社会問題小説・評論板
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- わたしはウイルスじゃない
- 日時: 2008/10/17 21:19
- 名前: クッキー (ID: l7TEAs0Q)
前書いたのが消えたみたいなのでまた似たようなものを書きます。応援してください。
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.171 )
- 日時: 2009/02/08 15:50
- 名前: クッキー ◆7.uwki1uEg (ID: f7lRTJvX)
〜35話〜
勇樹 「う〜ん・・・」
拓也 「早く起きろよ!遅れるぞ!」
勇樹 「はい〜?」
拓也 「ったく・・・」
寝ぼけている勇樹をベランダに連れ出し水を掛けた。
勇樹 「な、なにするんだよ!」
拓也 「先に行ってるぞ!」
勇樹 「お、おい!待てよ!」
夏海 「おはよ。」
拓也 「ってか美紗とえりなは?」
夏海は勝ち誇った顔をした。
夏海 「ふっ、知らないよね〜」
由紀 「あたしもしらな〜い。」
果奈 「本当にやるのかな?」
夏海 「楽しみだわ。」
拓也がその場を去ろうとしたが夏海に止められ、まわりの男子に取り押さえられた。
拓也 「離せよ!翔!何するんだよ!」
翔 「いいからじっとしてろ!」
翔は今まで拓也と一緒に勇樹をいじめていた。
翔 「大地先輩が怖いこと知らないのか?」
拓也 「大地先輩は関係ねぇだろ?」
翔 「そんなことも知らないのかよ?夏海に逆らう奴はみんな先輩行き。」
拓也 「あの、俺まだ何もしてないでしょ?だから離せ。」
夏海 「美紗のところに行くの?」
拓也 「そうだけど、何?」
夏海 「そんなに行きたい?」
拓也 「悪いかよっ!」
夏海 「どうする?今ならまだ見逃してやってもいいけど。」
拓也 「はぁ?」
夏海 「だから、美紗に近づくなっていってるの。」
拓也はまわりを振り払って言った。
拓也 「それはこっちのせりふだから。」
夏海 「決定ね。」
翔 「拓也!謝れよ!本当にやばいぞ!」
拓也 「うるせぇな。で、美紗達はどこだ?」
夏海 「なんで教えなきゃなんないのよ?」
拓也 「もう勝手にやってもいいだろ?決定は決定だから。」
翔 「おい、おい・・・」
夏海 「屋上じゃない?」
拓也は教室から出て行った。
夏海 「バカね・・・」
屋上では・・・
えりな 「美紗!やめなよ!」
美紗は屋上から飛び降りようとしていた。
美紗 「いいでしょ!わたしなんてはじめから居なければ良かったの!」
拓也 「それはどうかな?」
えりな 「拓也!ちょっと美紗を止めて!」
拓也 「美紗を必要としてる奴はいっぱいいるじゃないか。」
えりな 「そうよ。だからそんなことしないで!」
美紗 「今までありがとうね。」
美紗は目を瞑り、飛び降りようとした。しかし、拓也も美紗を抱いて一緒に・・・
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.172 )
- 日時: 2009/02/12 18:39
- 名前: クッキー ◆7.uwki1uEg (ID: oL1jw7AM)
〜36話〜
だが、えりなには拓也が美紗を押したように見えた。
えりな 「なんで・・・」
えりなが急いで下に降りていくと・・・
えりな 「美紗!」
美紗 「っ・・・えりな」
えりな 「拓也?」
拓也 「全く砂だらけだよ。」
えりな 「よく、そんなに笑ってられるわよね・・・」
拓也に対する怒りが燃えてきた・・・
拓也 「何、怒ってんの?美紗は助かっただろ?俺の判断が正しかったんだな。」
えりな 「美紗を押したでしょ!なんでそんな・・・あっ・・・」
拓也 「俺が居なかったら美紗は助からなかっただろ?」
えりな 「びっくりした・・・拓也が美紗を突き落としたのかと思った・・・」
美紗 「えっ・・・?」
拓也 「あと20cmぐらいこっちだったら頭打ってたんだから。感謝しろよ。」
美紗 「・・・?」
拓也 「だから、砂場に落ちるように右に押したの。分かった?」
拓也は美紗を守るために押したのだった。
落ちたところは走り幅跳びをやるためにやわらかくされた砂場だった。
えりな 「拓也のとっさの判断のおかげであんたは生きているの!だから、もうこんなことはしないでね・・・」
えりなの目から涙がこぼれた。
美紗 「・・・拓也、ごめんね。そしてありがとう。」
拓也 「何で飛び降りようなんて考えたんだよ?」
えりな 「夏海のせいよ!」
夏海 「そう。あたしが言ったの。昨日、勇樹と2人で帰っちゃってからね。」
拓也 「美紗達は帰ったっていうのは嘘だったのか・・・」
夏海 「騙されるのが悪いのよ。じゃあ、3人まとめてやっちゃって。」
翔 「拓也・・・許してくれ・・・」
3人に向かってスコップで砂を掛け始めた。
拓也 「やめろよ・・・」
美紗とえりなをかばいながら拓也は必死に抵抗した。
「代わろうか?」
翔 「ありがとう・・・って勇樹!」
翔からスコップを奪い取ると砂を掛けていた奴みんなに掛け返してやった。
夏海 「いい気になってんじゃないわよ!」
勇樹 「お前もな!」
そして拓也達を助け出した。
拓也 「悪いな・・・」
勇樹 「お互い様だ。」
夏海 「いい?覚えてなさいよ!」
勇樹 「ふん!上等だぜ!」
夏海 「バカね・・・」
〜翌日〜
美紗 「何これ・・・」
黒板には・・・
『拓也サイテー!勇樹をいじめてきたくせに、今になって仲良くしようなんて思うなよ!』
拓也 「・・・」
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.173 )
- 日時: 2009/02/13 16:22
- 名前: 三月 ◆HuXqniXHe2 (ID: WIggsYMd)
えぇ!?
で、でも・・・もう友達に・・・・・
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.174 )
- 日時: 2009/02/13 18:17
- 名前: クッキー ◆7.uwki1uEg (ID: I4tk7xLE)
〜37話〜
勇樹はそれをきれいに消した。
勇樹 「気にするな。」
拓也 「・・・」
夏海 「いくら気にするななんて言われても気になっちゃうわよね。」
勇樹 「やめろよ。」
拓也 「いいよ。本当のことだし。」
いつもより声のトーンが低かった。
夏海 「まっ、あたしには関係ないけど〜」
美紗 「夏海のほうがサイテーじゃん。」
夏海 「こんな奴ら相手にしてられないし。」
授業中も美紗は拓也のことが気になっていた。
窓の外ばかりみている拓也に先生が注意した。
先生 「何しるんだ?話をしっかり聞きなさい。」
拓也 「すみません・・・」
勇樹 「拓也、元気ないよな・・・」
勇樹も拓也のことを気に掛けていた。
美紗 「そうだね・・・」
休み時間に勇樹や美紗が話しかけても黙り込んでいた。
昼休みにも図書室に1人で居た。
美紗 「拓也・・・」
拓也 「何だよ・・・」
美紗 「勇樹、心配してたよ。」
拓也 「でも、俺が悪いんだし・・・」
た、拓也が泣いてる!?
勇樹 「何、泣いてるの?拓ちゃん♪」
拓也 「泣いてねぇよ・・・」
勇樹 「お前、本当にバカだな・・・休み時間なんて無視ばっかりで、そっちのほうが嫌なんだけど・・・」
拓也 「俺のことはもう放っておいてくれ。」
図書室を出ようとした拓也の腕をつかんだ。
勇樹 「俺は、今までのことは気にしてないから。拓也は俺の本当の友達だから。」
拓也 「勇樹・・・」
勇樹 「ず〜っと友達で居てくれるよな?」
拓也 「ありがとう・・・」
勇樹 「ふっ!お前も泣くんだな!」
拓也 「泣いてねぇよ!」
夏海 「作戦失敗ね・・・」
由紀 「逆効果だったね。」
果奈 「じゃあ、次をやりますかっ♪」
勇樹 「何だよ!」
夏海 「あたしに逆らうとどうなるか分かってるよね?」
勇樹 「だいたいお前は何にもしてねぇじゃん!先輩使うなんて卑怯だろ!」
夏海 「せいぜいがんばってね。」
拓也 「ああいうのうざい・・・」
夏海 「すぐに泣く『泣き虫』に何が出来るって言うの?大地に勝てる奴なんかいないんだから!」
拓也 「バカにするなよ!先輩でもなんでもかかって来い!」
夏海 「大地に言っとくわ。」
拓也 「勝手にしろ!」
夏海 「本当にバカね・・・」
そして、ついに拓也は大地から放課後、裏庭に来いという呼び出しを受けた・・・
- Re: わたしはウイルスじゃない ( No.175 )
- 日時: 2009/02/13 18:18
- 名前: 歌美 ◆07UqvdeP$i (ID: 6OlyY266)
- プロフ: 元ファーナ 小5 体育視ね
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