社会問題小説・評論板
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- わたしはウイルスじゃない
- 日時: 2008/10/17 21:19
- 名前: クッキー (ID: l7TEAs0Q)
前書いたのが消えたみたいなのでまた似たようなものを書きます。応援してください。
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.346 )
- 日時: 2009/08/02 19:03
- 名前: クッキー ◆KStvGGAJZg (ID: xcAsoLj9)
〜54話〜
昼休みの後、事件は起こった・・・
美紗 「次、美術だね〜」
えりな 「美術、大好き〜!!だって何も考えなくてもいいじゃん。」
美紗 「えりなは頭いいし、絵もうまいじゃん!それに比べてわたしは・・・
「お前以外に誰がやるんだよ!!!!!」
「だから、俺じゃねぇって言ってんだろ!!」
えりな 「え?」
賢人 「えりちゃん、美紗ちゃん!どうしよう・・・」
勇樹 「俺はずっと賢人と一緒にいたって言ってるだろ!!」
美紗 「ちょっと!何があったの?」
賢人は黙って指を指した。
その先には赤い絵の具で大きく死ねと書かれた拓也の絵があった。
拓也 「いい加減、認めろよ!!」
勇樹 「俺じゃねぇって!!」
拓也は勇樹に筆を洗ったあとの汚れた水をかけた。
果奈 「あの・・・ちょっといいかな?」
拓也 「はぁ?」
果奈 「あたし、見たんだけど・・・」
拓也 「何を?」
果奈 「それ、書いた人・・・」
果奈は拓也の絵をおそるおそる指差した。
拓也 「誰なんだよ!?」
果奈 「翔・・・くん・・・」
拓也 「えっ・・・?」
翔 「そう。俺だよ。」
拓也 「何で・・・」
翔 「みんな!こいつと友達になると利用されるだけだから気をつけろよ。それと、迷惑だからもう、学校来んな!」
〜勇樹目線〜
勇樹 「まぁ、まぁ、そんなに気にするなよ。」
勇樹が拓也の肩に手をおいたところ・・・
拓也 「その汚い手で触んな!」
勇樹 「そんなこと言うなって。何でも相談乗るから。俺は、ず〜っと拓也の味方だから。親友だろ?」
自分でも分からなかった。さっきは疑われてひどい目に遭いながらもどうして優しい言葉をかけることができていたのか・・・
守りたいから?親友だから?
少し前の出来事のことで動転しているんだよな。拓也は・・・
怪我しているから気をつけてあげなきゃな・・・俺が守らないと・・・
拓也 「親友?友達でもないのに?」
勇樹 「えっ???」
今、こいつは真顔で何を言ったのかよく理解できなかった・・・
拓也 「お前のこと、友達だなんて1回も思ったことないけど?」
何かの間違いだよな?冗談って言ってくれ!!
拓也 「俺の親友は翔だけ。今、すれ違ってるけどな。」
勇樹 「・・・」
拓也 「まぁ、そういうことだ。じゃあな。」
明日になれば・・・明日になれば拓也もこんなこと言わなくなるよな?
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.347 )
- 日時: 2009/08/06 22:12
- 名前: クッキー ◆KStvGGAJZg (ID: vOB0vHGS)
あげ↑
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.348 )
- 日時: 2009/08/07 13:33
- 名前: 真菜ちぃ♪ (ID: 9UBkiEuR)
おもしろいです☆
続きが気になります!!更新ガンバです^・^
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.349 )
- 日時: 2009/08/07 19:46
- 名前: クッキー ◆KStvGGAJZg (ID: KEq/ufVV)
真菜ちぃ♪さん、ありがとうございます!!
皆さんの期待に答えられるように更新がんばります♪
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.350 )
- 日時: 2009/08/07 21:12
- 名前: クッキー ◆KStvGGAJZg (ID: KEq/ufVV)
〜55話〜
勇樹目線
翌日、足どりは重かった・・・
勇樹 「はぁ・・・」
美紗 「勇樹、どうしたの?溜息ばっかで・・・」
勇樹 「いや、なんでもない・・・」
美紗 「何か今日ヘンだよ?大丈夫?」
勇樹 「うん・・・」
美紗 「じゃあ、何かあったら言ってね。」
俺のことを気遣ってくれてるんだよな・・・
でも、こんなこと相談できないよな・・・
美紗目線
勇樹、どうしたんだろう・・・?
何かあったのかな・・・?
悩んでいるなら、わたしに言ってくれればいいのに・・・
少しだけでも役に立てたかもしれない。
でも、言えないことだってあるよね。
ちょっと前まで、わたしは拓也のことが好きだった訳だし・・・
ひどいこともしちゃったし・・・
それでも勇樹はわたしのそばにいてくれた。
わたしを好きでいてくれた。
こんなわたしと、優しい勇樹・・・
絶対、つりあわない!・・・わかってるけど、勇樹と一緒にいたい。
だから、何かあったらわたしも勇樹に言うし、勇樹もわたしに相談してほしい・・・
少しでも役に立ちたいんだよ・・・
教室にて・・・
拓也 「また来たんだ〜・・・」
勇樹 「・・・」
やっぱり、勇樹が悩んでいたのは拓也との関係だった・・・
翔 「勇樹になんてこと言うんだよ!」
拓也 「こういう性格、嫌なんだよね・・・きれいごとばっかり言って、人の女とるような奴・・・」
翔 「勇樹は、お前と違っていい奴だ!だいたい、美紗ちゃんは初めから勇樹と付き合ってただろ!」
拓也 「そこに、つっ立ってないで早く帰れよ!」
勇樹は教室を飛び出して行った。
賢人 「勇樹!!!」
急いでわたしも、追いかけたが見失ってしまった・・・
賢人 「放課後、勇樹の家に案内してくれない?」
美紗 「うん。」
勇樹のことで頭がいっぱいで授業も何も手につかなかった・・・
先生 「佐藤さん?どうかしましたか?授業に集中してください。」
光ったメガネが美紗に向いた。
先生 「3回目ですよ。しっかりしてください。」
美紗 「はい・・・」
放課後、わたしとえりなと賢人くんで勇樹のところに行くことになった。
賢人 「勇樹、大丈夫かな・・・」
翔 「今から、勇樹のところに行くわけ?」
えりな 「そうだけど。何?」
翔 「俺も・・・一緒に行っていい?」
えりな 「こんにちは。」
・・・
家の中は真っ暗だった。
美紗 「勇樹?大丈夫?」
勇樹 「・・・美紗?」
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