ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 日常＋＠ 完結しました
- 日時： 2010/12/23 10:11
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
- 参照： http://www.youtube.com/watch?v=l1Ryaz_fK6c
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題名の読みは 「にちじょう ぷらす あるふぁ」 です。
そのままですね。
重たくて暗い内容になると思いますが、ご了承ください。
登場人物 >>2
イメソンは参照にあります。
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- Re: 日常＋＠ ( No.131 )
- 日時： 2010/12/19 10:56
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
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△
お兄さんとトーマがベッドを使ってしまって、千影くんは不服そうだった。
わたしが起きると、もたれかかって眠っていたので、そのままじっとしている事にした。
「まだ５時じゃん………」
外はほんのり明るいけれど、少し寒い。
……あれ、なんだ。 テレビがついてるから明るいんだ。
消さないで寝ちゃったかな。
「………………………」
早朝ニュース。
天草キキが、殺されていた。
「 」
呼吸の音しか、出なかった。 ひゅっと、音がでる。
千影くんを起こさないように立ち上がって、部屋から出る。
もうずっと前から分かってた。
「分かってたんだけどな」
そう、分かってた。
分かってたはずなのに。
高校時代、わたしは江波戸 真澄を守るために、自殺未遂した。
そう、『江波戸 真澄を守るために』。
だけどそれはただのエゴで。 わたしの勝手な勘違いで。
なんでここで江波戸 真澄が出てくるのかって？
そんなの、犯人だからに決まってんじゃん。
はんにん、ハンニン、犯人。
もうどうしようもないけれど。 でもさあ、でもさあ。
あんまり野放しにしていたからって、調子のんなよ。
自分をキレイに殺してくれる人間？ いるわけないだろ、そんなの。
一回目はわたしのエゴでお前を助けた。
二回目は、
あれ。
助けるの？ わたし。 あんな奴を、助けるの？
自分のエゴで。
- Re: 日常＋＠ ( No.132 )
- 日時： 2010/12/19 11:11
- 名前： ポアロン （ID: rb3ZQ5pX）
- 参照： 気軽に呼びタメOKよ←
おはよう☆←爽やかな笑み((
って、もうおはようの時間じゃない…いや、まだ大丈夫!
先程は私の小説にコメ有り難う御座います。もうね、目から水が止まらなくて、母さんに
「お前何パソコンしながら泣いてんの?きもっ」
みたいなことを言われましたぜ←
は、犯人は江波戸さん……!!?マジでか!!
- Re: 日常＋＠ ( No.133 )
- 日時： 2010/12/19 11:16
- 名前： 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. （ID: m26sMeyj）
キキさああああああああああああああああん！！
そして江波戸さあああああああああああん！！？
PCの前でいろいろ叫びました、涼原です((
南里の自殺未遂の理由で感動した瞬間驚きの嵐でややテンパりました。
あ、後涼原は無類のヤンデレ好きです←
アキラ様のヤンデレキャラも死にたがりキャラもどれも素敵ですよねvv
- Re: 日常＋＠ ( No.134 )
- 日時： 2010/12/19 11:53
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
.
友達だと思った事はないけれど。
どこか自分と似たところがあるから、同情くらいはしたかもしれない。
だから、あのときも。
「ケーサツかと、思った」
今も。
その簡単な感想に、拍子抜けしそうになった。
なんだ、『殺した』って自覚があるのか。 メチャ驚いたぞ。
「こんな早朝にいるってことはさ、一日中いるってこと？」
「ずっといる。 ご飯食べて、お風呂入って、眠ってる時以外は」
わたしの元家で、未練たらたらに自分を殺してくれる人間を捜して、捜して、捜してた。
ふははは、可哀想。
「ねえ、アンタって人間ばんばん殺しそうだよね」
言われて、笑われる。
江波戸に、笑われる。
「私のことも、殺してくれそうだね」
「なんで一度助けたアンタを殺さないとダメなのかな」
「………あれ。 やっぱり一度会った事あるのかな」
痣。
痣のある顔が、こちらを見る。
いつ見ても気味の悪い、痣。
「最近、また殺したでしょ」
「ああ、あの小さな女の子……。 うん、殺したね」
実際には、もう二十代後半なんだけどね。
「その前に、中学生くらいの女の子殺したでしょ」
「うん。 猫みたいな子。 最後まで泣いてたよ。 五月蠅いから首を切ったら、痙攣して死んじゃった」
水色ちゃんの身体は、胴体と四肢と首に分かれて切断されましたとさ。
「誰も私を殺してくれなかった。 殺してっていうと、何言ってんだコイツみたいな感じで見られる」
「だから、殺してるの？」
違う、と首を横にふる。
「いつもキレイに殺そうとしているんだけど、みんな血を吐いたりしたりして、上手くできない。 上手くできないから、もういいやーって」
だから、ぐちゃぐちゃにするのか。
ヤケになって、切断しちゃえってなるのか。
「昔の記憶は曖昧なんだけど、覚えてる事がある。 トマトみたいに潰れた人間。 屋上からバーンって飛び降りた。 あれ、たぶん私なんだよ」
わたしだよ。
お前を助けるために、屋上から飛び降りたんだよ。
わたしのエゴで。
「今までの通り魔殺人も、みーんな江波戸でしょ」
「そうだよ。 ん、そうみたいだね」
「……………そっか」
そうかそうか。 やっぱりアンタだったか。
はははふふふははははははははふふふはははは、ははははははははははははふううふふ。
やばい、面白い。
「なんで笑ってるの？」
質問されるの、嫌いなの。
小さいころ、大人にいーっぱい質問されたから。
どうしてあなただけ生き残ったんですかって。
答えてあげよっか？
小さな男の子が、わたしのために殺人犯になってくれたからです。
だったらわたしは、
「江波戸のために、殺人犯になろうか」
千影くんの家から持ってきた包丁。
江波戸の視線がそちらに行く。 反応はない。 ゆっくりと笑う。
「キレイに、殺してね」
うん、ごめん。 無理かも。
わたし、雑なんだよね。 不器用だから。
その首元に包丁をかざして…………………え？
「…………あれ？」
刺された。
誰が？ わたしが。
誰に？ 振り返る。
「間に会った。 危ないなあ、カノジョさん」
トーマ。
いつもみたいに、笑ってる。
- Re: 日常＋＠ ( No.135 )
- 日時： 2010/12/19 11:57
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
あっさりしてると思われがちですが、犯人はあっさりと見つかるべきだと思われます←？笑
ああ、おなかがすいた。
＞ポアロンさん
南里の自殺未遂の話は、この後で出てきます。
pcの前で発狂しないでくださいね、びびりますから笑
ヤンデレ大好き死にたがり大好き。
＞涼原夏目さん
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