ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ただそこに
日時: 2010/08/23 16:47
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)

どうも。神無月です。

文才が果てしなくないため、意味のわからないものになると思いますが・・・(汗

生温かい目で見守って下さい!

《お客様》
    アキラ様 ユエ様 白蝶様 Nekopanchi様
    
    @遮犬@様 月兎様 白兎様 故草@。様

    スサノオ様


《イメージソング》

日比野陸 >>140
日比野沙羅 >>141
郡上巽 >>142
東雲晃孝 >>143

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Re: ただそこに ( No.104 )
日時: 2010/07/30 08:40
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://l-seed.jp/patio/upl/1280442673-1.jpg

沙羅が父さんを殺した……
憎悪と、歓喜。 狂気が見えてきます…。

Re: ただそこに ( No.105 )
日時: 2010/07/30 16:40
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


 >>アキラさん

そうですね。“沙羅が”というと語弊がありますが、まあそれも後ほどw
少しずつ沙羅の性格変わってきちゃいましたね・・・(汗 どうしよう、可愛い設定なのに!

Re: ただそこに ( No.106 )
日時: 2010/07/30 20:16
名前: 故草@。 ◆Dv0PNAez16 (ID: BKGAQbzV)

沙羅さんが何か怖いことに!?
てかあれだな。
うん、おもしろかったです★

Re: ただそこに ( No.107 )
日時: 2010/07/30 20:52
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)


 >>故草@。さん

あああああ、沙羅から離れていかないで!!
沙羅は可愛いの!!めっちゃ可愛いのおおお!!←

・・・ぐすん。面白かったなら、よかっ・・・(泣)

Re: ただそこに ( No.108 )
日時: 2010/07/31 13:19
名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)




「分かる?父親を、殺したんだよ。血の繋がった肉親を、まるで虫かなにかでも殺すように・・・簡単に」



謳うように、酔ったように囁く巽。

俺は、まるで誰か別の人の話を聞いているような気がしていた。未だ信じられなかったのだ。沙羅が、あの沙羅が・・・父親を、殺しただなんて。

呆然とする俺に、小さく声がかけられた。


「・・・あきたかおにいちゃん」


沙羅の、声だ。

思わず、びくっと肩を揺らしてしまう。


「あ・・・・・」


しまった、そう思って勢いよく沙羅を見れば、









「・・・・・・・・・・え?」









何が起こったか、分からなかった。

ただ、誰かに突き飛ばされた体が傾いで、一瞬だけ腹部に鈍い痛みが走ったのだけは分かった。










「あははははははは!!!しんじゃえ、みんなしんじゃえ!!!!

 いらないいらないいらないいらないきたないきたないきたないきたない

 みんな、まっくろになっちゃえばいいんだ!

 いやだいやだいやだいやだいやだきえろきえろきえろきえろきえろきえろ

 


 みんなしんじゃええええええええええ!!!!」










狂ったように叫ぶ声は、俺の知っている彼女とは全然違った。

血を吐くように、笑いながらも泣いているような・・・そんな、痛々しい・・・人形。

何故人形だと思ったのか、その時はよく分からなかった。でも、後にそう思ったのは正解だったのだと知る。最も最低で、最も狂気に満ち溢れた、そんな場所で。



倒れていく体。痛いほどの熱を持ち始めた腹部。
目に入る景色は、全てがスローモーションのようだった。


あぁ、このまま死ぬのかな。


そう、思いながら。傷の具合なんて見る気にもならなくて、本当に死ぬかどうかはいまいち分からなかったけど。

ふと、自分を突き飛ばした人物のことが気になった。

倒れていく体はそのままに、視線だけを彷徨わせる。


・・・と、




目に入ったのは、まるで闇のような漆黒の髪に、凍りつくような碧い瞳だった。





その顔は、まるっきり沙羅と同じで。





_あぁ、綺麗だな・・・・・・





薄れていく意識の片隅で、そんなことを思った。







・・・〜壊れてく、壊れてく、

 お遊戯の時間はもう終わり、


 さあ、あなたも踊りましょう?

 まるで壊れたマリオネットのように、



 壊れてく、壊れてく、♪ 〜・・・・






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