二次創作小説(紙ほか)

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暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪
日時: 2017/03/19 10:06
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

はじめまして、マリアといいます。小説初心者ですが、頑張ります!
登場人物紹介は、原作のほうは省きます。オリキャラは、小説が進んでから、わかってきたことを追加していきます。読んでくれている人にドキドキしてもらえるように、あえてオリキャラの全貌は明かさないでおきます。

〜オリキャラ〜
名前 風見 紅葉(カザミ クレハ)
年齢 12
容姿 ダークブラウンの長髪ストレート。猫目。
性格 E組の誰にでも、常に敬語で話す。少し天然。時折冷徹な一面も見せる。
勉強 頭はかなり良い。
その他 中学1年生。殺せんせー暗殺のために、軍から派遣されたらしい。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.17 )
日時: 2015/10/21 15:06
名前: マリア (ID: I69Bg0jY)

渚side

 殺せんせーの提案で、一時間目は一人ずつ順番に自己紹介をすることになった。

殺せんせー「では、出席番号順で。まずは学級委員の二人から」

 殺せんせーの言葉に、片岡さんと磯貝君、風見さんが立ち上がって前に来た。

磯貝「えーっと、俺は、磯貝悠馬。E組の学級委員。よろしくな、風見」

 磯貝君は右手を差し出した。

紅葉「よろしくお願いします、磯貝さん」

 そう言って、風見さんは磯貝君の手を握った。

片岡「同じく学級委員、片岡メグ。よろしくね」

紅葉「はい、よろしくお願いします」

カルマ「俺、赤羽カルマ」

紅葉「ええ、存じておりますとも!よろしくお願いします、赤羽さん」

 けだるそうに自己紹介をしたカルマ君に、風見さんは笑った。

岡島「おれ、岡島大河」

岡野「岡野ひなた!」

奥田「奥田愛美です」

茅野「わたし、茅野カエデ!よろしくね!」

神埼「神崎有希子。よろしく」

木村「木村…ジャスティス…」

 木村君の名前に、風見さんは一瞬驚いたようにまばたきをした。

 が、すぐに笑顔に戻って握手する。

倉橋「わたしは倉橋陽菜乃」

 僕の番だったので、立ち上がる。

 僕が風見さんの前に立つと、風見さんは口元に微笑を浮かべた。

 その笑顔を正面から見つめて、なぜか僕は、ゾクリとした。

渚「潮田渚。よろしく」

紅葉「潮田さん、よろしくお願いします」

 風見さんは僕の差し出した手を握った。

 その手は僕よりもひとまわり小さくて。

 僕よりも年下で、僕よりも体も小さくて、僕よりも暗殺の経験もなくて、僕よりも殺せんせーの情報も少なくて…でも——

 僕よりも、暗殺の才能がある

 僕よりも、彼女のほうが…

紅葉「潮田さん?」

 風見さんの声で我に返った。

渚「あっ、ごめん…」

 慌てて笑顔を取り繕い、席に戻る。

 きっと彼女は気づいているだろう。

 彼女のほうが、優れているから——

菅谷「おれ、菅谷創介」

杉野「俺は杉野友人。よろしく、風見」

竹林「竹林孝太郎だ」

千葉「…千葉龍之介」

寺坂「ああ、めんどくせぇ。寺坂竜馬」

中村「中村莉桜。よろしく〜」

狭間「狭間綺羅々よ」

速水「速水凛花…」

原「原寿美鈴だよ。よろしくね」

不破「わたし、不破優月。ってか、27人分の自己紹介とか、使うスペースエグイよね」

前原「おれは前原陽斗」

三村「おれ、三村航輝」

村松「村松拓哉」

矢田「わたしは矢田桃花。よろしくね、風見さん」

吉田「オレ吉田大成」

 ボーっとみんなの自己紹介を聞き流していたら、風見さんが僕の横を通った。

 もう、みんな終わったのかな?

 そう思っていると、風見さんは席には着かず、そのまま律の前まで歩いて行った。

律「わたしは律です!よろしくお願いします!」

紅葉「ええ。よろしく、律」

 今度こそ自己紹介は終わり…だと思っていたら、席に戻ろうとした風見さんの前に、殺せんせーが現れた。

殺せんせー「…そして、私が殺せんせーです」

 格好つけて自己紹介をする。

 そして、握手。

ベシャ…

 殺せんせーの触手が溶けた…!

ビシッ!

 さらにもう一本。

殺せんせー「にゅや!」

 殺せんせー本人も、なにが起きたかわかっていない様子。

紅葉「ふふっ…またひっかかった」

 風見さんが笑った。

紅葉「赤羽さんの言うとおりでしたね!」

 手のひらに貼った対殺せんせーナイフをはがしながら振り向いた。

カルマ「でしょー。このタコ、ばかだから」

 カルマ君の手には、銃が握られている。

 二本目の触手を破壊したのは、カルマ君だったんだ…。

 カルマ君が銃を机に置いて、殺せんせーのほうへ歩いていく。

パシッ…!

 カルマ君と風見さん、ふたりの手のひらが重なって、音を立てた。

 笑顔でハイタッチをしたふたりを見て、僕の心がざわつく。

 そのまま、何事もなかったかのように席に着く。

紅葉「赤羽さん、先生にむかってばかとは失礼ですよ?」

カルマ「え〜、だってホントだもん」

紅葉「本当とかうそとかの話ではなくて…」

カルマ「…否定はしないんだ」

紅葉「…」

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.18 )
日時: 2015/10/26 16:34
名前: マリア (ID: I69Bg0jY)

カルマside

紅葉「小テスト!?」

 クレハが驚いた声をあげた。

 理由は簡単、俺が水曜日恒例の小テストのことを教えたから。

カルマ「あれ?聞いてなかったの?殺せんせーに」

紅葉「まったく、一切、全然聞いてません!今の今まで知りませんでした!」

 あのタコ、そんなことも教えてないのかよ。

カルマ「アハハッ。まあ、大丈夫でしょ」

紅葉「ええ…。おそらく、問題ないとは思いますが…」

 クレハは自信なさげだ。
 
カルマ「じゃあ、いいじゃん」

紅葉「はい…」

 クレハはそう言うと、教科書を開いた。

カルマ「今から勉強するの?」

紅葉「はい。少しでも復習を…。いくら暗殺のために転入してきたとはいえ、中学生として、学業もおろそかにできませんから」

カルマ「へぇ。偉いねー」

 俺が言うと、クレハは首を横に振った。

 真剣に勉強を始めたから、もう、話しかけないことにした。

・・・・・・

 休み時間が終わって、六時間目。

 クレハはこの休み時間中ずっと勉強してたから、大丈夫かな。

殺せんせー「では…小テストですね」

 普通にそう言ったタコに、クレハがムッとした視線を送っている。

 せんせーも、当然その視線に気がついた。

殺せんせー「なんですか、風見さん?どうしました」

 自分のミスに気づいていないタコを、クレハは恨みがましく見、言った。

紅葉「…先生、私、小テストなんて聞いてませんけど…?」

 クレハから怒りのオーラでも感じ取ったのか、殺せんせーは慌てた。

殺せんせー「にゅやっ!すいません、風見さん。すっかり忘れていました」

紅葉「テスト…恒例だそうですね。抜き打ちとかではなく、毎週なんですよね?」

 殺せんせーの謝罪を無視して、静かにたずねる。

殺せんせー「は、はい…」

紅葉「みなさんは知っていらしたんですよね?」

殺せんせー「はい…」

紅葉「それを、私には伝え忘れた、と…?」

殺せんせー「はい…」

 それっきり黙りこんでしまったタコに、クレハが言う。

紅葉「先生…?」

殺せんせー「は、はいっ!」

紅葉「…もういいです。テスト、始めてください」

 ため息をついたクレハ。

殺せんせー「で、では、テストを始めます」

 問題用紙が配られた。

 チラリとクレハのほうを見ると、紙を見たまま固まっている。

 ふいに、目が合った。

 『大丈夫?』とジェスチャーで示すと、クレハは少し微笑んで、『問題ないです』とジェスチャーを返してきた。

 いつもと同じようにさっさと解き終わって、クレハのほうをうかかがう。

 クレハは真剣な表情で、すごい速さでシャーペンを動かしていた。

 大丈夫そうだ。

・・・・・・

カルマ「テスト、どうだった?固まってたけど」

 俺がたずねると、少し首をかしげて見せる。

紅葉「なんとか、大丈夫でした」

カルマ「そっか」

紅葉「はい。心配してくれたんですね。ありがとうございます」

 クレハは微笑んだ。

カルマ「別にー」

 俺は答えると、いつものようにイスの背にもたれて授業を眺めた。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.19 )
日時: 2015/10/27 17:40
名前: マリア (ID: CCab1VcE)

カルマside

 授業が終わった。

渚「カルマ君、一緒に帰ろう」

 渚君が誘ってきたが、断る。

カルマ「ごめん、今日、ちょっと用があるから」

渚「わかった。バイバイ」

 俺は、席に着いたままノートになにやら書き込んでいるクレハを見た。

 クレハがパタンとノートを閉じた。

カルマ「終わった?」

 俺が声をかけると、クレハは驚いた顔で振り向いた。

紅葉「赤羽さん」

カルマ「なにしてたの?」

 たずねると、クレハはノートの一ページ目を開き、見せてくれた。

 そこには、殺せんせーの写真が貼ってあり、その横にビッシリと文字が書いてある。

カルマ「これ、なに?」

紅葉「先生の情報です。事前に軍から聞いたこと、発見したことをまとめてあります」

 クレハはこちらにノートを差し出した。

〈ターゲットの弱点〉
 1,対物質
   検証済み。細胞を溶かしダメージを与えることが出来る。加工の仕方次第で、様々な活用法を見出せる。一番重要な弱点である。
 2,急激な環境の変化
 3,再生直後、脱皮直後
   ターゲットは触手を破壊されると、すぐに再生する。再生後は運動能力が低下し、一本再生すれば銃での触手破壊も可能になると判明。
 4,水
〈ターゲットに有効と思われる攻撃法〉
 1,対物質ナイフによる物理攻撃
   細胞を溶かすことができるため有効であるが、ナイフをあてることは難しい。
 2,対物質弾を使用した狙撃
   有効であるが、マッハ20のターゲットを狙撃することは、並大抵のスナイパーでは不可能。
 3,不意打ち
   手のひらに対物質をしこんでの握手により、触手破壊に成功。かなり有効な手段であると判明…

カルマ「すごいね…」

 ノートを読んで、正直に驚いた。

 ここに来て二日で、こんなに書き込んである。

紅葉「少しでも多くの情報が必要ですから」

カルマ「そっかー。…今日はもう帰る?」

 俺はクレハにノートを返しながらきいた。

紅葉「はい」

カルマ「一緒に帰らない?」

 俺が言うと、クレハは目をぱちくりさせた。

カルマ「いや?」

紅葉「いえ、そんな、いやだなんて!」

カルマ「じゃあ、一緒に帰ろ」

紅葉「はい!あっ、少し待ってください」

 クレハはそう言うと、慌ててかばんに教科書を仕舞う。

紅葉「終わりました!」

カルマ「じゃあ、行こうか」

 俺はそう言って、クレハと一緒に教室を出た。

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.20 )
日時: 2015/10/28 17:09
名前: あいルー (ID: cHwZ8QFd)  

小説 見ました とても面白かったです

Re: 暗殺教室 オリキャラ転校生在りです♪ ( No.21 )
日時: 2015/10/29 14:14
名前: 夏希 (ID: hoxlJQ3C)

夏希です。

とってもおもしろかったです!

更新待ってます!


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