ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ただそこに
日時: 2010/08/23 16:47
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)

どうも。神無月です。

文才が果てしなくないため、意味のわからないものになると思いますが・・・(汗

生温かい目で見守って下さい!

《お客様》
    アキラ様 ユエ様 白蝶様 Nekopanchi様
    
    @遮犬@様 月兎様 白兎様 故草@。様

    スサノオ様


《イメージソング》

日比野陸 >>140
日比野沙羅 >>141
郡上巽 >>142
東雲晃孝 >>143

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Re: ただそこに ( No.24 )
日時: 2010/06/03 23:25
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


アキラさん ですよねですよね沙羅可愛いです
       よね!?(落ち着け
       陸はちゃんと笑えるようになる!
       ・・・・はずです。

白蝶さん  陸・・・かわいそうに←ぇ
      はい、頑張ります!!!

Re: ただそこに ( No.25 )
日時: 2010/06/04 18:23
名前: 白蝶 (ID: qoiSEBdw)

こっちまで泣けてきます・・・
応援してますからね—

Re: ただそこに ( No.26 )
日時: 2010/06/05 01:05
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


白蝶さん そ・・・そんなにも!
      大丈夫です。私が涙を拭いてあげます。
      ←ぇ ホントに頑張ります!!

Re: ただそこに ( No.27 )
日時: 2010/06/05 01:55
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)

校舎に入り、階段を上って2階へと上がる。ここは2年のフロアで、全部で6つの教室が並んでいた。

沙羅はA組、陸はF組なので、見事に廊下の端と端で分かれてしまっている。だから、二人は階段を上ったところで別れた。

陸は、沙羅が自分の教室のほうへ歩いていく後ろ姿をしばらく見つめたあと、ゆっくりと踵を返して歩き出した。もうどのクラスもHRが終わったらしく、数名の生徒が廊下に出て話をしていた。

ざわめく廊下をすぎて、F組の前までたどり着いた陸は中から聞こえてくる喧騒にかるく目を細めた。そして、躊躇なく扉を開けた。

ガラッという音がして扉が開くと、今まで騒がしかった教室が、一気に静かになった。

「・・・よぅ」

陸がそう声をかけると、蓋を切ったかのようにまたざわめきが戻ってきた。

「なんだ、陸かよー」「驚かせんなって」「先生が来たのかと思ったー」「陸、おはよー」「おはよ、びっくりしたし」

自分の席へと向かう陸に、クラスメイトたちが次々に声をかけた。見た目も良く、頭も良く、運動神経も良いという陸の周りには人が集まった。そして陸が性格も良いのだと分かると、自然と皆打ち解けていくのだ。

「・・・ん、はよ」

それらの言葉に適当に返事を返しながら、陸は窓際の一番後ろである自分の席へと座った。

そしてそのまま、机につっぷした。

(・・・・・・・疲れた)

朝から全力疾走をするというのは、陸にとってはさほど問題ではなかった。それよりも、精神的な疲れのほうが大きかった。


(・・・・・・・・・沙羅・・・・)


あんな顔を、させたかったんじゃない。


沙羅自身は気づいてなかったかもしれないが、笑う陸を見ているときの沙羅は・・・・・・


とても、無表情だった。


瞳の奥で揺れていた、深い、深い悲しみに、陸は絶望にも似た感情を抱いた。


___何故


何故、沙羅が苦しまなければならない?


幸せにしてやりたいと、ただ、それだけを願うのに。


___何故


何故、おれは・・・・沙羅を傷つけることしかできないのだろうか。


あぁ・・・・・・

こんな、こんな沙羅を傷つけるだけの俺なんて、


    消えてしまえばいいんだ


その時、前の扉が乱暴に開けられた。そこから教室に入ってきたのは、先ほどまで校門で話しをしていたホームベース・・・もとい、林田力也だった。

「おい、お前ら早く席に着け。3秒以内に着かなかったら成績下げるぞー」

いーち、にーい・・・と数え始める力也に、生徒たちは慌てて席に着いた。

全員が席に着いたのを見て満足そうな顔をした力也に、生徒たちが不満の声をあげた。

「りっちゃーん、横暴だってー」
「そうだよ、3秒とかいじめだから!」

りっちゃん、とは言わずもがな力也のことである。顔はいかついし、体型もあれだが以外と可愛い性格をしていることからつけられた愛称だ。

「ちゃん」と呼ばれることに初めは抵抗を見せた力也だが、何度も呼ばれるうちに気にいったのか、今ではもう何も言わなくなった。

「うるさい。あまり文句ばっか言ってっとホントに成績下げるぞ?それでもいいのか?」

軽く脅しをかけてくる力也に、生徒たちはひるまずに言い返した。

「ひでー、そういうの職権乱用って言うんだぜ?」
「そうだそうだー」

そう言った奴らを、鼻で笑い飛ばして力也は言った。

「はっ、何とでも言え。俺が絶対なんだ。文句は言わせねぇよ」

「うっわ、ひっでーー」
「りっちゃんの鬼ーーーー」

クラス中からのブーイングを受けながらも絶対的な笑みを崩さない力也は、そうとうな俺様と言えるだろう。





Re: ただそこに ( No.28 )
日時: 2010/06/05 08:17
名前: アキラ (ID: PA3b2Hh4)

りっちゃん!!!←?

こういう性格も好きです(^O^)/
沙羅を幸せにすると、誓ってるんですね、陸は。
いい子じゃないですか(>_<)


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