパンプキンを邪魔くさそうにハタキ飛ばす!
バシン!
壁にグチャ!っとこれもまた…酷い
真夏のハイウエイを、走る車のフロントガラスにぶつかる"カナブン"(昆虫)の様に無残だった…アーメン…。

ミケルソン『わー!!無理!無理!無理!無理!×エンドレス』
その光景と置かれた状況に大発狂である。

グオーーーーーーー!

咆哮を上げる。グリズリー。
長い間こんな狭い空間に閉じ込められてる、野性の熊もよもや理性などない。
只の怪物だ!

ミケルソンは腰を抜かしつつも発泡!
カチ!
カチ!
とっくに弾切れだった!
弾切れゆえにパンプキンとの白兵戦に持ち込んだことを、今更思い出していた。

____もはや逃げ場もない。
頼みの綱のA・Jはどこかへ行ってしまった。
誰も助けは来ない。
さようならミケルソン!そしてありがとう!
君の事は忘れない…。{ナレーション}

いや、1人いた。
忘れちゃならないA・Jの助手のジョシュ。
もとい!
A・Jの頼れる相棒、ジョシュである。

ジョシュ『ちょちょちょーと待て!お兄さん!………誰か忘れていやしないですか!?』
と、その時

轟音と共に、一台の装甲車(ジョシュの運転するフレディーの護送車)が突っ込んで来た!
ジョシュ参上!

何が起きたか理解できないが、一瞬助かったと思うミケルソン。

扉を破り、
綺麗な放物線を描き穴に落ちる装甲車。
待ち構えるグリズリーめがけ突撃!

直撃を受ければ、怪物といえども、もとは野生動物!
ひとたまりもない!!!!

…の

はずだった…。

しかし、ここは"やらかし屋"のジョシュ!
見事に的を外しサイドの壁に激突!横転する装甲車!

煙を上げて動かない。

怒り狂ったグリズリーは、標的を装甲車にかえて叩きまくる!
容赦ない。
が、やはり装甲車は鉄の塊、グリズリーは手が痛いようだ。
しかし
よほど硬い装甲車が気に入らないのか、叩き続けるグリズリー。
案外あの中にいれば、安全を確保できるかもしれない。
助けに来たはずのジョシュは気を失っている。

だが

次第に装甲車は壊されていく。
ついに、横転して上をむいてる運転席側のドアが剥ぎ取られる。
そこには、シートベルトをしっかりと付けて気絶状態のジョシュ。

なすすべのないミケルソン。

ミケルソン『ああ…私は無力な保安官だ…街の人々はおろか、目の前の青年1人も救えずにいる…腰が抜けて一歩も動けない…そればかりが他力本願で宿敵フレディーをA・J君に委ねてしまった…ああ…ジェシカちゃん…君を救う事もできずに震える私がここにいる…』

ミケルソンの脳裏には幼い頃の記憶、保安官に就任、そしてジェシカとの出逢い、走馬灯のように思い返す。

グリズリーの一撃が今
振り落とされようとする。

ミケルソン『私はミケルソン・マッケイ!保安官だ!私が守らず誰が守る!』
勇気を振り絞り…
全ての恐怖に打ち勝った!

ミケルソンは投げ縄を飛ばし、見事にグリズリーの振りかざされた右手を捕えた!

しかし、グリズリーは力強くあっさり引っ張り返す。
ロープを離さないミケルソン。
反動で壁に叩きつけられた。

ミケルソン『ぐわー肩が外れたようだ!』
悶絶するミケルソン。

と、次の瞬間

頭上からガラスの割れる音

同時に何か手榴弾のようなものが投げ込まれた

催涙ガスだ!

続けて何か機械的な人間?のような大きな何かが降ってくる。

グリズリーの頭部に着地!
ドス!!
そのまま地面に沈むグリズリー。
ズシーン!
そしてその攻撃主は、後方に着地。

ミケルソンは意識がモウロウとしてきた…その機械的な人間?はミケルソンに近づきマスクをつける…。
どうやらガスマスクのようだ。

少量のガスを吸ったためか、
意識が遠のく。

ミケルソンの閉じられる目には、
サイバーポリスと胸に刻まれた文字が見えていた………つづく



次回 零fighter山鷹隊 【サイバーポリス!パワーストーム登場!】

全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねー!
次週に向かって『スクランブル!GO!』




Re: 零fighter山鷹隊 ( No.10 )
日時: 2017/06/07 19:19
名前: ワタル (ID: y1N6F4if)

【サイバーポリス!パワーストーム!】

突如、現れた謎のサイバーポリス!
あたりは白煙に包まれる。

ミケルソンを抱き抱えると凄い跳躍力だ!
一度コンクリートの壁を蹴り上げ、二段飛び!
ホールに戻った!

そこへ、庭の方からバイクが勢いよく迫り来る!
穴スレスレで止まる。

ギャギャギャギャ!キーー!

そのバイクの形状は、
バカでかいタイヤ1つでバランスを取っており、ボディーは平たいカプセル型をしていた。
上半分の透明なハッチが開き、中からスタイルの良い豊満な女性が姿を現わす。

ボディースーツのジッパーは胸元まで下げられている。
というより発育が良すぎて収まりきらず、ジッパーは上まで閉まらないのだろう。胸にはやはりサイバーポリスのロゴ。

両腿にはホルスターが付けられ、スコーピオンが2挺、左右にそれぞれ装備。
背中にショットガンを背負っていた。
まるで、A・Jとジョシュの装備を足したような武装だ。
顔にはガスマスク。

その女は見た目とはウラハラに幼い声で話始めた。

女『パワーストーム下に生存者が1人残っているわ…』
指差す方向には、意識を取り戻したジョシュが助けを求めている。
無傷で元気そうだ。
あまり状況が把握できていないらしい。

指示に従うパワーストーム。
全長は2.4M程のパワードスーツだ。

パワーストームの腕から、かぎ爪のついたワイヤーが発射される。
ボシュッ!
装甲車に届いた。

パワーストーム『そこの君!それを腰に巻きつけ私の真下に来たまえ!』

ジョシュはようやく周囲の光景に気づき、ギャーと騒ぐ。
真下にくるとワイヤーを巻き上げ、ジョシュを引き上げる。

しかし催涙ガスの充満する中で、平気にいられるジョシュ。
そう!
なにを隠そう彼の愛用ヘルメットは、ガスマスクが標準装備されているのだ!

女『あら 坊や 民間人のわりに良い装備ね…』
明らかに年が近いもしくは、年下かもしれないその女の発言に、
ジョシュはキレ気味に応える。

ジョシュ『助けてもらって言うのもなんだけど! 坊や呼ばわりはよしてくれ!』怒
女『あら これは失礼 私の名前はランブル・フィッシュ あなたの名前は?坊や…』笑
クスっと目が笑う。

ジョシュは自分の名前を名乗ろうとして、ハッとした!
なぜならサイバーポリスのロゴを目にしたからである!
A・Jやジョシュのような賞金稼ぎは=罪人と見なされる風潮にあった。
フレディーなどの指名手配犯と同類扱いだ。有無を言わさず豚箱行きだ!

ジョシュ『僕…坊やでいいです…ははは』苦笑

ランブル・フィッシュ『…へんな奴…まあ どうでもいいわ…それにしてもスネーク達…フレディーごときに 何モタついてるのかしら…』

どうやら他にも仲間がいるらしい。
ジョシュは早くここから逃げ出さないとマズイと思った。

ミケルソンは気を失なっている。
手当てを施すパワーストーム。
パワードスーツはかがんだ姿勢で停止状態。
大きく見えたパワーストームは175cmとわりと普通だ。
ミケルソンと、さほど変わらない。

と、その時ランブル・フィッシュのバイクに通信が入る。

その隙にジョシュは、その場を離れ…不自然に開け放たれ破壊されている2階の扉へと向かった。
さいわいにも、ジョシュの行動は気にもされていない。

そこは渡り廊下になっていて争った跡と一つの遺体が転がっていた。
マカロニだ!
その死に顔はどこか嬉しそうだった。
まるで戦いを愉しんだように…。

そこにA・Jの姿は無かった。代わりに血痕が廊下に続いている。

ジョシュ『A・J…』

愛用銃のスコーピオンを構え、ジョシュは走った!
階段は上に続く方と下につづく方がある。
上の階からかすかに、少女のすすり泣く声が聞こえた気がした。
しかし今は
血痕のつづく下の階段を駆け下りる!やがて激しい銃撃戦が聞こてきた!

ズガガガガガ!
ドムドム!ドム!
バン!バン!バン!

音のする、扉の前まできた!

ふいに聞き覚えのある声に呼び止められる!

A・J『ジョシュ!止まれ!』
慌てて突撃を、とどまるジョシュ。

ジョシュ『良かった無事だった!』
ジョシュはA・Jの傷口を探す。

ジョシュ『A・J!止血しないと!』
まさぐるジョシュ。

A・J『やめろ気持ち悪い!俺は無傷だ!あの血痕はフレディーのだ!最初に俺が一撃浴びせた!あのホールでだ!…それに待機してろと指示したはずだ!』

いったん落ち着き。
それより"中を見ろ"と扉の向こうを覗かせた。
両開きのその扉は上半分は明かり窓(ガラス)になっている。
身をかがめるように覗き込むジョシュ。
そこには、建設機械用の重機を改造したマシンに乗り込んだフレディーが暴れまくっていた。
応戦するのはサイバーポリス数名、すでに何名か負傷している。
遺体もみえる。

隊長らしき男『ヨコタ隊員!いつまでも隠れてないで、左から回り込めぇぇ!! プロットマン!お前1人で無茶をするな!!下がれぇぇぇええい!! タンク隊員とクンカ隊員は、俺様に続けェェ!!』

タンク隊員『スネーク隊長ぉお!クンカ隊員が撃たれましたぁああああ!……グワァア!………私も撃たれ……ましたっ!……まだ戦えます!グハッ!』

スネーク隊長『クッソウ!タンク隊員は、クンカ隊員を連れ退避!……。ランブル達は、ザコ相手に何をしている!コッチが大元だろうによ!……。プロットマン!いくらお前でも一人では無理だ!退けぇいい!』

プロットマン『ふん!この私に、命令するなってぇの!!』

バババババ!
ドムドム!
ズダダダダダダン!

ヨコタ隊員『アサハカ隊員!アサハカ隊員!……駄目だ!息をしていない!クソゥ!スネーク隊長!アサハカ隊員が死亡しましたぁああ!グスッ(鼻をすする音)手榴弾の使用許可を!!』

スネーク隊長『なにぃい!やりやがったな!フレディーの野郎ぉ!……しかしダメだっッ!ヨコタ隊員!!そんなことしたら、全員吹き飛ぶぞぉおお!』

ドムドム!
バン!バン!バン!

……覗き見る2人。

A・J『あいつら突然、窓から進入してきた!一体何者だ!?』

ジョシュ『A・J!あれはサイバーポリスだよ!』

A・J『何!だとしたら時期に応援がくる!隊長らしき男が最初に応援要請していた! それから、あのプロットマンとか言う男……手馴れてる……。』

ジョシュ『ていうかもう来てる……隣の棟にいた……ははは』苦笑

A・J『なに!それをはやく言え!奴らが出てくるとなると、この山は俺たちが首を突っ込むレベルではない!……退くぞ!』

A・Jとジョシュはすぐ近くの窓を開け外に出る。
一目散に走る2人。
そこへサイバーバイクで戦場に乗り込むランブル・フィッシュ。
間一髪!A・J達は、接触を免れる。

サイバーバイクに備え付けのマシンガンが火を噴き扉を破壊!突入!
そのままフレディーの注意を引き、おとりになるランブル・フィッシュ。

突然の奇襲に錯乱状態のフレディー。

つづけざまにパワードスーツのパワーストーム突撃。
コックピットを破壊!
投げ出されるフレディー。
取り囲むスネーク隊。

形勢は逆転!!終焉を迎える。

その後…意識を取り戻したミケルソンはジェシカを救出。
無事を喜んだ。



___いっぽう…暗闇を走るA・Jとジョシュ。

ジョシュ『ああ〜結局 今回も報酬ゼロかよ〜』泣
ゼェハァ!ゼェハァ!

A・J『言うな!命あればまた稼げる!』
ゼェハァ!ゼェハァ!

フレディーの館を脱出すると、すぐに森があった。
2人はその森沿いを走った!

隠しておいたサニトラを目指した。
すると突然、森の中から暴走車が飛び出してきた!

ガサガサ!
ブロロオオオオン!

飛び退く2人。
急ハンドルを切るパジェロ。
助手席の男がなにやら窓から顔を出して暴言を吐く。
何をいったかは聞き取れないが、ニュアンスでわかった。

ジョシュ『なんだよ!危ないな〜!』
A・J『チッ しかもこんな真夜中に…』

暴走していく一台のパジェロ。
瞬く間に姿を消していった。
A・Jとジョシュはサニトラに戻ると森に入る。
しばらくの間、ここで身を潜めることにした…つづく


次回 零fighter山鷹隊 【デス・フォレスト】どうぞお楽しみに
全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねー
次週に向かって『スクランブル!GO!』

Re: 零fighter山鷹隊 ( No.11 )
日時: 2015/05/21 10:42
名前: ワタル (ID: Pk3oxKzN)

【番外編】※サブストーリー

[ミケルソンとジェシカ]


フレディー確保!終焉を迎える。

大きな吹き抜けのホールに1人取り残されていた、
ミケルソンは意識を取り戻す。
ガスマスクはつけたままだ。

ミケルソン『ここはどこだ?私は生きているのか?』
あたりを見渡すが誰もいない…。

ミケルソンは無意識に立ち上がり、まるで何かに誘われる様に歩き始めた。
渡り廊下に来ていた。
シクシクとすすり泣く声が聞こえた。

ミケルソン『ジェシカ?ジェシカちゃーん!?』

声のする方へと向かう。
周りの惨劇など、視界に入っても気にもとめない。
とにかく声のする方へ、階段を駆け上がった!

ようやく声のする部屋の前に辿り着く。

ミケルソン『もう大丈夫だよ 今に助けてあげるからね』

扉は鍵が掛けられていた。
とはいえ、こちら側からキャシャ(細く弱い)な南京錠が簡易的にかけられているだけだった。

ミケルソン『こんなもの!』

ミケルソンは痛めた肩をかばいながら体当たりする、2度3度繰り返すと扉は開いた!

バーン!

そこには白いドレスを着せられたジェシカがいた。
小刻みに震えながら泣いている。
怖がっている様子だ。
ミケルソンは慌ててガスマスクを外す。

ミケルソン『私です 保安官の…』
言い終わる前にジェシカは泣きついてきた。
ミケルソンは戸惑いながらも、優しく…抱きしめた。
母犬にはぐれた迷子の子犬を抱き抱えるように…優しく。

部屋の窓から月灯りが射し込む。

聞けばフレディーは顔に似合わずロマンチストで、
(満月の夜に結ばれた2人の愛は永遠のものとなる)という、
このあたりの土地に古くから伝わる迷信を信じていた。
そこでジェシカを"お妃"に選んだのだ。
自分勝手な独裁主義者だ。


ミケルソン『ジェシカちゃん そんなことは絶対させない 私が守る』

するとジェシカは、さらに泣き出した。
慌てるミケルソン。

ミケルソン『なんか…マズかったかな…?』

首を横に振るジェシカ。

ジェシカ『ち…がぅんで…す……ひっく…ぅれしぃん…で…すぅ…マッ…ケイさんが…覚えて…くれてた…わたしの名前を…!』

ミケルソン『え?』
ミケルソンの脳裏に忘れていた過去の記憶が蘇る…。

___この子を知っていた。
それは、
まだ駆け出しの保安官だった頃のミケルソンが、いつもの様にパトロールしている時の事だった。
若干18才の好青年である。

空腹のせいでパンを盗んだ身寄りのない幼い子供が、店の店主に取り押さえられていた。
ミケルソンはその時、『僕の妹がご迷惑をお掛けしました』と嘘をつき、お代を店主に支払った。



ミケルソン『僕の名前はミケルソン・マッケイ 君の名は?』
照れたように走り出す少女。
遠くで振り向き
少女『ジェシカ!』パンを掲げ『ありがとう!』
恥ずかしいのか言葉数少なく、手を振って走り去っていく。
それをキッカケに随分となつかれてしまった。
勤務中の保安官事務所に遊びに来るくらいに。
ミケルソンは安月給だからパンは買えないからといい、毎日バケットを分け与えた。

次第に仲良くなり、打ち解け合い、本当の妹のように可愛いがった。
しかし、ある日を境にその子は遊びに来なくなった。
子供の授からない老夫婦の養子になったと、人伝に知る事になる。
当時ジェシカは9歳。
実に10年振りの再会であった。

ミケルソン『きみは!』
(あの時のジェシカちゃんなのか!?)心の中でつぶやく。

ジェシカ『私はあなたに会いたくて隣町から出稼ぎに来たんです』

ジェシカは親御さんにはパン屋で働く内定が決まった。
と言い隣町から越して来ていた。
しかしミケルソンに気づいてもらえず…。
そこで、
ある日ミケルソンが、ごく稀に足を運ぶ酒場があると同僚から聞き、
その酒場"パープル・アイズ"でバイトを始めたジェシカであった。

それから定期的にミケルソンは酒場へ通う様になった。
名前すら聞けなかったミケルソン。
すでに運命の出逢いは過去にあった…。
ジェシカはこの町に来てまだ1年程である。

抱きしめる手に力が入るミケルソン。

見つめ合う2人…。

そっと瞳を閉じるジェシカ。

美しい…。

沈黙が続く…。

……………。

……………。


ランブル・フィッシュ『だーかーらー するのしないのどっち!?』

気がつくと部屋の入り口に、大勢のギャラリー(爆)
いつのまに!!(焦)

スネーク『プロポーズは男からするもんだぜ!保安官さん!』

あたふたするミケルソンとジェシカ。

周囲に促され…熱い抱擁と。
甘い口づけ…。

狭い部屋が歓喜で沸く。
ひやかしと歓声が飛び交う。
ささやかに見守られる中で、ここに今、2人の"契り"が交わされた。

そして
懸賞金として100000dsが支払われた。※日本円で約一千万円

ミケルソンとジェシカはここで一夜を過ごす…。

………。

………。

………。

夜明けの日差しが2人を祝福する。
御丁寧に一台のジープが鍵を付けて置いてある。
※サイバーポリスは6人乗りホロ車一台、ジープ二台、バイク一台で来ました。
因みにスネーク隊は8人編成。ホロ車の荷台にパワーストームです。笑
ランブル・フィッシュはバイクなので今回のミッション(フレディー討伐)は10人のチームでした。


どこから持って来たのか空きカン(おそらく携帯食)が数多く車の後ろに結ばれていた。
彼らの仕業だろう。
挙式などでよく見られる光景だ。
無骨だが、彼らの…もとい、彼女らのサプライズプレゼントに喜んだ。

ミケルソンは期待を胸に街へと戻った。
サイバーポリスによる一斉検挙により街に平和が戻っていた。
街中に笑顔が溢れる。
ミケルソンとジェシカは末長く幸せに暮らした………Fin




だが…一つだけ不可解な事がある…。
あの"黒い怪物"の姿が現場から忽然と姿を消している事に、誰一人として気づいてはいなかった。
その異変に気づく迄にしばらく時間を費やす事となる。
後日サイバーポリスの調査隊が訪れるまでは………………next





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