二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪
日時: 2017/03/19 10:06
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

はじめまして、マリアといいます。小説初心者ですが、頑張ります!
登場人物紹介は、原作のほうは省きます。オリキャラは、小説が進んでから、わかってきたことを追加していきます。読んでくれている人にドキドキしてもらえるように、あえてオリキャラの全貌は明かさないでおきます。

〜オリキャラ〜
名前 風見 紅葉(カザミ クレハ)
年齢 12
容姿 ダークブラウンの長髪ストレート。猫目。
性格 E組の誰にでも、常に敬語で話す。少し天然。時折冷徹な一面も見せる。
勉強 頭はかなり良い。
その他 中学1年生。殺せんせー暗殺のために、軍から派遣されたらしい。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.277 )
日時: 2016/05/20 22:01
名前: ヤミ (ID: lyEr4srX)

マリア〜♪互いに中間テストお疲れ〜♪

実テも頑張ろ〜

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.278 )
日時: 2016/06/01 20:44
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

その後は番狂わせもなく、俺とクレハも先輩たちも順調に勝ち進んだ。

 図らずとも、クレハの予想したチームもすべてここまで勝ちあがってきている。

烏間「睦月葵・雫チームの勝利!」

 あ、訂正。寺坂たち以外で。

紅葉「次は片岡さんたち…私は岡野さんとですね」

 つぶやいたクレハが手にしているのは、ナイフではなく銃。

カルマ「あれ?クレハ、銃?」

紅葉「はい。接近戦では彼女に勝てる気がしないですから」

 なるほどね〜。

烏間「始め!」

 勝負が始まってしばらくは、岡野さんの攻撃をクレハがギリギリでかわすということが繰り返されていた。

 二分ほどたった頃か。仕舞っていた銃を取り出し、クレハが動いた。

岡野「銃っ!?」

 意外な展開に攻撃が止まった隙に、クレハは岡野さんの攻撃範囲を抜け出し、サークルの隅に走る。

 虚をつかれた岡野さんは慌てて追いかけるが、クレハはひょいと木に登った。そして、頭上から銃を撃つ。

 そのうちの数発が岡野さんに当たった。

烏間「勝者、風見」

カルマ「作戦通り、だね?」

 戻ってきたクレハはにっこりと笑った。

紅葉「何度か、銃を取り出す前に殺られるんじゃないかと思いました」

カルマ「リングの隅にちょっとだけ入ってる木を利用するなんて、よく思いついたね」

 ほんと、あるもの全部利用するとか凄いと思う。


 片岡さんチームに勝利したあと。俺と杉野の戦いが終わると、

渚「うう、まさか僕が風見さんと当たるなんて…」

 ため息をついてる渚君に、クレハが近づいた。

紅葉「ごめんなさいね、潮田さん?私より赤羽さんのほうが戦闘においては数段上手ですし、赤羽さんと戦いたかったですよね?」

渚「えっ、違うよ!そうじゃなくて、まさか二人のチームと当たるなんて思ってなかったから…」

 渚君のうろたえぶりに笑ってしまう。

渚「ほら、行こう!」

 話を逸らすようにリングに向かった渚君のあとに、クスッと笑いながらクレハも続いた。

烏間「始め!」

 烏間先生が言うと、渚君は鷹岡先生のときみたいに歩いてクレハに近づいた。クレハは特にその動きに警戒する様子もなく、ただじっと渚君を見ていた。

 渚君がナイフを突きつける。

 しかしクレハは、そんな攻撃読んでいたかのように、すんなりとそのナイフをかわし、手首を掴んだ。

 手首を引っ張られ、前のめりになった渚君を、クレハはちょんとナイフでつついた。

紅葉「歩いて近づいてくるとは。予想外でした」

 にこやかに言うクレハに、嘘つけ、とつっこみたくなる。

烏間「勝者、風見。赤羽・風見チームの勝利!」

 次は準決勝だ。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.279 )
日時: 2016/06/13 19:30
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

 準決勝、俺の相手は磯貝だった。

 開始後数秒、五分五分といえるであろう戦いは、辛うじて俺のナイフが磯貝に当たったことで終わった。

磯貝「やっぱ強いなー、カルマは」

 磯貝と話ながら戻ってくると、クレハがぺこりと頭を下げた。

紅葉「お疲れ様でした。これが終わったら先輩たちとの勝負ですし、休憩しておいてくださいね」

前原「もう勝つ前提の話してるとこが怖いわ」

 前原が苦笑いをすると、

紅葉「だって、赤羽さんが磯貝さんに勝ったから、もし私が負けてもイーブンですから」

 と、ちろりと舌をのぞかせた。

前原「負けねーからな」

紅葉「こちらこそ」

 二人が円に入り、試合が始まった。

 俺と磯貝は、先輩たちと殺せんせーの側に立って見る。

葵「なあ、殺せんせー。あいつってさ、ほんとに強いの?」

 葵が尋ねた。

 クレハが勝てば戦うことになるのだし、もともと気になっていたんだろう。

殺せんせー「彼女は、体力は女子中学生の平均を少し下回るくらいですし、50m走などのタイムも速くありません。けれど、小柄ゆえの俊敏性や柔軟性、優れた動体視力やそれを存分に活かす反射神経は、運動能力のハンデを補って余りあるものです」

 前原とクレハの戦いを見ていると、確かにその通りだと思った。

 前原のナイフをクレハは軽々とかわしている。けど、クレハは少しずつ円の外側へ追いやられているようにも見えた。

葵「じゃああいつ、持久戦には向かないのか」

殺せんせー「いえ、そうとも言えませんよ」

葵「?」

殺せんせー「確かに彼女は、一般的に言う『運動神経がいい』には当てはまらないでしょう。けれど、戦闘における彼女の真価は、そういった部分ではありません」

 どういうこと?

殺せんせー「彼女は、少ない情報からでも相手に合わせた作戦を立てることができます」

 最初に殺せんせーにダメージを与えたときや、さっきの岡野さんとの戦いがそうだろう。

殺せんせー「それから、瞬時に状況を把握して、まるですべて作戦の内だったかのように事態を好転させる機転も彼女の能力です」

 殺せんせーの視線が、リングの端まで追い詰められたクレハに向いた。

 もらった、とばかりに、前原がナイフを突き出す。

 次の瞬間。クレハの姿が、前原の前から消えた。

殺せんせー「身体が小さければ、小回りが利く。走るのが遅いなら、気配を消して背後から距離を詰めればよい。体力がないなら、すぐにカタをつける方法を考える…」

 前原の目が、消えたクレハを探すようにきょろきょろと動いた。

 クレハがその隙を逃すはずがなく。背後から、前原の背中にナイフを押し当てた。

殺せんせー「自身の長所も弱点もすべて知り尽くし、それらすべてを——弱点をも利用した、計算ずくの暗殺。それこそが、彼女の磨き抜かれた刃であり、最大の武器なのです」

 俺の視界の中のクレハは、胸に手を当ててホッとしたようにゆっくりと息を吐きだしている。まだあどけない、少女の表情。

 けれど、そんな姿でさえも、彼女の暗殺道具であると思うと——どこか空恐ろしいような、不思議な感覚に侵された。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.280 )
日時: 2016/10/01 11:31
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

 決勝戦仕様の、木々や段差を取り込んだ森の中の特設リング。

 さっきまでのそれよりも倍以上大きな円の中に、俺を含む四人だけが立っている。

葵「策士サマが何か企んでる顔だね。何を仕掛けてくるのやら」

雫「風見さんだけじゃなくて、カルマくんも相当強いわね」

 先輩と葵の主な警戒対象であるクレハは、俺に向かって微笑みかけた。

紅葉「作戦通りに」

カルマ「了解〜」

紅葉「そのあとは自由に殺ってください」

 楽しみでならないというように、冷静な口調のなかで目を輝かせるクレハ。

 その瞳の中に、一瞬、別種の期待がよぎった気がしたが、少し離れたところにいるみんなには、それに気付いた様子はない。

烏間「始めっ!」

 烏間先生の声。最初に動いたのは先輩だった。

 ほんの一秒。俺が動いたときには、先輩の両の手の中の火器が、俺とクレハにそれぞれ向いていた。

 俺がそれを視認するのと同時に、冷静に状況を把握したクレハが手で俺を制する。

パァンッ!

 銃声が響き、陸上競技のスタートのように、それを合図に葵が地面を蹴った。

 二発のペイント弾と並走するように、葵の身体が目の前に迫る。

 クレハは俺を止めていた手を下ろし、小さく身を捻って弾をかわし、先輩との間合いを詰める。

 俺もまた、葵のナイフを避けて懐に飛び込んだ。

「二人をなるべく引き離す」——クレハが俺に伝えた作戦だ。

 このシンプルな作戦一つで、あとは自由にやれとクレハは言った。俺が動けば、なんとでも合わせてみせると。

カルマ「まったく、年下なのに、どんだけ頼もしいセリフだよ」

 思い出して苦笑が漏れる。

葵「えっ?」

カルマ「いや、こっちの話」

葵「本職の暗殺者と一対一なのに、随分と余裕だね?」

 葵が笑いながら言い、もう一度こちらにナイフを突き出した。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.281 )
日時: 2017/02/14 15:57
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

ヤミちゃん!(´;ω;`)ブワッ


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