二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪
日時: 2017/03/19 10:06
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

はじめまして、マリアといいます。小説初心者ですが、頑張ります!
登場人物紹介は、原作のほうは省きます。オリキャラは、小説が進んでから、わかってきたことを追加していきます。読んでくれている人にドキドキしてもらえるように、あえてオリキャラの全貌は明かさないでおきます。

〜オリキャラ〜
名前 風見 紅葉(カザミ クレハ)
年齢 12
容姿 ダークブラウンの長髪ストレート。猫目。
性格 E組の誰にでも、常に敬語で話す。少し天然。時折冷徹な一面も見せる。
勉強 頭はかなり良い。
その他 中学1年生。殺せんせー暗殺のために、軍から派遣されたらしい。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.237 )
日時: 2016/03/13 19:14
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

紅葉side

 壁の一面がガラス張りになった展望通路。サファイア・ブルーの海と白砂のビーチが一望出来るこの道に、刺客がいた。

 しかも、堂々と壁に背中をあずけて。

菅谷「おいおい…。めちゃくちゃ堂々と立ってやがる」

矢田「あの雰囲気…」

吉田「ああ、いい加減見分けがつくようになったわ…どう見ても殺る側の人間だ」

ビキッ!

 突如、ガラスに、ひびが入った。

殺し屋「つまらぬ。足音を聞く限り、手強いと思える敵が一人もおらぬ。精鋭部隊出身の、引率の教師もいるはずなのぬ」

 なんか、口調に違和感が…

 ってか、なめられてるんだね。な〜んか腹立つなぁ。

殺し屋「どうやら、スモッグのガスにやられたようだぬ。なかば相打ちといったところかぬ。出て来いぬ」

寺坂「手で窓にひび入れたぞ!?」

木村「それより…」

カルマ「ぬ、多くね?おじさん」

 はっきり言いました…さすが、赤羽さん。

殺し屋「『ぬ』をつけると侍っぽい口調になると、小耳にはさんだぬ。カッコよさそうだから試してみたぬ」

 どこ情報ですか、それ…

殺し屋「間違っていたなら、それでもいいぬ。この場の全員殺してから、『ぬ』を取れば恥にもならぬ」

 そう言って、殺し屋さんは指をポキポキ鳴らした。

殺せんせー「素手…それがあなたの暗殺道具ですか」

殺し屋「こう見えて需要があるぬ。身体検査に引っかからない利点は大きいぬ。すれ違いざまに頸椎を一捻りぬ。その気になれば頭蓋骨も握り潰せるぬ」

 なるほど、税関で引っかかれば、仕事どころじゃないもんね。

殺し屋「だが面白いことに、人殺しの力を鍛えるほどに、暗殺以外にも試してみたくなるぬ。すなわち、戦いぬ。強い敵との殺し合いだぬ。だがガッカリぬ。お目当てがこの様では試す気も失せたぬ」

 ガッカリ?言ってくれる。

紅葉「なら、私が——」

 殺し屋さんの前に躍り出た。が、

カルマ「クレハ」

 赤羽さんが、私の腕を掴んで制した。

カルマ「…!クレハ、お前、熱…!」

紅葉「あれ、バレちゃいました?夏風邪をこじらせたみたいです」

 ぴとっと赤羽さんの唇に指を立てて、私は笑った。

殺し屋「雑魚ばかり殺るのも面倒だぬ。ボスと仲間を呼んで皆殺しだぬ」

 殺し屋さんが、トランシーバーを取り出した。

バキンッ

 赤羽さんが、側にあった観葉植物の鉢植えで、トランシーバーをガラスの壁に叩きつけた。

カルマ「ねぇ、おじさんぬ。意外とプロって普通なんだね。ガラスとか頭蓋骨なら、俺でも割れるよ。ってゆうか、即行仲間呼んじゃうあたり、中坊とタイマン張るのも恐い人?」

 赤羽さんは、真っ直ぐに殺し屋さんを見据えて言った。

烏間「よせ、無謀だ…!」

殺せんせー「ストップです、烏間先生。顎が引けている」

 止めようとした烏間先生を、先生が止めた。

殺せんせー「今までの彼なら、余裕をひけらかして、顎を突き出し、相手を見下ろす構えをしていた。でも今は違う。口の悪さは変わりませんが、目は真っ直ぐ油断なく、正面から相手の姿を観察している。テスト以来、少々鳴りを潜めていましたが、どうやら敗北からしっかり学んだようですね」

殺し屋「フッ…いいだろうぬ。試してやるぬ」

 殺し屋さんは上着を脱いで、戦闘態勢にはいった。

カルマ「じゃあ遠慮なく…」

 赤羽さんは一歩踏み込んで、植物を殺し屋さんに振り下ろす。

殺し屋「柔いぬ。もっといい武器を探すべきだぬ」

 その植物の幹を握り折って、殺し屋さんは言った。

カルマ「必要ないね」

 次は、殺し屋さんが攻撃に移った。

 何度も何度も、赤羽さんに手を伸ばす。

茅野「凄い…全部避けるかさばいてる!」

 茅野さんは感心した声を上げたけれど、防戦一方で勝ち目は薄い。これじゃあ、いつまでたっても進めない。

殺せんせー「烏間先生の防御テクニックですね」

殺し屋「どうしたぬ?攻撃せねば永久にここから抜け出せぬぞ」

 殺し屋さんの言う通り。どうするつもりかな、赤羽さんは?

カルマ「どうかなぁ?あんたを引き付けるだけ引き付けといて、その隙にみんながちょっとずつ抜けるってのも、ありかと思って」

 へぇ。これまた思ってもいないことを。

カルマ「安心しなよ。そんな小ずるいことはなしだ。今度は俺からいくからさ…。あんたに合わせて正々堂々、素手のタイマンで決着つけるよ」

殺し屋「いい顔だぬ、少年戦士。お前とならやれそうだぬ。暗殺稼業では味わえぬ、フェアな戦いを」

 赤羽さんが攻撃に出た。

 繰り出した蹴りの一発がすねにでも当たったか、殺し屋さんは背を向けてうずくまった。チャンスとばかりに赤羽さんが近づくと…ガスが、赤羽さんの顔に当たった。

 あれは、さっきの殺し屋さんのガス!?

殺し屋「一丁上がりぬ」

 倒れかけた赤羽さんの頭を掴んで、殺し屋さんは言った。

殺し屋「長期戦は好まぬ。スモッグの麻酔ガスを試してみることにしたぬ」

 あの殺し屋さん、スモッグっていうのか。って、そうじゃなくて!

吉田「き、きたねー!そんなもん隠し持っといて、どこがフェアだよ!」

紅葉「それは違います、吉田さん」

殺し屋「そこの小娘の言う通りだぬ。俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。こだわることにこだわり過ぎない…これもまた、この仕事を長くやっていく秘訣だぬ」

 そう言って、殺し屋さんは赤羽さんを持ち上げた。

殺し屋「至近距離のガス噴射。予期していなければ絶対に防げぬ…」

 その殺し屋さんの顔めがけて、スモッグさんのガスが噴射された。

 赤羽さん!無事だったんですね! 

カルマ「奇遇だねぇ、二人とも同じこと考えてた」

殺し屋「なぜ…お前がそれを持っているぬ…。しかも…なぜお前は俺のガスを吸ってないぬ…」

 殺し屋さんがナイフを取り出して、赤羽さんに襲い掛かった。が、麻酔ガスで動きの鈍ったナイフなど、赤羽さんに通じるわけがなく。

カルマ「ほら、寺坂。早く早く!ガムテと人数使わないと、こんな化け物勝てないって!」

寺坂「へいへい。テメ—が素手のタイマンの約束とか、もっとないわな」

烏間「縛るときも気を付けろ。そいつの怪力は麻痺していても要注意だ」

「は〜い」


カルマ「毒使いのおじさんが未使用なのをくすねたんだよ。使い捨てなのが勿体ないぐらい便利だねぇ」

殺し屋「なぜだぬ…。俺のガス攻撃、お前は読んでいたから吸わなかったぬ。俺は素手しか見せていないのにぬ。なぜぬ」

カルマ「当然っしょ。素手以外の全部を警戒してたよ」

 どういうことです…?

カルマ「あんたが素手の戦いをしたかったのはホントだろうけど、俺らをここで止めるためにはどんな手段でも使うべきだし、俺でもそっちの立場ならそうしてる。あんたのプロ意識を信じたんだよ。信じたから警戒してた」

茅野「なるほど」

殺せんせー「大きな敗北を知らなかったカルマ君は、期末テストで敗者となって、身をもって知ったでしょう。敗者だって自分と同じ、色々考えて生きている人間なのだと。それに気付いた者は必然的に、勝負の場で相手のことを見縊らないようになる。自分と同じように敵も考えていないか、頑張っていないか、敵の能力や事情をちゃんと見るようになる。敵に対し敬意委を持って警戒で出来る人、戦場ではそういう人を、『隙がない』というのです。一度の敗北で実に大きなものを糧にした。君は将来大物になります」

 敬意を持って警戒する、か。赤羽さん、格好いいな。

殺し屋「大した奴だぬ、少年戦士。負けはしたが、楽しい時間を過ごせたぬ…」

カルマ「え、何言ってんの?楽しいのこれからじゃん」

 ん?

 えっと、赤羽さん?その、手に持っているものは??

カルマ「わさび&からし。おじさんぬの鼻の穴にねじ込むの」

 !!?

カルマ「さっきまではきっちり警戒してたけど、これだけ拘束したら警戒もくそもないよねー」

 な、何を…!?

カルマ「これ入れたら専用クリップで鼻ふさいでー、口の中に唐辛子の千倍辛いブートジョロキアぶち込んでー、その上からさるぐつわして措置完了」

 殺し屋さん、クリップで鼻と口を無理矢理開けられて、凄い顔です…

カルマ「さぁ、おじさんぬ。今こそプロの意地を見せるときだよ♪」

 じ、自己規制!です!!

渚「殺せんせー…カルマ君、特に変わってなくない?」

殺せんせー「ええ、将来が思いやられます…」

寺坂「なんつーもん持って来てんだよ」

 まったくです。殺し屋さん、かわいそう。ちょっと格好いいかな、とか、思ってたのに。

寺坂「ほら、行くぞ!モタモタしてっと見つかっちまう」

カルマ「図体デカいからね〜」

寺坂「うるせー!」

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.238 )
日時: 2016/03/13 20:13
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

やっぱりクレハちゃんもなってたんだ

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.239 )
日時: 2016/03/13 21:00
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

うん、紅葉も。でも、やっぱりって?

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.240 )
日時: 2016/03/13 21:42
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

んん?ナイショ♪

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.241 )
日時: 2016/03/14 09:30
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

気になる!教えて、ヤミちゃん!!


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