二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪
日時: 2017/03/19 10:06
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

はじめまして、マリアといいます。小説初心者ですが、頑張ります!
登場人物紹介は、原作のほうは省きます。オリキャラは、小説が進んでから、わかってきたことを追加していきます。読んでくれている人にドキドキしてもらえるように、あえてオリキャラの全貌は明かさないでおきます。

〜オリキャラ〜
名前 風見 紅葉(カザミ クレハ)
年齢 12
容姿 ダークブラウンの長髪ストレート。猫目。
性格 E組の誰にでも、常に敬語で話す。少し天然。時折冷徹な一面も見せる。
勉強 頭はかなり良い。
その他 中学1年生。殺せんせー暗殺のために、軍から派遣されたらしい。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.22 )
日時: 2015/11/06 15:43
名前: マリア (ID: I69Bg0jY)

あいルーさん、夏希さん、コメントありがとうございます♪みなさんのコメントが、私の力になるのです!もっともっと、がんばりますよ〜!


紅葉side

 赤羽さんが、急に下校に誘ってきた。

 でも、二人ともずっと無言。

 誘った理由を知りたくて、おずおずと口を開く。

紅葉「あ、あの…」

カルマ「…クレハはさー」

紅葉「は、はい」

カルマ「いつまでみんなに隠してるつもり?クレハがここに来た理由」

 赤羽さんの言葉に、ドキリとした。

紅葉「ずっと、です。暗殺が終わるまで、ずっと…」

カルマ「クラスの誰にも、言わないつもり?」

 私は、無言でこくりとうなずく。

カルマ「なんで?」

 なんで…?

カルマ「なんで、誰にも言わないの?」

紅葉「そのほうが、暗殺しやすいから、です。私が軍から送られたアサシン(暗殺者)だと知ったら、先生は警戒するでしょうから」

カルマ「そっか…。じゃあ、なんで俺には教えたの?」

 一瞬、答えに迷った。

紅葉「私、なんとなくわかるんです。このひとは信用していいひとか、って…」

 赤羽さんは、ふーん、となにかをふくんだように言い、空を見上げた。

 そのまま、また、しばらく沈黙が続く。

 ふいに、赤羽さんが口を開いた。

カルマ「…みんなのこと、信じても大丈夫だよ」

紅葉「えっ…?」

 私は赤羽さんを見た。

 赤羽さんも、こちらを見ていた。

 私を見つめる赤羽さんの瞳が、とても真剣で——私は思わず目をそらした。

カルマ「大丈夫。ひとりで抱え込まなくていいんだよ。俺たちは、クラスメイトで、暗殺の仲間だから」

紅葉「仲間…」

 私が、仲間…?

 私は仲間なんかじゃない。

 彼らの『暗殺教室』の中に入ってきたゲスト、助っ人のようなものであって、仲間と呼べるものじゃない。

 なのに…

カルマ「だって、これから、地球を守るために、一緒に、殺せんせーを殺すんでしょ」

 赤羽さんは、一言ずつ、ゆっくりと、語りかけるように言う。

紅葉「ええ。これから、ともに暗殺をします」

 でも——

紅葉「…私は、仲間などではありません」

 ぽつりとつぶやく。

 赤羽さんが、私を覗き込んだ。

 顔をあげるのが怖い。赤羽さんの表情を見たくない。

 私は走り出した。

カルマ「クレハ!」

 赤羽さんの声が聞こえた。足音が追いかけてくる。赤羽さんの言葉がよみがえってきた。

 ——信じても大丈夫だよ

 ——俺たちは仲間だから

 それらすべてをふりきるように、走る。

 赤羽さんの足音が、聞こえなくなった。

 足を止め、あたりを見回す。

 山のふもとだ。走っているうちに、山を降りたらしい。

 振り返っても、赤羽さんの姿は見えない。

 ひざに手を添え、呼吸を整える。

 ホッとしたのもつかの間——

  殺気。

 身構えるよりも早く、

パアン!

 一発の銃声。視界が紅く染まった。

 目の前の赤の隙間に、人影が見えた。

 その人影は木から飛び降り、悠々とこちらに歩み寄ってくる。

紅葉「赤羽さん…!」

 声を上げた私に、その人影は笑いかけた。

 風に揺れる短い髪は、視界を覆った色に溶けるような赤。射抜くように、まっすぐにこちらに向けられた眼差し。その顔には、悪戯な笑みを浮かべていて。

カルマ「どうしたの、クレハ?急に走り出して」

 赤羽さんは、軽い調子でたずねた。

紅葉「まさか、木の上にいたなんて。驚きました」

 私は顔をぬぐいながら言った。

 ハンカチに、赤いインクがつく。

紅葉「最初、わざと名前を呼びながら走って追いかけてきたのは、私に赤羽さんを振り切ったと思わせるためのフェイク…」

 途中から気配を消して、木の上を移動して私の様子を窺っていた。

カルマ「よく気付いたねー」

 赤羽さんはそう言いながら、私にタオルを放った。

 受け取ったタオルで顔をふく。

紅葉「いえ、直前まで気が付きませんでした。流石ですね、赤羽さん」

カルマ「気配は完璧に消したと思ったんだけどなー」

 赤羽さんが、わざとふてくされたように言う。

紅葉「十分ではないですか?あの一瞬では、弾は避けきれないでしょう」

 私が言うと、赤羽さんは私のすぐそばの地面についたインクに触れ、首を横に振った。

 殺気に気付いてとっさに身を退いたため、ペイント弾は私の眉間からわずかに逸れて、額に当たったのだ。

カルマ「ダメダメ。人間のクレハにかわされるようじゃ、あのタコには当たらないよ」

紅葉「そうか…そうですね。なにしろ、あの先生がターゲットですものね」

カルマ「そうだよ。…だから、みんなで協力しなくちゃ」

紅葉「そう、ですね…」

 答えたが、顔がこわばっているのが、自分でもわかる。

カルマ「意外と頑固なんだねー、クレハ」

 赤羽さんは呆れたように言った。

カルマ「まっ、せっかくだし、クレハが知ってる殺せんせーの情報でも、教えてよ」

・・・・・・

?「あれ、カルマ君。と…、風見さん?」

 駅のそばまで来たところで、見覚えのある人に話しかけられた。

?「ホントだー。何してるの?」

 あ、もう一人いた。

 えーっと、確か…

カルマ「渚君。茅野ちゃんも」

 そう。同じE組の…潮田さんと、茅野さん…?

茅野「ね、二人で何してたの?」

 茅野さんが、興味津々といった様子でたずねる。

カルマ「ああ、クレハに、暗殺のこととか殺せんせーのこととか、教えてほしいって頼まれてたんだー」

 赤羽さんは、さらりと誤魔化した。

渚「そうなんだ。じゃあ、今日言ってた用事って、それ?」

カルマ「うん」

 赤羽さんはうなずく。用事って…赤羽さん、潮田さん達にそんなこと言ってたんだ。
 
渚「それなら、僕に言ってくれればよかったのに」

茅野「渚は、メモ持ってるもんねー」

紅葉「メモ?」

 私が聞き返すと、潮田さんはポケットからリングメモを取り出した。

渚「せんせーの弱点なんかを、まとめてあるんだ。どうぞ」

 潮田さんからメモを受け取って、順番に読んでみる。

 うん。大体は、私の知っているものと変わらないみたい。「かっこつけるとボロが出る」とか、どうでもいいものばっかりだし…

紅葉「ありがとうございました」

 …わかったのは、潮田さんが私に対してなぜか苦手意識があるってことと、それを隠そうとしていること。メモは役に立ったとは言えないけれど、一応、好意に対してお礼を言った。

渚「うん」

 潮田さんにメモを返して、一礼する。

紅葉「では、失礼します」

 赤羽さんがこちらを見ているけど、気付かないふりをして、そのまま三人と別れた。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.23 )
日時: 2015/11/06 16:04
名前: 夏希 (ID: hoxlJQ3C)

うまいですね・・

マリアさんは。

ちなみに、どのキャラが好きですか?

わたしは、渚ですよっ☆

かわいいですから!

あと、タメは、okです?

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.24 )
日時: 2015/11/06 20:44
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

うまいなんて…私はまだまだですが、そう言ってもらえて嬉しいです!
私は、カルマ君が好きですね。女の子なら速水さんかな。
タメOKです。よろしくお願いします♪

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.25 )
日時: 2015/11/06 23:17
名前: 夏希 (ID: hoxlJQ3C)

マリアちゃん、カルマ派なんだねっ!

わたしは、女の子は、茅野ちゃんと、クレハちゃんかな☆

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.26 )
日時: 2015/11/07 10:33
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

わあ、紅葉が候補に入ってる!嬉しい〜!
一昨日、友達に小説書いてるのが見つかって、二日で読破された上にめっちゃ更新急かされました…。そして、今日もパソコンに向かっています。(昨晩お母さんに怒られて電源落とされたため、一から打ってます…)


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