二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪
日時: 2017/03/19 10:06
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

はじめまして、マリアといいます。小説初心者ですが、頑張ります!
登場人物紹介は、原作のほうは省きます。オリキャラは、小説が進んでから、わかってきたことを追加していきます。読んでくれている人にドキドキしてもらえるように、あえてオリキャラの全貌は明かさないでおきます。

〜オリキャラ〜
名前 風見 紅葉(カザミ クレハ)
年齢 12
容姿 ダークブラウンの長髪ストレート。猫目。
性格 E組の誰にでも、常に敬語で話す。少し天然。時折冷徹な一面も見せる。
勉強 頭はかなり良い。
その他 中学1年生。殺せんせー暗殺のために、軍から派遣されたらしい。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.212 )
日時: 2016/02/19 19:20
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

了解です♪


紅葉side

紅葉「今日は班別行動ですか」

カルマ「うん。クレハはどこの班?」

紅葉「私は、色々な班にお邪魔する予定です。暗殺計画の説明なんかを受けながら」

 もちろん、先生とは別行動。予定が被るところも結構あるみたいだけど。

カルマ「そっか。うちの班にも来るの?」

紅葉「はい。赤羽さんたちの班には、磯貝さんたちの班に寄ってから先生と一緒に行くようです。」

カルマ「了解。じゃあ、もし準備遅れたら時間稼ぎ頼むね」

紅葉「承知致しました!頑張ります!」

 時間稼ぎなんて、出来るかな〜。自信ないけどやれるだけのことをやろう。

紅葉「まずは一班。一班はハングライダーだったよね?律」

律「はい、受付へ行ってください」

 じゃあ、行こうか。



紅葉「わぁ、先生!速いです!」

律「瞬間最大速度、150kmを計測しました!」

 風の音に負けない声で言うと、律がそう教えてくれた。

 うわ、ホントに速い。一般人も見てるだろうに。いいのかなー。

殺せんせー「戦闘機の性能は、結局のところエンジンの差です!」

 先生は得意満面に言った。

前原「そんで誰だよ!そのコスプレ!」

殺せんせー「堀越次郎です」

磯貝「それ中身の方!」

前原「わかりずれーよ!ご本人も飛ぶほうじゃなくて作るほう!色々違和感ありすぎ!!」

 う〜ん、磯貝さんと前原さんのつっこみも流石だなぁ。

紅葉「そろそろかな」

 眼下の海を見下ろして、赤羽さんからのOKサインを確認する。

紅葉「先生、そろそろ次の班に行きましょう」


 グライダーを返して先生と一緒に赤羽さんたちのところへ移動しようと思ったら、先生の口周りだけが茶色くなっているのに気が付いた。

紅葉「なんの模様ですか?先生」

殺せんせー「日焼けです」

紅葉「日焼けって…」


カルマ「来た来た、クレハー」

 赤羽さんが手を振った。私はすぐにみなさんのところまで駆け寄る。

紅葉「お待たせしました、赤羽さん、みなさん」

中村「で、そっちのタコの妙な模様は一体なに?」

 中村さんが先生を指して言った。

紅葉「…日焼けだそうですよ。なんでも、グライダーの先端だけ陰になってて焼けなかったとか」

杉野「だからってあんな不自然な焼け方をするもんなのか…?」

紅葉「あは…、ですよね」

 と、そこに

殺せんせー「お待たせしました」

 先生がプラスチックのボトルみたいな物を持って現れた。

渚「殺せんせー、それなに?」

殺せんせー「日焼け止めです」

杉野「いや、今更!?」

 おっ、杉野さんもつっこみのタイミングがプロ並み…

中村「ってゆうかさー、そんな変な焼け方してるのに、今更日焼け止め塗ったらその柄のままのこるじゃん」

殺せんせー「ホントですね!それはマズイ」

 短時間でそんなにくっきり焼けるなら、日焼け止めもあまり意味がなさそうだけど…って、時間!次の班に行く時間が!

殺せんせー「にゅやっ!風見さんを千葉君たちの班まで送って、せんせーは三班と合流です!」

 結局全然活動に参加してないよ〜!


紅葉「お待たせして申し訳ありません」

 千葉さんたちの班と合流する時間が、大幅に遅れてしまった。

速水「別に。大丈夫」

 速水さんがそう言ってくれて、他のみなさんもうなずいてくれた。

千葉「せんせーは?」

速水「今、三班と海底洞窟巡りしてる。こっちの様子は絶対に見えないよ」

千葉「じゃあ、今なら射撃スポット選び放題だな」

速水「さくっと決めちゃいますか」

 淡々としたおふたりは、とても格好良かった。

菅谷「渋いな、あの二人…」

竹林「もはや…仕事人の風格だ」

紅葉「格好いいですね、おふたりとも」

 にっこりと言うと、菅谷さんに

菅谷「一人だけ感覚が微妙に俺らとはズレてる…」

 と言われてしまった。

紅葉「え〜?格好いいじゃないですか!」

 いかにもスナイパーといった雰囲気で、おふたりの射撃を見たことのない私でも、彼らの腕前がうかがえます。

速水「なにしてるの?行くよ」

 速水さんが言った。その少し先で、千葉さんもこちらを振り返っていた。

紅葉「は〜い、今行きます」

 そう返事をして、速水さんのところまで駆けて行く。

紅葉「おふたりは、射撃がお得意なのですか?」

速水「…まあまあ」

千葉「だな」

 二人とも、口数の少ないほうなのかな。少し返事がそっけない気がする。

紅葉「フフッ、自慢しないんですか?」

速水「別に…」

千葉「自慢するほどのものじゃない」

紅葉「クラスで一番の腕前でも、決して驕らず過信せず…格好いいですね」

 これは本心。でも、二人は首を振った。

速水「まだまだ、全然」

紅葉「ホント、格好いい。…穢れた私とは大違い」

 思わず漏らした——ホントのキモチ。二人の耳には届かなくて。

 それでいい。私には、弱音を吐く権利なんてないのだから。

紅葉「あっ。そろそろホテルに戻りましょうか。時間ですよ」

 笑顔を作って、私は二人に声をかけた。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.213 )
日時: 2016/02/19 19:52
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

クレハは、何をかかえてるんだ?


ツッコミが凄く面白いしタイミングバッチリwwwwww

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.214 )
日時: 2016/02/19 20:09
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

紅葉は色々あったんだよ〜。ヤミちゃんには、この間ちょっとネタバレしたよね?

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.215 )
日時: 2016/02/19 21:04
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

あ〜あれか………まぁ〜ちょっとこのあとの話がどうなるかな

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.216 )
日時: 2017/01/19 20:21
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

マリア「ちょっと事情があって今週中に続きを投稿は絶対無理なので、今日は番外編です」
カルマ「この人、バカなんだよ。テスト前で部活休みになるの忘れてて、クラブのパソコンで小説書いてたの」
マリア「わ〜っ!余計なこと言わないで!番外編だって需要あるかもしれないじゃん!!」
 …と、まぁ、コンピュータ室のフォルダに書きかけの小説が放置してあるので、今日は番外編ということで…(こういうキャラトーク、ちょっとやってみたかったんですよね〜)
水着買いに行った日の、その後、です!


紅葉side

 “施設”の前まで来たけれど…

紅葉「気乗りしないなぁ…」

 はぁ、とため息一つ吐き、建物の中へ入って行った。

 ここは軍の施設で、一応、私の雇い主(?)はこの場所と持ち主ってことになっている。時々報告に来るけど、やっぱりここの空気は慣れない。

 とある部屋の前で立ち止まり、ドアをノックする。

コンコン…

 返事はない。けれど、ドアの向こうで人の気配がする。

紅葉「——風見です。暗殺状況の報告に参りました。いらっしゃるのでしょう?」

 声をかけると、ドアが開いた。

?「入って」

紅葉「…失礼します」

 一礼してから部屋に足を踏み入れる。

 私を招き入れたのは、まだ大人になりきっていないような年齢の男。

?「君が自分から来るなんて…意外だったよ」

紅葉「何かあればすぐに報告に来るように、とおっしゃったのは神楽さんでしょう」

 私は、この人が嫌いだ。

神楽「そうだったね。それで?何か動きがあったの?」

 わざとらしいほどわかりやすい作りものの笑顔を振り撒くこの人が、嫌い。

紅葉「夏休みに、普久間島で大がかりな暗殺計画が実行されるそうです」

神楽「そう。…そっか。わざわざ報告ご苦労様」

紅葉「いえ、指令に従っただけですので」

神楽「かわいくないなぁ…そんなに嫌わないでよ」

 私に興味もないのに、傷ついた顔をするな。

紅葉「あいにく、貴方に見せるかわいげなど持ち合わせていないもので」

神楽「アハハ、ストレートだね。もっと思いやりを持とうよ」

 貴方にだって思いやりなんてないくせに。

紅葉「対人に必要な感情は備わっているつもりですが」

神楽「そういうのじゃなくて——ああ、暗殺、上手くいきそう?」

 いきなりスイッチ入ったな、この人。相変わらず忙しない感情だ。

紅葉「難しいです」

神楽「へぇ、お前、出来ないんだ?」

 ああ、違うほうのスイッチも入ったらしい。

 ゆったりと椅子に腰掛けて、冷たい双眸を私に向ける——なにより、この目が私は嫌い。

紅葉「不可能と口にした憶えはありませんが。そう聞こえましたか?」

神楽「いや、無理なのかなって。本当は俺が行くハズだったんだから」

 またそれか。何度私に吹っ掛けるんだろう。

紅葉「存じております」

神楽「そうだね。お前は知ってる。でも」

 私に向いた目がすうっと細められて。

神楽「わかってないよ、お前は」

 いけない、心が乱れる。平常心…って、それも問題あるか。

紅葉「何を、ですか?」

 気付くよりも前に言葉が出た。

紅葉「わかっていないって…何をわかっていないのです?」

神楽「ほら、わかってない」

 神楽さんの顔が変わった。その顔が、「君も気持ちを抑えてばかりじゃないんだね」とでも言いたげで。

紅葉「わからないことはわからなければわからないままです」

神楽「妙な言い回しするな、お前。」

紅葉「では、訂正します。わからないことは、何がわからないのかわからなければ、ずっとわからないままです」

 なんだろう、この言葉。さっきも、自然に口から出た。

神楽「ふぅん、何、それ。誰かの名言?」

紅葉「わかりません。何がわからないのかも、何をわかっているのかも。何もわからないんです」

神楽「一つ、わかってる」

 ぽんと頭に手を置かれた。

神楽「何もわからない、って、わかってる」

紅葉「そう、ですね——あと、もう一つわかりました」

神楽「何?」

紅葉「私は、必ずターゲットを殺します」

 私が言うと、神楽さんは一瞬私の顔を見て、

神楽「そうだね。それもわかっていることだ」

 と小さく笑った。

紅葉「では、失礼します」

 施設を出た私は、さっき神楽さんに撫でられた髪を払った。

紅葉「ホント、あの人嫌い…」

 丁寧な態度を崩したら、心を掻き乱されそうで。


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