二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪
日時: 2017/03/19 10:06
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

はじめまして、マリアといいます。小説初心者ですが、頑張ります!
登場人物紹介は、原作のほうは省きます。オリキャラは、小説が進んでから、わかってきたことを追加していきます。読んでくれている人にドキドキしてもらえるように、あえてオリキャラの全貌は明かさないでおきます。

〜オリキャラ〜
名前 風見 紅葉(カザミ クレハ)
年齢 12
容姿 ダークブラウンの長髪ストレート。猫目。
性格 E組の誰にでも、常に敬語で話す。少し天然。時折冷徹な一面も見せる。
勉強 頭はかなり良い。
その他 中学1年生。殺せんせー暗殺のために、軍から派遣されたらしい。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.227 )
日時: 2016/03/04 17:58
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

あっ!そうだ!
プリントアウトしてって頼んでマリアに渡してって言ったんだ……マリアに言うの忘れてたww
明日遊ぶときにわたして!

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.228 )
日時: 2016/03/04 18:11
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

了解!いきなりヤミちゃんにって渡されて、びっくりしたよ〜。一応持って帰って来たけど。じゃあ、明日渡すね。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.229 )
日時: 2016/03/04 18:15
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

ありがとう!!
本当に言われるまで忘れてたww

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.230 )
日時: 2016/03/06 21:43
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

渚side

 僕らの計画の出だしは上々。

 風見さんが精神攻撃用の動画に対して、明らかに強請りとは違う心からの嫌悪の言葉を殺せんせーに投げつけたこと以外はまったく計画通り。



   <完>

殺せんせー「死んだ…せんせーもう死にました…あんなの知られて、もう生きていけません…」

『何かお気づきでないだろうか、殺せんせー?』

 テレビから流れる声に、せんせーはやっと気付いた。

殺せんせー「にゅ?…水が!?誰も水など流す気配はなかったのに…!まさか——満潮!」

寺坂「誰かが小屋の支柱を短くでもしたんだろ」

中村「船に酔って恥ずかしい思いして海水吸って、だいぶ動きが鈍ってきたよね」

 触手破壊の権限を得た七人が銃を構え、僕らはチャペルの外でタイミングを待つ。

寺坂「さぁ本番だ。約束だ、避けんなよ」

律「作戦、開始!」

磯貝「開始!」

 律と磯貝君の声を合図に、作戦は本格的に始動した。

パァン…!!

 七発の銃声が響く。

律「5秒経過」

 茅野をはじめとする4人が、モーターボートをスタートさせる。

 支柱に結ばれた紐が引っ張られ、チャペルを破壊。

律「35秒経過」

 待機していた僕らが、フライボードで水面へ出る。

 肩を組み、フライボードから噴射される水で水圧の檻を形成。

渚「殺せんせーは、急激な環境の変化に弱い」

杉野「チャペルから水の檻へ!」

前原「弱った触手を混乱させて、反応速度をさらに落とす!」

律「53秒経過。一斉射撃を開始します」

 律が銃を展開し、触手破壊組も銃を構える。

律「照準、殺せんせーの周囲を全周1m」

 8人が引き金を絞り、大量のBB弾がせんせーの側を飛び交う。

磯貝「殺せんせーは、当たる攻撃に敏感だ!」

中村「だから、あえて先生を狙わない!」

寺坂「弾幕を張り逃げ道をふさぐ!」

中村「からの」

 とどめの二人!

 陸の上のは、二人のにおいがしみ込んだダミー。室内で陸上を警戒させておき、フィールドを水の檻へ変えることでまったく別の狙撃点を創りだす。

律「ゲームオーバーです♪」

 律が言うと同時に、二人の銃からBB弾が飛び出した。

 次の瞬間、あたりを爆風と閃光が走り——僕らの身体は吹き飛ばされた。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.231 )
日時: 2016/03/07 18:32
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

渚side

茅野「渚!」

 茅野がボートでこっちに来た。

 今までの暗殺とは明らかに違う。殺った手応え!

烏間「油断するな!奴には再生能力がある。磯貝君、片岡さんが中心になって水面を見張れ」

磯貝「はい!」

 烏間先生の声に、僕はようやく周りの状況を確認する冷静さを取り戻した。

 みんな無事だ。

 逃げ場はどこにも無かったはず。そう思いながら水面を見ていると、

茅野「あっ、あれ!」

 茅野が水面を指差した。

 その方向を見ると、プクプクと小さな泡が出ていた。

杉野「おい」

 その泡はだんだん大きくなっていき、水中からなにかが浮かんできた。

 はっと息をのむ。

殺せんせー?「ふぅ〜」

 ……

 何アレ…

殺せんせー「ヌルフフフ…これぞ、せんせーの奥の手中の奥の手。完全防御形態」

 完全防御形態!?

殺せんせー「外側の部分は高密度に凝縮されたエネルギーの結晶体です。肉体を思い切り小さく縮め、その分余分になったエネルギーで肉体の周囲をガッチリ固める。その形態になったせんせーはまさに無敵!」

矢田「そんな…じゃあ、ずっとその形態でいたら殺せないじゃん」

殺せんせー「ところがそう上手くはいきません。このエネルギー結晶は、約一日ほどで自然崩壊します。その瞬間にせんせーは肉体を膨らませ、エネルギーを吸収して元の身体に戻るわけです」

 そんな…

殺せんせー「裏を返せば、結晶が崩壊するまでの約一日、せんせーはまったく身動きが取れません。これは様々なリスクを伴います。最も恐れるのは、その間に高速ロケットに詰め込まれはるか遠くの宇宙空間に捨てられることですが、その点は抜かりなく調べ済みです」

 ボール状の殺せんせーはニヤリとした。

殺せんせー「24時間以内にそれが可能なロケットは、今世界のどこにもない」

 やられた…。ここにきての隠し技…その欠点までちゃんと計算ずくで。

 完敗だ…!

寺坂「なにが無敵だよ。なんとかすりゃ壊せんだろこんなもん」

 そう言って、寺坂君がレンチを振り上げた。

 それで殺せんせーを何度も叩きつけるが、びくともしない。

殺せんせー「ヌルフフフフフ、無駄ですねぇ。核爆弾でも傷ひとつつきませんよ」

カルマ「そっかぁ、弱点ないんじゃ打つ手ないね」

 そう言いながら、カルマ君は寺坂君から殺せんせーを受け取った。

 そしてケータイをかざす。

殺せんせー「ニュヤーー!やめて!手がないから顔も覆えないんです!」

カルマ「ごめんごめん。じゃあとりあえず、そこで拾ったウミウシひっつけとくね」

 エネルギーの膜の表面に、ウミウシをくっつける 。

紅葉「ウミウシを…そこで拾った?」

 風見さん、まぁ、そこは置いといて…

殺せんせー「うわぁーー!」

カルマ「 ・・・作者の都合で割愛

殺せんせー「やめて!助けてー!」

 殺せんせーがわめいている。

茅野「ある意味いじり放題だよね」

渚「うん…。そしてこういう時のカルマ君は天才的だ…」

烏間「とりあえず解散だ、みんな」

 烏間先生が、カルマ君の手からせんせーを取り上げた。

烏間「上層部とこいつの処分法を検討する」

殺せんせー「ニュルフフフ…対せんせー物質のプールの中にでも封じ込めますか?無駄ですよ。その場合は、エネルギーの一部を爆発させて、さっきのように爆風で周囲を吹き飛ばしてしましますから」

 ビニール袋の中で、せんせーは笑った。

 …ダメだ、打つ手がない。

殺せんせー「ですが、君たちは誇ってよい。世界中の軍隊でも、せんせーをここまで追い込めなかった。ひとえに、みなさんの計画の素晴らしさです」

 殺せんせーはいつものように僕らの暗殺を褒めてくれたけど、かつてなく大がかりな、全員での渾身の一撃を外したショック、異常な疲労感とともに僕らはホテルへの帰路についた。

・・・・・・

紅葉side

 ホテルに戻っても、みなさん元気がなくて。

 机につっぷしている人、ずっとうつむいている人、見るとはなしに夜空を眺めている人…暗い空気と居心地の悪い沈黙が、空間一帯を支配していた。

千葉「律」

 ふいに千葉さんがケータイを取り出し、話しかけた。

律「はい」

千葉「記録は取れてたろ?」

律「はい。可能な限りハイスピード撮影で、今回の暗殺の一部始終を」

 律が答える。

千葉「…俺さ、撃った瞬間わかっちゃったよ。ミスった、この弾じゃ殺せない、って」

律「断定は出来ません。あの形態に移行するまでの正確な時間は、不明瞭なので。ですが、千葉君の射撃があと0.5秒速いか、速水さんの射撃があと30㎝近ければ、気付く前に殺せた確率が50%ほど存在します」

千葉「自信はあったんだ。リハーサルはもちろん、あそこより不安定な場所で練習しても外さなかった。だけど…いざあの瞬間、指先が硬直して視界が狭まった…」

速水「同じく…」

 二人の声が夜風に乗って、そばだてた耳に届く。 

千葉「絶対に外せないというプレッシャー。ここしかないって大事な瞬間…」

速水「こんなにも練習と違うとはね…」

 つい聞き耳を立ててしまった自分を、責めたくなった。二人の気持ちが痛いほどわかったから。

 自信、経験、培ってきた練習の意味さえもが、ほんの一瞬で崩れてゆく——一度のミスで、すべてが無駄になったような気持ちに囚われて。すべてにおいて、自信が持てなくなる。

紅葉「そんなの…辛い、ですよね…」

 ギュッと手を握り込み、口の中でつぶやく。心にのしかかってきたモノが重すぎる。


前原「しっかし疲れたわ…」

三村「部屋戻って休もうか…もう、何もする気ねー…」

 前原さんと三村さんが言った。

 顔が、赤い…?

寺坂「なんだよ、テメ—ら。一回外したぐらいでダレやがって。もうやることやったんだから、明日1日遊べんだろうが」

岡島「そうそう。俺、明日こそ水着ギャルをじっくり見んだ」

 水着ギャルって…岡島さんも顔が赤いけど、これは通常運転かな?

前原「そんな元気ねーよ」

渚「ハハハ…」

 なんだろう、この違和感。このクラスに来て数週間の私でもわかる。みなさん、様子がおかしい。

 確かに私も、少し身体が熱いけど…。でも、やっぱり変だ。

中村「渚君よ、ちょっと肩貸しちゃくれんかね…」

ドサッ…

 …!

 中村さんが倒れた…!?

渚「中村さん!」

 潮田さんが駆け寄る。

中村「部屋に戻ってとっとと着替えたいんだけどさ…ちぃっとも身体が動かんのよ」

 弱々しく言う中村さんの額に触れて、潮田さんは言った。

渚「ひどい熱!」

 その側で、岡島さんも鼻血を出して。

 何人もの生徒が倒れだした…

烏間「こ、これは…」

 烏間先生や無事なみなさんも、この状況に唖然とした。

烏間「君、この島の病院はどこだ」

 烏間先生がウェイトレスにたずねたが、返ってきた答えは——

ウェイトレス「いや…なにぶん小さな島なので…」

 病院がない?じゃあ、どうすれば…?船で本土へ運ぶのは、今のみなさんの容体からして望ましくないだろう。

ピリリリ…

 そのとき、烏間先生のケータイが鳴った。

烏間「何者だ」

 烏間先生がケータイに向かって言った。私は耳を澄まし、電話でのやり取りを聞き取ろうとする。

烏間「まさか、これはお前の仕業か」

 その言葉にハッとなる。

 みなさんが倒れたのは、電話相手の仕業?つまり、毒でも盛られたってこと?

?『ハハハ、察しがいい…』

 声がさっきよりもよく聞こえるようになって、集中するために閉じていた目を開いた。

 律が、烏間先生への電話の音声をこっちにも流してくれていた。

?『人工的に造り出したウイルスだ。一度感染したら最後、潜伏期間や初期症状に個人差はあれ、一週間もすれば全身の細胞がグズグズになって、死に至る』

 それじゃあ、みなさんは…?

?『治療薬も一種のみのオリジナルでね。あいにくこちらにしか手持ちがない。渡すのが面倒だから、直接取りに来てくれないか。この島の山頂にホテルがある。手土産はそこの賞金首だ』

 先生のことだ。

?『今から一時間以内に最上階まで持って来い。だが先生よ、お前は腕が立つそうだから危険だな。そうだ、動ける生徒の中でもっとも背の低い男女二人に持って来させろ。こちらのフロントには話を通してある。普通に来れば、賞金首と薬の交換はすぐに済む。だが、外部と連絡を取ったり、少しでも遅れれば…即座に治療薬は、破壊する』

 先生を差し出してみなさんが助かるのなら、さっさと渡せばいい。まぁ、治療薬を渡してくれる気はないだろうけどね。それに——

 それじゃ気が済まない。許せない。

 私は立ち上がった。


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