社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- わたしはウイルスじゃない
- 日時: 2008/10/17 21:19
- 名前: クッキー (ID: l7TEAs0Q)
前書いたのが消えたみたいなのでまた似たようなものを書きます。応援してください。
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.111 )
- 日時: 2008/12/30 17:23
- 名前: 彩夏 ◆h1A8iHzIDo (ID: S05OFeOF)
- プロフ: 元輪禍です
まあせかすな
私も見たいけどさ
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.112 )
- 日時: 2008/12/30 19:21
- 名前: クッキー ◆7.uwki1uEg (ID: jl644VQ0)
〜第19話〜
えりな 「美紗!」
美紗 「え、えりな!!・・・きゃ、やめて!」
えりな 「あなた、朝どこにいたの?」
美紗 「更衣室に・・・」
えりな 「勇樹のいじめられているときに?」
美紗はうなずいた。
えりな 「なんて人なの・・・勇樹は今日許してあげるけど、あなたも許すなんていってないわよね。」
美紗 「は、はい・・・」
えりな 「あなたには勇樹よりもひどい目に遭わせてあげる。」
学校の近くにある池に連れてこられ手足をロープで縛られた。
えりな 「あぁ〜寒い、寒い・・・はやく美紗を落として帰りましょう。」
美紗 「えっ!やめて!!」
バッシャーーーン!!!
美紗を冷たい池の中に落とした。
美紗 「はぁ、はぁ・・たす・・けて!!」
手足を縛られているので身動きがとれない。
美紗 「うぅぅぅ・・・」
美紗は池の中に沈みかけている。
えりな 「寒いね」
夏海 「ねぇ・・・」
勇樹 「おい!えりな!」
えりな 「勇樹!大丈夫なの?」
勇樹 「それより、美紗はどこだよ!!!」
えりな 「さあねぇ?」
勇樹 「おい、美紗をどこに連れって言った!!!」
えりな 「わかったわよ!教えるわ・・・学校の近くの池よ」
勇樹は、走り出した。
えりな 「いつも美紗、美紗って・・・」
果奈 「どうしたの?」
えりな 「何でもない。」
由紀 「勇樹に言っちゃって良かったの?」
えりな 「いいのよ。」
夏海は少し考えた。えりなは拓也より勇樹のほうがいいのかなと・・・
勇樹 「美紗・・・美紗・・・」
池には美紗のリボンが浮いていた。
勇樹 「美紗!」
勇樹は、冷たさなどかまわず池の中に飛び込んだ。
美紗 「ゆ・・・ゆうき?」
勇樹 「美紗!良かった・・・」
美紗 「ありがとう・・・勇樹にはいつも助けてもらってばかりで・・・」
勇樹 「美紗は俺が守るって言っただろ。しかし、えりなたちもひどいな・・・まぁ保健室で温まらせてもらおう」
美紗 「うん。」
〜保健室〜
先生 「まあ、今度は2人とも・・・」
美紗 「すみません・・・」
先生 「風邪引いちゃうから、上がって」
勇樹 「はい・・・」
・
・
・
先生 「そうだったの・・・いくらなんでも冬に池に落とすなんてひどいわよね・・・勇樹君は美紗ちゃんを助けに池に飛び込んだのよね?」
勇樹 「まぁ・・・大切な人ですから・・・」
美紗 「勇樹・・・くしゅん!」
勇樹 「大丈夫か?」
美紗 「大丈夫。」
先生 「いいわね。2人で助け合っていじめに向かっていくなんて・・・これだから嫉妬する人も出てくるのよね・・・」
勇樹 「えっ?どういうことですか?」
先生 「まぁ、まぁ、忙しいからいくわね。」
美紗 「はい。」
勇樹 「嫉妬ってどうしてかな?」
美紗 「それは勇樹を好きな人がいるからでしょ。」
勇樹 「俺を?」
美紗 「全く鈍感なんだから・・・えりなたちの中に勇樹を好きな人がいて嫉妬してるのかな?だからいじめるんだと思う・・・」
勇樹 「そんなの俺が守ってやるよ。」
美紗 「ありがとう。」
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.113 )
- 日時: 2008/12/30 19:54
- 名前: 黒龍 ◆ifxdy1BE$E (ID: COldU63y)
この小説読んでましたー♪
これからも頑張ってください!
応援シテマス^^/
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.114 )
- 日時: 2008/12/31 20:57
- 名前: クッキー ◆7.uwki1uEg (ID: d8lWLfwU)
〜第20話〜
えりな 「ねえ、拓也」
拓也 「ん?」
えりな 「あたしと拓也VS美紗と勇樹で勝負をしてみたいんだけど・・・」
拓也 「何だよ急に」
えりな 「罰ゲームとかで美紗達をもっといじめようよ!で、最終的に負けたほうが勝ったほうに従う・・・みたいな?」
拓也 「そんなのやってもし負けたらどうするんだよ。勇樹に頭下げたりするのはゴメンだ。」
えりな 「大丈夫でしょ?負けてもなかったことにしちゃえばいいし」
拓也 「そうだな。えりなが言うならやってもいいけど・・・」
(えりな、何考えてるんだろう???)
拓也はそんなにやる気がないみたいだが・・・
えりな 「よし。じゃあ、美紗のところへ!」
えりな 「美紗!そして勇樹!」
美紗 「えりな・・・今度は何のよう?」
えりな 「あたしと拓也VS美紗と勇樹で勝負してみない?」
美紗&勇樹 「勝負??」
えりな 「そうよ。」
勇樹 「どうせお前らの都合のいいように仕組んであるんだろ?」
拓也 「何だと!」
勇樹 「ごめん・・・」
えりな 「いいわよね?」
勇樹 「やってやろうじゃないか!」
美紗 「ちょっと勇樹!」
えりな 「じゃあ、一回戦は何をやる?」
勇樹 「2人のテストの合計点が高いほうが勝ちってのはどう?」
えりな 「あっ、いいかも!」
勇樹 「で、罰ゲームとかどうする?」
えりな 「う〜ん・・・」
拓也 「ちょっと」
美紗 「ん?」
拓也 「このごろえりなの様子がおかしいんだよ。」
美紗 「えっ?」
拓也 「えりなは多分勇樹のことが好き。今も勇樹と一緒だから楽しそうだろ。」
美紗 「うそ・・・やっぱり」
拓也 「知ってたのか?」
美紗 「昨日ね、保健の先生に聞いたんだよ。勇樹がわたしのこと助けるから嫉妬する人がいるってことを・・・」
拓也 「それがえりなってことか・・・」
美紗 「えりなは嫉妬してわたしをいじめてるのかもね。」
拓也 「実は俺、えりなが好きなんだ。一応、えりなと付き合ってるんだけど・・・勇樹にはかなわないかな。俺はそれに気づいて勇樹をいじめてきた。」
美紗 「何がなんだかわかんなくなってきたかも・・・」
えりな 「ちょっとそこの2人!なにこそこそやってんの!」
拓也 「後でもうすこし話したい。」
美紗 「わかった。」
拓也 「ゴメン、ゴメン」
勇樹 「何かあったのか?」
美紗 「別に」
えりな 「一回戦はテストの点数で勝負して・・・
拓也くんもいろいろ考えてたんだ・・・えりながもし、本当に勇樹を好きなら全てがあてはまるし・・・
えりな 「美紗、貴方ちゃんと聞いてるの?」
美紗 「聞いてる。」
またあとで拓也くんと話せばわかるし・・・
えりながわたしをいじめて、拓也くんが勇樹をいじめた・・・2人がつきあってるのはなぜ?
わかんない!!!!!!!!
〜昼休み〜
拓也と美紗は今図書室の1番奥の席でお話中・・・
拓也 「お願いだ。これだけは聞きたい。勇樹にはあって俺に足らないところ・・・」
美紗 「そんなこといわれても・・・」
拓也 「頼む!」
拓也は頭を下げた。
美紗 「あっ、ええと・・・勇気とか?」
拓也 「勇樹が足らないってどういうことだよ?」
美紗 「そうじゃなくて気持ちのほうの・・・勇樹はね、わたしがいじめられてるところを必死で守ってくれた。身代わりになってくれたり、場所もかまわず飛び込んで来てくれる。たとえ池の中も女子トイレでも・・・拓也くんに殴られることをわかっていても・・・」
拓也 「俺に殴られてもお前(美紗)を守ろうとして・・・」
美紗 「ほんとに勇気があってやさしいんだよ・・・勇樹は・・・」
拓也 「勇気・・・やさしさかぁ・・・ありがとうな」
美紗 「いえいえ。」
拓也 「それと・・・
勇樹 「みさ〜」
美紗と拓也はすかさず近くの本を手に取り少し離れた。
勇樹 「いた!・・・拓也も一緒だったのか?」
拓也 「はぁ?何で俺が
勇樹 「そんな本が好きだったのか?」
『さんひきのこぶた』
拓也は顔を赤くした。
勇樹 「それに美紗も・・・」
『昆虫図鑑』
美紗 「えっと、あの、これは・・・
勇樹 「拓也がそんな本読むわけないし図書室に来るようなことは滅多にないはずだ。美紗だって虫嫌いなはずなのに急に昆虫図鑑なんて見るはずがないんだよ!!!」
勇樹 「何か隠してるんだろ!はっきり言えよ!」
勇樹は拓也を殴った。
拓也 「いて・・・」
拓也も殴り返し、殴り合いになってしまった。
美紗 「2人ともやめて!」
勇樹&拓也 「美紗は
黙ってろ!
お前は 」
美紗 「そんな・・・」
〜10分後〜
図書室は本が散乱し荒れ果てていた。2人は殴るだけでなく足で蹴ってもいる。
先生 「お前たち何やってるんだ。」
先生たちが止めに入りやっとおさまった。
2人の顔からは血まで出ていた。
先生 「佐藤もか?」
美紗 「あっ、まぁ、そうです。」
勇樹 「み、みさは・・・ちがうだろ・・・」
美紗 「いいのよ。2人が心配だし・・・」
先生に連れて行かれ生徒指導室へ・・・
長嶋先生の長い話は省略して・・・
渡辺先生の長い話も省略して・・・
2人にはちゃんと仲直りすることと、図書室の本をもとに戻しておくようにとのことわたしはその手伝い。それも今日中に・・・まずこの2人の仲をなんとかしなくちゃ・・・
でも・・・
2人とも黙ったきり・・・
どうしよう・・・
美紗 「はやくこの本片付けようよ。」
勇樹 「うん・・・」
拓也 「確かに何とかしなきゃな・・・」
勇樹 「でも・・・俺になにを隠してるんだよ・・・」
拓也 「俺はな、小さい頃から一緒だったお前に負けたくなかったんだよ。」
ちょっと休憩しますね。つづきまたあとで・・・
クッキー
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.115 )
- 日時: 2009/01/01 00:51
- 名前: クッキー ◆7.uwki1uEg (ID: ZlHu.kjO)
〜続き〜
勇樹 「そんなのわかってるよ。俺にテスト負けたくないんだろ?」
拓也 「まぁ、そういうことだ。」
勇樹 「殴ったりして・・・ごめんな」
拓也 「俺も悪かったな・・・」
よしよし、いいじゃないか。これで仲良く・・・
拓也 「勇樹、危ない!!!」
勇樹 「えっ?」
バサバサ!!!
勇樹の真上の本が崩れ落ちてきたのだ。
拓也までその下敷きになってしまった。
美紗 「早く助けなきゃ!」
本の山をかき分けた。
美紗 「2人とも大丈夫?」
勇樹 「俺は大丈夫だ・・・おい!拓也!」
拓也 「・・・」
勇樹 「俺を守ろうとして・・・拓也が・・・」
拓也 「バーカ!」
勇樹 「拓也?大丈夫なのか?」
拓也 「お前に心配なんてされてたまるか」
勇樹 「あっ!」
1冊の本の角が拓也を直撃!!
拓也 「いてっ!なんだこれ?」
『自分に素直になるための本』
勇樹 「お前にちょうどいい本じゃないか」
拓也 「また殴られたいのか!?」
勇樹 「殴ってみろよ!」
美紗 「やめようよ。せっかく仲良くなったんだから。」
拓也 「バーカ!殴るわけないだろ」
勇樹 「殴られたら、殴り返そうかと思ってた・・・」
拓也 「これだからバカは困るな・・・」
美紗 「それより本!本を直さなきゃ!」
勇樹 「はぁ・・・」
拓也 「お前のせいではじめより直す本の数が増えたじゃないかよ!」
勇樹 「ごめん・・・」
先生 「お前たち!さっきよりひどくなってるじゃないか!」
3人 「すみません・・・」
先生 「今日、私は9時まで仕事だからそれまでに直しなさい。」
3人 「はい・・・」
拓也 「片付けないと明日まで残されるかもな・・・」
勇樹 「ヤバイな・・・」
・
・
・
ガチャン!
美紗 「お、おばけ?」
勇樹 「そ、そんなこというなよ!」
拓也 「じゃあ、勇樹見て来いよ!」
勇樹 「そ、それだけは・・・拓也、見て来いよ!」
拓也 「じゃあ、一緒に」
拓也 「あぁぁぁ!!」
美紗 「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」
勇樹 「鍵をかけられた・・・」
拓也 「ドアなんかぶち壊してやるよ。」
ドン!
ドン!
ドン!
拓也 「無理だ・・・」
3人 「どうすればいいの〜!!!」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82