ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ただそこに
- 日時: 2010/08/23 16:47
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
どうも。神無月です。
文才が果てしなくないため、意味のわからないものになると思いますが・・・(汗
生温かい目で見守って下さい!
《お客様》
アキラ様 ユエ様 白蝶様 Nekopanchi様
@遮犬@様 月兎様 白兎様 故草@。様
スサノオ様
《イメージソング》
日比野陸 >>140
日比野沙羅 >>141
郡上巽 >>142
東雲晃孝 >>143
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- Re: ただそこに ( No.109 )
- 日時: 2010/07/31 13:23
- 名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)
ちょ、やっぱり沙羅が怖いですって。
しかし、毎回面白いです。
これからもファイト!
- Re: ただそこに ( No.110 )
- 日時: 2010/07/31 14:10
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
闇のような漆黒の髪の人……
沙羅と同じ顔って……まさかッ!!
やばい、続きが気になるッ(+o+)
- Re: ただそこに ( No.111 )
- 日時: 2010/07/31 17:57
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
>>故草@。さん
Σうう!!さ、沙羅は・・・沙羅は・・・(泣)
頑張りますよ、頑張りますとも!!
絶対沙羅を「可愛い」と言わせてみせる!!
>>アキラさん
そうです。あの人が、ついに・・・!!
- Re: ただそこに ( No.112 )
- 日時: 2010/08/01 12:22
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
—大嫌い、お兄ちゃんなんて大嫌い!!!
泣きながらそう言ったあいつは、やっぱり壊れていたんだろうか。
俺が、俺は、俺に、俺を、
ただ、“俺”であろうとしただけなのに・・・。
あぁ、運命は時にしてとても残酷だ。
何故俺は生まれてきた?
何故俺は“俺”であった?
何故あいつは俺と共に生まれてきた?
何故あいつは俺の半身であった?
俺がいなければ良かったのか。
俺が存在しなければあいつは泣かなかったのか。
あぁでも、あいつと共にない俺になんの価値がある?
傍に、傍に、傍に、
望んだのは、ただそれだけだったのに。
—流れ星に、復讐を。
空を見上げる勇気さえ、俺はもう失ってしまったから。
- Re: ただそこに ( No.113 )
- 日時: 2010/08/02 15:19
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
目を開けると、白が見えた。
見渡してみれば、白、白、白・・・・。
異常なほど真っ白なその部屋に、見えない悪意のようなものを感じた。
ここはどこだろうか。
そう考えて、ふと、不自然な白さを持った城のことを思い出した。そして、自分がその城の中に入っていったことも。
ただ、自分に何が起こったかはよく分からなかったけど。
だからここはきっと城の中なのだろう、とぼんやりと理解した。
しばらくぼーっとしていて、だんだんと頭がはっきりとしてくると、俺は起き上がろうとして体を支えるために腕を動かそうとした。
が、動かない。
足も動かそうと試みるが、やはり動かなかった。
わずかに動かせる頭をあげて腕と足元を見る。
「・・・・・っ!?」
視界に入ったのは、腕と足を拘束する鎖。びっくりして肩を揺らせば、振動で鎖がじゃらりと鳴った。
その生々しい音に、背筋が凍った。
(なんだこれ・・・・監禁でもしてるみてぇな・・・)
気持ちが悪くてなんとか外そうと身じろぎをするが、がっちりとつけられた鎖はびくともしない。
しばらくその鎖と奮闘していたが、やがて疲れて諦めた。
無理な態勢での力のいる作業に荒くなった息を整える。
家具も何もない部屋で、俺はただ天井を見ていた。
(俺・・・どうなるんだろうな)
こうして鎖に繋がれているということは、向こうは自分に対してあまり優しくはないようだった。
はぁ、と思いため息がこぼれた。
訳の分からないことが続いて混乱する頭を整理する為に、俺は目を閉じた。
少しだけ、休みたい。
そうして、俺は眠りについた。
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