ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 日常+@ 完結しました
- 日時: 2010/12/23 10:11
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=l1Ryaz_fK6c
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題名の読みは 「にちじょう ぷらす あるふぁ」 です。
そのままですね。
重たくて暗い内容になると思いますが、ご了承ください。
登場人物 >>2
イメソンは参照にあります。
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- Re: 日常+@ ( No.71 )
- 日時: 2010/12/04 08:47
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
やる気うせないでええええええええっ!!
テンションあげてください!!
ファーストキスでの長い描写は避けたい自分…笑
サラッと流しましょう、みたいな笑
>yuriさん
- Re: 日常+@ ( No.72 )
- 日時: 2010/12/04 10:40
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
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仲直り(?)をして、三日が経った。
わたしが気絶していたとき、お兄さんとキキさんは帰っていた。
「ていうか、千影くんたちって三人とも父親違うのに、なんで名字同じなわけ?」
「今は僕の父親の戸籍になってる」
「あ、ポテチちょうだい」
「……………うん、いいけど」
他愛のない話をしながら、千影くんの部屋でのんびりと過ごす休日。 まあ、二人とも働いてないから、年がら年中休みなんですけどねぇ。
コンソメ味のポテチを摘まんで、いつも気になっていた事を聞いてみた。
「ねえ、どうして千影くんは笑わないの」
「キミは、ぼくを笑わせるようなことをしたの?」
「ねえ、どうして千影くんは泣かないの」
「キミは、ぼくを悲しませるようなことをしたの?」
……むう。
なら、わたしが楽しいことをしたら笑うのか、と言えば絶対にそれはないな。
つけているだけで目に映してないテレビの音。 どこか身に覚えのある単語が耳に入ってきて、視線をテレビに移す。
「………………………」
わたしたちの住む町が、液晶画面いっぱいに映ってた。
連続通り魔殺人事件。
少し前からある、物騒な事件。 人は何人死んだかな。
「4人、だって」
驚いた。
千影くんを見ると、パリパリとポテチを食べている。
その視線は、テーブルの上を見たまま。
心を見透かしたような発言に、一瞬本気でびびった。
「………え、なにが?」 「? テレビ見てるんじゃないの?」
何もかも見えていそうで、実は何も見えていない。
御子柴南里しか、見えてない。
「よくわかったね」 「南里のことなら、大体わかる」
わたしは千影くんのこと全然わからないんだけどなぁ。 わかろうともしない。
犯人はまだ逃走中のこの事件。 誰が次のターゲットかわからない、ロシアンルーレットのような事件。
「次に殺されるのは、」
案外、身近な人だったりして。
- Re: 日常+@ ( No.73 )
- 日時: 2010/12/04 21:39
- 名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
えーっ!!お兄様帰っちゃったの?!
……詰まらん!!
まあ夜音君もかっこいいけど…
お兄様見た後じゃ流石に霞むね、こりゃ(笑)
って言う事で生みの親、アキラさまの許可も頂いたので!!
真夜君頂いて行きます!!
姑キャラ再復活ですぞ!!←
- Re: 日常+@ ( No.74 )
- 日時: 2010/12/05 08:47
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://yaplog.jp/akirahayate/
姑キャラ再復活なさった!!驚
あちゃぱっ、真夜連れてかれた!!
お兄様はこれから出てきますので笑
>水妖さん
- Re: 日常+@ ( No.75 )
- 日時: 2010/12/05 09:05
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://yaplog.jp/akirahayate/
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「外、行かない?」
インドア派の千影くんからの提案にかなり驚きつつも、すっかり夏休みの町をぶらぶらしてみる。
千影くんと手をつないで、わたしは今日も制服姿。
特に目的地もなく、再会した公園を通り過ぎて、文具店の道を曲がろうとして、
「っ」 「………」 「わお」
宵島さんに会った。
向こうは驚いた顔をしていますな。 きっと千影くんの美貌を見て驚いているのだ!←落ち着け。
「えっと………久しぶり」
「二週間ぶりですかな、宵島さんよっ。 いやはや相変わらずおたくも暇人ですなー」
「暇人ちゃう。 ……………」
そんなに人の彼氏が珍しいかコンニャロ。
千影くんは興味薄そうにしている。
「マジで、ラブラブなんだ。 千影と」
「同棲してるって言ったじゃーん」
「ふうん。 うん。 キミは確かに言っていたね」
「にひひひひ、宵島さんは何してんの?」
世間話をするつもりもなかったけど、普段フツーの人は何してるんだろって思って聞いてみた。
「べつに。 課題も終わったし。 プラプラ〜て」
「友達いねーの?」
「べつに。 ほしくないし。 いらない」
変わってない。 宵島さんはあまり集団行動が得意じゃなかったから。
さてはて。
千影くんも宵島さんとは中学校以来の再会だというのに。 感動うっすいというか。
「千影くん、宵島さんだよ。 覚えてる?」
「南里以外の女は嫌だ。 ……水色はいいけど」
「安心しなよ。 こっちだって、アンタ嫌い」
うわ、ハッキリ言っちゃったよこの人。
だけど千影くんはしれっとしている。 わたしに言われたら、精神崩壊しちゃうのにね。 愛の力って偉大だねー。
「気をつけて。 最近、ここら物騒だし」
「ん? ああ、知ってる。 通り魔のやつっしょ? 安心せーい、死なないから」
「アンタたち、いちばん、狙われそう」
めだつから、と。
宵島さんは呟いて去って行った。
後でポツリと千影くんがわたしに言った。
「あの子、犯人ぽい、ね」
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